JPH01503436A - 少数ライノウイルスレセプターグループのレセプター - Google Patents

少数ライノウイルスレセプターグループのレセプター

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JPH01503436A
JPH01503436A JP63503047A JP50304788A JPH01503436A JP H01503436 A JPH01503436 A JP H01503436A JP 63503047 A JP63503047 A JP 63503047A JP 50304788 A JP50304788 A JP 50304788A JP H01503436 A JPH01503436 A JP H01503436A
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クエッヒュラー エルンシュト
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ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 少数ライノウィルスレセプターグループのレセプター本発明は、ヒトライノウィ ルス(rhinovirus)の少数レセプターグループのレセプター、その精 製法及びその使用法に関するものである。
ヒトライノウィルスは、ビニルナウィルス族で大きい属を構成しており、90以 上の血清型を含んでいる(6.11)。これらのRNAウィルスは、ヒトの呼吸 器系に影警を与え、風邪、咳、かれ声その他を引きおこし、一般的には風邪とし て知られている急性感染症の原因となっている(15)。ライノウィルスによる 感染は、ヒトの最も一般的な病気の1つである。この病気の結末は一般的に害の 少ないものであるが、風邪はその生体を一般に衰弱させる。それから、他の病因 により引き起こされる第2次感染をおこすことがある。
多くのライノウィルスは、ヒト細胞培養物(一般的には、tleLaHeLa細 胞る細胞表面上の結合部位に対する競争を分類基準に用いると、2つのサブグル ープに分類することができる。このわずかなライノウィルスの代表的の最初の分 類(10)は、広範囲の実験の結果、88個の代表物にまで拡張されてきた(4 .1)。
これらの実験の結果は、その多さにもかかわらず、おどろくべきことに、1つ、 又は別のグループのライノウィルスの代表物が結合できる、細胞表面上の2つの みの異なるし七ブタ−が存在することを示した。現在まで、78個の血清型の多 数の“ライノウィルスレセプターグループ”及び8個の少数“ライノウィルスレ セプターグループ″が分類されている(RVRG)。他の2個の代表物は明確な 挙動を示さず、明確に分類することができなかった。
近年、かなりのライノウィルス感染の増加が過密地域で発見されている。他の感 染症の大多数は、問題とされる病原から、長期又は永久的象疫が生ずるが、ライ ノウィルスによる感染は、何度も(り返して起こる。この持続的免疫の欠除の理 由は、互いに免疫学的に相互反応をほとんどもしくは全く起こさない、ラインウ ィルス株の多様性にある(6.11)、感染後、問題となるウィルス株に対する 抗体が検出されるが、それらは、他のラインウィルス株に対する予防とはならな い、集団中、多数の株が循環することから、ライノウィルスによる反復感染が可 能となる。
それゆえ、わずか2つのレセプターの存在は、ライノウィルス感染をうまくやっ つける可能性を示している。
一般に、レセプターは非常に特異性が高いので、適当な物質により、例えば、レ セプターをブロックすることにより、このレセプターを制御することも可能であ る。レセプターをブロックする物質を用いると、レセプター特異的ウィルスの細 胞への侵入を防ぐことができる。このように、感染を防ぐことができる同物質は 、明白なライノウィルス感染の治療にも使用できる。もし、問題としているレセ プターの特徴がわかっていれば、このような物質の生産を実質的により容易に、 かつ、ある場合にはなによりも始めに行うことができる。
