JPH018986Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH018986Y2
JPH018986Y2 JP1982064394U JP6439482U JPH018986Y2 JP H018986 Y2 JPH018986 Y2 JP H018986Y2 JP 1982064394 U JP1982064394 U JP 1982064394U JP 6439482 U JP6439482 U JP 6439482U JP H018986 Y2 JPH018986 Y2 JP H018986Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
chamber
sample introduction
side wall
preliminary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982064394U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58167438U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6439482U priority Critical patent/JPS58167438U/ja
Publication of JPS58167438U publication Critical patent/JPS58167438U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH018986Y2 publication Critical patent/JPH018986Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エレクトロンマイクロブローブ
(EPMA)や走査電子顕微鏡(SEM)など荷電粒
子を用いた分析装置において、その試料室に試料
を導入する装置に係り、詳しくは真空状態にある
試料室に試料を導入するための予備排気室を介す
る試料導入装置に関する。
これらの装置内部は常に真空状態に保たれ、分
析効率の向上のためには試料の交換や導入時にお
いても装置内部の真空が低下せずに保たれること
が必要である。このため、従来技術では、第1図
に示すように、予備排気室1を試料室2の側壁に
取付け、その予備排気室1の蓋3を開けて試料4
をその予備排気室1に入れ、次にその蓋3を閉じ
て、排気ポンプに連結された排気管5から予備排
気室1内の排気を行い予備排気室(1)を真空状態に
し、その後、エアロツクバルブ(ゲートバルブ)
6を開けて予備排気室1から、真空状態に保たれ
ている試料室2へ矢符方向に試料4を導入するよ
うにしている。なお、符号7,8はそれぞれ試料
室2内の試料4を所定の分析位置にセツトするた
めの試料セツトつまみであり、9は光学顕微鏡の
接眼部であり、10は鏡筒である。
ところが、このような従来技術では、試料4を
試料室2に導入した後は必要でなくなる予備排気
室1が、分析操作側に突き出た格好で残されるこ
とになる。このため、接眼部9から試料室2内の
試料4を見ながら、試料セツトつまみ7,8を操
作する上においてこの予備排気室1が邪魔にな
り、時には予備排気室1の交端に操作者の体が突
き当るなどして安全面からいつて好ましくない。
本考案の目的は、上述に鑑み、予備排気室を試
料室の側壁から着脱自在になし、これにより分析
操作等を安全にしかも容易に行うことができるよ
うにした試料導入装置を提供することである。本
考案は、上記目的を達成するため、試料室の側壁
に形成された試料導入窓と、前記側壁の外面に設
けられた試料導入窓閉塞用のエアロツクバルブ
と、試料導入手段および排気口を有する予備排気
室とを備えた試料導入装置において、次の構成を
採る。
すなわち、本考案の試料導入装置では、予備排
気室が、試料導入窓およびエアロツクバルブを覆
つて前記側壁の外面に着脱可能に取り付けられ、
かつ、この予備排気室には前記エアロツクバルブ
開閉駆動用の駆動ギヤが枢支される一方、エアロ
ツクバルブは、その一端が前記側壁の外面に沿つ
て平行に配設された回転軸に固定され、この回転
軸には前記予備排気室の着脱に応じて駆動ギヤに
噛合、離間する従動ギヤが固着されていることを
特徴としている。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明する。
第2図は本考案の一実施例の断面図である。予
備排気室10は図上、上壁12、側壁14、下壁
16等の壁体により規定される。予備排気室10
の上壁12、下壁16および側壁14の各々の端
部18,20は、各々、上方、下方および側方に
試料室側壁24に取付けるためのフランジを有
し、Oリングなどで気密を保たれる構造になつて
いる。予備排気室10の上下壁の各端部18,2
0は、試料室22を規定する側壁24の外面に、
各々、蝶ねじ26,28によりねじ止めされる。
予備排気室10は、蝶ねじ26,28を取外すこ
とにより、試料室22から取外されることができ
る。これにより、予備排気室10は、後述する試
料導入窓30およびゲートバルブ32を覆つて側
壁14の外面にゲートバルブ32とは別個に着脱
可能に取り付けられる。試料室22の側壁24に
は試料導入窓30が開口される。試料室22の側
壁24の外面には、試料導入窓30を閉塞するゲ
ートバルブ32が位置する。そのゲートバルブ3
2の下部は、試料室22の側壁24の外面に蝶ね
