JPH017799Y2 - - Google Patents

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JPH017799Y2
JPH017799Y2 JP10243381U JP10243381U JPH017799Y2 JP H017799 Y2 JPH017799 Y2 JP H017799Y2 JP 10243381 U JP10243381 U JP 10243381U JP 10243381 U JP10243381 U JP 10243381U JP H017799 Y2 JPH017799 Y2 JP H017799Y2
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JP
Japan
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drive cylinder
piston rod
discharge passage
supply
drive
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JP10243381U
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JPS589475U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、複数の対象物を一斉に駆動する時
に使用される駆動シリンダ装置の改良に関するも
のである。
従来のこの種の例として排煙窓や換気窓の開閉
に使用する駆動シリンダ装置があつた。この駆動
シリンダ装置としては、第1図に示すようなもの
が提案されており、すなわち、その駆動シリンダ
1は、シリンダ本体1a側を窓枠ベース2側に回
動可能に支持し、ピストンロツド3側を開閉させ
る窓4に回動可能に結合し、駆動シリンダ1が伸
長動作するような作用力を与えるばね5を有し、
圧縮空気を供給されて駆動シリンダ1が収縮動作
する空気室6を有する構造のものである。そし
て、この種の駆動シリンダ装置を用いて多くの排
煙窓を開閉させるような場合は、第2図に示すよ
うに、各々窓に対して設けられた駆動シリンダ1
を配管7で圧縮空気源8に接続し、その配管中に
切換弁9を設け、駆動シリンダ1を一斉動作させ
る時、切換弁9を切換えて行つていた。この場
合、シリンダ1内の圧縮空気を排出するには配管
7を通して切換弁9から排出するようになつてい
る。従つて配管7が長くなるため圧縮空気を排出
するのに時間がかかると共に、切換弁9に近い駆
動シリンダは速く、遠い駆動シリンダは遅く作動
するという各駆動シリンダの動作にばらつきが生
じる問題があつた。また第1図に示した従来の駆
動シリンダでは、設置する場合に配管工数が多く
かかる上に、設置状態においても駆動シリンダ附
近の配管7がかなりのスペースを占めて目立ち、
美観を損う問題もあつた。
この考案は、上記の問題点を除くことを目的と
するものである。その特徴とするところは、駆動
シリンダ内に連通する圧縮空気の給排通路をピス
トンロツド内に形成すると共に、そのピストンロ
ツドの端部を回転自在に急速排気弁によつてベー
スに軸支し、その急速排気弁がピストンロツド内
の給排通路を介してシリンダ内に圧縮空気源から
の空気を供給する切換位置と、シリンダ内をピス
トンロツド内の給排通路を介して直接大気に開放
する切換位置とを有するように構成されているこ
とにある。
以下この考案を図示の実施例に基いてより詳細
に説明する。第3図及び第4図は、この考案の装
置を同時に動作せしめられる複数個の排煙窓の開
閉に適用した例を示す。その駆動シリンダ装置1
0の構造は第5図及び第6図に示すようになつて
いる。すなわち、駆動シリンダ10は、シリンダ
本体11、ばね12、ピストン13、ピストンロ
ツド14、急速排気弁15等で構成されている。
シリンダ本体11、ばね12、ピストン13
は、従来の駆動シリンダと同様であるが、ピスト
ンロツド14には空気の給排通路20が設けられ
ている。その給排通路20のピストン13側の端
部はシリンダ本体11内の室11a内に開口して
おり、他方の端部はシリンダ本体11の外部に出
たピストンロツド14の端部の軸支持される軸孔
21内に連通しており、その軸孔21の一部を拡
大して形成した環状溝22内に開口している。ピ
ストンロツド14の軸孔21に挿通される支持軸
が、急速排気弁15で形成され、その急速排気弁
15がブラケツト23を介してベース37の所定
位置に支持される。
急速排気弁15は、第6図に示すように、本体
15aが軸状に形成され、一端には切換弁39を
介して圧縮空気源に連通する空気供給管35の結
合部24が形成され、その結合部24の内孔に連
らなつて円孔25が形成され、その円孔25内に
ピストン状弁体26が摺動可能に収容されてい
る。本体15aの他端には蓋27が設けられ、そ
の蓋27には前記円孔25に連通する排気孔28
が設けられている。蓋27と弁体26との間には
押圧ばね29が収容され、弁体26を結合部24
側へ押圧作用している。弁体26には結合部24
側端面と円孔25の内周面に対向する周面とに開
口する内部通路30が設けられ、本体15aには
ピストンロツド14の環状溝22と円孔25とを
連通する連通孔31が穿設されている。これによ
つて結合部24側から圧縮空気が供給されると、
供給空気圧によつて弁体26がばね29の作用力
に抗して円孔25内を移動し、連通孔31とばね
29の収容部側室との連通を遮断し、その内部連
通30と連通孔31とが連通して圧縮空気がピス
トンロツド14の給排通路20へ供給されるよう
になる。供給空気圧が所定値以下に低下すると、
弁体26はばね29に押されて元の状態に戻り、
連通孔31と内部通路30の連通を遮断し、連通
孔31とばね29の収容部側とを連通して、給排
通路20は連通孔31から排気孔28を介して大
気中に連通する。
この駆動シリンダ装置10は、一方の端部であ
るシリンダ本体11の軸支持部32が排煙窓4に
回転可能に支持軸33、ブラケツト34を介して
