JPH0161275B2 - - Google Patents

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JPH0161275B2
JPH0161275B2 JP56188776A JP18877681A JPH0161275B2 JP H0161275 B2 JPH0161275 B2 JP H0161275B2 JP 56188776 A JP56188776 A JP 56188776A JP 18877681 A JP18877681 A JP 18877681A JP H0161275 B2 JPH0161275 B2 JP H0161275B2
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signal
circuit
time axis
control
delay
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JP56188776A
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Mitsuro Morya
Akira Ichinose
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0161275B2 publication Critical patent/JPH0161275B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/081Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers for time base error correction by moving the light beam

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は記録担体(記録媒体を含む)上から信
号を再生する再生装置、特に再生信号の時間軸補
正に関するものである。
本発明を適応する好適な装置として、光学式静
止画記録再生装置が挙げられる。光学式静止画記
録再生装置は、円盤状の記録媒体(以下記録円盤
と呼ぶ)を所定の回転数(例えばNTSC方式の場
合には1800rpm)で回転させるための第1の移動
手段と、記録円盤上に信号を記録するあるいは記
録円盤上に記録されている信号を再生するための
信号変換手段と、この信号変換手段全体あるいは
一部分を記録円盤上の記録信号軌跡(以下トラツ
クと呼ぶ)方向に移動させる第2の移動手段と、
再生信号より画像の同期信号(例えば水平同期信
号)を抜き取るための再生同期信号検出手段と、
信号変換手段の走査位置が常にトラツク上に位置
するように制御するトラツキング制御手段を有し
ている。信号変換手段は、半導体レーザ等の光源
から発生した光ビームを記録円盤上に収束して照
射するための光学系と、記録円盤上からの反射光
を検出するための光学系および光検出器を含んで
いる。
信号を記録する場合は、記録する信号に同期し
た基準同期信号で第1の移動手段を制御して記録
円盤を回転させ、光ビームの光量を強弱に変調し
て1枚の画像を一同心円上に記録する。記録され
ている信号を再生する場合は、光ビームの光量を
一定にしてトラツキング制御手段を動作させ、記
録円盤からの反射光より再生信号を得ている。
上記装置において、記録円盤上に記録されてい
る多くの画像の中から所望する一枚の画像を検索
することが1つの重要な機能であり、この検索は
高速かつ正確であることが要求される。
検索に必要な時間(検索時間)とは、検索を開
始した時点から所望する画像が再生されるまでの
時間であるが、上述した装置においては、再生信
号に時間軸変動が含まれており、この時間軸変動
が補正されて正確な画像信号が再生されるまでの
時間である。
時間軸変動は、信号を記録する時の記録円盤と
変換手段の相対速度が信号を再生する場合のそれ
と異なるために生じ、主として記録円盤の取り付
けにより生じる偏心あるいは第1の移動手段の回
転ムラにより生じる。従来、この時間軸変動の補
正は、基準同期信号と再生同期信号の位相を位相
比較手段により比較し、位相比較手段の信号を第
1の移動手段および第2の移動手段に加えて行な
つていた。
しかし、記録円盤上に記録されている信号は全
く同一の状態で記録されておらず、例えば第1の
