JPH0153159B2 - - Google Patents

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JPH0153159B2
JPH0153159B2 JP15902281A JP15902281A JPH0153159B2 JP H0153159 B2 JPH0153159 B2 JP H0153159B2 JP 15902281 A JP15902281 A JP 15902281A JP 15902281 A JP15902281 A JP 15902281A JP H0153159 B2 JPH0153159 B2 JP H0153159B2
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movable
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work piece
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JP15902281A
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JPS5858986A (ja
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Shigeo Fukaya
Yoshihata Mori
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
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Publication of JPS5858986A publication Critical patent/JPS5858986A/ja
Publication of JPH0153159B2 publication Critical patent/JPH0153159B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は相対回転と軸推力下の接圧によつて一
対の加工片の接圧部に摩擦熱を生ぜしめて塑性変
形させ、急激な回転停止によつて前記加工片を接
合するようにした摩擦圧接機、特に前記加工片の
うち非回転のまま保持される加工片が一定長さ以
上ものを対象とした摩擦圧接機に関するものであ
る。
従来、摩擦圧接機は一方の加工片を締掴して回
転させるスピンドルボツクス、チヤツク等からな
る締掴回転機構と、他方の加工片を非回転のまま
定位置に強制的に締掴保持する調芯機能を備えた
1基の芯出しクランプ機構と、接圧時に加工片の
後端と対応して同加工片に作用する接圧方向の推
力を受ける推力受承機構とにより構成されてい
る。すなわち、従来の摩擦圧接機は1基の芯出し
クランプ機構を使用していることから、加工片と
クランプ爪との摩擦力による推力受承能力もさほ
ど大きくないので、前述したように加工片の後端
と対応して推力受承機構を装設しなければなら
ず、従つて装置全体が大型化するという欠陥があ
つた。特に加工片が歪んでいると加工片と芯出し
クランプ爪との密着度が悪化して両者の摩擦力が
小さくなるため、推力受承能力が低下して同じク
ランプ力を作用させた場合でもクランプ爪と加工
片がスリツプし易くなるので、前記推力受承機構
を大型化する必要があつた。
さらに、上記欠陥を解消するため従来芯出しク
ランプ機構を2基装設した摩擦圧接機もあつた
が、加工片あるいはクランプ爪の変形、損傷をそ
れなりに軽減でき、クランプ機構及びフレームも
ある程度小型化することができるが、それだけで
はやはり加工材の後端と対応する推力受承機構を
省略することは無理であり、充分な解決策とはい
えなかつた。
なお、芯出しクランプ機構を3基以上並設する
ことにより、推力受承能力を向上させて加工片と
対応する推力受承機構を省略したり、各クランプ
機構及びフレームを小型化することも考えられる
が、3基以上の芯出しクランプ機構を同一位置に
