JPH0191711A - 普通型コンバインの搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は普通型コンバインの刈取装置から扱胴前端まで
殻稈を搬送するための構成に関するものである。

（ロ）従来技術 従来から普通型コンバインの刈取搬送装置は公知となっ
ており、例えば、実公昭４７−１７４８１号や実開昭６
１−１７０２４４号公報や同一出願人による特願昭６１
−２７４８５２号等が存在するのである。

これら普通型コンバインは第５図に示すように、刈刃に
て刈り取られた殻稈はプラットフォームオーガ１０によ
り一側へ横送りされ、その後部に連通されたフィーダハ
ウス２０内に設けられたフィーダチェーン２１により後
方上に搬送され、スクリュー型の扱胴２に受継がれ脱穀
されていたのである。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構成であると、脱穀室の地上高が高
くなる程フィーダハウスの揚上傾斜角θが急勾配となり
、フィーダチェーン前端部における被搬送物の供給角度
が上向きとなって、スクリュー型の扱胴への掻き込みが
不十分となってフィーダチェーンでの持ち返りや搬送ム
ラを生じるのである。

また、これを阻止すべくフィーダハウスの傾斜角を小さ
くすれば、刈取郡全体が前方へ移動し、機体重心が前方
へ移動してアンバランスとなると共に全長も長くなって
しまうのである。そして、オーバーハングするリールの
取付支持強度も必要以上に確保しなければならないので
ある。

また、フィーダチェーンの張りを調節するには前方のフ
ィーダハウスドラムを前後に移動する構成であるため、
フィーダハウスドラムとプラントフオームオーガとの間
の受継ぎ部に成る程度間隔゛を設ける必要があり、その
間隔が大きすぎるとデッドスペースの拡大となり、湿材
や低速での少供給作業では滞留が生じて搬送ムラの原因
となっていたのである。

（ニ）問題を解決するための手段 本発明はこのような不具合を解消するために次の如く構
成したものである。

Ｖ皿型コンバインの前方に突出したプラントフオーム４
とフィーダハウス３の位置関係において、プラントフオ
ームオーガ１ｏ上方にフィーダハウス３を延出してフィ
ーダチェーン１４前端を支持するフィーダハウスドラム
１５を配置したものである。

（ホ）実施例 本発明の目的は以上の如くであり、添付の図面に示した
実施例の構成に基づいて、本発明の詳細な説明すると。

第１図は本発明のフィーダハウス側面断面図。

第２図はプラントフオーム平面図。第３図はコンベアベ
ルト斜視図。第４図は普通型コンバイン全体側面図。第
５図は同じく平面図である。

第４図、第５図にて全体構成から説明すると、クローラ
−式走行装置１上に選別装置Ｃ１脱穀装ｆｆＤ、運転席
Ｅ、グレンクンクＧ等が載置され、該脱穀装置りは扱胴
２を進行方向に配置して外周にスクリュー扱歯をラセン
状に取り付けたスクリューロータ型の扱胴としている。

該扱胴２前方に本発明のフィーダハウス３及びプラット
フォーム４が設けられている。８亥プラツトフオ一ム４
前端両側にはデバイダ−５・５が配設され、その上方に
掻き込みリール６が回転可能に設けられ昇降可能として
いる。また、プラットフオーム４自体も油圧シリンダー
７にて昇降可能としている。

また、プラットフオーム４下部に刈刃９が設けられ、そ
の後部にプラットフォームオーガ１０が横設され、該プ
ラントフオームオーガ１０には螺旋状にオーガ羽根１０
ａが突出され、フィーダハウス３下方には掻き上げピン
１０ｂが突出され、刈られた殻稈をオーガ羽根１０．ａ
にてフィーダハウス３側に横送りして、掻き上げピン１
０ｂにて上方に搬送している。そして、第２図に示すよ
うに、プラットフォーム４のフィーダハウス３側端の内
側面部にコンベアベルト１１が設けられている。

該コンベアベルト１１は第３図に示すように周囲に一定
間隔をおいて、上下方向に幅のある（ベルト幅）突起１
１ａ・ｌｌａ・・・が突出され、回転させることにより
、フィーダハウス３側へ送られてきた殻稈を端部で滞留
しないように強制的に後部へ送って、フィーダハウス３
内へ入るように構成し、殻稈の流れを円滑にしている。

