JPH018534Y2 - - Google Patents

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JPH018534Y2
JPH018534Y2 JP1271786U JP1271786U JPH018534Y2 JP H018534 Y2 JPH018534 Y2 JP H018534Y2 JP 1271786 U JP1271786 U JP 1271786U JP 1271786 U JP1271786 U JP 1271786U JP H018534 Y2 JPH018534 Y2 JP H018534Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、感圧性接着剤層が一方面に形成さ
れている内容物を包装してなる包装体に関し、た
とえば粘着シートの一部に固型の発熱性薬剤ある
いは磁気を帯びた金属を固着した薬品のような内
容物を包装してなる包装体に関する。
[従来の技術] 第11図に示すように、感圧性接着剤層が一方
面に形成された粘着シート1上に固型の発熱性薬
剤2が貼付けられた薬品3が市販されている。こ
の種の薬品3は、粘着シート1の感圧性接着剤層
を利用して患部に貼付けることにより、発熱性薬
品2を患部に接触固定し、それによつて温灸効果
を与えるものである。
この種の薬品3は、通常、第12図に示すよう
に、固型の発熱性薬剤2を収納する凹部4が形成
されている支持プレート5に貼付けられた形態に
包装されている。すなわち、第13図に拡大断面
図で示すように、固型の薬剤2は凹部4に収納さ
れており、かつ支持プレート5に粘着シート1
が、その感圧性接着剤層(図示せず)を利用して
貼付けられている。なお、支持プレート5の下面
には全面に渡つてシリコン樹脂からなる剥離剤が
塗布されている。これは、使用に際し、粘着シー
ト1を無理なく剥すためである。通常、複数個の
薬品3が貼付けられた支持プレート5は紙箱に収
納されており、あるいは複数枚重ねられた状態で
紙箱に収納されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、第12図に示した支持プレート
5を用いる包装体にあつては、薬品3は粘着シー
ト1に形成されている感圧性接着剤層を利用して
貼付けられているだけであるため、粘着シート1
が直接外気に晒されている。また粘着シート1は
通常通気性を有するように構成されている。よつ
て、従来の包装体では、保管の間に薬剤2が失活
しやすく、かつ粘着シート1の感圧性接着剤の接
着力が低下するという問題があつた。また、外気
に露出されているので、非衛生的でもあつた。
よつて、この考案の目的は、内容物を確実に包
装することが可能とされており、したがつて失活
が生じにくくかつ衛生的な包装体を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] この考案の包装体は、上述したような感圧性接
着剤層が一方面に形成された内容物を包装してな
る包装体である。この種の内容物としては、第1
1図に示したように発熱性薬剤2が粘着シート1
に固着されたもののほか、発熱性薬剤2に代えて
マグネツトが粘着シートに固着されたもの、ある
いは固型の薬剤ではなく粉末状のような他の形態
の薬剤が感圧接着剤層に直接塗布されたものなど
が挙げられる。
この考案の包装体は、上述のような内容物を支
持するために、ヒートシール可能であり、かつ剥
離剤層が地模様状に分散して形成された主面を有
する支持プレートを備える。そして、この支持プ
レートのヒートシール可能な面に、感圧性接着剤
層を利用して内容物が貼付けられている。さら
に、貼付けられた内容物を覆うように支持プレー
トに被せられており、かつ支持プレーと協働して
内容物を囲繞するように、内容物の外側部分で支
持プレートにヒートシールされて固着されている
被覆シートを備える。
[作用] この考案では、支持プレートのヒートシール可
能な面に剥離剤層が地模様状に分散して形成され
ている。よつて、貼付けられた内容物は、この剥
離剤層の働きにより、支持プレートから無理なく
剥すことができ、内容物の感圧性接着剤層が支持
プレート上に残存することがないようにされてい
る。
さらに、貼付けられた内容物を囲繞するように
被覆シートが内容物の外側部分で支持プレートに
ヒートシールされて固着されている。よつて、内
容物は支持プレートおよび被覆シートにより外気
から遮断されて包装されている。したがつて、外
気との接触による失活が非常に起こりにくくされ
た状態で包装されている。
ところで、従来の支持プレート5を用いた場合
には、このような被覆シートを用いてヒートシー
ルできないことを留意されたい。すなわち、上述
のように従来の支持プレート5では、粘着剤シー
ト1を無理なく剥がすことを可能とするために全
面に剥離剤層が形成されている。よつて、シリコ
ン樹脂等の剥離剤が存在するため、支持プレート
5に直接ヒートシールすることはできないのであ
る。
すなわち、この考案は、この種の内容物を支持
プレート5に塗布することが必須不可欠である剥
離剤層を、地模様状に分散して形成することによ
りヒートシール可能とし、それによつて個々の内
