JPH0191901A - 圧延用複合ロールの製造方法 - Google Patents
圧延用複合ロールの製造方法Info
- Publication number
- JPH0191901A JPH0191901A JP25097687A JP25097687A JPH0191901A JP H0191901 A JPH0191901 A JP H0191901A JP 25097687 A JP25097687 A JP 25097687A JP 25097687 A JP25097687 A JP 25097687A JP H0191901 A JPH0191901 A JP H0191901A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- mold
- molten metal
- outer layer
- shaft material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims description 13
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 title claims description 8
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 5
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims abstract description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 29
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 10
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 abstract description 25
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 25
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 20
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 abstract description 20
- 239000010439 graphite Substances 0.000 abstract description 20
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract description 6
- 238000005266 casting Methods 0.000 abstract description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 abstract description 2
- 230000008023 solidification Effects 0.000 abstract description 2
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 abstract 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- UFGZSIPAQKLCGR-UHFFFAOYSA-N chromium carbide Chemical compound [Cr]#C[Cr]C#[Cr] UFGZSIPAQKLCGR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910003470 tongbaite Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000011651 chromium Substances 0.000 description 6
- 238000005204 segregation Methods 0.000 description 6
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000009750 centrifugal casting Methods 0.000 description 4
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000002425 crystallisation Methods 0.000 description 3