移送手段の回転ムラ、第1の移動手段を回軸させ
るための基準同期信号と記録信号との位相ずれ、
あるいは装置の互換性により、記録円盤上の半径
方向に同期信号が揃つた状態で記録されていない
(以下これをHずれと呼ぶ)。
例えば間欠記録されているVTR(ビデオテープ
レコーダ)の信号を記録する場合、VTRの再生
同期信号で第1の移動手段を回転させることは出
来ない。この様な場合には、同じ基準同期信号で
VTRと第1の移動手段を動作させて記録を行な
う。VTRにおいて、基準同期信号と再生同期信
号の一定した時間的ずれは装置、記録再生条件等
によつて大きく異なり、1〜2H(Hは水平同期信
号の周期で、NTSC方式の場合には63.5μsec)も
ある場合がある。従つて、記録円盤上に記録され
た信号は隣りのトラツクと2H前後一定したHず
れを生じている場合がある。この2Hの一定した
Hずれを第2の移動手段で補正するには記録円盤
上の光ビームを約2600μm(直径200mmの位置)
移動させなければならない。
しかし、収束レンズの有効径等の光学系の問題
あるいは第2の移動手段の機構上の問題により、
記録円盤上の光ビームを2600μmも移動させるこ
とは極めて困難であり、従来、先ず第1の移動手
段を位相比較手段の信号により制御してある範囲
内に基準同期信号と再生同期信号のずれを押え、
その後に位相比較手段の信号を第2の移動手段に
加えて時間軸変動を補正していた。
第1の移動手段は例えばモータであり、記録円
盤の慣性モーメントが大きいために応答性が悪
い。従つて、検索時、所望するトラツク上に変換
手段の走査位置が来たことを検出して位相比較手
段の信号で第1の移動手段を制御した場合、制御
系の引き込みに時間がかかり、検索時間が長くな
つていた。また、制御系は記録円盤の動バラン
ス、風損、モータ回転軸の負荷、装置の振動等の
影響を受けるために機構が複雑となり、高価なも
のになつていた。制御系の引き込みを速くする
と、制御系が安定せず、このために種々の複雑な
回路を付加せねばならなかつた。
本発明の目的は上記欠点を除去し、簡単な構成
で、安定した高速な制御系の引き込みを行なうこ
とのできる時間軸補正装置を提供することであ
る。
本発明は、記録担体上より再生される信号の時
間軸を変化させる時間軸変化手段と、時間軸変化
手段により変化された再生信号より同軸信号を抜
き取る再生同期信号抜き取り手段と、基準同期信
号を発生する基準同期信号発生手段と、基準同期
信号発生手段の信号を遅延する遅延手段と、遅延
手段の信号と再生同期信号抜き取り手段の信号の
位相を比較する位相比較手段と、位相比較手段の
信号に応じて遅延手段の遅延量を制御する第1の
制御手段と、位相比較手段の信号に応じて前記時
間軸変化手段を制御する第2の制御手段とで構成
したものである。
上記構成により、記録担体上より再生される信
号の時間軸変動の内、第1の制御手段により吸収
された残りの時間軸変動が第2の制御手段により
制御される。
以下本発明の構成を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す。装置の概要を
説明すると、半導体レーザ等の光源1より発生し
た光ビーム2はカツプリングレンズ3により平行
光にされ、ビームスプリツター4を通過し、反射
鏡5で反射され、収束レンズ6により記録円盤7
上に収束されている。記録円盤7で反射された反
射光8は再び収束レンズ6を通過し、反射鏡5お
よびビームスプリツター4により反射され、光検
出器9上に照射される。収束レンズ6は素子10
に取り付けられており、素子10は収束レンズ6
を記録円盤7上のトラツク方向に移動させること
によつて光ビーム2をトラツク方向に走査するよ
うに構成されている。
上記光学系および素子10は移送台11に取り
付けられており、移送台11と一体となつて記録
円盤7の半径方向に移動出来るように構成されて
いる。また記録円盤7はモータ12の回転軸13
に取り付けられており、モータ12は基準同期信
号に同期した信号で回転している。
記録円盤7上に収束されている光ビームは、ビ
ーム径が常に一定となるようにフオーカシング制
御されており、また光ビームが常にトラツク上に
位置するようにトラツキング制御されているが、
本発明と直接関係しないので詳述するのを避け
る。
モータ12の制御について説明する。コンポジ
ツト信号発生回路14の信号より垂直同期信号分
