JPH018865Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH018865Y2 JPH018865Y2 JP2172083U JP2172083U JPH018865Y2 JP H018865 Y2 JPH018865 Y2 JP H018865Y2 JP 2172083 U JP2172083 U JP 2172083U JP 2172083 U JP2172083 U JP 2172083U JP H018865 Y2 JPH018865 Y2 JP H018865Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- partition plate
- sliding member
- blade
- heat exchange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 6
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、除湿タイプの衣類乾燥機、あるいは
排出される室内空気のもつ熱を、室内に吸引され
る外気に熱移動させる熱交換型換気装置に利用で
きる熱交換型送風機に関するものである。
排出される室内空気のもつ熱を、室内に吸引され
る外気に熱移動させる熱交換型換気装置に利用で
きる熱交換型送風機に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来の熱交換型送風機は、第1図に示すような
構成であつたが、2種類の空気流1,2を分離す
るため、固定された仕切板3とブレード4の外周
を支持し回転する外周板5との間隙をシールする
必要があつた。その間隙をシールする一般的な方
法としては、メカニカルシール、ラビリンスシー
ル等がなされていた。しかしいずれの場合におい
ても極めて精度の高い摺動部分を設けたり、ある
いは前記間隙部分を極めて狭くする必要があるた
め、その結果、回転に要する軸トルクが大きくな
り、またブレード自体の面振れ、偏心に対して極
めて高い精度が要求され、さらに加工、組立が非
常に困難になる等の問題があり、実用的なシール
方法とは言い難く、コスト的にも非常に高価なも
のとなつていた。そこで除湿乾燥機のような家庭
電化製品に用いられる熱交換型送風機において
は、第2図に示すように、このような間隙を閉塞
するには可撓性を有する断面がV字状のシール材
6を用い、その一端は外周板5に固着し、他端は
仕切板3に設けられた断面が略C形状で全体形状
が略リング状の摺動部材7に摺動させてシール効
果をもたせる簡易型シールが提案されていた。
構成であつたが、2種類の空気流1,2を分離す
るため、固定された仕切板3とブレード4の外周
を支持し回転する外周板5との間隙をシールする
必要があつた。その間隙をシールする一般的な方
法としては、メカニカルシール、ラビリンスシー
ル等がなされていた。しかしいずれの場合におい
ても極めて精度の高い摺動部分を設けたり、ある
いは前記間隙部分を極めて狭くする必要があるた
め、その結果、回転に要する軸トルクが大きくな
り、またブレード自体の面振れ、偏心に対して極
めて高い精度が要求され、さらに加工、組立が非
常に困難になる等の問題があり、実用的なシール
方法とは言い難く、コスト的にも非常に高価なも
のとなつていた。そこで除湿乾燥機のような家庭
電化製品に用いられる熱交換型送風機において
は、第2図に示すように、このような間隙を閉塞
するには可撓性を有する断面がV字状のシール材
6を用い、その一端は外周板5に固着し、他端は
仕切板3に設けられた断面が略C形状で全体形状
が略リング状の摺動部材7に摺動させてシール効
果をもたせる簡易型シールが提案されていた。
なお、前記摺動部材7は第3図に示すように、
前記仕切板3の内周に、その開口部7aを挿嵌さ
せて取り付けている。
前記仕切板3の内周に、その開口部7aを挿嵌さ
せて取り付けている。
しかしこの構成においては、空気流2が高温多
湿、空気流1が低温の状態で熱交換させた場合、
仕切板3と摺動部材7との隙間8より、熱交換に
より生じた凝縮水9が空気流1(低温)側に洩れ
るという品質上の問題があつた。
湿、空気流1が低温の状態で熱交換させた場合、
仕切板3と摺動部材7との隙間8より、熱交換に
より生じた凝縮水9が空気流1(低温)側に洩れ
るという品質上の問題があつた。
考案の目的
本考案はこのような従来の問題点を解決し、組
立作業性に優れ、コスト的にも品質的にも優れて
良好な熱交換を熱交換型送風機を提供するもので
ある。
立作業性に優れ、コスト的にも品質的にも優れて
良好な熱交換を熱交換型送風機を提供するもので
ある。
考案の構成
本考案の熱交換型送風機は、溝部分が回転中心
側より略放射状にのびるように主板外周部に設け
た波形状板からなるブレードと、このブレードの
外周部を支持する外周板と、この外周板と仕切板
との間隙を閉塞するために外周板に固定した可撓
