JPH0161229B2 - - Google Patents
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- JPH0161229B2 JPH0161229B2 JP4506483A JP4506483A JPH0161229B2 JP H0161229 B2 JPH0161229 B2 JP H0161229B2 JP 4506483 A JP4506483 A JP 4506483A JP 4506483 A JP4506483 A JP 4506483A JP H0161229 B2 JPH0161229 B2 JP H0161229B2
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- JP
- Japan
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- excitation
- excitation coil
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- magnetic pole
- lens
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/26—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/02—Details
- H01J37/04—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement or ion-optical arrangement
- H01J37/10—Lenses
- H01J37/14—Lenses magnetic
- H01J37/141—Electromagnetic lenses
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は電子顕微鏡等に用いられる対物レンズ
に関し、特に3個の磁極片を有する対物レンズに
関する。
に関し、特に3個の磁極片を有する対物レンズに
関する。
[従来の技術]
高分解能電子顕微鏡を透過像観察モードで使用
すれば、原子の配列に関する像が直接観察でき、
複雑な構造を有する結晶の構造解析手段として利
用できる。一方、高分解能電子顕微鏡を収束電子
線回析モードで使用すれば、試料の点群を決める
ことができるので、両観察モードを併用して構造
解析を行なうことが広く行なわれるようになつ
た。このような両観察モードの併用を有効に行な
うためには、試料の同一微小領域についての透過
像と収束電子線回析像を得なければならない。し
かしながら、従来においては試料の同一微小領域
について両像を得ようとすると、観察モードの切
換に伴つて試料のZ方向位置を移動させなければ
ならず、この移動量の調整は繁雑であるばかりで
なく熟練と時間を要した。
すれば、原子の配列に関する像が直接観察でき、
複雑な構造を有する結晶の構造解析手段として利
用できる。一方、高分解能電子顕微鏡を収束電子
線回析モードで使用すれば、試料の点群を決める
ことができるので、両観察モードを併用して構造
解析を行なうことが広く行なわれるようになつ
た。このような両観察モードの併用を有効に行な
うためには、試料の同一微小領域についての透過
像と収束電子線回析像を得なければならない。し
かしながら、従来においては試料の同一微小領域
について両像を得ようとすると、観察モードの切
換に伴つて試料のZ方向位置を移動させなければ
ならず、この移動量の調整は繁雑であるばかりで
なく熟練と時間を要した。
[発明の目的]
本発明は、このような従来の欠点を解決し、試
料の機械的な移動なしに、試料の同一微小領域の
透過像と収束電子線回析像を任意に切換えて観察
することを可能にする電子顕微鏡等の対物レンズ
を提供することを目的とするものである。
料の機械的な移動なしに、試料の同一微小領域の
透過像と収束電子線回析像を任意に切換えて観察
することを可能にする電子顕微鏡等の対物レンズ
を提供することを目的とするものである。
[発明の構成]
本発明はヨークと、該ヨークに取り付けられた
第1、第2、第3の磁極片と、該第1、第2の磁
極片間にレンズ磁界を形成するための第1の励磁
コイルと、該第1の励磁コイルに励磁電流を供給
するための第1の電源と、該第1の電源から第1
の励磁コイルに供給される励磁電流の向きを切換
えるための切換手段と、第2、第3の磁極片間に
第2のレンズ磁界を形成するための第2の励磁コ
イルと、該第2の励磁コイルに励磁電流を供給す
るための第2の電源とを具備することを特徴とし
ている。
第1、第2、第3の磁極片と、該第1、第2の磁