離回路15を介して垂直同期信号を抜き取り、こ
の垂直同期信号を1/2に分周した信号と記録円盤
7の回転信号との位相を位相比較器16で比較
し、位相比較器16の信号を駆動回路17を介し
てモータ12に加えている。記録円盤7上には印
が付けられており、これを回転検出器18(例え
ばホトカプラ)で検出し、1回転に1個の信号を
得ている。従つて垂直同期信号を1/2に分周した
信号と回転検出器18の信号とを位相比較器16
で位相比較してモータ12を回転させているの
で、モータ12および記録円盤7はコンポジツト
信号発生回路14の信号に同期して回転するよう
に制御される。
時間軸補正について説明する。コンポジツト信
号発生回路14の信号は水平同期信号を抜き取る
ための水平同期信号分離回路19に入力されてお
り、水平同期信号分離回路19の信号は分周回路
20で1/N(Nは1以上の整数)に分周される。
遅延回路21は分周回路20の信号を遅延させる
ためのものであり、外部信号に応じて遅延量が変
化するように構成されている。遅延回路21は例
えばモノステーブルマルチバイブレータで構成し
外部信号でスレツシヨウルドレベルを変化させる
ようにしてもよい。
22は位相比較器、23は低域通過フイルタ、
24は電圧制御発振器、25は分周回路である。
位相比較器22には遅延回路21および分周回路
25の信号が入力されており、位相比較器22は
両信号の位相を比較し、その信号を低域通過フイ
ルタ23を介して電圧制御発振器24に伝達す
る。電圧制御発振器24は入力信号に応じた周波
数で発振し、その信号を分周回路25および位相
比較器26に伝達する。分周回路25は電圧制御
発振器24の信号を1/Nに分周し、この信号を
位相比較器22に伝達する。従つて電圧制御発振
器24の信号は遅延回路21の信号に同期し、か
つ遅延回路21の信号のN倍の周波数で発振する
ように制御されている(これを位相固定制御と呼
ぶ)。
光検出器9の出力は再生信号処理回路27に入
力されており、再生信号処理回路27で画像信号
に復調される。水平周期信号分離回路28は再生
信号処理回路27の信号より水平周期信号を抜き
取り、この信号を位相比較器26に入力する。こ
の位相比較器26には水平周期信号分離回路28
および電圧制御発振器24の信号が入力されてお
り、位相比較器26は両信号の位相を比較し、こ
の信号をスイツチ29、引き込み検出回路30お
よび制御回路31に伝達する。入力端Aには所望
するトラツクが検索された時、時間軸補正指令信
号が入力されるようになつており、入力端Aは引
き込み検出回路30および制御回路31に接続さ
れている。
引き込み検出回路30および制御回路31につ
いては後に詳述するが、引き込み検出回路30は
入力端Aに時間軸補正指令信号が入力された後に
位相比較器26の信号がある一定値以内に収まつ
ているかどうかを判定する回路であり、制御回路
31は入力端Aに時間軸補正指令信号が入力され
た時、位相比較器26の信号を遅延回路21に伝
達して遅延回路21の遅延量を変化させ、その後
に位相比較器26の信号の低周波数成分のみを遅
延回路21に伝達するように構成されている。従
つて位相比較器26の信号が制御回路31を介し
て遅延回路21に伝達されると、位相比較器26
の信号がある一定値に収まるように遅延回路21
の遅延量が高速に制御され、その後に位相比較器
26の信号の低周波数成分のみが制御回路31を
介して遅延回路21に伝達されると、位相比較器
26の信号のうち低周波数成分の信号についての
み遅延回路21の遅延量が制御される(この制御
のことを第1の制御手段と呼ぶ)。
制御回路31が位相比較器26の信号の低周波
数成分のみを遅延回路21に伝達すると、位相比
較器26には第1の制御手段で補償されない主と
して高周波数成分の時間軸変動信号が出力され
る。この位相比較器26の信号はスイツチ29、
補償回路32および駆動回路33を介して素子1
0に加えられており、素子10は位相比較器26
の信号に応じて光ビーム2が記録円盤7のトラツ
ク方向に走査するように制御される(この制御の
ことを第2の制御手段と呼ぶ)。スイツチ29は
第2の制御手段の制御系を開閉するためのもので
あり、引き込み検出回路30の信号に応じて開閉
動作を行ない、補償回路32は第2の制御手段の
制御系の位相を補償するためのものである。
再生信号に含まれている時間軸変動のうち、実
際に補償されるのは第2の制御手段による主とし