該コンベアベルト１１の駆動はプラントフオームオーガ
１０の回転軸よりベベルギアを介して駆動軸１２に動力
を伝えている。

本発明のプラントフオーム４とフィーダハウス３の受継
ぎ部の構成は第１図に示すように、フィーダハウス３の
前端と後端にフィーダハウスドラム１５・１６が横設さ
れ、該フィーダハウスドラム１５・１６にフィーダチェ
ーン１４巻回され、前方のフィーダハウスドラム１５は
該フィーダチェーン１４の張りを調節するために前後に
位置調整可能としている。そして、フィーダチェーン１
４の周囲には一定間隔をおいて突起１４ａ・１４ａ・・
・が突出され、殻稈を容易に搬送できるようにしている
。

また、フィーダハウス３前端には下方に向けて開口部３
ａが開口され、該開口部３ａは側面視プラットフォーム
オーガ１０上方に位置させている。

そして、フィーダチェーン１４の非作用側（フィーダハ
ウスドラム１５前側）に持まわり稈用の搬送通路Ａを構
成し、稈がプラットフォームオーガｌＯの前方に落下す
るように配設しているのである。よって、フィーダハウ
ス３の前端がフィーダハウスドラム１６を中心に持ち上
げられた構成となり、フィーダハウス３の傾斜が従来よ
り小さく構成されたのである。（θ〉θ１） （へ）発明の作用 以上のような構成に基づく作用は、掻き込みリール６に
て掻き込まれた殻稈は刈刃９にて刈り取られ、プラット
フォームオーガ１０にて一側のフィーダハウス３側に送
られ、その端部ではコンベアベルト１１にて公報に送ら
れて、プラットフォームオーガ１０の掻き上げピン１０
ｂにて上方に掻き上げられ、フィーダハウス３の開口部
３ａに持ち上げられるのである。該開口部３ａ上のフィ
ーダハウスドラム１５はフィーダチェーン１４を張るた
めに前後に摺動されるが、プラントフオームオーガ１０
の外周の上を前後に摺動するので、受継ぎ部の位置関係
は一定であり搬送に対して支障がないのである。

そして、フィーダハウス３内のフィーダチェーン１４に
て上後方に搬送され、脱穀装置りの扱胴２前端に搬送さ
れ脱粒されるのである。このフィーダハウス３最上部で
扱胴２側に受は継ぎができずに持まわりとなった殻稈は
、フィーダチェーン１４上部側より搬送通路Ａよりプラ
ットフォームオーガ１０前方に落下して還元されるので
ある。

脱穀後の粒等は選別装置Ｃにて選別され、精粒はコンベ
アを経てグレンタンクＧに貯留され排稈等は機体後端よ
り機外に排出されるのである。

（ト）発明の効果 以上のような構成により本発明は次のような効果が得ら
れるのである。

第１に、フィーダチェーンの前端がプラントフオームオ
ーガの上方にあり、プラントフオームオーガにより上方
に掻き上げた殻稈をフィーダチェーンの直線部で受は継
ぎ搬送するため、フィーダハウスの傾斜が小さくなり、
扱胴への受継ぎも円滑となると共に、全長を短くするこ
とができ、小型化が容易にできるようになったのである
。

第２に、プラットフォームオーガにより殻稈を上方に掻
き上げてフィーダチェーンにて搬送するため、その受継
ぎ部にできるデッドスペースを最小にすることができた
のである。

第３に、フィーダチェーンの張りをフィーダハウス前端
に設けたフィーダハウスドラムの前後摺動により調節す
るため、デッドスペースは一定となり、円滑な受は継ぎ
ができるようになったのである。

第４に、フィーダチェーンの非作用側で持ち回った殻稈
は、プラットフォームオーガの前方の下方回転側に落下
して還元されるため、プラットフォームオーガによる前
方への跳ねだしゃ巻き付き等がなくなったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフィーダハウス側面断面図。 第２図はプラットフォーム平面図。第３図はコンベアベ
ルト斜視図。第４図は普通型コンバイン全体側面図。第
５図は同じく平面図。第６図は従来の刈取部を示す側面
図である。 ３・・・フィーダハウス ４・・・プラットフォーム １０・・・プラットフォームオーガ １４・・・フィーダチェーン １５・・・フィーダハウスドラム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 普通型コンバインの前方に突出したプラットフォーム４
   とフィーダハウス３の位置関係において、プラットフォ
   ームオーガ１０上方にフィーダハウス３を延出してフィ
   ーダチェーン１４前端を支持するフィーダハウスドラム
   １５を配置したことを特徴とする普通型コンバインの搬
   送装置。