JPH018632Y2 - - Google Patents

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JPH018632Y2
JPH018632Y2 JP17781784U JP17781784U JPH018632Y2 JP H018632 Y2 JPH018632 Y2 JP H018632Y2 JP 17781784 U JP17781784 U JP 17781784U JP 17781784 U JP17781784 U JP 17781784U JP H018632 Y2 JPH018632 Y2 JP H018632Y2
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JP
Japan
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groove
sealing material
peripheral wall
wall
watertightness
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JP17781784U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、有底ますに単段又は多段状に筒状ま
すが積み上げられて施工される排水ます用のシー
ル材に関する。
(従来の技術) この種の排水ますは家庭雑排水路の集合地点や
転向地点に埋設されるのであつて、インバートと
通称される有底ますの上にアジヤスタと通称され
る筒状ますを積み上げることによつてその埋設深
さを調節している。
このような排水ますにおいて、例えば有底ます
と筒状ますとの継合部は、第6図に示したよう
に、有底ます1の周壁上端部に設けられている環
状の溝部11に筒状ます2の周壁下端部21を嵌
め込んだ構成になつている。
他方、家庭雑排水は下水処理施設に導入されて
処理されるから、その中に地下水等の外部水が混
入して増量されることは好ましくない。そこで、
排水ますについては、第6図に示した継合部をシ
ールして水密性を確保することが必要になる。
従来、そのためのシール手段としては、第7図
に示したように、溝部11とこの溝部11に嵌め
込まれた周壁下端部21との隙間を粘軟質のシー
ル剤3で埋める方法を採つていた。
しかし、シール剤3は溝部11や周壁下端部2
1にごみやほこりがあると所期の水密性を発揮し
なくなることがある。また、シール剤3は作業員
が現場でチユーブ等から押し出して溝部11に塗
工するものであるから、作業性に欠けるばかりで
なく、一応の目安としてその標準的な使用量が定
められているとしても実使用量にはかなりの個人
差が出ることを避けられず、水密性が不均一で水
漏れが生じる場合も起り、しかも使用対象箇所で
の塗工に要する単価をあらかじめ正確に定めるこ
とが不可能であつた。
筒状ますの上にさらに別の筒状ますを積み上げ
た場合のその継合部についても上記と同様のこと
が指摘されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記した従来の場合に鑑みてなされ
たもので、溝部にごみやほこりがあつても完全な
水密性を確保でき、しかも、使用対象箇所での施
工単価をあらかじめ正確に定めることのできるシ
ール材を提供することを目的とし、かつこの点を
解決すべき問題点とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための手段は、シール材
を弾性体によつて構成すると共に、この弾性体
に、下段ますの周壁上端部に設けられている溝部
の内面及び上記溝部に嵌め込まれる上段ますの周
壁下端部の外面の双方によつて狭圧される断面
形部と、上記溝部の溝壁上端面に圧接される鍔部
とを一体成形しておくことである。
(作用) 上記手段によると、弾性体の断面形部と鍔部
とが溝部の内面及び周壁下端部の外面と溝部の溝
壁上端面に圧接することによつて水密性が発揮さ
れる。そのため、従来のように溝部と周壁下端部
との隙間を単に埋めておくことによつて水密性を
発揮させるものに比べて溝部や周壁下端部に存在
するごみやほこりによつてその水密性が損われに
くくなる。また、上記弾性体は断面形部と鍔部
とを一体成形したものであるから、使用対象箇所
に応じて弾性体の必要量が定まる。従つて、作業
員の個人差に影響されない施工単価が正確に定ま
る。
(実施例) 第1図に例示したシール材4は、断面形部4
1の上部に断面三角形状の鍔部42を一体成形し
た円環状の弾性体よりなる。該弾性体の代表的な
一例としてゴムを挙げることができる。また、第
2図に例示したシール材4は、第1図のシール材
4と同一の断面形状を有する直線状の弾性体より
なる。
図示例のシール材4において断面形部41の
一対の立上り部分は、第3図に示したように、そ
の一側の立上り部分411の高さをH1、他側の
立上り部分412の高さをH2(H2<H1)として