て高い周波数成分のみである。したがつて、カラ
ー映像信号の場合、カラー信号に時間軸変動の影
響が現れる可能性があるが、カラー映像信号の信
号処理方法として一般的に知られている低域変換
方式あるいはベリツドクロマ方式などの処理方法
で処理すればカラー信号の時間軸変動が補正され
るので何ら問題ない。ここで、低域変換方式と
は、例えば3.58MHzのカラー信号を630KHzごと
き周波数に変換し、FM変調した輝度信号と混合
して記録再生する方式であり、ベリツドクロマ方
式とは、例えば3.58MHzのカラー信号を1.5MHz
ごとき周波数に変換し、輝度信号と共にFM変調
し記録再生する方式である。
引き込み検出回路30について第2図により説
明する。引き込み検出回路30はコンパレータ4
1,42、反転回路43、AND回路44,45
より構成されている。入力端Bはコンパレータ4
1および42の入力端に接続されており、位相比
較器26の出力信号は入力端Bに入力されてい
る。コンパレータ41および42はそれぞれ異な
つたスレツシヨウルドレベルを有するコンパレー
タであり、スレツシヨウルドレベルよりも大きい
信号が入力すると、コンパレータ41および42
の出力はHIGHとなる。コンパレータ41のスレ
ツシヨウルドレベルはコンパレータ42のそれよ
り低く構成されている。コンパレータ42の出力
信号は信号を反転させるための反転回路43に入
力されており、コンパレータ41の出力信号およ
び反転回路43の出力信号はAND回路44にそ
れぞれ入力されている。AND回路44の出力信
号は、入力端Bの信号がコンパレータ41のスレ
ツシヨウルドレベルより大きく、コンパレータ4
2のスレツシヨウルドレベルよりも小さい時に
HIGHとなる。入力端Aには時間軸補正指令信号
が入力されるようになつており、AND回路44
の信号および入力端Aの信号はAND回路45に
それぞれ入力されている。AND回路45の出力
端Cはスイツチ29に接続されており、入力端A
がHIGHでかつ入力端Bの信号がある一定の範囲
内にあるときAND回路45の出力端CはHIGH
となり、スイツチ29を短絡させる。スイツチ2
9が短絡すると第2の制御手段が動作する。
上述したように、引き込み検出回路30で位相
比較器26の信号がある一定の範囲内に収まつた
のを検出しその後に第2の制御手段を動作させる
ために、素子10は大きく振れることはなく、第
2の制御手段は安定して動作する。また素子10
が大きく振れるとフオーカシング制御あるいはト
ラツキング制御がはずれることがあるが、素子1
0は大きく振れることはないので、フオーカシン
グ制御およびトラツキング制御にも素子10の振
れによる影響はなく、装置も安定して動作する。
次に第3図により制御回路31の説明を行な
う。第1図と第3図の関係を説明すると、入力端
Dには位相比較器26の信号が入力され、入力端
Aには時間軸補正指令信号が入力され、出力端E
は遅延回路21の入力端に接続されている。R1
〜R4は固定抵抗器、C1はコンデンサ、VR1
は可変抵抗器、51および52は増幅率および入
力インピーダンスが大きい差動増幅器、53およ
び54はスイツチ、55はモノステーブルマルチ
バイブレータ(以下モノマルチと呼ぶ)、56は
制限回路、57は入力信号の極性を反転する反転
回路である。入力端Dは固定抵抗器R1の一端に
接続されており、固定抵抗器R1の他端は差動増
幅器51の反転入力端に接続されている。また差
動増幅器51の反転入力端と出力端は固定抵抗器
R2を介して接続されており、差動増幅器51の
非反転入力端は可変抵抗器VR1の中央端に接続
されている。可変抵抗器VR1の両端には反対の
極性の電圧がそれぞれ入力されており、例えば一
端には+12V、他の一端には−12Vの電圧が印加
されている。差動増幅器51の出力端と差動増幅
器52の反転入力端は固定抵抗器R3を介して接
続されており、また差動増幅器51の出力はスイ
ツチ53に入力され、スイツチ53の出力端は固
定抵抗器R4の一端に接続され、固定抵抗器R4
の他端は差動増幅器52の反転入力端に接続され
ている。また差動増幅器52の反転入力端と出力
端はコンデンサC1を介して接続されており、さ
らに差動増幅器52の反転入力端はスイツチ54
の出力端に接続され、スイツチ54の入力端は差
動増幅器52の出力端に接続されている。差動増
幅器52の非反転入力端は零電位にされており、
差動増幅器52の出力は制限回路56に入力さ