本発明の1つの目的は、少数RVRGのレセプターを車離し、かつ精製すること である。これまで入手できたライノウィルスレセプターに関する情報は、多数R VRGのレセプターに関するものであった。
多数RV RGのレセプターの精製及び特徴づけは、HeLa細胞でマウスを免 疫化することにより得られるモノクローナル抗体を用いて行なわれた。このレセ プターをグリコジル化されており、本来の状態では、約440kDの分子量を有 していた;ラウリル硫酸ナトリウムによる変性により90kDのサブユニットに 解離し、このことは、機能性レセプターは、ペンタマーとして存在しているとい う結論へと導<(17)。これまで、少数RVRGに対するレセプターは、特徴 づけも、精製もされてきていなかった。このレセプターに関するデータは、唯こ のタンパク質構造を示し、また、これら又は同様のタンパク質も、多くの他の種 の細胞上に存在することも示した。これは、ヒトの細胞、及びまれには、サルの 細胞にのみ見られる。多数グループのレセプターと、少数RVRGのレセプター を基本的に区別している。例えば、細胞へのウィルスの侵入を防ぐ物質でレセプ ターをブロックするというような、このレセプターへの影響は、存在する感染の 予防又は治療にさえも有効であるように思われる。
それゆえ、本発明の目的は、少数レセプターグループのライノウィルスによる感 染に対する予防を行う物質を調製するための必要条件を促供することである。
このことは、本発明において、例えばl1eLa細胞膜などの細胞膜からレセプ ターを単離することにより成し遂げられている。これらの細胞を、従来法により 、懸濁液中で培養し、この細胞を破壊し、核を除いて、膜を精製する。ついで膜 中に見い出されるレセプターを可溶化する。精製した1IeLa細胞由来の活性 レセプターの可溶化を最適化するため、様々な濃度の種々の界面活性剤をテスト した。界面活性剤を選ぶ重要な因子は、もっとも高いウィルス結合活性をもつで きる限り多くの膜物質を可溶化する能力である。
−1%1−0−n−オクチル−β−D−グルコピラノシドがもっとも適している ことがわかった(第0図)。
不溶性成分を除き、ついで、溶液中のレセプターを精製した。
ウィルス結合活性をモニターできるように、ニトロセルロースベーパーに固定し たレセプターへの、ss3ラベルしたウィルスの結合を可能にした、高感度フィ ルター結合テストが開発された。
テストに必要なウィルスを培養し、従来法で精製した(13)。
本発明に従かうレセプターをクロマトグラフ法で精製した。
大部分の膜タンパク質はグリコジル化されていることが知られているので、レセ プターをレンスクリナリス(Lens culinaris)レクチン・カラム で精製した。このレクチンは、α−D−グルコース及びα−D−マンノースユニ ットに対する特異性を有している(16)。結合した物質を、1%オクチルグル コシドを含むリン酸バフファ食塩水中の】Mのα−D−メチルグルコシド溶液で )容出した。
その部分標本を2つのニトロセルロースに吸着し、それぞれ本来のウィルス及び 加熱したウィルスと共にインキュベートした。
溶出物質の場合の、本来のウィルスへの強い結合を示すフラクションのオートラ ジオグラフィーを、素抜は物質由来のフラクシヨンと比較した。加熱したウィル スは、素抜は物質に弱い結合を示した。このことは、高い比率の疎水性タンパク 質による非特異的相互作用を示している;加熱したライノウィルスはより高い疎 水性を有している(9)、4℃での長期間の保存で、精製したウィルスは、加熱 したウィルスと同じ抗原性を有する粒子に徐々に変化していくことが明らかにな っているので、結合テストを行う直前に、これら汚染物を、例えばmAK 2G Zのような、C決定因子特異的モノクローナル抗体による免疫沈殿化により分離 した。