対応して配設することは、製作、組付上非常に困
難であり、又歪のある加工片を3箇所以上で強制
的に締掴しようとすると、加工片に大きい力が無
理に作用するという問題が生じる。
本発明の目的は加工片の接圧部に近接して補助
芯出しクランプ機構を装設するとともに、前記ク
ランプ機構の後方に主芯出しクランプ機構を配設
し、さらに前記主芯出しクランプ機構の前方及
び/又は後方に1基以上のフローテイングクラン
プ機構を配設することにより、加工片やクランプ
爪等の変形、損傷を極力防ぐことができるととも
に、クランプ機構及びフレームを小型化すること
ができ、さらにクランプ機構による推力受承能力
を高めて、加工片後端と対応する推力受承機構を
省略し、装置全体をコンパクト化することができ
る摩擦圧接機を提供することにある。
以下、本発明の摩擦圧接機を具体化した一実施
例を図面について説明する。
この実施例の摩擦圧接機は概略的に見て、第1
図及び第2図に示すように第1加工片Wを把持し
て回転させながら第2加工片W′へ圧接する方向
に移動させるための回転接圧機構Aと、同接圧機
構A、後述する主芯出しクランプ機構D及びフロ
ーテイングクランプ機構E1,E2とそれぞれ協働
して第1、第2加工片W,W′に作用する推力を
受承し得るようにした推力受承機構Bと、第2加
工片W′の先端部を締掴して所定位置に保持する
ための把握力の比較的弱い補助芯出しクランプ機
構Cと、同クランプ機構Cの後方に位置しかつ前
記推力受承機構Bを構成する固定ストツパブラケ
ツト6に近接して第2加工片W′の中間部を締掴
して所定位置に保持するための把握力の比較的強
い主芯出しクランプ機構Dと、同クランプ機構D
に近接して配設され、第2加工片W′の中間部を
その外周面にならつて締掴把持するようにした把
握力の比較的強い2基の第1及び第2のフローテ
イングクランプ機構E1,E2と、さらにクランプ
機構Dのクランプ爪53,54に第1及び第2の
フローテイングクランプ機構E1,E2のクランプ
爪68,74を密着させるようにしたクランプ爪
密着機構Fとにより構成されている。
そこで、まず前述した各機構のうち第1加工片
Wの回転接圧機構A及び推力受承機構Bについて
第1,2図を中心に説明すると、フレーム1の上
面左側にはスライドテーブル2が固定され、同テ
ーブル2上には第1図左右方向すなわち第1加工
片Wの接圧方向へ往復スライド可能にスピンドル
ボツクス3が支承されている。このスピンドルボ
ツクス3には図示しないモータにより高速回転さ
れ、停止機構により急停止されるスピンドル4が
接圧方向に支承されている。前記スピンドル4の
先端部には第1加工片Wを把持するチヤツク5が
装着されている。
前記フレーム1の右端上面には推力受承機構B
を構成する固定ストツパブラケツト6が立設固定
され、同ブラケツト6と対応するようにフレーム
1上面左側には可動ストツパブラケツト7が図示
しないローラ又は平面スライド接触により左右方
向の往復動可能に支承されている。この可動スト
ツパブラケツト7と前記固定ストツパブラケツト
6は推力を受ける一対のタイロツド8,9により
連結固定されている。前記可動ストツパブラケツ
ト7の後面にはスラストシリンダ10が固着さ
れ、そのピストンロツド11が同ブラケツト7を
貫通して前方のスピンドルボツクス3に連結され
ている。
この実施例では、前記スピンドル4とピストン
ロツド11の各中心軸線Oを一致させており、前
記一対のタイロツド8,9は前記中心軸線Oから
等距離離れた位置にかつ180度おいて配設されて
いる(第3図参照)。従つて、前記スラストシリ
ンダ10のピストンロツド11が第1図右方に移
動されると、ボツクス3、スピンドル4及びチヤ
ツク5等が一体となつて同方向に移動され、第1
加工片Wの先端が第2加工片W′の先端面に接圧
(素材接触)されて第1、第2加工片W,W′に推
力が付与されると、その反力はチヤツク5、スピ
ンドル4、ボツクス3、ピストンロツド11、ス
ラストシリンダ10及び可動ストツパブラケツト
7を介して一対のタイロツド8,9に均等に伝達
される。
次に、第2加工片W′の先端部を非回転のまま