性を有するシール材と、仕切板内周に取付けら
れ、断面形状が略C形状で開口部全周にひさし状
の小突起を有し全体形状が略リング状をなす摺動
部材とを有し、この摺動部材の小突起と仕切板と
の間には弾性を有する略リング状のパツキン材を
位置させることにより、高温多湿側から低温側へ
の水洩れが防止できるものである。
側より略放射状にのびるように主板外周部に設け
た波形状板からなるブレードと、このブレードの
外周部を支持する外周板と、この外周板と仕切板
との間隙を閉塞するために外周板に固定した可撓
性を有するシール材と、仕切板内周に取付けら
れ、断面形状が略C形状で開口部全周にひさし状
の小突起を有し全体形状が略リング状をなす摺動
部材とを有し、この摺動部材の小突起と仕切板と
の間には弾性を有する略リング状のパツキン材を
位置させることにより、高温多湿側から低温側へ
の水洩れが防止できるものである。
実施例の説明
以下添付の第4〜8図にもとづいて本考案の一
実施例について説明する。
実施例について説明する。
図面において、10は熱交換型送風機のインペ
ラで、溝部分を回転中心側より略放射状に設けた
波形状ブレード11と、ブレード内周部を支持
し、かつボス部を有する主板12と、ブレード外
周部を支持する外周板13とよりなる。14,1
5は空気流、16は2種の空気流14,16の混
流を防ぐ仕切板、17は回転軸で、ベルトを介し
てモータ(図示せず)により駆動される。18は
外周板13と、仕切板16の内周部に取り付けた
略リング状の摺動部材19との間隙を閉塞するた
めの可撓性を有するシール材で、外周板13に取
付けられている2種の空気流14,15は、それ
ぞれ個別に吸気口20,21より吸気され、ブレ
ード11の表面を介して熱交換を行ない、その後
混合されることなく別個に排気口22,23より
排気される。24は仕切板16と摺動部材19の
隙間に挿嵌された弾性を有する略リング状のパツ
キングである。
ラで、溝部分を回転中心側より略放射状に設けた
波形状ブレード11と、ブレード内周部を支持
し、かつボス部を有する主板12と、ブレード外
周部を支持する外周板13とよりなる。14,1
5は空気流、16は2種の空気流14,16の混
流を防ぐ仕切板、17は回転軸で、ベルトを介し
てモータ(図示せず)により駆動される。18は
外周板13と、仕切板16の内周部に取り付けた
略リング状の摺動部材19との間隙を閉塞するた
めの可撓性を有するシール材で、外周板13に取
付けられている2種の空気流14,15は、それ
ぞれ個別に吸気口20,21より吸気され、ブレ
ード11の表面を介して熱交換を行ない、その後
混合されることなく別個に排気口22,23より
排気される。24は仕切板16と摺動部材19の
隙間に挿嵌された弾性を有する略リング状のパツ
キングである。
仕切板16に挿嵌された摺動部材19の開口部
には、ひさし状の突起19aを設けて、仕切板1
6との間にV字溝26を形成している。また、前
記突起19aにより仕切板16への摺動部材19
の挿入も容易となる。
には、ひさし状の突起19aを設けて、仕切板1
6との間にV字溝26を形成している。また、前
記突起19aにより仕切板16への摺動部材19
の挿入も容易となる。
前記、突起19aと仕切板16との間に形成さ
れるV字溝26には、略リング状の弾性を有する
パツキング24が縮み力により取り付けられてい
る。すなわちパツキング24は、V字溝26に取
付ける場合、その径をひきのばした状態で取りつ
けている。
れるV字溝26には、略リング状の弾性を有する
パツキング24が縮み力により取り付けられてい
る。すなわちパツキング24は、V字溝26に取
付ける場合、その径をひきのばした状態で取りつ
けている。
したがつて、この熱交換型送風機は除湿機、除
湿乾燥機等として用い、空気流15側が高温多湿
側となるようにした場合、熱交換により生じた凝
縮水25は、前記パツキング24の存在により空
気流14側すなわち低温側に洩れることがなく、
機外へ水洩れすることは防止することが出来る。
湿乾燥機等として用い、空気流15側が高温多湿
側となるようにした場合、熱交換により生じた凝
縮水25は、前記パツキング24の存在により空
気流14側すなわち低温側に洩れることがなく、
機外へ水洩れすることは防止することが出来る。
考案の効果
以上のように、本考案の熱交換型送風機は断面
形状が略C形状で全体形状が略リング状の摺動部
材の開口部全周にひさし状の小突起を設け、この
摺動部材を仕切板にとりつけるとともに、この仕
切板と前記摺動部材の突起との間に略リング状の
パツキン材を取り付けることにより、生産性の良
い低コストで品質的に優れた熱交換型送風機とす
ることができるものである。
形状が略C形状で全体形状が略リング状の摺動部
材の開口部全周にひさし状の小突起を設け、この
摺動部材を仕切板にとりつけるとともに、この仕
切板と前記摺動部材の突起との間に略リング状の
パツキン材を取り付けることにより、生産性の良
い低コストで品質的に優れた熱交換型送風機とす
ることができるものである。