これらモノクローナル抗体は、C決定因子でマウス又はウサギを免疫化し、つづ いて、ケラ−(K 6 hler)及びミルスタイン(Milstein)の方 法に従かうクローニングによる、従来法で得た(18) 。
L、クリナリス(culinaris)レクチンカラムに加え、レセプターの精 製には、コンカナバリンA1リシン及びΔバリンーセファロースカラムも使用し た。上述のように、素抜は及び溶出物質をテストした。Can、 Aセファロー スカラムを、IMα−D−メチル−マンノシドで溶出すると、あよそ20%の結 合活性が回収され、リシンカラムを1Mガラクトースで溶出すると、およそ10 0%の結合活性が回収された。コックスサツキーBウィルスグループに対するレ セプターとは対照的に(7)、ヘパリン−セファロースは、結合活性を遅延しな かった。
L、クリナリx (culinaris)カラム由来の溶出物を、FPLCによ り、スーパーロース、カラム(ファルマシア)で分離した(ゲルー過クロマトグ ラフィー)。マーカータンパク質と比較して、活性レセプターの分子量は、45 0kDと測定された。同時に、混入タンパク質の実質的比率を取除くことができ たく第1図)。
少数グループレセプターは、SDSの存在するポリアクリルアミドゲル中、見か けの分子量120kDの位置まで泳動した。時々、レセプタータンパク質の修正 を示している(第5図、レーン1)。
両型のレセプターの分子量は多数グループレセプター(90kD)よりかなり大 きい。両タンパク質とも、本来の状態では、約450kDの分子量をもつので、 それらのサブユニット構造は同じようである。しかし、この高分子量範囲で、タ ンパク質の保持容積にわフィーで測定されたものと異なるかもしれない。ピコル ナウィルスの構造は、レセプター結合部位が含まれると考えられている、正十六 面体対称の5回回転軸のまわりに走る深い亀裂(カンヨン)を示す(19)。ラ イノウィルス主要グループレセプター及びコンクスサッキーBウィルスグループ に対するレセプターは(20)、この5回回転軸のところでウィルスに結合する と提唱されている。
主要グループレセプターがペンタマーであるかどうかという問題は、そのサブユ ニットの分子量が、主要グループレセプターと比較したときかなり大きいことか ら、まだ残されたままである。
シー! ii e度勾配により、このレセプターの沈降係数を測定することがで きる。この目的のため、L、クリナリス(culinaris)精製したレセプ ターをシテ―勾配に通用し、遠心した。活性ピークは、沈降係数28.43に対 応する勾配の位置に存在することが分かった(第2図)。
予備テストで、このレセプターは、アニオン交換クロマトグラフィーからは、全 く溶出されないことが分った。このレセプターはノイラミニダーゼには感受性が ないことから、カラム物質とのイオン性相互作用を減少させるため、シアル酸を 糟タンパク質から除いた。その後、このサンプルを、モノQカラムに通用しくフ ァルマシア)、このレセプターをNaCf勾配で溶出した。結合活性は、約25 0mM NaC1の位置にブロードなピークで検出された(第3図)、′ また、種々のクロマトグラフィー物質でのクロマトグラフ精製ステップを組合せ で、本発明のレセプタを精製できる。
ウィルス結合に対する、本発明のレセプターの化学的性質及び構造上の必要条件 を、酵素及び化学試薬を用いて測定した(第1表)。
トリプシン処理は、結合活性を全て破壊した。このことは、細胞表面の酵素処理 で得られた従来の結果(14)と一致しており、かつ、このレセプターのタンパ ク質性を示している。
可溶性レセプターのノイラミニダーゼ処理により、再現性よく、結合活性がわず かに増加した。この処理は、ウィルスとの相互作用の標的となる:レセプター分 子上の領域への接近能を高めるのであろう。
ジチオスレイトール(DTT)は、結合活性を破壊し、このことは、このタンパ ク質の正しい折りたたみを維持するのにジスルフィド結合が関係しているという 結論へ導く、ゲル濾過クロマトグラフィー及び勾配遠心により測定された、驚く べき程高い分子量は、このレセプター分子のオリゴメリンク構造を示している。