定位置に締掴保持するようにした前記補助芯出し
クランプ機構Cを第3図について説明すると、フ
レーム1の上面には前記スピンドル4の中心軸線
Oと直交するように水平に支持台12が固定さ
れ、同支持台12の上面にはスライドベース13
が固定されている。同スライドベース13の上面
両側部には固定ブラケツト14,15が配置さ
れ、両ブラケツト14,15の前方には可動ブラ
ケツト16,17が中心軸線Oに向つて往復動可
能に支承されている。前記可動ブラケツト16,
17の前側垂立面16a,17a、水平面16
b,17bにはそれぞれシムプレート18を介し
てクランプ爪19,20がボルト21により締付
固定されている。なお、クランプ爪19,20の
前面には円弧状のパツド22がそれぞれ嵌着さ
れ、下面には圧接時に推力を可動ブラケツト1
6,17に伝達するキー23が嵌入されている。
前記固定ブラケツト14,15にはイコライザ
レバー24,25がピン26,27によりそれぞ
れ回動可能に支承され、両レバー24,25の下
端部にはイコライザリンク28がピン29,30
により平行四節リンクを構成するように連節され
ている。又、前記イコライザレバー24,25の
前端部にはピン31,32により別のイコライザ
レバー33,34が連節され、同レバー33,3
4の先端部はピン35,36により前記可動ブラ
ケツト16,17に連節されている。
一方、前記固定ブラケツト14の後端面には、
クランプシリンダ37が固着され、同シリンダの
ピストンロツド38と前記イコライザリンク28
の一端部との間にはピン39により連結リンク4
0が連節されている。従つて、クランプシリンダ
37が作動され、そのピストンロツド38が第3
図左方へ移動されると、連結リンク40を介して
イコライザリンク28が同方向へ揺動され、これ
によりレバー24,25がピン26,27を中心
として第3図時計回り方向へ回動されてレバー3
3,34、可動ブラケツト16,17及びクラン
プ爪19,20がそれぞれ中心軸線Oに向つて等
速度で移動され、第2加工片W′の先端部は定位
置に締掴保持される。
次に、前記主芯出しクランプ機構Dを第4図及
び第5図について説明すると、フレーム1上面に
はスピンドル4の中心軸線Oと直交する水平方向
に支持台41が固設され、同支持台41の左右両
側上部には横四角筒状の固定ガイド枠42,43
が配置され、さらに両ガイド枠42,43の後端
部にはクランプシリンダ44,45が対向するよ
うに固着されている。前記ガイド枠42,43内
にはスピンドル4の中心軸線Oに向つて接離可能
に可動ブラケツト46,47がスライド支持され
ている。前記クランプシリンダ44,45のピス
トンロツド48の先端面には、第5図に示すよう
に可動ブラケツト46,47(第5図では47側
のみ図示する)の後端面に形成した凹部47aに
緩く嵌入される四角板状の連結ブロツク49がボ
ルト50により止着されている。この連結ブロツ
ク49の両側面と前記凹部47aの両側面にはそ
れぞれキー溝が形成されキー51が緩く挿入され
ている。従つて、前記クランプシリンダ44,4
5のピストンロツド48が前後方向に往復動され
ると、往動時にはピストンロツド48の端面を介
し、復動時には連結ブロツク49及びキー51を
介して可動ブラケツト47が同方向に往復動され
る。
前記可動ブラケツト46,47の前部垂立面4
6b,47bと水平面46c,47cに対しシム
プレート52を介してクランプ爪53,54がボ
ルト55により固着されている。なお、前記クラ
ンプ爪53,54の対向面には、第2加工片
W′の外周面を締掴する円弧状のパツド56が嵌
着され、下面には接圧時に第2加工片W′に作用
する推力を可動ブラケツト46,47に伝えるキ
ー57が嵌入されている。
第5図に示すように前記クランプ爪54の両側
面に形成された凹部54aには、接圧作業時に推
力を受ける固定受圧リング58が嵌合されてい
る。同リング58の内側縁部に形成した断面円弧
状の受圧面58aには可動受圧リング59が任意
の方向へのスライド可能に係合されている。さら
に、前記可動受圧リング59には受圧金具60が