- 230000008025 crystallization Effects 0.000 description 3
- 229910001208 Crucible steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 2
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Substances [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 229910001141 Ductile iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 229910052748 manganese Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002087 whitening effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は熱間または冷間圧延用の複合ロールを製造する
方法に関するものであり、特に鋼糸の軸材の外周に高ク
ロム系の外層を溶着させてなる圧延用複合ロールを製造
する方法に関するものである。
方法に関するものであり、特に鋼糸の軸材の外周に高ク
ロム系の外層を溶着させてなる圧延用複合ロールを製造
する方法に関するものである。
従来耐摩耗性が要求される圧延用ロールには。
外層を耐摩耗性の大なる材質にて形成する一方。
内層若しくは軸材を靭性の高い材質にて形成したいわゆ
る複合ロールが広く使用されている。このような複合ロ
ールを製造する手段としては゛、遠心鋳造法が最も有効
な手段であり、前記内外層を冶金的に一体に溶着できる
利点がある。
る複合ロールが広く使用されている。このような複合ロ
ールを製造する手段としては゛、遠心鋳造法が最も有効
な手段であり、前記内外層を冶金的に一体に溶着できる
利点がある。
一方外層として高クロム系の材質を使用すると。
クロム炭化物を形成して耐摩耗性を向上する作用がある
が、クロムの含有量が増大すると、熱伝導率が低下する
ため、圧延作業中に被圧延材と接触する外層の表面温度
が上昇し、耐肌荒性、耐クラ7り性、更には耐摩耗性等
のロール特性を大幅に低下させるという欠点がある。
が、クロムの含有量が増大すると、熱伝導率が低下する
ため、圧延作業中に被圧延材と接触する外層の表面温度
が上昇し、耐肌荒性、耐クラ7り性、更には耐摩耗性等
のロール特性を大幅に低下させるという欠点がある。
上記の欠点を改良するために、クロム鋳鉄の組織中に黒
鉛を晶出させて、熱伝導率を向上させようとする提案が
されている(例えば特公昭61−16336号、同61
−16415号公報参照)、これらの圧延用ロールは、
外層をクロム炭化物と黒鉛とが共存する組織とすると共
に、内層若しくは軸材を高級鋳鉄、ダクタイル鋳鉄若し
くは黒鉛鋳鋼によって形成し、遠心鋳造法によって製造
するものである。
鉛を晶出させて、熱伝導率を向上させようとする提案が
されている(例えば特公昭61−16336号、同61
−16415号公報参照)、これらの圧延用ロールは、
外層をクロム炭化物と黒鉛とが共存する組織とすると共
に、内層若しくは軸材を高級鋳鉄、ダクタイル鋳鉄若し
くは黒鉛鋳鋼によって形成し、遠心鋳造法によって製造
するものである。
また最近の圧延用ロールの使用条件は次第に苛酷となっ
てきており、ロールのネック部は勿論のこと内層を初め
として内層と外層との境界部に大なる外力が作用するよ
うになってきている。従うで従来型のロールでは3時代
の要請に応えられないのが現状である。上記欠点を改良
するために。
てきており、ロールのネック部は勿論のこと内層を初め
として内層と外層との境界部に大なる外力が作用するよ
うになってきている。従うで従来型のロールでは3時代
の要請に応えられないのが現状である。上記欠点を改良
するために。
軸材若しくは内層を形成する材料として鋼を使用する試
みがなされているが未だ充分な特性を有するものが現れ
ていない。
みがなされているが未だ充分な特性を有するものが現れ
ていない。
まず外層中にクロム炭化物と黒鉛とが共存する均一な組
織を遠心鋳造手段によって得ることは困難を伴う。すな
わち遠心鋳造作業中に溶湯に付与される振動によって偏
析が発生するという問題点がある。このような偏析が発
生した場合には、ロール表面のm織異常となって現れ、
ロール表面の局部的な肌荒れ、クラック若しくは異常摩
耗を惹起することとなる。
織を遠心鋳造手段によって得ることは困難を伴う。すな
わち遠心鋳造作業中に溶湯に付与される振動によって偏
析が発生するという問題点がある。このような偏析が発
生した場合には、ロール表面のm織異常となって現れ、
ロール表面の局部的な肌荒れ、クラック若しくは異常摩