第1図は従来の熱交換型送風機の側断面図、第
2図は従来の熱交換型送風機に用いられたシール
部の拡大断面図、第3図は本考案の一実施例を示
す熱交換型送風機の側断面図、第4図は同熱交換
インペラの斜視図、第5図および第6図は同シー
ル部の拡大断面図である。 11……ブレード、13……外周板、16……
仕切板、18……シール材、19……摺動部材、
19a……小突起、24……パツキング。
2図は従来の熱交換型送風機に用いられたシール
部の拡大断面図、第3図は本考案の一実施例を示
す熱交換型送風機の側断面図、第4図は同熱交換
インペラの斜視図、第5図および第6図は同シー
ル部の拡大断面図である。 11……ブレード、13……外周板、16……
仕切板、18……シール材、19……摺動部材、
19a……小突起、24……パツキング。
Claims (1)
- 溝部分が回転中心より略放射状に位置するよう
に主板外周部に設けた波形状板からなるブレード
と、このブレードの外周部を支持する外周板と、
この外周板の外周方向に配しブレード両面の溝部
分を流れる2種類の空気流を分離する仕切板と、
前記外周板に設けた可撓性を有するシール材と、
前記仕切板に設けた摺動部材とをそなえ、この摺
動部材の開口部全周には小突起を延設するととも
に、この小突起と仕切板とにより形成されるV字
溝にパツキングを介在させてなる熱交換型送風
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2172083U JPS59130969U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 熱交換型送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2172083U JPS59130969U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 熱交換型送風機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59130969U JPS59130969U (ja) | 1984-09-03 |
JPH018865Y2 true JPH018865Y2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=30152839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2172083U Granted JPS59130969U (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 熱交換型送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59130969U (ja) |
-
1983
- 1983-02-16 JP JP2172083U patent/JPS59130969U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59130969U (ja) | 1984-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH018865Y2 (ja) | ||
JPS5832998A (ja) | 熱交換型送風機 | |
JPH0532675B2 (ja) | ||
JPS5857099A (ja) | 熱交換型送風機 | |
JPS5977242A (ja) | 熱交換型送風機 | |
KR880001397B1 (ko) | 열교환형 송풍기 | |
JPH0579836B2 (ja) | ||
JPS60233496A (ja) | 熱交換型送風機のシ−ル装置 | |
JPS60233497A (ja) | 熱交換型送風機のシ−ル装置 | |
JPS60212694A (ja) | 熱交換型送風機のシ−ル装置 | |
JPS61108897A (ja) | 熱交換型送風機のシ−ル装置 | |
JPS6222776Y2 (ja) | ||
JPS60245994A (ja) | 熱交換型送風機のシ−ル装置 | |
JPS5923976Y2 (ja) | 回転式熱交換器の密封装置 | |
JPH01218499A (ja) | 衣類乾燥機 | |
JPH05637B2 (ja) | ||
JPH0221033Y2 (ja) | ||
JPS5977244A (ja) | 熱交換型送風機 | |
JPS5867997A (ja) | 熱交換型送風機 | |
JPS60236696A (ja) | 除湿式衣類乾燥機 | |
JPS5977241A (ja) | 熱交換型送風機 | |
JPS5977243A (ja) | 熱交換型送風機 | |
JPH0139799B2 (ja) | ||
JPH06154484A (ja) | 衣類乾燥機 | |
JPS6248141B2 (ja) |