DTTに対する感受性は、分子間ジスルフィド結合が、その仮説のサブユニット の会合に必要であるという結論へと導く。
ヨードアセトアミドでの処理は、結合活性をわずかに減少させた。このことは遊 離したスルフィドリル基は、有効な結合に必要ではないことを示している。
31Sラベル化ウイルスとのニトロセルロースフィルターのインキュベージラン において、エチレンジアミン四酢a (EDTA)の存在下、結合は検出されな かった。このことは、ライノウィルスと細胞表面との相互作用に二価カチオンの 存在を必要としていることを示す、以前の研究と一致している(12)。
一対の血清型間の競合結合検定法を、ヒトのライノウィルスの2つのレセプター クラスへの分類に使用してきた(10.1)。
それ故、本発明において;本発明のレセプターの特異性を明らかにするため、少 数レセプターグループの代表としてHRV2及びHRV49を用い、また、多数 レセプターグループの代表としてHRV89を用いて、競合実験を行った。固定 化したレセプターを含むニトロセルロースフィルターを、およそ20倍過剰のH RV2又はHRV89の存在下、ラベル化したHRV2とともにインキュベージ ランした。第2表に示すように、この結合は、非ラベル化HRV2の存在下では 、非常に抑圧されるが、HRV89によっては影響をうけなかった。これらの結 果をチェックするため、49で再テストした。再び、HRV2が大きく結合を減 少させたが、HRV89は影響を与えないことは、明らかであった。
HRV2及びHRV89が種々のレセプターに結合するにもがかわらず、それら のキャプシドタンパク質は驚くべきことに同じものである(5)、最近、HRV 14のX線構造解析に基づき、HRV2及びHRV14の間の構造の詳細な比較 が行なわれた(2)0両HRV14及びHRV89とも、多数RVRG(DLz セプターに結合する。それゆえ、一群の保存されるアミノ酸が、仮説上のレセプ ター結合部位に存在するのであろうと予想することができる。しかし現在まで、 カンランw4域内の保存的なアミノ酸の単純なパターンは、いまだ発見されてい ない。
本発明は、はじめて、少数RVRGに対するレセプターを作成を可能にした。
本発明のレセプターを使用して、はじめて、ウィルス/レセプター相互作用の制 御された研究が可能となった。最終的にウィルス活性をになっている、レセプタ ー上の領域を位置づけることが特に重要である。一度、これらの領域が知れれば 、これらの領域を特異的に指向する物質を作成することが可能となり、またそう することにより、種々のライノウィルスに対するレセプターをブロックすること ができる。
本発明は、先に報じられているプロセスにより調製すること可能であり、かつ、 少数RVRGの代表物を結合できる、レセプターに関するものである。
また本発明は、当業者にはよく知られている方法により、天然のレセプターから 作ることができるレセプターに関するものである0例により、還元剤による処理 により得られ、また、例えば電気泳動法により精製することができる、天然のレ セプターのサブユニットが述べられている。これらのサブユニットは、例えば、 天然のレセプターに対する、相当する抗体に対してと同様に、分取的に、診断的 に、そして、または、治療的に用いられる、ポリクローナル、そして、またはモ ノクローナル抗体を作るのに用いられる。また、このレセプター・サブユニット は、天然のレセプターに対してと同様に角いられる。
また本発明は、天然のレセプター、そして、または、制御された酵素処理によっ て得られる、そのサブユニットの修正に関係している0本発明で示されているよ うに、トリプシンでの処理は、本発明のレセプターの結合活性を破壊するが、一 方、ノイラミニダーゼは、活性をわずかに増加させた。それゆえ、特異的な酵素 、そして、または、化学試薬が、活性を改良され、そして、または、使いやすい 、そして、または、天然のレセプターと比べて安定性のよい、レセプターを作る ことは考えやすく、当業者なら誰でもこのことを非独創的方法でチェックできる 。これらの修正は、例えば切断されたタンパク′Jt鎖の一部、そして、または 、天然のレセプターの全ての、またはいくつかのサブユニット中に切断されたタ ンパク質鎖を生ずる。