嵌合され、ボルト61によりクランプ爪54に締
着されている。そして、これらの固定、可動受圧
リング58,59、受圧金具60及びボルト61
等によりクランプ爪54を固定ストツパブラケツ
ト6に面接触させるための面接触保持機能が形成
されている。
一方、前記固定ストツパブラケツト6の前面に
は前記受圧金具60と対応するように受圧部材6
2が固着され、同受圧部材62と前記受圧金具6
0との間には、一定の微小間隙G1が形成されて
いる。この間隙G1は小さいほど望ましく、なく
して両者を接触させてもよいが、この場合には製
作、組付上問題が生じたり、部品が摩耗し易くな
つたりするので、通常0.1〜0.3mmに設定される。
第4図に示すように、前記可動ブラケツト4
6,47の前部下側にはそれぞれ脚片46d,4
7dが一体形成されており、両脚片46d,47
dの下端部と、支持台41の中央部に支軸63に
より回動可能に支承したイコライザレバー64の
両端部との間には一対のイコライザリンク65が
ピン66によりそれぞれ連節されている。従つ
て、シリンダ44,45のピストンロツド48に
より可動ブラケツト46,47が押動されると、
前記レバー64及びリンク65により両ブラケツ
ト46,47及びクランプ爪53,54が等速度
で移動され、第2加工片W′はクランプ爪53,
54により中心軸線Oと一致する定位置に締掴保
持される。
次に、前記補助及び主芯出しクランプ機構C,
Dにより定位置に締掴された第2加工片W′をそ
の両側周面にならつて締掴するようにした2基の
第1及び第2のフローテイングクランプ機構E1
E2のうち、クランプ爪密着機構Fを備えた第1
フローテイングクランプ機構E1を第6図〜第8
図について説明する。
このクランプ機構E1は第6図に示すように前
述した芯出しクランプ機構Dと比較して可動ブラ
ケツト46,47を等速運動させるイコライザ機
構が省略された点及びブラケツト46,47に対
し左右一対のクランプ爪68,68をフローテイ
ング支持した点において異なり、その他の構成は
前記主芯出しクランプ機構Dと同様であるから、
相違する左右一対のフローテイング機構のうち右
側のクランプ爪68について述べることにする。
第7図に示すように可動ブラケツト47の前部
垂立面47bには上下方向に受圧凹部としての円
筒状受圧凹面47eが形成され、水平面47c上
には第8図に示すように2本の爪支持棒67が立
設固定されている。前記支持棒67に対しクラン
プ爪68が任意の方向への浮動可能に緩く嵌合さ
れている。前記クランプ爪68の支持棒貫通孔6
8aの中間部には、支持リング部68bが一体形
成されている。そして、前記可動ブラケツト47
の水平面47cと前記支持リング部68b下面と
の間及び同リング部68bと前記支持棒67の頭
部67aとの間に対しバネ受け69及び弾性部材
として複数の皿バネ70をそれぞれ介装して、ク
ランプ爪68を水平面47cから浮かせた状態に
弾性的に保持している。なお、前記貫通孔68a
の上端部には蓋71がビス着されている。
前記クランプ爪68の後面には前記可動ブラケ
ツト47の円弧状受圧凹面47eに密着される受
圧凸部としての円弧状受圧凸面72aを形成した
受圧ブロツク72が固着(ただ当接させるだけで
サンドイツチ状に保持されるようにしてもよい。)
されている。前記可動ブラケツト47の上部には
前記受圧ブロツク72の上方への位置規制を行な
うストツパプレート73がボルトにより固着され
ている。
従つて、クランプシリンダ45のピストンロツ
ド48が第6図矢印方向へ移動されると、ピスト
ンロツド48の先端によつて押される形となつて
可動ブラケツト47が同方向へ移動され、クラン
プ爪68は定位置に保持された第2加工片W′の
外側面に向つて移動接圧される。このとき、クラ
ンプ爪68は可動ブラケツト47に対しフローテ
イング支持されているので、パツド56全体が定
位置に締掴されている第2加工片W′の外周面に
ならつて同周面に密接される。このため第2加工
片W′の周面を局部的に強く押圧して損傷させた
り、クランプ爪68に曲げ反力を生じさせたり、
あるいはパツド56と加工片W′の接触不良によ