れ、制限回路56の出力端は出力端Eに接続され
ている。入力端Aはモノマルチ55の入力端およ
び反転回路57の入力端にそれぞれ接続されてお
り、反転回路57の出力端はスイツチ54の開閉
を動作させるための入力端に接続され、モノマル
チ55の出力端はスイツチ53の開閉を動作させ
るための入力端に接続されている。
時間軸補正を行なつていない時、入力端Aは
LOWであり、スイツチ53は開放、スイツチ5
4は短絡している。時間軸補正を行なわせるため
に入力端AがHIGHになると、スイツチ54は開
放となり、入力端Aの信号の立上りでモノマルチ
55が動作し、モノマルチ55の出力は所定の期
間HIGHとなる。モノマルチ55の出力がHIGH
の期間スイツチ53は短絡し、モノマルチ55の
出力がLOWになると開放となる。
スイツチ54が短絡状態の時差動増幅器52の
出力は零であり、スイツチ54が開放状態の時、
差動増幅器52は積分回路として動作し、差動増
幅器51の信号を積分した信号を出力する。スイ
ツチ54が開放でスイツチ53が短絡状態の時、
差動増幅器52は固定抵抗器R3とR4の並列抵
抗値(R3×R4/(R3+R4)の抵抗値)とコン
デンサC1の容量値による応答性の速い積分回路
として動作し、スイツチ53および54が開放状
態の時、差動増幅器52は固定抵抗器R3の抵抗
値とコンデンサC1の容量値による応答性の遅い
積分回路として動作する。制限回路56は遅延回
路21の遅延量を制限するためのものであり、遅
延回路21が分周回路20の信号の周波数を変化
させることなく位相比較器22に伝達するように
構成されている。例えばノンリトリガラブルなモ
ノマルチで遅延回路21を構成した場合、分周回
路20の信号の周期が127μsecで遅延回路21の
遅延量が何らかの原因(例えば第1の制御手段の
引き込み誤動作)で130μsecになつたとすると、
遅延回路21の信号は分周回路20の信号を1/2
に分周し、第2の制御手段は誤動作する。従つて
遅延回路21の最大遅延量が127μsecより少なく
なるように制限回路56を構成すれば、第2の制
限手段が誤動作せず、信頼性の高い時間軸補正を
行なうことが出来る。
また前述したように、第1の制御手段は低い周
波数成分の時間軸変動を制御するが、この低い周
波数成分の時間軸変動は長い期間でみた場合、あ
る一定値を中心にほぼ周期的に変化する。従つて
スイツチ54が短絡されている時、遅延回路21
の遅延量がほぼ一定の値(N×H)/2(Hは水
平同期信号分離回路19の信号の周期)になるよ
うに制限回路56を構成しておけば、第1の制御
手段が動作した時、遅延回路21の遅延量はほぽ
(N×H)/2付近を中心に変動するので、第1
の制御手段の制御範囲は±(N×H)/2となり
(+は進み量を表わし、−は遅れ量を表わしてい
る)、制御範囲が最も広くかつ安定したものとな
る。スイツチ54の代りに差動増幅器52の出力
と制限回路56の入力の間にスイツチを設け、時
間軸補正を行なわせる場合にこのスイツチを短絡
して差動増幅器52の信号を制限回路56に伝達
するように構成すると、常に差動増幅器52は積
分回路として動作しているために極めて大きな信
号が制限回路56を介して遅延回路21に伝達さ
れることがあり、第1の制御手段の制御系の引き
込みが不安定になることがある。制限回路56お
よび遅延回路21の応答性が積分回路として動作
している差動増幅器52の応答性より遅くなるよ
うに構成すれば引き込みは安定するが、この場合
にも第3に示したようにスイツチ54で差動増幅
器52の出力を零にしておいた方が高速かつ安定
に第1の制御手段の制御系の引き込みが行なわれ
る。
上述したように入力端Aに時間軸補正指令信号
が入力されると、モノマルチ55により一定期間
スイツチ53が短絡され、差動増幅器52が応答
性の速い積分回路となるために第1の制御手段の
制御系の応答性が高速となり、位相比較器26の
信号がある一定値に瞬時に収まり、スイツチ53
が開放になると差動増幅器52が応答性の遅い積
分回路となるために第1の制御手段は位相比較器
26の低い周波数成分に応じて遅延回路21の遅
延量を制御する。
第1図において、スイツチ29の開閉は位相比
較器26の出力がある範囲内に収まつたのを検出
して行なつているが、入力端Aに時間軸補正指令
信号が入力された時から一定の時間後にスイツチ
29を閉じるように構成してもよい。また制御回
路31は一定時間後に位相比較器26の信号の低