極片間にレンズ磁界を形成するための第1の励磁
コイルと、該第1の励磁コイルに励磁電流を供給
するための第1の電源と、該第1の電源から第1
の励磁コイルに供給される励磁電流の向きを切換
えるための切換手段と、第2、第3の磁極片間に
第2のレンズ磁界を形成するための第2の励磁コ
イルと、該第2の励磁コイルに励磁電流を供給す
るための第2の電源とを具備することを特徴とし
ている。
[実施例]
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を示すためのもの
で、図中、1はレンズ磁界を形成するための磁束
の通り道となるヨークであり、このヨーク1には
上磁極片2、中磁極片3、下磁極片4が取り付け
られている。5は上磁極片2と中磁極片3間(第
1ギヤツプG1)に第1のレンズ磁界を形成する
ための第1の励磁コイルであり、この第1の励磁
コイル5には第1の励磁電源6より切換器7を介
して励磁電流が供給される。この切換器7は、第
1の励磁コイル5に供給される励磁電流の向きを
切換えるためのものである。8は中磁極片3と下
磁極片4間(第2ギヤツプG2)に第2のレンズ
磁界を形成するための第2の励磁コイルであり、
この励磁コイル8には第2の励磁電源9より励磁
電流が供給される。10,11は非磁性材料で形
成されたスペーサーである。12はトツプエント
リー型の試料傾斜装置であり、この試料傾斜装置
により、試料13は中磁極片3と下磁極片4の間
に傾斜して配置される。試料傾斜装置12は略円
錐状をしており、この試料傾斜装置12を挿入す
るため、上中下各磁極片2,3,4の穴径b1,
b2,b3の間には、b1>b2>b3なる関係が成立して
いる。又、中磁極片3と下磁極片4とのギヤツプ
間隔をS2、下磁極片4の頂面の径をD3、中磁極
片3の下側傾斜面と下磁極片4の上側傾斜面の光
軸Cに対する傾斜角を各々θ2、θ3とすると、球面
収差係数Cs及び色収差係数Ccを小さくするため、
2個の磁極片を有する通常の電子レンズにおいて
公知である条件を適用して、b2>S2、b2>D3且
つ、50゜≦θ3≦70゜なる関係が成立している。更に
又、回析像のための比較的細い収束電子線を得る
ために60゜≦θ2≦80゜なる条件が成立している。
で、図中、1はレンズ磁界を形成するための磁束
の通り道となるヨークであり、このヨーク1には
上磁極片2、中磁極片3、下磁極片4が取り付け
られている。5は上磁極片2と中磁極片3間(第
1ギヤツプG1)に第1のレンズ磁界を形成する
ための第1の励磁コイルであり、この第1の励磁
コイル5には第1の励磁電源6より切換器7を介
して励磁電流が供給される。この切換器7は、第
1の励磁コイル5に供給される励磁電流の向きを
切換えるためのものである。8は中磁極片3と下
磁極片4間(第2ギヤツプG2)に第2のレンズ
磁界を形成するための第2の励磁コイルであり、
この励磁コイル8には第2の励磁電源9より励磁
電流が供給される。10,11は非磁性材料で形
成されたスペーサーである。12はトツプエント
リー型の試料傾斜装置であり、この試料傾斜装置
により、試料13は中磁極片3と下磁極片4の間
に傾斜して配置される。試料傾斜装置12は略円
錐状をしており、この試料傾斜装置12を挿入す
るため、上中下各磁極片2,3,4の穴径b1,
b2,b3の間には、b1>b2>b3なる関係が成立して
いる。又、中磁極片3と下磁極片4とのギヤツプ
間隔をS2、下磁極片4の頂面の径をD3、中磁極
片3の下側傾斜面と下磁極片4の上側傾斜面の光
軸Cに対する傾斜角を各々θ2、θ3とすると、球面
収差係数Cs及び色収差係数Ccを小さくするため、
2個の磁極片を有する通常の電子レンズにおいて
公知である条件を適用して、b2>S2、b2>D3且
つ、50゜≦θ3≦70゜なる関係が成立している。更に
又、回析像のための比較的細い収束電子線を得る
ために60゜≦θ2≦80゜なる条件が成立している。
上述した構成の対物レンズにおいて、加速電圧
を200KVに設定し、第1の電源6より第1の励
磁コイル5に励磁電流を供給して第1ギヤツプ
G1の励磁強度を第2ギヤツプG2と同極性で
500ATだけ励磁すると共に、第2の励磁電源9
より第2の励磁コイル8に励磁電流を供給して、
第2ギヤツプG2の励磁強度を10KATから変化さ
せた場合、試料を透過した電子線が結像条件を満
すための試料位置zpと試料面上で入射電子線が結
像されるための条件を満す位置zi(但し、zpとziと
は、下磁極片4の頂面を基準としている)がどの
ように変化するか電子計算器で計算したところ、
zpとziは第2図において、各々実線o,iで示す
ように変化することが分つた。但し、第2図にお
いて、横軸は第2の励磁コイル8の励磁強度