また、これらの修正に加えて、天然のレセプターを全体的に、又は部分的に、例 えば、制御された還元により、サブユニットへと転換することができる。また、 これら大又は小サブユニットは、例えば制御された酸化で結合し、天然のレセプ ターと比べて再配列した大または小ユニットを作りうる。
ジスルフィド結合を切断するのに通した還元剤には、例えば、チオフェノール、 4−ニトロチオフェノール、1.4−ブタンジチオール及び特に、1.4−ジチ オスレイトールのようなチオール化合物が含まれる。この還元は、室温で、例え ば、水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウムのような アルカリ金属炭酸塩、又はトリエチルアミンのような有機塩基、特にトリ低級ア ルキルアミンの希薄水溶液中のような水性/アルカリ性媒体中でうまく行うこと ができる。
還元型のポリペプチド中のジスルフィド結合の再結合に通した酸化剤には、例え ば、硫酸鉄(m)、塩化鉄(II)又は硫酸銅(If)のような、触媒量の遷移 金属塩を加えた水性ポリペプチド溶液に通気された空気由来の酸素;例えばメタ ノール性溶液のようなアルコール性溶液、又は、水性−メタノール性溶液のよう な水性−アルコール性溶液中で用いられるのが好まじい、カリウム−ヨウ素付加 ’$!I K I z形のヨウ素を含む、ヨウ素;水性溶液中のへキサシアノ鉄 <m>hカリウム;水中、又は、水及びメタノールのような水混和性アルコール からなる混合物中で反応する、1,2、ショートエタンもしくは、ジメチル又は ジエチルアゾジカルボキシレートが含まれている。酸化は、特別な場合室温で行 った。
目的とする化合物から、試薬、特に塩や、酸化還元剤やその副産物の除去は、例 えば、セファデフクス又はバイオゲルでのような分子量濾過によるような、従来 法を用いて行った。
全ての修正は、本発明の天然のレセプターと同様に用いられた。
修飾のような様式で得られる、抗体のような産物も、本発明の範囲内のものであ る。
本発明のレセプターは可溶性なので、取扱いが容易である。
しかし、このレセプターを固体キャリヤーに結合し、診断及び分取的な目的のた め、このような形でこれらを使用することもできる。また、このレセプターを、 ウィルス感染に対する治療としても使用することができる。もし、本発明のレセ プターがキャリヤーに結合しているなら、それらを、例えばいわゆるアフィニテ ィー・クロマトグラフィーによって、診断的にも、また分取的にも、ウィルスタ ンパク質を結合するのに用いることができる。診断的には、ウィルスタンパク質 は、例えば抗体又は、ラベル化した抗体によるように、キャリヤーに結合したレ セプターによる通常の方法で検出することができる。使用したラベル化には、例 えば、放射性ラベル、酵素又は螢光口がある。
本発明のレセプターを治療に用いたとき、それらは、適当に洗練された形で排出 され、その結果、天然のレセプターを競合的に阻害できる。この目的のためには 、可溶性レセプターを用いた方が好ましい。またこのような?8液は診断及び差 分診断に用いることができる。
特に重要な応用例には、細胞膜中に存在するレセプターに特異的に作用するポリ クローナル、そして、またはモノクローナル抗体の生産に、本発明のレセプター を用いることがあげられる。この種の抗体は、なによりもまず、診断的に細胞上 のレセプター又は、生物学的細胞6質の存在を明らかにし、また測定するのに用 いられる。さらに、それらは治療的に、細胞膜中のレセプターをブロックするの にも用いることができる。結果的に、それらは、総じて、新しい方法及び可能性 を切り開いた。