り第2加工片に作用する推力保持機能の低下を招
いたりすることがなくなる。特に、このようなフ
ローテイングクランプ機構を備えていることは、
同軸度の極めて悪い石油掘削用のシームレスパイ
プ等の加工片をクランプするのに非常に有効であ
る。
前記主芯出しクランプ機構Dと第1フローテイ
ングクランプ機構E1の間に介装された別の第2
フローテイングクランプ機構E2は、前記第1フ
ローテイングクランプ機構E1とほぼ同様に構成
されており、この第2のフローテイングクランプ
機構E2のクランプ爪74,74と前記クランプ
爪53,54との間には第9図aに示すように微
小間隙G2(0.1〜0.3mm)がそれぞれ設けられてい
る。又、前記クランプ爪74,74とクランプ爪
68,68の間にも微小間隙G3(0.1〜0.3mm)が
設けられている。
次に、前述した主芯出しクランプ機構Dのクラ
ンプ爪53,54に対し第1、第2フローテイン
グクランプ機構E1,E2のクランプ爪68,68,
74,74を密着させる一対のクランプ爪密着機
構Fのうち右側の密着機構Fを第7図について説
明する。
前記固定ガイド枠43の一側面にはブラケツト
75が水平に止着され、同ブラケツト75に対し
支軸76によりクランプ爪押付けレバー77の中
央部が水平回動可能に支持されている。同じくガ
イド枠43の一側面には比較的小容量のシリンダ
78が止着され、同シリンダ78のピストンロツ
ド79の先端が前記クランプ爪押付けレバー77
の後端に連結されている。又、クランプ爪押付け
レバー77の先端部はクランプ爪68へ向つて直
角状に折曲げ形成され、同爪68の端部に形成配
設した既述と同様の受圧金具60の端面に当接可
能とされている。
従つて、前記シリンダ78のピストンロツド7
9が第7図矢印方向へ突出されると、クランプ爪
押付けレバー77が支軸76を中心に第7図時計
回り方向へ回動され、フローテイング状態のクラ
ンプ爪68は前記レバー77によりクランプ爪7
4へ向つて押圧され(クランプ爪68と受圧ブロ
ツク72が一体化されている場合には円弧状受圧
凹面47eと円弧状受圧凸面72aの間の隙間の
大きさのとり方によつて、設定量の移動が可能で
ある。)、さらに同クランプ爪74は主芯出しクラ
ンプ機構Dのクランプ爪54に密着され、3つの
クランプ爪68,74,54は1つの剛体のごと
く押圧密着される。
次に、前記のように構成した摩擦圧接機につい
て、その作用を説明する。
第9図aは第2加工片W′が図示しない支持ロ
ーラによりスピンドル4の中心軸線Oと対応する
定位置に支持され、各クランプ機構C,D,E1
E2が不作動状態を示す。この状態で第2加工片
W′を締掴するには、まず第9図bに示すように
補助芯出しクランプ機構Cのクランプ爪19,2
0により加工片W′の先端部を比較的弱い力(例
えば40ton)で締掴するとともに、主芯出しクラ
ンプ機構Dのクランプ爪53,54により加工片
W′の中間部を比較的強い力(例えば200ton)で
締掴して定位置に保持する。
続いて、2基の第1及び第2のフローテイング
クランプ機構E1,E2のクランプ爪68,68及
び74,74により第2加工片W′の両外周面を
比較的弱い力(例えば30ton)で把持する(第9
図b参照)。その後、加工片W′を比較的弱い力で
把持したままあるいは締掴圧力を解除した状態で
クランプ爪密着機構Fの押付けレバー76,76
によりクランプ爪53,54に対しクランプ爪7
4,74,68,68を第9図cに示すように密
着させ、再び前記クランプ爪68,68及び7
4,74に今度は比較的強い把握力(例えば
200ton)を作用させて第2加工片W′をその外周
面にならつて締掴する。
このようにして、第2加工片W′を所定位置に
クランプ保持したら、スラストシリンダ10を作
動させてチヤツク5により把持され回転している
第1加工片Wを第9図c右方へ移動させ、第1加
工片Wの先端面を第2加工片W′の先端面に比較
的強い推力(例えば40tonまたは150ton)で接圧
すると、両加工片W,W′の接圧面に摩擦熱が発
生して塑性変形し、一定時間後にチヤツク5を急