第5図に示した溝部11の外壁高さD1及び内壁
高さD2に対応させている。また、第3図に示し
た断面形部41の内幅L1は第5図に示した周
壁下端部21の肉厚T1よりもやや小さく、さら
に第3図の外幅L2は第5図に示した溝部11の
溝幅T2よりも狭くない程度に設定されている。
上記のシール材4は、第5図に示したように、
溝部11とこの溝部11に嵌め込まれた周壁下端
部21との隙間に介在される。この状態におい
て、シール材4はその断面形部41が溝部11
の内面及び周壁下端部21の外面の双方によつて
挾圧されていると共に、鍔部42が溝部11の溝
壁上端面111に圧接されている。この場合に、
上記した立上り部分411,412の高さH1
H2を溝部11の外壁高さD1及び内壁高さD2より
もそれぞれ低くしておいてシール材4を溝部11
に嵌め込んだ自然状態でシール材4が溝底112
から少し浮き上がるようにしておけば、周壁下端
部21を押し下げて溝部11に第5図のように嵌
め込むと鍔部42が下方へ引つ張られて該鍔部4
2が一層強く溝壁上端面111に圧接されるよう
になる。また、このようにすることによつて、周
壁下端部21に対しても鍔部42が一層強く圧接
されるようになる。
第5図においては、下段ますが有底ます1であ
り、上段ますが筒状ます2である場合を説明した
が、下段ます及び上段ますがいずれも筒状ますで
ある場合についてもその継合部は同図と同一の構
成になる。
また、シール材4が第1図に例示した円環状を
しているときは溝部にそのまま嵌め込む。これに
対し、シール材4が第2図に例示した直線状をし
ているときはシール材4を構成している弾性体を
所定の長さに切断してそれを円環状に曲げて溝部
に嵌め込む。この場合、弾性体の一端と他端とを
強く密着させるか、溶着させるか、或いはシール
剤を埋めて水密性を保つ必要がある。
第4図はシール材4の断面形部41の周囲に
複数条に亘つて突起43を一体に形成したものを
示している。これによると、複数条の突起43が
溝部の内面に線接触されることになるので一層確
実な水密性が保たれる。また排水ます成形時の溝
部の寸法誤差が吸収でき水密性が保たれる。な
お、上記突起43の代わりにひれを設けてもよい
ことは勿論である。
(考案の効果) 上記から明らかなように、本考案のシール材に
よると、溝部に嵌め込むだけの簡単な施工で水密
性が確保されるので作業性が向上するほか、断面
形部が溝部の内面と周壁下端部の外面に圧接さ
れ、かつ鍔部が溝部の溝壁上端面に圧接されるこ
とによつて水密性が確保されるので、溝部や周壁
下端部にごみやほこりが存在していてもシール材
の弾性によりその内部にくいこみ水密性が損われ
ず、実際上完全な水密性を確保できる。
また、シール材は弾性体の成形品であるから使
用対象箇所の施工単価をあらかじめ正確に定めら
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例によるシール材の一部切
欠斜視図、第2図は他の実施例によるシール材の
部分斜視図、第3図はシール材の拡大断面図、第
4図は断面形部の変形例を示す断面図、第5図
は本考案のシール材の使用状態を示す断面図、第
6図は排水ますを示す一部切欠側面図、第7図は
従来のシール材の使用状態を示す断面図である。 1……有底ます(下段ます)、11……溝部、
2……筒状ます(上段ます)、21……周壁下端
部、4……シール材、41……断面形部、42
……鍔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下段ますの周壁上端部に設けられている溝部の
    内面及び上記溝部に嵌め込まれる上段ますの周壁
    下端部の外面の双方によつて挾圧される断面形
    部と、上記溝部の溝壁上端面に圧接される鍔部と
    が一体成形された弾性体よりなる排水ます用のシ
    ール材。
JP17781784U 1984-11-21 1984-11-21 Expired JPH018632Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17781784U JPH018632Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17781784U JPH018632Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6193584U JPS6193584U (ja) 1986-06-17
JPH018632Y2 true JPH018632Y2 (ja) 1989-03-08

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ID=30735389

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JPS6193584U (ja) 1986-06-17

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