(KAT)を示しており、縦軸は、zp又はziの位置
(mm)である。従つて、この図より第2の励磁コ
イル8を約11600ATに励磁した点Aで示す状態
においては、zpとziが共に1.86mmの位置Zになる
ことが明らかである。従つて、この励磁条件のも
とでは、第3図aに示すように第1のギヤツプ
G1に形成される第1のレンズL1に平行な電子線
EBを入射させると、電子線EBは第1のレンズL1
と第2のギヤツプG2に形成される第2のレンズ
L2により試料13の表面に細く絞られて入射し、
試料13を透過した電子線EBは、第2のギヤツ
プG2に形成される第3のレンズL3により、途中
の中間レンズの物面に結像するようにされ、試料
13の収束電子線回析像を観察することができ
る。一方、切換器7を切換えて第1の励磁コイル
5の励磁極性を第2の励磁コイル8の励磁極性と
逆にすると、前述した試料を透過した電子線を結
像させる条件を満す試料位置zpと、試料に入射す
る電子線が試料面上で結像させる条件を満す位置
ziは、第2図において各々点線o,iで示すよう
に変化することが分つた。この点線で示された特
性から、試料13を前記Zの位置に配置した状態
においては、第2の励磁コイル8を第2図におけ
る点Bに対応した励磁強度、即ち略12400ATに
すると、前述した結像条件だけが満されるため、
第3図bに示すように、前段の収束レンズ(図示
せず)により一旦絞られた後、前記第1のレンズ
L1により平行ビームにされて試料13に入射し
た後、試料13を透過した電子線EBは、前記第
3のレンズL3により遠方の中間レンズ(図示せ
ず)の物面に結像するようにされる。従つて、こ
の点Bに対応する励磁においては、試料13の透
過像が得られることが分る。次に、第1の励磁コ
イル5の励磁強度を第2の励磁コイル8の励磁極
性と同一にした状態において、第2の励磁コイル
8の励磁強度を変化させた際の前記レンズL1,
L2,L3の合成の球面収差係数Cs及び色収差係数
Ccについて、同様に電子計算器による計算をし
たところ、前述したb2>S2、b2>D3且つ、50゜≦
θ3≦70゜なる関係があるため、レンズL1,L2,L3
合成の球面収差係数Cs及び色収差係数Ccの大き
さは、各々第4図において実線Cs,Ccで示すよ
うに、全領域において小さな値であることが分つ
た。同様に、第1の励磁コイル5の励磁強度を第
2の励磁コイル8と逆極性で励磁した状態で、第
2の励磁コイル8の励磁コイルの強度を変化させ
ると、球面収差係数Cs及び色収差係数Ccは各々
第4図において点線Cs,Ccで示すようになり、
この場合にも小さな値であることが分つた。従つ
て、第2の励磁コイル8の励磁強度を第2図に示
したグラフにおける点Aに対応する強度と点Bに
対応する強度との間で変化させても、球面収差係
数Cs及びCcは共に小さな値であることが明らか
である。又、第1の励磁コイル5の励磁強度が異
なる2つの場合について、第2の励磁コイル8の
励磁強度の変化に伴なうレンズL1,L2,L3合成
の焦点距離f0の変化について計算したところ、
各々第4図の実線f0と点線f0になり、前述した点
Aに対応する励磁状態と点Bに対応する励磁状態
では倍率変化は殆んど生じないことが明らかであ
る。
を200KVに設定し、第1の電源6より第1の励
磁コイル5に励磁電流を供給して第1ギヤツプ
G1の励磁強度を第2ギヤツプG2と同極性で
500ATだけ励磁すると共に、第2の励磁電源9
より第2の励磁コイル8に励磁電流を供給して、
第2ギヤツプG2の励磁強度を10KATから変化さ
せた場合、試料を透過した電子線が結像条件を満
すための試料位置zpと試料面上で入射電子線が結
像されるための条件を満す位置zi(但し、zpとziと
は、下磁極片4の頂面を基準としている)がどの
ように変化するか電子計算器で計算したところ、
zpとziは第2図において、各々実線o,iで示す
ように変化することが分つた。但し、第2図にお
いて、横軸は第2の励磁コイル8の励磁強度
(KAT)を示しており、縦軸は、zp又はziの位置
(mm)である。従つて、この図より第2の励磁コ
イル8を約11600ATに励磁した点Aで示す状態
においては、zpとziが共に1.86mmの位置Zになる
ことが明らかである。従つて、この励磁条件のも
とでは、第3図aに示すように第1のギヤツプ
G1に形成される第1のレンズL1に平行な電子線
EBを入射させると、電子線EBは第1のレンズL1
と第2のギヤツプG2に形成される第2のレンズ
L2により試料13の表面に細く絞られて入射し、
試料13を透過した電子線EBは、第2のギヤツ
プG2に形成される第3のレンズL3により、途中
の中間レンズの物面に結像するようにされ、試料
