JPH0153260B2 - - Google Patents

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JPH0153260B2
JPH0153260B2 JP55032748A JP3274880A JPH0153260B2 JP H0153260 B2 JPH0153260 B2 JP H0153260B2 JP 55032748 A JP55032748 A JP 55032748A JP 3274880 A JP3274880 A JP 3274880A JP H0153260 B2 JPH0153260 B2 JP H0153260B2
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JP
Japan
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xylenol
chloride
reaction
chloro
hydrogen peroxide
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JP55032748A
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JPS56131535A (en
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Naseo Sugito
Shigeo Morimoto
Fumio Kikawa
Noryuki Takao
Ukichi Akyama
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Kawaguchi Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kawaguchi Chemical Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、キシレノールの塩素化による塩素化
キシレノールの製造方法の改良に関する。
殊に本発明は、3,5―キシレノールの塩素化
を特定の反応体と反応条件とを用いて行なうこと
によつて3,5―キシレノールのp−位置に選択
的に塩素を導入することによつて4―クロル―
3,5―キシレノールをきわめて好収率で製造す
る方法に関する。
(従来の技術) キシレノールの塩素化による塩素化キシレノー
ルの製造方法に関しては、従来から種々の方法が
知られている。
例えば特公昭45−40882号明細書には熱塩酸水
溶液中で塩化第二銅を塩素化剤としてキシレノー
ルを塩素化する方法が、特開昭49−35344号公報
には熱塩酸水溶液中で塩化第一銅および塩化第二
銅を触媒として塩素ガスとキシレノールとを反応
させる方法が、また特開昭52−57131号公報には
金属塩化物といおう化合物を触媒として塩化スル
フリルでキシレノールを塩素化する方法が開示さ
れている。
これらの既知の方法には用いる反応体に起因す
る反応工程および後処理工程に種々の問題があつ
て好ましいキシレノールの塩素化方法とは云い難
い。すなわち、上記した熱塩酸および塩化銅を使
用する方法にあつては塩素化反応の進行に伴なつ
て塩化銅は水酸化銅に変化し、この水酸化銅を回
収する工程またはこれを再生して塩化銅に戻す工
程を必要とする。また上記した塩化スルフリルを
塩素化剤として使用する方法にあつては亜硫酸ガ
スおよび塩酸ガスが発生し、これらの発生ガスの
除去のために別途の装置を必要とする。
これらの反応工程および反応装置上の問題の他
にこれらの既知の方法ではキシレノールに導入さ
れる塩素のベンゼン核上の位置の選択性の点でさ
らに問題があつた。すなわち、キシレノールの塩
素化の場合に塩素化可能なキシレノールのベンゼ
ン核上の位置は3個所あり、これらの方法によつ
ては塩素化は必ずしも選択的に特定の位置で起ら
ないことから生成物は塩素の置換位置および置換
した塩素の数を異にする塩素化物の混合物の形で
得られ、特定の置換体を目的とする場合には更に
分別および精製の手段を必要とする。
(本発明が解決しようとする課題) 上述したように、キシレノールの塩素化によつ
ては通常異性体と塩素化程度の異なつた生成物の
混合物が得られ、またキシレノールには6種類の
異性体が存在する。ところでこれらのキシレノー
ルの塩素化物の中で殺菌剤、防ばい剤、または農
薬の合成中間体として4―クロル―3,5―キシ
レノールがきわめて重要な化合物であつて、工業
的な観点からそのものの有利な製造方法が求めら
れている。
この4―クロル―3,5―キシレノールの製造