皿q見庄 第0図 種々の界面活性剤によるレセプターの可溶化(A:天然ウィルス、B: 変性ウィルス) 第1図 スーパーロース6HR10/30カラムを用いた、可溶化レセプターの ゲル濾過クロマトグラフィー。10@個の細胞に相当する膜を、OG(15mM リン酸ナトリウム、PE7.4.150m?l NaC1,1mM MgCff t 、1mM CaCffz (PBS)に1%オク丙シルグルコシド補ったも の)に溶がして、1゛−lのし。
クリナリス(culinaris)カラムにかけ、ついでその吸着物質を、IM α−D−メチルグルコシドのOD溶液で溶出した。この溶出物を、セントリコン (Centricon)チューブ中0.5mfにまで濃縮し、スーパーロースカ ラムにかけた。このカラムを0.24!/sinの流速でOGを用いて展開し、 0.5m!!づつフラクション集めた。各ワラクシシン0結合活性、マーカータ ンパク質の位111F(別の実験からめた)及び280nmでの吸光度が示され ラムから溶出した物質を濃縮しく第1同店注参照)、00910〜40%のシ! iw#勾配で分離した。各フラクション(0,4IIIA+)の結合活性、マー カータンパク質カタラーゼ(Cat)及びアルドラーゼ(And)の位置及び2 B0nmでの吸光度が示されている。
第3図 モノQアニオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー の第14から第16フラクシツン(第1図)をノイラミニダーゼで処理し、その 物質を七ノQを用いたFPLCで分離した。各フラクション(0,5mjりの結 合活性、2B0nmでの吸光度及び勾配の経路を示した。
第4図 ウェスタンプロット上でのライノウィルス少数グループレセプターの検 出。
モノQアニオン交換カラムから得られたウィルス結合活性成分を、スーパーロー ス6HR1o/3oカラムにかけた。1.2−lづつフラクションを分取した。
タンパク質を280nsでモニターし、マーカータンパク質の位置も示した(チ ログロブリン、670に、アポフェリチン、440に;β−アミラーゼ、200 k)(a)、スーパーロースからのフラクションに含まれているタンパク質を濃 縮し、6%ポリアクリルアミドゲルに3回適用した。このゲルを、コマ−ジブル ー(b)で染色するか、または、そのタンパク質を、ニトロセルロースペーパー に移した(CSdLこのプロットを、過剰の未ラベルHRV2の非存在下(C) 又は存在下(d) 、”Sラベル化HRV2とインキュベートし、マーカータン パク質(2−マクログロブリン、180に;β−ガラクトシダーゼ、116に; フラクトース−6−ホスフェートキナーゼ、84K)及びレセプターのバンド位 置を矢印で示した。
第5図 第4図で述べた、スーパーロースカラムから分取したウィルス結合活性 を含むフラクションから得た、ウェスタンプロットのオートラジオグラフ、この プロットを、ss3ラベル化HRV2とインキュベートした。ゲルにロードした サンプルは、室温でSDSとインキュベートしたもの、レーン1、SDS中で煮 沸したもの、レーン2.10mMジチオスレイトールとインキュベートしたもの 、レーン3、レーン1と同じプロントを2%SラヘルしたHRV−3と、10m M EDTA存在下存在下ティンキトベートの、レーン4.56℃10分間加熱 した、3SSラベル化HRV2とインキュベートしたもの、レーン5である。
■−粁 1−0−n−オクチル−β−グルコピラノシド、トウィーン40及び3−(3− コラミドプロピル)−ジメチルアンモニオ−1−プロパンスルホネートはシグマ 社から入手し、N−テトラテシルーN、N−ジメチル−アンモニオ−3−プロパ ンスルホネー) [Zwittergent 3−14 ]はサーバ社から入手 した。他の界面活性剤はメルク社から、トリプシンはマイルス社から、3S3− メチオニン(1350Ci/+n+ol )はアマージャム社から入手した。
■−上 皇ヱ上λ企上製 HRV2、HRV 49及びHRV89は、基本的ニ)leLa細胞懸濁液中、 先に報告されているように培養し、精製した(13)。