じ34でねじ止めされており、これにより誤まつ
てゲートバルブ32が開くことが防止される。そ
のゲートバルブ32には、気密保持用Oリング3
6が嵌入される。試料室22の側壁24の上部外
面には、固定ねじ38により「L」型をなす従動
ギア支持部40がねじ止めされる。従動ギア支持
部40には、回動転軸42と一体的に回動する従
動部としての従動ギヤ44が支持される。従動ギ
ア44と一体に回転する前記回転軸42には、固
定ねじ46,48により一端をゲートバルブ32
にねじ止めされた連結棒50の他端が、固定され
る。従動ギヤ44は、ゲートバルブ32の開閉駆
動用の駆動部としての駆動ギヤ52に噛合され
る。駆動ギヤ52は、予備排気室10を紙面垂直
方向に貫通する軸54に固定される。これによ
り、予備排気室10の着脱に応じて駆動ギヤ52
と従動ギヤ44とが係脱することになる。駆動ギ
ヤ52は、その軸54に連結されたモータ等によ
り回動される。なお、この軸54を手動で回動さ
せるようににしてもよい。
予備排気室10の側壁14には、試料導入棒5
6が貫設される。試料導入棒56の先端細径部5
8は、試料支持台60のねじ切り孔62にはいり
込んでいる。試料支持台60の上面に試料ホルダ
ー64がのせられる。この試料ホルダー64に図
示しない試料が収納される。予備排気室10の下
壁16には、排気口66が形成される。その排気
口66が形成されたその下壁16の外面突部68
に排気管70が接続される。排気管70は図示し
ない排気ポンプに連結される。なお、符号72は
気密保持用Oリングである。
次に作用を説明する。試料室22内に新たに試
料を導入する際には、まず、蝶ねじ26,28に
より予備排気室10を規定する壁体を試料室22
の側壁24に取り付ける。これにより、駆動ギヤ
52が従動ギヤ44に噛合する。その後、排気ポ
ンプを駆動して予備排気室10内の空気を排気口
66から抜き、予備排気室10内を真空状態にす
る。予備排気室10内が真空状態になつたとき、
モータを駆動して駆動ギヤ52の軸54を回転さ
せる。この軸54が回転して駆動ギヤ52が回転
すると、これと噛合する従動ギヤ44も回転す
る。従動ギア44が回転すると、その回転軸42
を介して連結棒50が、図上、反時計方向に回転
する。このとき、ゲートバルブ32の蝶ねじ34
は既に取外されているものとする。そうすると、
ゲートバルブ32も図上、反時計方向に回転す
る。ゲートバルブ32が完全に回転し切つて、図
上、1点鎖線の位置にまでくると、前記モータの
駆動を停止する。この状態で、試料導入棒56を
図上、左方に押し進めて試料支持台60を試料導
入窓30を通つて試料室22内に入れる。試料室
22内の所定の位置に試料支持台60がセツトさ
れたとき、試料導入棒56の先端細径部58を試
料支持台60のねじ切り孔62から抜き取つて、
試料導入棒56を図上右方へ引き戻す。試料導入
棒56が予備排気室10内に引き戻されたとき
に、今度はモータを逆方向に駆動してゲートバル
ブ32を図上、時計方向に回転させて試料導入窓
30を閉塞させる。こうして、試料の試料室22
にセツトした後、蝶ねじ26,28を外して予備
排気室10を試料室22から取外す。これに伴
い、駆動ギヤ52が従動ギヤ44から離脱する。
以上説明したように、本考案によれば、上述し
た構成を有するので、予備排気室を取り外したと
きには、エアロツクバルブと予備排気室とを機構
的に完全に分離することができ、逆に、予備排気
室を試料室に装着したときは始めて駆動部が従動
部に係合してエアロツクバルブの開閉動作が可能
となる。このため、試料室内の真空状態を損なう
ことなく、予備排気室を試料室に対して着脱する
ことができる。そのため、分析操作等を安全にし
かも容易に行うことができる他、狭いスペースで
あつても大きな試料を導入することができる。ま
た、本考案によれば、試料導入部の蒸着、冷却な
どの前処理機能を付加することもでき、複数の試
料導入部を用意し、必要に応じて任意の試料導入
部を選択的に使用するように構成することができ
る等の効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の外観構成図、第2図は本考
案の一実施例の断面図である。 10……予備排気室、22……試料室、24…
…側壁、26,28……蝶ねじ、30……試料導
入窓、32……ゲートバルブ、44……従動ギ
ヤ、50……連結棒、52……駆動ギヤ、56…
…試料導入棒、60……試料支持台、66……排
気口、70……排気管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 試料室の側壁に形成された試料導入窓と、前記
    側壁の外面に設けられた試料導入窓閉塞用のエア
    ロツクバルブと、試料導入手段および排気口を有
    する予備排気室とを備えた試料導入装置におい
    て、 前記予備排気室は、前記試料導入窓およびエア
    ロツクバルブを覆つて前記側壁の外面に着脱可能
    に取り付けられ、かつ、この予備排気室には前記
    エアロツクバルブ開閉駆動用の駆動ギヤが枢支さ
    れる一方、 前記エアロツクバルブは、その一端が前記側壁
    の外面に沿つて平行に配設された回転軸に固定さ
    れ、この回転軸には前記予備排気室の着脱に応じ
    て前記駆動ギヤに噛合、離間する従動ギヤが固着
    されていることを特徴とする試料導入装置。