はこれまで3,5―キシレノールの塩素化によつ
て行われているが、この塩素化によつて導入され
る塩素のベンゼン核上の位置については塩素化に
用いる塩素化剤の種類によつて異なることが一般
に知られている(例えばユニツトプロセスVol3、
永井芳男、化学工業社刊、実験化学講座Vol20、
日本化学会編参照)ものの、4―クロル体を選択
的に生成させる方法は知られていない。そして既
知の方法による副生成物である2―クロル―3,
5―キシレノールおよびジ―およびトリークロロ
化合物を4―クロル―3,5―キシレノールから
分別して精製4―クロル―3,5―キシレノール
を取得することの操作のはん雑さと、これら副生
成物の分別に伴う必然的な収率の低下を回避する
ために、4―クロル―3,5―キシレノールを選
択的に生成させる塩素化方法の開発が大きい課題
であつたのである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは3,5―キシレノールの塩素化に
よる4―クロル―3,5―キシレノールの製造方
法について鋭意研究した結果、4―クロル―3,
5―キシレノールをほぼ100%の高い選択率で生
成させる方法を見出して本発明を完成させたので
ある。
すなわち、本発明は、3,5―キシレノールを
塩化アルミニウムまたは塩化第二鉄触媒の存在下
に、塩化水素と過酸化水素とで塩素化することを
特徴とする4―クロル―3,5―キシレノールの
製造方法に関する。
本方法で使用する塩化水素は、最も簡便には塩
酸の形でありうる。この塩酸は工業的に入手しう
る30%HCl溶液までの高濃度のものから、5%
HCl程度の希塩酸を包含する。しかしながら、こ
の塩素化反応の技術分野において常用されている
気体状のHClであつてもよく、この場合反応混合
物中に適当な分配装置を経て導入される。
この塩化水素は3,5―キシレノール1モルに
対して1モルまたはそれ以上の量で用いられ好ま
しい使用量の範囲は3,5―キシレノール1モル
に対して1モル〜2.5モル、更に好ましくは1.01
モル〜1.2モルの範囲である。上記の範囲以下の
量のHClの使用によつては未反応物の量が大とな
つて経済的ではないし、上記の範囲以上の量の
HClの使用は所望の4―クロル―3,5―キシレ
ノールの生成に特別の利益をもたらさないので必
要がない。
本方法で使用する過酸化水素は、塩化水素と同
様に最も簡便には過酸化水素水溶液の形でありう
る。勿論過酸化水素としてきわめて高濃度の例え
ば98%H2O2を使用することも可能ではあるが、
この方法では工業的に容易に入手可能な5%〜60
%H2O2溶液までの濃度の過酸化水素水溶液が用
いられる。
この過酸化水素は塩化水素に対して通常化学量
論量で用いることによつて所望の塩素化が達成し
うるが、一般にはやや過剰量の存在が望ましい。
従つてこの過酸化水素は塩化水素1モルに対して
0.5モル〜2モル、好ましくは1モル〜1.2モルの
範囲で用いられる。
本方法で使用する触媒の塩化アルミニウムまた
は塩化第二鉄は触媒として有効な量で用いること
で充分で、キシレノールに対して0.01重量%〜1
重量%程度の量で用いられる。
この反応は、無溶媒または水のみを溶媒として
実施することができるけれども、反応体の一方の
塩化水素および過酸化水素が通常は水溶液の形で
供給され、一方3,5―キシレノールは水に微溶
性でありしかも後記するように反応は3,5―キ
シレノールの融点以下で行なうことが多いことか
ら、反応を円滑に進行させるためには3,5―キ
シレノールを溶解させる有機溶媒であつてしかも
自体は塩素化を受けることがない有機溶媒の存在
下に反応を行なうことが好ましい。
この有機溶媒の具体例としては、塩素化炭化水
素溶媒例えばトリクロルエチレン、パークロルエ
チレン、四塩化炭素の他にD.M.F.等が挙げられ
る。
この反応は広い範囲の温度条件下に進めること
が可能であるが、副反応を防止し、かつ急激な反
応の進行を防止するために比較的低温度で反応を
行なうことが好ましく、一般に10℃〜50℃殊に好
ましくは20℃〜30℃の範囲の温度で反応が行なわ
れる。
この方法によつて上記した操作によつて反応を
行なうことによつてほぼ100%の選択率で4―ク
ロル―3,5―キシレノールが得られ、副生する
2―クロル―3,5―キシレノール、2,4―ジ
クロル―3,5―キシレノールおよび2,4,6
―トリクロル―3,5―キシレノールの量はきわ
めてわずかである。このために反応混合物から析
出する反応生成物はほぼ純粋な4―クロル―3,
5―キシレノールであり、この析出物を分別した
母液は再び次の3,5―キシレノールの塩素化の