HRV2の培養、単離及び精製法を例としてここに示す。
HeLa細胞(Heraオハイオ株、英国、フローラボラトリーズ、03−14 7)を、37℃でミ濁液として培養する。懸濁培地(トーマス(TboIIas )D、 C,、コンナンド(Conant)R,M、及びハンパリアン(Ham parian)V、 Ll、+ 1970年、プロシーディング−イン・ソサイ アティーオブ・エクスペリメンタル・バイオロジーアントメディシン(Proc 、 Soc、 Exp、 Biol、 Med、) 、133巻、62〜65頁 ;スコツト(Scott) E、 J、及びヒース(Heath)G、 F、、 1970年、ジャーナル・オブ・ジェネラル・ピロロジー(J、Gen、Vir ol、)6巻、15〜24頁)は、懸濁のためのジクリク修正MEM (ギブコ 、072−1300)及び7%ウマ血清(セロメト(Seromed0135) を含んでいる。接種密度は、5〜l0XIO’細胞/−Eで、容積は500ml !で行った。この懸濁液を、1×10−細胞/ys1.(D濃度で、無菌条件下 、300Xg、10分間遠心した。
この上清を吸引濾過で除き、細胞は、感染培地100■1(2%ウマ血清及び2 mM hglJ、を含む懸濁培養のためのジオクリク修正MEM)に再懸濁した 。20m1ピペツトで数回、注意深く吸い上げることにより、細胞を感染培地中 均−に分散させた。それからこの培地を500s#とした。この細胞懸濁液を、 34℃とし、細胞当り0.1の多重度でHRV2 (2度プラーク精製したもの )を感染させた。HRVZ株は、アメリカン・タイプ・カルチ+−・コレクシa 7CATCCVR−482及びVR−1112)から入手した。用いた株を、H RV2に対する抗血清で中和した(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ ョン、Cat、 N。
ATCC−VR−1112AS/CP)、使用したコントロール血清は、中和能 を示さないHRV7に対する抗血清(Cat、 NaATCCVR−1117A S/GP) である、34℃、60時間後、ライ ルスを収穫した。ウィルスは 細胞及び細胞断片、さらに培地からも得ることができた。
この目的のため、培地を、1500Xgで10分間遠心することにより感染した 細胞及び細胞断片から分離し、さらに吸引濾過を行った。沈殿は一70℃で保存 した。
12リツトルの5濁培養からの細胞沈殿物を合わせ、40wh1のTMバフファ  (20mM )リス/HC!、PH7,5,2mM hgcr、 )に再懸濁 し、15分間氷上で冷却した後、ダウンス・ホモジナイザーで破壊し、その混合 物を6000Xgで30分間遠心した。
それから、この沈殿を、もう1度、TMバフファ10−lで洗浄した。2つの上 清を合わせ、110.000xg、3時間の遠心を行ない、上滑ウィルスをペレ ット化した。このウィルスペレットを10mj!KTMPバンフy (50mM  MCI、 50mM)リス/)IC!、PH7,5,5mM l’1gαよ、 2−hメルカプトエタノール、1mMピューロマイシン、0.5 ieM G  T P )に入れ、DNase I (シグマ、リボヌクレアーゼフリー)、1 50μgを加えて、1時間、氷上でインキュベートした。
7%濃度ポリエチレングリコール6000 (PE06000、メルク)及び4 50mMNaC!とともに、4℃で攪拌することにより、感染培地からウィルス を沈殿化させた(コラント(Korant) 。
B、 D、、ロンバーブ・ホルム(Lonberg−+1ols) K、、ノー プル(Noble)J、及びスタスニ−(Stasny)J、T、 1972年 、ピロロジー(Virology)48巻、71〜86頁)、冷却4時間後、そ のウィルスを1500Xg、30分間の遠心で落とし、この沈殿を、75μgの DNaseIを含むKTMPバフファ10−kに再懸濁した。この混合物を氷上 で1時間インキュベートしたのち、−70℃で凍結した。