停止してそのままとするか、もしくは該急停止と
同時か、微小時間前後して前述よりさらに高い推
力を付加したあと、第1、第2加工片W,W′は
結合される。
ところで、第9図c〜dに示す接圧作業時にお
いては、可動ストツパブラケツト7がフレーム1
に対して移動可能に支承されているので、スラス
トシリンダ10により第1、第2加工片W,
W′に推力T(150ton)が作用すると、それを同じ
強さの反力が2本のタイロツド8,9にかかり、
そのためフレーム1に固定した固定ストツパブラ
ケツト6が第9図d左方へ強い力で引張られよう
とする。ところが、接圧作業開始と同時に第2加
工片W′にも推力Tが作用し、この推力は密着さ
れ1つの剛体のようになつているクランプ爪6
8,74,53及び68,74,54へ伝達され
るので、第2加工片W′を締掴することによりフ
レーム1に実質的に固定された各クランプ爪6
8,74,53及び68,74,54はそれぞれ
第2加工片W′とともに固定ストツパブラケツト
6に向つてクランプ機構D,E1,E2を若干弾性
変形させながら固定ストツパブラケツト6へ密着
される。この結果固定ストツパブラケツト6とク
ランプ爪53,54は互いに同じ強さの推力Tで
密着し合うのであるが、固定ストツパブラケツト
6とクランプ爪53,54の間隙G1が微小であ
るためにクランプ機構D,E1,E2が弾性変形し
てフレーム1に大きな曲げ荷重が作用する以前
に、固定ストツパブラケツト6とクランプ爪5
3,54が密着して推力を打ち消し合い、従つ
て、固定ストツパブラケツト6及びクランプ機構
D,E1,E2を介してフレームに曲げ荷重及び引
張り荷重が作用することはなく、推力Tはタイロ
ツド8,9によつて受承される。
さて、本発明実施例においては、第2加工片
W′の接圧部に近接して補助芯出しクランプ機構
Cを装設するとともに、同クランプ機構Cの後方
に主芯出しクランプ機構Dを設け、さらに同クラ
ンプ機構Dの前方に2基のフローテイングクラン
プ機構E1,E2を装設したので、計4基のクラン
プ機構によりクランプ力を分散して作用させるこ
とができ、1つのクランプ爪による締掴力を弱く
して加工片やクランプ爪等の変形、損傷を小さく
することができるとともに、クランプ機構C,
D,E1,E2及びフレームを小型化することがで
きる。
又、本発明実施例においては締掴力を大きくし
ても加工片やクランプ爪を変形、損傷させにくい
フローテイングクランプ機構E1,E2を装設して
いるので、締掴力を大きくすると問題のある芯出
しクランプ機構C,Dの締掴力を弱くすることが
でき、従つてそれだけ加工片やクランプ爪の変形
等を抑制し易くなるのである。
さらに、本発明実施例は製作、組付上あまり精
度を要求されないフローテイングクランプ機構を
使用したので、複数基のフローテイングクランプ
機構を並設することにより推力受承能力を高める
ことができ、又、加工片とクランプ爪の密着度が
高いので加工片とクランプ爪の圧接摩擦係数が高
くなつて推力受承能力が向上するので、第2加工
片W′の後端と対応する推力受承機構を設ける必
要がなくなり、装置全体をコンパクト化すること
ができる。
ところで、本発明は長尺物の第2加工片W′を
締掴するために2基の芯出しクランプ機構C,D
を装着したが、長尺の加工片W′の後端と対応し
て推力受承機構を配設しなければならないと一層
大型化するが、本発明ではそのような欠陥を解消
できるのである。
なお、本発明は次のような実施例で具体化する
ことも可能である。
(1) 前記フローテイングクランプ機構E1,E2
1基又は3基以上並設すること。又、主芯出し
クランプ機構Dの後方にフローテイングクラン
プ機構を1基以上装設したり、クランプ機構D
の前方及び後方にフローテイングクランプ機構
をそれぞれ1基以上装設したりすること。
(2) 可動ブラケツト7をフレームに固定し、固定
ブラケツト6、タイロツド8,9及びクランプ
爪密着機構Fを省略し、推力を各クランプ機構
を介してフレーム1に伝達するようにするこ
と。
以上詳述したように本発明は、加工片やクラン
プ爪の変形、損傷を防止することができるととも