容物を外気と遮断した状態で包装することを可能
としたものである。
[実施例の説明] 第1図は、この考案の一実施例を示し、たとえ
ばポリプロピレン、ポリエチレンまたは塩化ビニ
ル樹脂等のヒートシール可能な合成樹脂からなる
支持プレート11上に、同じくヒートシール可能
な合成樹脂層が下面に形成されたたとえばアルミ
ニウム箔のような金属箔からなる被覆シート12
がヒートシールされて固着されている。ところ
で、ヒートシールされている部分は、第1図にお
いて一点鎖線Xで示した四辺形の外側領域だけで
ある。すなわち、該−鎖線鎖線Xで示した四辺形
の内側領域では、支持プレート11と被覆シート
12とはヒートシールされていない。そして、こ
の一点鎖線Xで囲まれた個々の領域内に、感圧性
接着剤層が一方面に形成された内容物としての薬
品3(第11図参照)が、感圧性接着剤層を利用
して支持プレート11に貼付けられた状態で囲繞
されている。以下、第1図に示した実施例の製造
方法を説明することにより、この包装体の構造を
より具体的に説明する。
まず、第2図および第3図に示すように、凹部
11aが一体的に形成された支持プレート11を
用意する。この支持プレート11の上面すなわち
凹部11aが開いている側の面上に、第2図に示
すように地模様状の剥離剤層13(第3図では省
いてある。)を形成する。この剥離剤層13は、
たとえばシリコーン樹脂のような公知の剥離剤に
より形成することができ、ここでは支持プレート
11の全面にわたり分散されて形成されている。
よつて、剥離剤層13が存在しない部分では、支
持プレート11自体の表面が露出されていること
になる。
次に、第4図で示すように、支持プレート11
の上面側から、複数個の固型の発熱性薬剤21が
貼付けられた粘着シート22を、凹部11a内に
個々の薬品21が収納されるように支持プレート
11に貼付ける。貼付けた状態を、第5図に平面
図で示す。
そして、第5図に一点鎖線Yで示す円の部分を
粘着シート22の厚み分だけ切断する。次に、粘
着シート22の外側部分22aを剥がすことによ
り、個々の薬剤21に必要な粘着シート部分22
b(円Yで示されている部分)のみが支持プレー
ト11に貼付けられた状態で残ることになる。こ
の状態を第6図に示す。このようにして、個々の
粘着シート22bに各薬剤21が貼付けられた
個々の薬品23が、支持プレート11上に貼付け
られる。
次に、第7図に断面図で示すように、ヒートシ
ール可能な被覆シート12を上から被せ、個々の
薬品23の周囲をヒートシールする。すなわち、
第8図に平面図で示すように、一点鎖線Xで示す
四辺形の外側領域をヒートシールし、被覆シート
12を支持プレート11に固着する。
さらに、ヒートシールされた領域に、第8図に
示すように、穿孔列17,18を形成する。これ
は、個々の薬品23を、この包装体から独立に切
離すことを可能とするためである。
以上のようにして、第1図に示した実施例の包
装体を得ることができる。
第1図に示した実施例では、支持プレート11
上に形成された剥離剤層13は地模様状に分散さ
れて形成されているので、上述のように被覆シー
ト12を支持プレート11にヒートシールするこ
とが可能とされている。よつて、個々の薬品23
は、該ヒートシール処理により、それぞれ独立に
囲繞されて外気と遮断されている。よつて、長期
間保管しても、外気との接触により失活するおそ
れはほとんどないようにされている。したがつ
て、第1図に示した包装体の表面に印刷をすれ
ば、もはや該包装体を収納する箱等も何ら必要と
しない。よつて、包装コストの低減をも果たし得
ることがわかる。
第1図に示した包装体から薬品23を取出すに
あたつては、第1図および第8図の穿孔列17,
18に沿つて支持体プレート11および被覆シー
ト12を切取り、第9図に示すように1個の薬品
23を囲繞する部分だけを簡単に切離すことがで
きる。そして、被覆シート12を引き剥がすこと
により薬品23を露出させ、取出すことができ
る。よつて、使用しない薬品については、依然と
してヒートシール領域により外気と遮断された状
態で囲繞されていることがわかる。
第10図は、この考案の他の実施例を説明する
ための斜視図である。ここでは、ヒートシール可
能な合成樹脂よりなる支持プレート31上に、平
面形状円形の剥離剤層33が全面にわたり分散形
成されている。そして、該支持プレート31の上
面に内容物としての薬品43が貼付けられてい
る。この薬品43は、特に図示はしないが、下面
に感圧性接着剤層を有し、かつ感圧性接着剤層上
に直接薬品が塗布されているものである。よつ
て、支持プレート31には、薬剤を収納するため
の凹部等が形成されておらず、平板状の支持プレ
ート31が用いられている。このように、この考
案の対象とする内容物は、必ずしも第11図に示
したような固型の薬剤2を貼付けたものに限らな
い。
また、内容物の剥離を容易とするための剥離剤
層の個々の形状についても、第2図および第10
図に示した剥離剤層13,33に限らず、任意の
形状とすることができる。同様に、剥離剤層の分
散のさせ方についても、図示した例のように個々
に分離した状態に配置せずともよく、たとえば格
子状のように連続した状態に分散させてもよい。
なお、支持プレートについても、ヒートシール