い周波数成分のみを遅延回路21に伝達するよう
に構成しているが、位相比較器26の信号がある
範囲内に収まつたのを検出して位相比較器26の
信号の低い周波数成分のみを遅延回路21に伝達
するように構成してもよい。
第1図の位相比較器26の一具体例を第4図に
より説明する。第1図と第4図の関係を説明する
と、入力端Fには水平同期信号分離回路28の信
号が入力され、入力端Gには電圧制御発振器24
の信号が入力され、出力端Iはスイツチ29、引
き込み検出回路30および制御回路31のそれぞ
れの入力端に接続されている。61は定電圧信号
を発生する定電圧回路、62は入力端Gの信号の
立上りで動作するモノマルチ、63,64,6
5,69はスイツチ、66,67,68は増幅率
および入力インピーダンスが大きい差動増幅器、
R5は固定抵抗器、C2,C3,C4はコンデン
サ、70は入力端Fの信号の立上りで動作するモ
ノマルチである。定電圧回路61の出力はスイツ
チ63に入力され、スイツチ63の出力端と差動
増幅器66の反転入力端は固定抵抗器R5を介し
て接続されており、差動増幅器66の反転入力端
はスイツチ64の出力端に差動増幅器66の出力
端はスイツチ64の入力端にそれぞれ接続されて
いる。また差動増幅器66の出力端と反転入力端
はコンデンサC2を介して接続されており、差動
増幅器66の非反転入力端は零電位にされてい
る。差動増幅器66の出力端はスイツチ65の入
力端に、スイツチ65の出力端は差動増幅器67
の非反転入力端に、差動増幅器67の非反転入力
端はコンデンサC3の一端にそれぞれ接続されて
おり、コンデンサC3の他端は零電位にされてい
る。差動増幅器67の反転入力端と出力端は接続
されており、差動増幅器67の出力端はスイツチ
69の入力端に、スイツチ69の出力端は差動増
幅器68の非反転入力端に、差動増幅器68の非
反転入力端はコンデンサC4の一端にそれぞれ接
続されている。コンデンサC4の他端は零電位に
されており、差動増幅器68の反転入力端と出力
端は接続され、出力端は出力端Iに接続されてい
る。モノマルチ62の出力端はスイツチ63の
開閉を動作させるための入力端に、モノマルチ6
2のQ出力端はスイツチ64の開閉を動作させる
ための入力端に、入力端Fはスイツチ65の開閉
を動作させるための入力端に、モノマルチ70の
Q出力端はスイツチ69の開閉を動作させるため
の入力端にそれぞれ接続されている。
第4図の位相比較器26の動作を第5図のタイ
ミングチヤートと共に説明する。第5図は第1の
制御手段により、位相比較器26の信号がある一
定の値に収まつている状態を示したものであり、
aは入力端Gの信号波形、bはモノマルチ62の
Q出力端の信号波形、cはモノマルチ62の出
力端の信号波形、dは差動増幅器66の出力波
形、eは入力端Fの信号波形、fは差動増幅器6
7の出力波形、gはモノマルチ70のQ出力端の
信号波形、hは差動増幅器68の出力波形であ
る。
第4図におけるモノマルチ70、スイツチ6
9、差動増幅器68およびコンデンサC4によつ
て、差動増幅器67の出力を再度サンプリングホ
ールドすれば、第5図の波形hとなり、fのスイ
ツチ65の短絡期間の出力変動が無くなり、極め
て正確な位相比較を行なうことが出来る。
第2図で説明した引き込み検出回路30、第3
図で説明した制御回路31および第4図で説明し
た位相比較器26は何ら実施例に限定されない。
第1図の実施例で説明したように分周回路20
および25、遅延回路21、位相比較器22、低
域通過フイルタ23および電圧制御発振器24で
構成すれば、(N×H)以下の時間軸変動に対し
て第1の制御手段は動作することが出来るが、時
間軸変動がH以下である場合には第6図に示すよ
うに簡単な構成にすることが出来る。
以下第6図について説明するが、第1図で詳述
したものについては説明を避ける。水平同期信号
分離回路19の信号は直接遅延回路71に入力さ
れており、遅延回路71の信号は位相比較器26
に入力されている。入力端Aに時間軸補正指令信
号が入力されると、制御回路31は位相比較器2
6の信号を遅延回路71に伝達し、遅延回路71
は位相比較器26の信号がある一定値になるよう
に遅延量を変化させる。その後に制御回路31は
位相比較器26の信号の低周波数成分のみを遅延
回路71に伝達し、引き込み検出回路30はスイ
ツチ29を短絡するための信号をスイツチ29に
送る。位相比較器26の信号はスイツチ29、補