耗を惹起することとなる。
一方内層若しくは軸材として単に鋼糸のものを使用する
のみでは、健全な複合ロールを得ることはできない、す
なわち耐摩耗鋳鉄によって外層を形成した後、その内側
に内層若しくは軸材を形成すべき鋼の溶湯を注入すると
、−旦凝固した外層の内側が再溶融し、この部分が再凝
固するときにはその内側の鋼の部分より遅れて凝固する
こととなり、引は巣その他の鋳造欠陥が発生する。外層
と内層との境界部に上記のような欠陥が存在すると、そ
の後の熱処理工程、若しくは圧延作業中に欠陥部分を起
点としてクラックが進展し、遂にはロールが破壊すると
いう問題点がある。
のみでは、健全な複合ロールを得ることはできない、す
なわち耐摩耗鋳鉄によって外層を形成した後、その内側
に内層若しくは軸材を形成すべき鋼の溶湯を注入すると
、−旦凝固した外層の内側が再溶融し、この部分が再凝
固するときにはその内側の鋼の部分より遅れて凝固する
こととなり、引は巣その他の鋳造欠陥が発生する。外層
と内層との境界部に上記のような欠陥が存在すると、そ
の後の熱処理工程、若しくは圧延作業中に欠陥部分を起
点としてクラックが進展し、遂にはロールが破壊すると
いう問題点がある。
本発明は上記従来技術に存在する問題点を解決し、ネッ
ク部や内層部を鋼すなわち強靭な鋳鋼若しくは鍛鋼によ
って形成し、外層をクロム炭化物と黒鉛とが均一に共存
するMl織を有する耐摩耗性のある鋳鉄によって形成し
た複合ロールを、内外層の境界部に欠陥を発生させるこ
となく製造する方法を提供することを目的とする。
ク部や内層部を鋼すなわち強靭な鋳鋼若しくは鍛鋼によ
って形成し、外層をクロム炭化物と黒鉛とが均一に共存
するMl織を有する耐摩耗性のある鋳鉄によって形成し
た複合ロールを、内外層の境界部に欠陥を発生させるこ
となく製造する方法を提供することを目的とする。
上記従来技術の問題点を解決するために2本発明におい
ては、外側に誘導加熱コイルを配設した耐火枠と、この
耐火枠の下方に同軸的に設けた冷却型とからなる組合わ
せモールドの内側に形成した空間に、鋼からなる軸材を
同軸的に遊嵌させ。
ては、外側に誘導加熱コイルを配設した耐火枠と、この
耐火枠の下方に同軸的に設けた冷却型とからなる組合わ
せモールドの内側に形成した空間に、鋼からなる軸材を
同軸的に遊嵌させ。
この軸材と前記組合わせモールドとの間に形成した空間
に、 C2,4〜3.4. S i 2.0〜4
.0. Mn083〜1.5. P O,1以下、
30.08以下、Ni3.6〜10.0. Cr
5.0〜10.O,M o 0.3〜2.5各重量%含
有し、残部実質的にFeからなる外層を形成する合金溶
湯を注入し、この合金溶湯を加熱攪拌しながら保持し、
前記軸材を前記組合わせモールドと同軸的に下方に移動
させ、前記合金溶湯を前記冷却型に接触させて合金溶湯
を凝固させると共に前記軸材と溶着させ、軸材の周囲に
連続的に外層を形成する。という技術的手段を採用した
のである。
に、 C2,4〜3.4. S i 2.0〜4
.0. Mn083〜1.5. P O,1以下、
30.08以下、Ni3.6〜10.0. Cr
5.0〜10.O,M o 0.3〜2.5各重量%含
有し、残部実質的にFeからなる外層を形成する合金溶
湯を注入し、この合金溶湯を加熱攪拌しながら保持し、
前記軸材を前記組合わせモールドと同軸的に下方に移動
させ、前記合金溶湯を前記冷却型に接触させて合金溶湯
を凝固させると共に前記軸材と溶着させ、軸材の周囲に
連続的に外層を形成する。という技術的手段を採用した
のである。
次に本発明における外層を形成する成分の限定理由につ
いて記述する。
いて記述する。
C:2.4〜3.4%
CはCrと結合して硬質のクロム炭化物を形成すると共
に、Si、Ni等の黒鉛化元素によって微細な黒鉛を晶
出するものである。2.4%未満では黒鉛の晶出がなく
、一方3.4%を越えると晶出黒鉛量が過剰となり、耐
摩耗性を劣化させるため好ましくない。
に、Si、Ni等の黒鉛化元素によって微細な黒鉛を晶
出するものである。2.4%未満では黒鉛の晶出がなく
、一方3.4%を越えると晶出黒鉛量が過剰となり、耐
摩耗性を劣化させるため好ましくない。
Si:2.0〜4.0%
前記黒鉛を晶出させるために必須の元素であり。
2.0%未満ではこの作用がなく、4.0%を越えると
晶出黒鉛量が多過ぎるため、前記のCと同様に耐摩耗性
を劣化させるため不都合である。
晶出黒鉛量が多過ぎるため、前記のCと同様に耐摩耗性
を劣化させるため不都合である。
Mn : 0.3〜1.5%
Mnは溶湯の脱酸のために必要な元素であり。
前記Siと共に含有させる。0.3%未満では脱酸作用
が不足し、1.5%を越えると脆化させるため好ましく
ない。
が不足し、1.5%を越えると脆化させるため好ましく