可能な合成樹脂で全体が構成されておらずともよ
く、ヒートシール可能な合成樹脂層が一方面に形
成された積層材を用いてもよい。逆に、被覆シー
ト12についても、一方面にヒートシール可能な
樹脂層が形成された金属箔に代えて、全体がヒー
トシール可能な材料により構成されているシート
を用いてもよい。
[考案の効果] この考案では、支持プレート上に剥離剤が分散
して形成されているので、支持プレート上には剥
離剤の塗布されている部分と塗布されていない部
分とが混在している。よつて、感圧性接着剤を利
用して貼付けられた内容物を無理なく支持プレー
トから引き剥がし得るように、該内容物が支持プ
レートに貼付けられており、かつ該内容物が囲繞
するように被覆シートが内容物の外側部分で支持
プレートにヒートシールされている。したがつ
て、失活等の変質が生じないように内容物を確実
に包装することが可能となる。
特に、複数個の内容物を支持プレートに貼付け
た場合には、個々の内容物を独立して囲繞するよ
うに被覆シートを支持プレートにヒートシールす
れば、複数個の内容物を順に取出していつたとし
ても、残りの内容物がヒートシール領域により依
然として気密的に囲繞されているのでより完全な
状態で内容物を保管することが可能となる。
この考案は、薬品に限らず、変質等が問題とな
るものであつて、感圧性接着剤を利用して支持プ
レートに貼付けられて包装されるもの一般に利用
し得るものであることを指摘しておく。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例の斜視図であ
る。第2図および第3図は、第1図に示した実施
例に用いる支持プレートの平面図および第2図の
−線に沿う断面図である。第4図は、第2図
および第3図に示した支持プレートに複数の薬剤
が固定された粘着シートを貼付ける過程を示す断
面図である。第5図は、第4図の過程を経て粘着
シートが貼付けられた状態を示す平面図である。
第6図は、第5図に示した状態から、不要な粘着
シート部分を引き剥がした状態を示す平面図であ
る。第7図は、被覆シートを被せる過程を説明す
るための断面図である。第8図は、ヒートシール
領域を説明するための平面図である。第9図は、
穿孔列に沿つて切断された1個の薬品包装部分を
示す斜視図である。第10図は、この考案の他の
実施例を説明するための斜視図であり、ここでは
被覆シートは省略して描いてある。第11図は、
この考案の有利に適用される内容物の一例として
の薬品を示す斜視図である。第12図は、従来の
包装体を説明するための斜視図である。第13図
は、第12図の部分拡大断面図である。 図において、11は支持プレート、11aは凹
部、12は被覆シート、13は剥離剤層、17,
18は穿孔列、21は固型の薬剤、22は粘着シ
ート、22bは粘着シート部分、31は支持プレ
ート、33は剥離剤層、43は粘着シートを示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 感圧性接着剤層が一方面に形成されている内
    容物を包装した包装体であつて、 ヒートシール可能であり、かつ剥離剤層が地
    模様状に分散して形成された主面を有する支持
    プレートと、 前記支持プレートのヒートシール可能な面
    に、感圧性接着剤を利用して貼付けられた内容
    物と、 前記内容物を覆うように支持プレートに被せ
    られており、かつ支持プレートと協働して内容
    物を囲繞するように、内容物の外側部分で支持
    プレートにヒートシールされて固着された被覆
    シートとを備えることを特徴とする包装体。 (2) 前記支持プレートには複数個の内容物が貼付
    けられており、かつ前記被覆シートは個々の内
    容物を独立して囲繞するように支持プレートに
    ヒートシールされている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の包装体。 (3) 前記支持プレートおよび被覆シートには、
    個々の内容物が囲繞された部分を独立して切断
    することを可能とするために、個々の内容物周
    囲のヒートシール部分に穿孔列が形成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第2項記載の包装
    体。 (4) 前記内容物は、感圧性接着剤層の形成された
    シート部の一部に固型物が貼付けられた形態を
    有するものであり、かつ 前記支持プレートには、該固型物を収納する
    ための凹部が形成されている実用新案登録請求
    の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の包装
    体。 (5) 前記支持プレートは、凹部が一体に形成され
    た合成樹脂プレートからなる実用新案登録請求
    の範囲第4項記載の包装体。
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JPS62125757U JPS62125757U (ja) 1987-08-10
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