償回路32、駆動回路33を介して素子10に伝
達されて時間軸補正が行なわれる。
第1図および第6図で説明したように、第1の
制御手段は、一定したHずれも含めた低い周波数
成分の時間軸変動を補正し、第2の制御手段は第
1の制御手段で補償されない主として高い周波数
成分の時間軸変動を補償する。第2の制御手段が
低い周波数成分の時間軸変動に対して応答しない
ようにするには、低周波数領域において、第2の
制御手段の制御系のループゲインよりも第1の制
御手段の制御系のループゲインを大きくするよう
に構成すればよい。
本発明は実施例に何ら限定されることはなく、
例えば画像信号に含まれている水平周期信号の代
りに時間軸補正のための一定の周波数の信号を記
録しておき、この信号が再生時生じる時間軸変動
を補正するように構成してもよい。この場合の一
定周波数はモータ12の回転数の整数倍の信号が
好ましい。
また本発明はトラツクがスパイラル状になつて
いる記録円盤より信号を再生する装置にも適応す
ることが出来ることは言うまでもないが、磁気式
記録再生装置、光磁気式記録再生装置、容量式再
生装置等にも適応することが出来る。
以上本発明を詳細に説明したが、本発明を装置
に適応すれば、簡単な構成で時間軸変動の補正を
行なわせることが出来る。また従来モータ等で低
い周波数成分の時間軸変動を補償していたために
制御系の引き込みに非常に時間がかかつていた
が、本発明は第1の制御手段で回路的に補償する
ために極めて高速かつ安定に制御系の引き込みを
行なわせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は引き込み検出回路の一具体例を示す回路
図、第3図は制御回路の一具体例を示す回路図、
第4図は位相比較器の一具体例を示す回路図、第
5図は第4図に示した位相比較器のタイミングチ
ヤート、第6図は本発明の他の一実施例を示すブ
ロツク図である。 19……水平同期信号分離回路、20……分周
回路、21……遅延回路、22……位相比較回
路、24……電圧制御発振器、25……分周回
路、26……位相比較器、28……水平同期信号
分離回路、29……スイツチ、30……引き込み
検出回路、31……制御回路、33……駆動回
路、71……遅延回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録担体上より再生される信号の時間軸を変
    化させる時間軸変化手段と、前記時間軸変化手段
    により変化された再生信号より同期信号を抜き取
    る再生同期信号抜き取り手段と、基準同期信号を
    発生する基準同期信号発生手段と、前記基準同期
    信号発生手段の信号を遅延手段と、前記遅延手段
    の信号と前記再生同期信号抜き取り手段の信号の
    位相を比較する位相比較手段と、前記位相比較手
    段の信号に応じて前記遅延手段の遅延量を制御す
    る第1の制御手段と前記位相比較手段の信号に応
    じて前記時間軸変化手段を制御する第2の制御手
    段とを備えたことを特徴とする時間軸補正装置。 2 位相比較手段の信号の低周波数成分に応じて
    遅延手段の遅延量を制御するように第1の制御手
    段を構成したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の時間軸補正装置。 3 低域周波数領域において第1の制御手段の制
    御系のループゲインを第2の制御手段の制御系の
    ループゲインよりも大きくしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の時間軸補正装置。 4 第1の制御手段を動作させた後に第2の制御
    手段を動作させるように構成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の時間軸補正装置。 5 制御系の応答性を速くして引き込みを行つた
    後に位相比較手段の信号の低周波数成分に応じて
    遅延手段の遅延量を制御するように第1の制御手
    段を構成したことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項〜第4項のいずれかに記載の時間軸補正装
    置。
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