JP6439482U 1982-04-30 1982-04-30 試料導入装置 Granted JPS58167438U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6439482U JPS58167438U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 試料導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6439482U JPS58167438U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 試料導入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58167438U JPS58167438U (ja) 1983-11-08
JPH018986Y2 true JPH018986Y2 (ja) 1989-03-10

Family

ID=30074424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6439482U Granted JPS58167438U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 試料導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58167438U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668962B2 (ja) * 1987-12-21 1994-08-31 株式会社東芝 真空装置及びそれを用いてプロセスを行う方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS475116U (ja) * 1971-02-05 1972-09-14
JPS5030477A (ja) * 1973-07-20 1975-03-26
JPS5114427A (ja) * 1974-07-27 1976-02-04 Shinji Yoshii Himokakeshikiheikojogino kakudoshijiho
JPS5147072A (ja) * 1974-10-22 1976-04-22 Furukawa Electric Co Ltd

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS475116U (ja) * 1971-02-05 1972-09-14
JPS5030477A (ja) * 1973-07-20 1975-03-26
JPS5114427A (ja) * 1974-07-27 1976-02-04 Shinji Yoshii Himokakeshikiheikojogino kakudoshijiho
JPS5147072A (ja) * 1974-10-22 1976-04-22 Furukawa Electric Co Ltd

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58167438U (ja) 1983-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04220504A (ja) 生体試料観察用走査型トンネル顕微鏡
JPH018986Y2 (ja)
JP6140298B2 (ja) 試料ホルダ及び真空分析装置
US3958124A (en) Method and apparatus for sem specimen coating and transfer
CN101210311A (zh) 复合薄膜制备系统
WO2022126840A1 (zh) 一种扫描电镜样品盒系统及其打开方法
JPS59191251A (ja) 雰囲気試料運搬室
JPS6015246Y2 (ja) 電子顕微鏡等における試料装置
JPH0357000Y2 (ja)
CN210481501U (zh) 一种用于脉冲激光沉积系统中可拆卸的激光入射密封窗口
WO2004095500A8 (en) Vacuum chamber with recessed viewing tube and imaging device situated therein
JPH04306547A (ja) 電子顕微鏡用試料ホルダおよび真空装置用ロードロック機構
JPS612250A (ja) 走査電子顕微鏡およびその類似装置における試料導入装置
JPH0740522Y2 (ja) 真空成膜装置のビューイングポート
JPH08273571A (ja) 走査電子顕微鏡などの試料交換装置
US3915118A (en) Specimen coating device for an SEM
JPS594440Y2 (ja) 電子的分析装置の対物絞り等の交換装置
JPS647458B2 (ja)
CN215844784U (zh) 一种雕刻机用吸尘装置
JPH0725667Y2 (ja) 試料破断面分析用試料出入装置
JPS60264033A (ja) 電子顕微鏡の雰囲気試料室用試料ホルダの支持部材
JPH0527483Y2 (ja)
US20230245850A1 (en) Inert gas sample transfer for beam systems
JPS5849568Y2 (ja) 電子顕微鏡等における試料装置
JPH062199Y2 (ja) 電子顕微鏡の試料ホルダ排気装置