ために使用可能となる。すなわち、原料3,5―
キシレノールの純度が高い場合には上記した母液
中の溶存成分は未反応の3,5―キシレノール
と、塩化水素と、過酸化水素と、触媒と溶媒とか
ら成り、この母液を循環使用することにより上記
の溶存成分をすべて次の段階の反応に利用できる
ことになる。
以下に実施例によつて本発明を更に詳細に説明
するが、この実施例は本発明の単なる例示であつ
て実施例の記載によつて本発明が限定されるもの
と解してはならない。
実施例 1 温度計、流冷却器、滴下ロート、攪拌器を備え
た200c.c.四つ口フラスコに、四塩化炭素50g、3,
5―キシレノール12.2g、30%塩酸50gを仕込
み、触媒として塩化アルミニウム0.2gを加えて
よく攪拌し、温度30℃に保ちつつ、30%過酸化水
素22.2gを90分かかつて分液ロートより滴下して
反応させる。尚同温度に2時間保ち反応を完了さ
せる。
温浴にて反応液の温度を40℃に上げ、反応生成
物を溶媒中に完全に溶解させ、この液の一部をガ
スクロマトグラフにて分析した結果、溶媒以外の
有機物の組成は次の通りである。
4―クロル―3,5―キシレノール 99.6重量% 2―クロル―3,5―キシレノール 0.1重量% 2,4―ジクロル―3,5―キシレノール
0.2重量% 3,5―キシレノール 0.1重量% この反応液を徐々に冷却し、10℃に析出した結
晶を過し、水洗い乾燥した結果のガスクロマト
グラフイーの分折結果は次の通りである。収率と
しては13.5gであつた。
4―クロル―3,5―キシレノール 99.8重量% 3,5―キシレノール 0.1重量% その他 0.1重量% 実施例 2 実施例1と同様の反応装置を用い、パークロエ
チレンを用い、触媒として無水塩化第二鉄を0.05
gを使用し、実施例1と同様にして反応を行なつ
た結果の、反応液の有機物の組成は次の通りであ
る。尚析出した結晶を過し乾燥した結晶は13.5
gであつた。
4―クロル―3,5―キシレノール 99.6重量% 2―クロル―3,5―キシレノール 0.1重量% 2,4―ジクロル―3,5―キシレノール
0.2重量% 3,5―キシレノール 0.1重量% 実施例 3 実施例1と同様の反応装置を用い、触媒として
無水塩化アルミニウム0.2gを使用、実施例1の
過した時の溶媒と塩酸溶液をリサイクルとし
て、消費塩酸分に相当する35%塩酸を追加して、
実施例1と同様に反応を行なつた結果、反応液の
組成は次の通りであつた。
4―クロル―3,5―キシレノール 99.5重量% 2―クロル―3,5―キシレノール 0.1重量% 2,4―ジクロル―3,5―キシレノール
0.3重量% 3,5―キシレノール 0.1重量% 実施例1の如き晶析操作を行なつた結晶、得ら
れた乾燥結晶は14.5gでガスクロマトグラフイー
の分析結晶は次の通りである。
4―クロル―3,5―キシレノール 99.8重量% 3,5―キシレノール 0.1重量% その他 0.1重量%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3,5―キシレノールを塩化アルミニウムま
    たは塩化第二鉄触媒の存在下に塩化水素と過酸化
    水素とで塩素化することを特徴とする4―クロル
    ―3,5―キシレノールの製造方法。 2 塩化水素は気体状または塩酸(5%〜38%
    HCl溶液)の形態で用いられる特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 3 過酸化水素は過酸化水素水溶液(5%〜60%
    H2O2溶液)の形態で用いられる特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 4 反応を有機溶媒の存在下に行なう特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 5 3,5―キシレノールを塩化アルミニウムま
    たは塩化第二鉄触媒および有機溶媒の存在下に塩
    化水素と過酸化水素とで塩素化し、生成した4―
    クロル―3,5―キシレノールの結晶を取り出
    し、母液をつぎの3,5―キシレノールの塩素化
    に循環使用することを特徴とする4―クロル―
    3,5―キシレノールの製造方法。
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CN110724061A (zh) * 2019-10-21 2020-01-24 新岸诺亚(北京)催化科技有限公司 一种对碘苯胺及其制备方法

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