13の収束電子線回析像を観察することができ
る。一方、切換器7を切換えて第1の励磁コイル
5の励磁極性を第2の励磁コイル8の励磁極性と
逆にすると、前述した試料を透過した電子線を結
像させる条件を満す試料位置zpと、試料に入射す
る電子線が試料面上で結像させる条件を満す位置
ziは、第2図において各々点線o,iで示すよう
に変化することが分つた。この点線で示された特
性から、試料13を前記Zの位置に配置した状態
においては、第2の励磁コイル8を第2図におけ
る点Bに対応した励磁強度、即ち略12400ATに
すると、前述した結像条件だけが満されるため、
第3図bに示すように、前段の収束レンズ(図示
せず)により一旦絞られた後、前記第1のレンズ
L1により平行ビームにされて試料13に入射し
た後、試料13を透過した電子線EBは、前記第
3のレンズL3により遠方の中間レンズ(図示せ
ず)の物面に結像するようにされる。従つて、こ
の点Bに対応する励磁においては、試料13の透
過像が得られることが分る。次に、第1の励磁コ
イル5の励磁強度を第2の励磁コイル8の励磁極
性と同一にした状態において、第2の励磁コイル
8の励磁強度を変化させた際の前記レンズL1,
L2,L3の合成の球面収差係数Cs及び色収差係数
Ccについて、同様に電子計算器による計算をし
たところ、前述したb2>S2、b2>D3且つ、50゜≦
θ3≦70゜なる関係があるため、レンズL1,L2,L3
合成の球面収差係数Cs及び色収差係数Ccの大き
さは、各々第4図において実線Cs,Ccで示すよ
うに、全領域において小さな値であることが分つ
た。同様に、第1の励磁コイル5の励磁強度を第
2の励磁コイル8と逆極性で励磁した状態で、第
2の励磁コイル8の励磁コイルの強度を変化させ
ると、球面収差係数Cs及び色収差係数Ccは各々
第4図において点線Cs,Ccで示すようになり、
この場合にも小さな値であることが分つた。従つ
て、第2の励磁コイル8の励磁強度を第2図に示
したグラフにおける点Aに対応する強度と点Bに
対応する強度との間で変化させても、球面収差係
数Cs及びCcは共に小さな値であることが明らか
である。又、第1の励磁コイル5の励磁強度が異
なる2つの場合について、第2の励磁コイル8の
励磁強度の変化に伴なうレンズL1,L2,L3合成
の焦点距離f0の変化について計算したところ、
各々第4図の実線f0と点線f0になり、前述した点
Aに対応する励磁状態と点Bに対応する励磁状態
では倍率変化は殆んど生じないことが明らかであ
る。
従つて、第1の励磁コイル5を第2の励磁コイ
ル8と同極性で励磁し、第2の励磁電源9の出力
電流を調節することにより、第2の励磁コイル8
の励磁強度を第2図の点Aに対応した略
11600ATにすれば、試料13の収束電子線回析
像を得ることができ、切換器7を切換えて第1の
励磁コイル5を第2の励磁コイル8と逆極性で励
磁し、その状態において、第2の励磁コイル8を
第2図における点Bに対応した略12400ATで励
磁すれば、収束電子線回析像を得ていた試料13
の微小領域と略同一領域の透過像を得ることがで
きる。
ル8と同極性で励磁し、第2の励磁電源9の出力
電流を調節することにより、第2の励磁コイル8
の励磁強度を第2図の点Aに対応した略
11600ATにすれば、試料13の収束電子線回析
像を得ることができ、切換器7を切換えて第1の
励磁コイル5を第2の励磁コイル8と逆極性で励
磁し、その状態において、第2の励磁コイル8を
第2図における点Bに対応した略12400ATで励
磁すれば、収束電子線回析像を得ていた試料13
の微小領域と略同一領域の透過像を得ることがで
きる。
上述した実施例は、本発明の一実施例に過ぎ
ず、実施にあたつては、他の態様を取り得る。
ず、実施にあたつては、他の態様を取り得る。
例えば、上述した実施例においては、試料を上
方から挿入したが、光軸Cに垂直な方向から挿入
するようにしても良い。
方から挿入したが、光軸Cに垂直な方向から挿入
するようにしても良い。
又、中磁極片3の下面の光軸Cに対する傾斜角
θ2は、60゜以上80゜以下にしたが、それ以外の角度
でも良い。
θ2は、60゜以上80゜以下にしたが、それ以外の角度
でも良い。
[効果]
上述したように、本発明の対物レンズを使用す
れば、励磁電流の向きを変化させるためのスイツ
チ操作と、励磁電流値の調整だけで、試料の位置
を機械的に移動させることなく、試料の同一微小
領域の透過像と収束電子線回析像を任意に切換え
て観察することができる。
れば、励磁電流の向きを変化させるためのスイツ
チ操作と、励磁電流値の調整だけで、試料の位置
を機械的に移動させることなく、試料の同一微小
領域の透過像と収束電子線回析像を任意に切換え
て観察することができる。