に、クランプ機構及びフレームを小型化すること
ができ、推力受承能力を高めて加工片の後端と対
応する推力受承機構を省略し、装置全体をコンパ
クト化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の摩擦圧接機を具体化した一実
施例を示す正面図、第2図は第1図の平面図、第
3図は第1図のX−X線拡大断面図、第4図は第
1図のY−Y線拡大断面図、第5図は第4図のZ
−Z線拡大断面図、第6図は第1図のH−H線拡
大断面図、第7図は第6図のI−I線拡大断面
図、第8図は第7図のJ−J線拡大断面図、第9
図a〜dはそれぞれ圧接作用を説明する略体平面
図である。 補助芯出し可動ブラケツト……47、支持棒…
…67、皿バネ……70、クランプ爪……68、
円弧状受圧凹面……47e、円弧状受圧凸面……
72a、補助芯出しクランプ機構……C、主芯出
しクランプ機構……D、フローテイングクランプ
機構……E1,E2、第2加工片……W′。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 相対回転と軸推力下の接圧により一対の加工
    片の接圧部に摩擦熱を生ぜしめて塑性変形させ、
    急激な回転停止によつて前記一対の加工片を結合
    するようにした摩擦圧接機において、前記一対の
    加工片のうち非回転の加工片を両側方から締掴し
    て所定位置に保持するための補助芯出しクランプ
    機構を加工片の接圧部に近接して配設し、同補助
    芯出しクランプ機構の後方には前記非回転の加工
    片をその両側方から締掴して所定位置に保持する
    ための主芯出しクランプ機構を配設し、さらに前
    記主芯出しクランプ機構の前方及び/又は主芯出
    しクランプ機構の後方には加工片をその両側周面
    にならつて締掴するため、前記加工片の両側周面
    に向かつて接近・離間可能に装着された可動ブラ
    ケツトを垂直方向に立設された支持棒に弾性部材
    で上下動可能に浮上支持されるとともに、可動ブ
    ラケツトの前面に設けられたクランプ爪との間
    に、水平方向に円弧状の受圧凹部及び受圧凸部を
    前記両部材の垂直面に形成したフローテイングク
    ランプ機構を配設したことを特徴とする摩擦圧接
    機。 2 補助芯出しクランプ機構は、フレーム上面に
    対し加工片の接圧方向と直交する水平方向に配置
    されたスライドベースと、同スライドベースの両
    端部に固着された一対の固定ブラケツトと、同じ
    くスライドベース上に加工片の両側周面に向つて
    往復動可能に支承した一対の可動ブラケツトと、
    これらの可動ブラケツトの対向面に取付けた一対
    のクランプ爪と、前記両固定ブラケツトの間及び
    固定ブラケツトと可動ブラケツトとの間にそれぞ
    れ連節されたイコライザリンク機構と、このイコ
    ライザリンク機構を作動するクランプシリンダと
    により構成されている特許請求の範囲第1項記載
    の摩擦圧接機。 3 主芯出しクランプ機構は、フレーム上面に対
    し加工片の接圧方向と直交する水平方向に配置さ
    れたスライドベースと、同スライドベースに対し
    前記加工片の両側周面に向つてそれぞれ往復動可
    能に支承された一対の可動ブラケツトと、各可動
    ブラケツトの対向面に固着された一対のクランプ
    爪と、前記スライドベースの両端部において対向
    するように固着され前記可動ブラケツトを往復動
    するようにした一対のクランプシリンダと、前記
    可動ブラケツトの間に連節され両ブラケツトを等
    速運動させるためのイコライザリンク機構とによ
    り構成されている特許請求の範囲第1項記載の摩
    擦圧接機。
JP15902281A 1981-10-05 1981-10-05 摩擦圧接機 Granted JPS5858986A (ja)

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