結合され、他方のピストンロツド14の先端部が
ブラケツト23を介して窓枠側ベース37に回転
自在に結合され、結合部24に空気供給管35が
結合されて、排煙窓開閉装置となる。
このような排煙窓開閉装置は、第4図及び第6
図に矢印40で示すように切換弁39を切換えて
空気供給管35から圧縮空気を供給すると供給空
気圧がばね29の力に打勝つて第6図において弁
体26が左方へ移動し、圧縮空気が弁体26の内
部通路30、連通孔31、環状溝22、給排通路
20を経由してシリンダ本体11の室11aに供
給される。これによつて駆動シリンダ装置10
は、収縮動作して第3図に実線で示す窓閉じ状態
になる。この窓閉じ状態は空気供給管35内の圧
縮空気圧が所定圧以上に保たれてそのままの状態
に維持される。次に、切換弁39を切換えて空気
供給管35を大気中に開放すると、その空気供給
管35内の圧力が所定圧力以下に低下し、ばね2
9の作用力によつて弁体26が第6図において右
方へ移動させられて同図示の状態となり、シリン
ダの室11a内の圧縮空気が給排通路20、環状
溝22、連通孔31、円孔25、排気孔28を経
由して大気中に排出される。これによつて駆動シ
リンダ装置10は、ばね12の力によつて伸長動
作して第3図に仮想線で示す窓開き状態になる。
上述したように、従来は第2図に示したように
配管7や切換弁9を経由して排気するのに対し
て、本考案の駆動シリンダ装置は、排煙窓4を閉
じ状態から開き状態とする際に、シリンダの室1
1a内の圧縮空気の排気作用がピストンロツド1
4を支持する急速排気弁15から各々直接大気中
に排出される構成であるから、シリンダの室11
a内の圧縮空気の排気速度が従来の装置よりも速
くなつている。従つて、窓開放動作が速く、しか
もその各駆動シリンダは殆んど同時に動作し、窓
は一斉に開放される。また、シリンダの室11a
に対する圧縮空気の給排通路20がピストンロツ
ド14内に形成されているため、従来のようにシ
リンダ附近の配管が目立つことはなく、場所もと
らないから、外観が非常に良好となる。
なお、上記実施例においては空気供給管35を
急速排気弁15に設けた結合部24へ結合した
が、場合によつては第7図に示すように、ブラケ
ツト23aを肉厚に形成して、その内部に連通孔
41を設け、下面に結合部24aを設けて空気供
給管35を給合すれば、配管がいつそう目立たな
いものとなる。
以上のようにこの考案によれば、対象物の駆動
速度を従来よりも速くできる上に、殆んど同時に
対象物を一斉に駆動させることができ、外観も大
幅に改良され美観上好ましい駆動シリンダ装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置の概略の構成を示す窓部縦
断側面図、第2図は同従来の装置の圧縮空気の給
排経路を示す概略配管図、第3図はこの考案の実
施例の概略の構成を示す窓部縦断側面図、第4図
は同実施例の配管状態を示す窓部背面概略図、第
5図は第4図のA−A断面に相当する拡大図、第
6図は第5図のB−B断面拡大図、第7図は圧縮
空気の供給管結合部の異る実施例を示す概略背面
図である。 10……駆動シリンダ装置、11……シリンダ
本体、12……ばね、13……ピストン、14…
…ピストンロツド、15……急速排気弁、15a
……本体、20……給排通路、24……結合部、
26……弁体、28……排気孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の対象物に各々ばねを内在する駆動シリン
    ダを設け、この駆動シリンダを一斉に作動させる
    装置において、前記対象物に駆動シリンダ本体を
    回転自在に取付け、この駆動シリンダのピストン
    ロツドをベースに回転自在に急速排気弁にて軸支
    し、前記ピストンロツド内に駆動シリンダ内に連
    通する給排通路を形成し、この給排通路を前記急
    速排気弁に接続し、この急速排気弁に、圧力空気
    源からの圧力空気を給排通路から駆動シリンダ内
    に供給する切換位置と、前記駆動シリンダ内の圧
    力空気を前記給排通路から直接大気中に排出する
    切換位置とを設けた構成の駆動シリンダ装置。
JP10243381U 1981-07-09 1981-07-09 駆動シリンダ装置 Granted JPS589475U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10243381U JPS589475U (ja) 1981-07-09 1981-07-09 駆動シリンダ装置

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JP10243381U JPS589475U (ja) 1981-07-09 1981-07-09 駆動シリンダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS589475U JPS589475U (ja) 1983-01-21
JPH017799Y2 true JPH017799Y2 (ja) 1989-03-01

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ID=29897075

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JP10243381U Granted JPS589475U (ja) 1981-07-09 1981-07-09 駆動シリンダ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612159Y2 (ja) * 1983-06-03 1994-03-30 株式会社ナブコ 門扉開閉装置

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JPS589475U (ja) 1983-01-21

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