ない。
P:0.1%以下
0.1%を越えると脆化を招くため不都合である。
S:0.08%以下
前記Pと同様の不純物であり、 0.08%を越えると
脆化させるため好ましくない。
脆化させるため好ましくない。
Ni:3.6〜10.0%
基地組織の改良と黒鉛晶出のための必須元素である。3
.6%未満では黒鉛晶出作用を期待することができず、
一方10.0%を越えると晶出黒鉛量が過多となり、耐
摩耗性を劣化させる。また残留オーステナイトを増加さ
せることとなり、この残留オーステナイトは安定である
ため、熱処理によっても消失せず、耐肌荒性を低下させ
るので好ましくない。
.6%未満では黒鉛晶出作用を期待することができず、
一方10.0%を越えると晶出黒鉛量が過多となり、耐
摩耗性を劣化させる。また残留オーステナイトを増加さ
せることとなり、この残留オーステナイトは安定である
ため、熱処理によっても消失せず、耐肌荒性を低下させ
るので好ましくない。
Cr : 5.0=10.0%
耐摩耗性の向上に寄与する炭化物を晶出させるために5
.0%以上含有させる必要があるが、 10.0%を越
えると黒鉛の晶出を阻害するので好ましくない。
.0%以上含有させる必要があるが、 10.0%を越
えると黒鉛の晶出を阻害するので好ましくない。
M O: 10.3〜2.5%
MOは焼戻し抵抗を高めると共に、炭化物中に入り炭化
物の硬度を高める作用があるが、0.3%未満では上記
作用を期待することができず、一方2.5%を越えると
黒鉛が晶出しなくなるため不都合である。
物の硬度を高める作用があるが、0.3%未満では上記
作用を期待することができず、一方2.5%を越えると
黒鉛が晶出しなくなるため不都合である。
なお上記成分の他に、材料特性を改善するためにV、N
b、W等の元素を適宜含有させることもできるが、これ
らの元素は何れも強力な白銑化元素であるので、総量を
1.0%以下とするのが好ましい。
b、W等の元素を適宜含有させることもできるが、これ
らの元素は何れも強力な白銑化元素であるので、総量を
1.0%以下とするのが好ましい。
上記の構成により、軸材の外周にクロム炭化物と黒鉛と
を共存できる外層を一体に溶着させると共に、溶湯は指
向性凝固をするために、鋳造欠陥を伴うことなく前記耐
火物と黒鉛を均一に分散させるという作用を期待できる
のである。
を共存できる外層を一体に溶着させると共に、溶湯は指
向性凝固をするために、鋳造欠陥を伴うことなく前記耐
火物と黒鉛を均一に分散させるという作用を期待できる
のである。
図は本発明の実施例において使用する装置の例を示す要
部縦断面図である。同図においてlは耐火枠であり、耐
熱材料により横断面円形に、かつ上下部に各々テーパ状
のおよび平行な周壁を設けた漏斗状に形成する。耐火枠
lの外方には耐火枠lを外包するように環状に形成した
誘導加熱用コイル2を配設すると共に、耐火枠1の下端
部には。
部縦断面図である。同図においてlは耐火枠であり、耐
熱材料により横断面円形に、かつ上下部に各々テーパ状
のおよび平行な周壁を設けた漏斗状に形成する。耐火枠
lの外方には耐火枠lを外包するように環状に形成した
誘導加熱用コイル2を配設すると共に、耐火枠1の下端
部には。
耐火枠1の下端部と同一の内径を有する環状に形成した
緩衝型3を耐火枠1と同軸的に設ける。次に緩衝型3の
下部には緩衝型3と路間−の内径を有する水冷鋳型4を
同軸的に配設する。上記の各部材を同軸的に組立てて定
位置に固定し、&II合わせモールド9を構成する。
緩衝型3を耐火枠1と同軸的に設ける。次に緩衝型3の
下部には緩衝型3と路間−の内径を有する水冷鋳型4を
同軸的に配設する。上記の各部材を同軸的に組立てて定
位置に固定し、&II合わせモールド9を構成する。
上記の構成により、ロールの軸部を形成すべき軸材5と
して200IllIφのSCM材を組合わせモールド9
(内径320mm)内に垂直に装入し、軸材5の下端部
から若干離れた位置に1組合わせモールド9の内径と路
間−の外径を有する閉止部材(図示せず)を固着すると
共に、軸材5の下端部を軸材昇降機構(図示せず)に装
着する。次に耐火枠1と軸材5とによって形成される空
間内に、ロールの外層を形成すべき溶湯7を注入する。
して200IllIφのSCM材を組合わせモールド9
(内径320mm)内に垂直に装入し、軸材5の下端部
から若干離れた位置に1組合わせモールド9の内径と路
間−の外径を有する閉止部材(図示せず)を固着すると
共に、軸材5の下端部を軸材昇降機構(図示せず)に装
着する。次に耐火枠1と軸材5とによって形成される空
間内に、ロールの外層を形成すべき溶湯7を注入する。
この場合耐火枠1の上方に加熱手段を設けて、軸材5を
予熱してもよい、、溶湯7の成分を例えばC2,96゜
S i3.03. Mn0.7B、 Po、04.
