JPH018558Y2 - - Google Patents

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JPH018558Y2
JPH018558Y2 JP2957682U JP2957682U JPH018558Y2 JP H018558 Y2 JPH018558 Y2 JP H018558Y2 JP 2957682 U JP2957682 U JP 2957682U JP 2957682 U JP2957682 U JP 2957682U JP H018558 Y2 JPH018558 Y2 JP H018558Y2
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filling
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liquid
cylinder
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の技術分野] 本考案は、液体を無菌状態に保つて充填作業を
行うための充填装置に関するものである。
[従来の技術] 無菌状態で充填作業を行うためには、充填装置
内部を作業開始前に無菌状態とし、作業中も外部
よりの細菌が進入しないように保たなければなら
ない。
本考案は、従来用いられている充填装置におい
て、作業中に外部よりの細菌の進入を完全に防止
できるようにしようとするものである。
第1図は従来用いられている充填装置の概要を
示す断面図で、充填装置1の充填液体収容室2に
は、その下部に吸入弁装置3、吐出弁装置4が中
間パイプ5を介して連設され、さらに吐出弁装置
4下部には充填ノズル6、中間パイプ5には充填
作用を行わせるためのピストン7を備えた充填用
シリンダ8が連結パイプ9により接続されてい
る。
ところで、ピストン7を下方に移動させると連
結パイプ9、中間パイプ5内の圧力が低くなるの
で、吸入弁装置3の弁10がその弁傍11を介し
てのバネ12の力に抗して下方に移動して通路を
開き、収容室2内の液体をシリンダ8内に吸入す
る。この際、中間パイプ5の下方にある吐出弁装
置4の弁13はその弁棒14を介してバネ15の
力で弁が閉じる方向に付勢されており、さらに中
間パイプ5内の圧力が低くなるので弁13は閉じ
た状態に保たれる。次に、充填すべき液体量をピ
ストン7の下降によりシリンダ8内に吸い込んだ
ら、再びピストン7を上昇させると、逆に連結パ
イプ9、中間パイプ5内の圧力は上昇するので、
弁10は閉じ、弁13はバネ15の力に抗して下
方に移動して通路を開くので、吐出弁装置4より
液体が充填ノズル6に送り出されることになる。
さらにこの充填装置には、充填液体収容室2に
充填液体を供給するための給液配管16が弁装置
17と共に設けられており、また、充填装置内の
殺菌を行うための殺菌蒸気吹込もこの弁装置17
を介して行われる。ところで、単に殺菌蒸気を矢
印のように収容室2に吹き込んだだけでは弁装置
3,4、ピストン7のために邪魔されて蒸気がよ
く流れないので、蒸気の流れを良くするために、
弁装置3,4を開かせるための空気抜き棒18が
収容室2の上部より弁装置3,4の弁棒11,1
4に作用するように設けられてあり、また、シリ
ンダ8の下方部分19の直径が拡大されていて、
ピストン7がこの下方部分19まで下降した際に
は、蒸気がピストン7とシリンダ8の拡大直径下
方部分19との間に生じた空隙を通つて排出口2
0より外部に流出するように構成されている。
さて、この充填装置1の蒸気殺菌にあたつて
は、空気抜き棒18を第1図で仮想線で示す位置
に下げてやると、吸入弁装置3は弁棒11がバネ
12に抗して押し下げられるため弁10が降下し
て開口し、さらに、弁10が通常の給液開口時以
上に降下されるようにしてあるので、弁10によ
り下方の吐出弁装置4の弁棒14をバネ15に抗
して押し下げ、弁13が降下して吐出弁装置4も
開口するので、弁装置17を通つて吹き込まれる
殺菌のための蒸気は、充填液体収容室2を経て充
填ノズル6より排出されることになる。また、仮
想線で示してあるように、ピストン7をシリンダ
8の拡大下方部分19位置まで降下させておく
と、中間パイプ5、連結パイプ9を通つてシリン
ダ8に入つてくる殺菌蒸気は、ピストン7の周縁
と拡大下方部分19との空隙を通つて蒸気排出口
20より外部に流出する。したがつて、このよう
にして充填装置1全体の殺菌蒸気による殺菌を通
常約30分間行ない、蒸気殺菌が完了して全体が冷
えてから実際の充填作業が行われる。なお、図中
符号21は収容室2に取付られた温度計である。
[考案が解決しようとする課題] このような充填装置においては、充填作業に際
し、ピストン7の下降運動により充填液体収容室
2内の充填液を吸入弁装置3を通して充填用シリ
ンダ8内に吸入し、その上昇運動時に吸引した充
填液を吐出弁装置4を通して充填ノズル6に送り
出しているのであるが、その際、ピストン7の裏
側に当る部分のシリンダ8内には空気取入口(蒸
気排出口兼用)20より外気の流出入が行われる
状態におかれている。これはエア取入口20を閉
じてしまえば、ピストン7の上下動はピストン裏
面空間にある密閉空気のため殆ど不可能となるか
らである。(当然のことながら、充填作業に際し
てのピストン7の上下運動範囲はシリンダ8の同
一管径部分即ち拡大下方部分19より上部で行わ
れる。) それゆえ、ピストン7の裏面より下方のシリン
ダ8内は常に外気と接触していることになり、充
填液はピストン7を介して外気と隔離されている
だけであるので、外気の進入によりシリンダ8壁
面のピストン7の上下動範囲内に付着する細菌は
ピストン7の周面即ちピストンのパツキングを介
して充填液内にまき込まれる危険性がある。
本考案はこのようなピストン7、シリンダ8の
周壁面を介して充填液内に細菌が入り込むことの
ないような充填装置を得ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 充填液体収容室下部に吸込弁装置、吐出弁装置
を中間パイプを介して連設し、吐出弁装置下部に
充填ノズル、中間パイプに吸引により吸込弁装置
を通して充填液体収容室より充填液体を吸入し、