第1図は本発明の一実施例を示すための図、第
2図は試料を透過した電子線が結像するという条
件を満す試料のz方向位置zpと試料に入射する電
子線が試料面上で結像するという条件を満す位置
ziの変化を、第1のコイルの2通りの励磁極性に
対して第2の励磁コイルの励磁強度との関連にお
いて示すための図、第3図は収束電子線回折像を
得る際の光学図と、透過像を得る際の光学図を示
すための図、第4図は第2の励磁コイルの励磁強
度の変化に伴なう球面収差係数Cs、色収差係数
Cc及び焦点距離f0の変化を示すための図である。 1:ヨーク、2:上磁極片、3:中磁極片、
4:下磁極片、5,8:励磁コイル、6,9:励
磁電源、7:切換器、10,11:スペーサー、
12:試料傾斜装置、13:試料。
2図は試料を透過した電子線が結像するという条
件を満す試料のz方向位置zpと試料に入射する電
子線が試料面上で結像するという条件を満す位置
ziの変化を、第1のコイルの2通りの励磁極性に
対して第2の励磁コイルの励磁強度との関連にお
いて示すための図、第3図は収束電子線回折像を
得る際の光学図と、透過像を得る際の光学図を示
すための図、第4図は第2の励磁コイルの励磁強
度の変化に伴なう球面収差係数Cs、色収差係数
Cc及び焦点距離f0の変化を示すための図である。 1:ヨーク、2:上磁極片、3:中磁極片、
4:下磁極片、5,8:励磁コイル、6,9:励
磁電源、7:切換器、10,11:スペーサー、
12:試料傾斜装置、13:試料。
Claims (1)
- 1 ヨークと、該ヨークに取り付けられた第1、
第2、第3の磁極片と、該第1、第2の磁極片間
にレンズ磁界を形成するための第1の励磁コイル
と、該第1の励磁コイルに励磁電流を供給するた
めの第1の電源と、該第1の電源から第1の励磁
コイルに供給される励磁電流の向きを切換えるた
めの切換手段と、第2、第3の磁極片間に第2の
レンズ磁界を形成するための第2の励磁コイル
と、該第2の励磁コイルに励磁電流を供給するた
めの第2の電源とを具備することを特徴とする電
子顕微鏡等の対物レンズ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4506483A JPS59171442A (ja) | 1983-03-17 | 1983-03-17 | 電子顕微鏡等の対物レンズ |
US06/584,712 US4585942A (en) | 1983-03-17 | 1984-02-29 | Transmission electron microscope |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4506483A JPS59171442A (ja) | 1983-03-17 | 1983-03-17 | 電子顕微鏡等の対物レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59171442A JPS59171442A (ja) | 1984-09-27 |
JPH0161229B2 true JPH0161229B2 (ja) | 1989-12-27 |
Family
ID=12708919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4506483A Granted JPS59171442A (ja) | 1983-03-17 | 1983-03-17 | 電子顕微鏡等の対物レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59171442A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6624426B2 (en) * | 2000-12-11 | 2003-09-23 | Schlumberger Technologies Inc. | Split magnetic lens for controlling a charged particle beam |
WO2018189850A1 (ja) * | 2017-04-13 | 2018-10-18 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 電子顕微鏡 |
-
1983
- 1983-03-17 JP JP4506483A patent/JPS59171442A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59171442A (ja) | 1984-09-27 |
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