So、01. N i6.10゜Cr 8.50
. M o O,85各重量%、残部Feとし、注入温
度を1450℃とする。溶湯7の表面は断熱および酸化
防止のため溶融フラツクス6によって被覆すると共に、
誘導加熱用コイル2 (出力450kW)により加熱攪
拌し、溶湯7が凝固しないようにする。図中の矢印Aは
溶湯7の流動方向を示す。
予熱してもよい、、溶湯7の成分を例えばC2,96゜
S i3.03. Mn0.7B、 Po、04.
So、01. N i6.10゜Cr 8.50
. M o O,85各重量%、残部Feとし、注入温
度を1450℃とする。溶湯7の表面は断熱および酸化
防止のため溶融フラツクス6によって被覆すると共に、
誘導加熱用コイル2 (出力450kW)により加熱攪
拌し、溶湯7が凝固しないようにする。図中の矢印Aは
溶湯7の流動方向を示す。
次に前記閉止部材と共に軸材5を逐次30+n+/分の
速度で降下させると、溶湯7も連動して降下し。
速度で降下させると、溶湯7も連動して降下し。
緩衝型3および水冷鋳型4に至り、漸次凝固が始まる。
一方軸材5の表面は溶湯7の熱により一部溶解し、溶湯
7と混合した境界層を形成するが。
7と混合した境界層を形成するが。
上記溶湯7の凝固と共に漸次凝固し、軸材5と外層8と
が完全に溶着する。なお軸材5の下降に伴って溶湯7の
表面も順次下降するから、溶湯7を適宜補給して表面を
一定の水準に保持する一方。
が完全に溶着する。なお軸材5の下降に伴って溶湯7の
表面も順次下降するから、溶湯7を適宜補給して表面を
一定の水準に保持する一方。
溶湯7と外層8との固液界面78を水冷鋳型4の範囲に
保持するように制御する。上記のようにして外径320
mm、胴長10100Oの複合ロールを得た。
保持するように制御する。上記のようにして外径320
mm、胴長10100Oの複合ロールを得た。
次に上記複合ロールの表面を片肉10mm切削して外径
30(1mmとし、研削仕上(<53)した後。
30(1mmとし、研削仕上(<53)した後。
ロール表面を腐食液により腐食後マクロ観察を行ったが
、偏析は全く認められなかった。更にロール外径を28
0ts+および260+*@に切削後、上記同様のマク
ロ観察を行ったが、上記同様に偏析は認められなかった
。なお上記マクロ観察と併行してミクロ組織を調査した
。この結果、黒鉛はロールの表面から軸材5との境界部
に至るまで晶出しており、大きさも均一であると共に、
共存するクロム炭化物との間の偏析は認められなかった
。
、偏析は全く認められなかった。更にロール外径を28
0ts+および260+*@に切削後、上記同様のマク
ロ観察を行ったが、上記同様に偏析は認められなかった
。なお上記マクロ観察と併行してミクロ組織を調査した
。この結果、黒鉛はロールの表面から軸材5との境界部
に至るまで晶出しており、大きさも均一であると共に、
共存するクロム炭化物との間の偏析は認められなかった
。
〔発明の効果〕
本発明は以上記述のような構成および作用であるから、
外層の表面から軸材との境界部に至るまで、晶出した黒
鉛およびクロム炭化物を偏析することなく均一に分散さ
せた複合ロールを製造することができる。また外層と軸
材との溶着部は完全であり、鋳造欠陥の全くない複合ロ
ールを得ることができるという効果がある。
外層の表面から軸材との境界部に至るまで、晶出した黒
鉛およびクロム炭化物を偏析することなく均一に分散さ
せた複合ロールを製造することができる。また外層と軸
材との溶着部は完全であり、鋳造欠陥の全くない複合ロ
ールを得ることができるという効果がある。
図は本発明の実施例において使用する装置の例を示す要
部縦断面図である。 5:軸材、7:溶湯、8:外層。
部縦断面図である。 5:軸材、7:溶湯、8:外層。
Claims (1)
- 外側に誘導加熱コイルを配設した耐火枠と、この耐火枠
の下方に同軸的に設けた冷却型とからなる組合わせモー
ルドの内側に形成した空間に、鋼からなる軸材を同軸的
に遊嵌させ、この軸材と前記組合わせモールドとの間に
形成した空間に、C2.4〜3.4、Si2.0〜4.