押出しにより吐出弁装置を通して充填ノズル側に
排出するピストンを備えた充填用シリンダを連結
パイプ9を介して接続してなるなる液体充填装置
において、第2図に示すように、蒸気排出口兼用
空気取入口20にベローズ22の一端を取付け、
その他端に弁装置23を設けることにより、シリ
ンダ8のピストン7裏面部分にエア取入口20通
つて出入する空気を、その容積を可変できる性質
を備えたベローズ22内に弁装置23で外気と隔
離状態とすることにより、従来の課題を解決しよ
うとするものである。
[実施例] 本考案は第1図に示すような充填装置、即ち、
充填液体収容室下部に吸込弁装置、吐出弁装置を
中間パイプを介して連設し、吐出弁装置下部に充
填ノズル、中間パイプに吸引により吸込弁装置を
通して充填液体収容室より充填液体を吸入し、押
出しにより吐出弁装置を通して充填ノズル側に排
出するピストンを備えた充填用シリンダを連結パ
イプ9を介して接続してなるなる液体充填装置の
エア取入口20に、他端に弁装置23を備えたベ
ローズ22を取付けたものである。さらに説明す
るに、本考案による充填装置においては、殺菌用
蒸気を弁装置17より送入した場合は、第1図に
示す充填装置の場合と同様に蒸気が流れて殺菌作
用を行い、蒸気排出口20より排出する蒸気はベ
ローズ22内をも殺菌しながら弁装置23より外
部に排出される。そして充填装置全体の蒸気殺菌
作用を完了した後、弁装置23は閉止される。
この充填装置を使用する場合は、弁装置17よ
り充填液体を充填液体収容室2を経て充填ノズル
6、シリンダ8部分まで満してやるわけである
が、蒸気殺菌を行う場合と同様に、空気抜き棒1
8を押し下げて吸入弁装置3、吐出弁装置4を開
放して装置内の空気を充填ノズル6より排出しな
がら充填液体を装置内に満してやり、ピストン7
をシリンダ8の同一径部範囲で上下させてシリン
ダ8のピストン7上面部に残留する空気を充填ノ
ズル6より排出させ、しかる後、空気抜き棒18
を上方旧位置に保持させて吸入弁装置3、吐出弁
装置4を正規作動状態とし、ピストン7の上下動
範囲を必要充填量に応じて規制することにより定
量充填作業を行うことができる。
この際、ピストン7の充填液体の接しない裏面
部のシリンダ8内部は、弁装置23で閉止された
ベローズ22内の殺菌済空気によつて常に満され
た状態にあるので、従来例の場合のように外気を
介してのシリンダ8壁面よりの細菌侵入は完全に
防止される。なお、ピストン7を作動させるピス
トンロツド、空気抜き棒は勿論シール部材により
外気より細菌侵入を防止するようにされてある。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、単に充
填装置の充填作用を行うシリンダ8の空気取入口
20に弁装置23を備えたベローズ22を取り付
けることにより、ピストン7裏面のシリンダ8室
内における空気取入口20よりも空気の出入は、
伸縮して容積可変の密閉ベローズ22内の殺菌済
空気により支障なく行われるので、充填液体への
シリンダ8壁面を介しての細菌侵入は完全に防止
される。
なお、蒸気殺菌の代りに、ベローズ22の弁装
置23より殺菌空気を送るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来用いられている液体充填装置の概
要を示す断面図、第2図は本考案による第1図と
同様の図、である。 1……充填装置、2……充填液体収容室、3…
…吸入弁装置、4……吐出弁装置、6……充填ノ
ズル、7……ピストン、8……充填用シリンダ、
20……空気取入口(蒸気排出口)、22……ベ
ローズ、23……弁装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 充填液体収容室下部に吸込弁装置、吐出弁装置
    を中間パイプを介して連設し、吐出弁装置下部に
    充填ノズル、中間パイプに吸引により吸込弁装置
    を通して充填液体収容室より充填液体を吸入し、
    押出しにより吐出弁装置を通して充填ノズル側に
    排出するピストンを備えた充填用シリンダを連結
    パイプ9を介して接続してなるなる液体充填装置
    において、充填用シリンダのピストンの充填液体
    と対面しないシリンダ側に設けられた空気取入口
    に、他端に弁装置を備えたベローズを密閉可能に
    設け、このベローズ及びこれと連通する充填用シ
    リンダ内部を無菌空気で満してなる液体充填装
    置。
JP2957682U 1982-03-04 1982-03-04 液体充填装置 Granted JPS58133597U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2957682U JPS58133597U (ja) 1982-03-04 1982-03-04 液体充填装置

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JP2957682U JPS58133597U (ja) 1982-03-04 1982-03-04 液体充填装置

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JPS58133597U JPS58133597U (ja) 1983-09-08
JPH018558Y2 true JPH018558Y2 (ja) 1989-03-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4716921A (en) * 1986-04-14 1988-01-05 Ex-Cell-O Corporation Filler sterilization system
JPS62287886A (ja) * 1986-05-27 1987-12-14 株式会社メイワ 食品充填機の内部洗浄方法及びその装置

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JPS58133597U (ja) 1983-09-08

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