0、Mn0.3〜1.5、P0.1以下、S0.08以
下、Ni3.6〜10.0、Cr5.0〜10.0、M
o0.3〜2.5各重量%含有し、残部実質的にFeか
らなる外層を形成する合金溶湯を注入し、この合金溶湯
を加熱攪拌しながら保持し、前記軸材を前記組合わせモ
ールドと同軸的に下方に移動させ、前記合金溶湯を前記
冷却型に接触させて合金溶湯を凝固させると共に前記軸
材と溶着させ、軸材の周囲に連続的に外層を形成するこ
とを特徴とする圧延用複合ロールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25097687A JPH0191901A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 圧延用複合ロールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25097687A JPH0191901A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 圧延用複合ロールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0191901A true JPH0191901A (ja) | 1989-04-11 |
Family
ID=17215824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25097687A Pending JPH0191901A (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 圧延用複合ロールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0191901A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5419973A (en) * | 1990-06-13 | 1995-05-30 | Nippon Steel Corporation | Composite roll for rolling and process for producing the same |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP25097687A patent/JPH0191901A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5419973A (en) * | 1990-06-13 | 1995-05-30 | Nippon Steel Corporation | Composite roll for rolling and process for producing the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0309587A1 (en) | Abrasion-resistant composite roll and process for its production | |
JP6474038B2 (ja) | 連続鋳掛け肉盛鋳造製圧延用複合ロール | |
JP2017185548A (ja) | 遠心鋳造製熱間圧延用複合ロール | |
WO1995007780A1 (fr) | Procede pour fabriquer un produit coule mince par coulee continue | |
KR950006649B1 (ko) | 압연용 복합로울 및 그것의 제조방법 | |
JPH01254357A (ja) | 急冷薄帯製造用の冷却ロール | |
JP3975600B2 (ja) | 遠心鋳造製圧延ロール用外層材、圧延ロールおよびその製造方法 | |
JPH0191901A (ja) | 圧延用複合ロールの製造方法 | |
JP5400789B2 (ja) | 連続鋳造用ロール | |
JPH0860289A (ja) | 遠心鋳造複合ロール | |
JP2009214122A (ja) | 熱間圧延用複合ロール及びその製造方法 | |
JP4796994B2 (ja) | 耐アルミニウム溶湯溶損性鋳鉄の製造方法及び耐アルミニウム溶湯溶損性鋳鉄 | |
JPS6115938B2 (ja) | ||
JP2987244B2 (ja) | 複合ロールの製造方法 | |
JPS6157083B2 (ja) | ||
JP2672598B2 (ja) | 耐摩耗性および耐肌荒性に優れた黒鉛晶出高クロム鋳鉄ロール材および圧延用複合ロール | |
JP3030077B2 (ja) | 耐クラック性に優れた耐摩耗複合ロール及びその製造方法 | |
JP3679221B2 (ja) | 耐摩耗性に優れた製鉄圧延設備用複合ロール及びその製造方法 | |
JPH01241307A (ja) | 高クロム鋳鉄複合ロール | |
JPH01240634A (ja) | 耐摩耗複合ロール及びその製造方法 | |
JPS6124105B2 (ja) | ||
JPH0534413B2 (ja) | ||
JP2636020B2 (ja) | 耐摩耗性および耐肌荒性に優れた黒鉛晶出高クロム鋳鉄ロール材および圧延用複合ロール | |
JP2006142331A (ja) | ロールの製造方法 | |
JP2653612B2 (ja) | 圧延用複合ロール |