細胞及び培地由来のウィルス懸濁液を合わせ、37℃で5分間インキュベートし てから、60簡lの冷T已バフファ (101トリス/llCl’ pH7,4 ,1mM EDTA)を加えて冷やしてから、約5分間、水浴中で超音波処理し た。
それから、このg5液を6000Xgで30分間遠心した。7%PEG6000 及び450mMNa(jを含む920mAのTEバンファをその上滑に加え、こ れを、注意深く、4℃で4時間攪拌し、生成した沈殿を、6000Xgで30分 間遠心した。再びこの沈殿を100+m1のTEバフファに移し、ウィルスを、 PEG6000及びNaCfを加えることにより、上述のように沈殿化し、つい でペレット化した。この沈殿を40 象12のTMバンファに再勉濁し、この懸 濁液を6000Xgで30分間遠心して、さらにウィルスを110.000xg 、3時間でペレット化した。この沈殿物を1 wlEのTMバフファに溶かし、 5μgのDNase 1を加えた後、4℃で1時間インキュベートした後、l  mfTEバンファを加えた。さらに精製するため、このウィルス懸濁液を、4℃ 、110.000xgで4時間、シ!塘勾配(10〜30%−/WTEバフファ 中)で遠心した。260nsでの吸光度から、ウィルスを含むフラクシヨンを見 つけ、TMバンファで希釈して、最終シ=糟濃度を10%となるようにした。そ れから、85000Xgで8時間の遠心を行った。
ウィルスペレットを1spTMバッファ中に移し、−70℃で保存した。このウ ィルス調製物の純度をチェックするため、0.1%ラウリル硫酸ナトリウムの存 在下、12.5%のポリアクリルアミドゲルを用いて電気泳動を行ない(レムリ  (Laem+5li))、 U、 K、、1970年、ネイチ+ −(Nat ure) (ロンドン)、277巻、680〜685N)、タンパク質バンドを コマージ・ブリリアント・ブルーで染色した。
立板製 2枚の165clIベトリ皿中の単層HeLa!it胞を、Mozg染多重度) 40で、2%透析済ウつ胎児血清(フロー(Flow)を含む無メチオニンME M培地(ギブコ(Gibco))中、34℃、1時間にわたって、HRV2で感 染させた。この細胞をPBSで2度洗浄し、新鮮な培地中でさらに34℃のイン キュベージランを続行した。3時間後、各単層に、1mC1”S−メチオニン( 1350ci/mmol 、アマ−ジャム)を加え、計24時間、インキュベー ジランを続けた。感染細胞及び細胞断片の培地は、1500xg、10分間の遠 心及び吸引濾過により分離した。その沈殿を5−1.1(1+M)リス、10m M EDTA、 pH7,5()リス/EDTA)中、−70℃で凍結し、再び 融解した。上滑及び凍結/融解沈殿を合せ、45.OOOXgで30分間遠心し た。この遠心後の上清を、140.OOOxgで2時間遠心した。そのウィルス ペレットを、300μlのトリス/EDTAに再懸濁し、ウィルスを、先に述べ た、10〜30%シ!l塘勾配で精製した。勾配の各フラクシヨンを12%ポリ アクリルアミドゲルを用いたS D S ”la電気泳動分析した。純粋なウィ ルスフラフシランを合わせ、1%BSA(ウシ血清アルブミン)存在下、4℃で 最高4週間保存した。
例1及び2由来の調製物から、カプシド構造の変化したウィルスを除くため、例 えばa+lK 2GZなどの、C決定基に対する、モノクローナル抗体を含む、 免疫吸着体20μ!を、精製ウィルスと30分間、インキュベートし、ウィルス プローブを除く前にペレット化した。
免疫亘l生葛匡里 スタフ イD ニア 7カスオーレウス(Stapbylococcus an reus)(BRL)細胞を、10%に八となるよう水に懸濁したいこの細胞を PBSで2回洗浄した後、5分の1容のウサギ−抗−マウスIgG血清(ベージ ング)を加え、この懸濁液を、室温で1時間インキュベートした。その細胞をP BSで2回洗浄し、再び、C決定基に対するモノクローナル抗体(例えば+sA )[2GZ)を含む5分の1容のマウス腹水と1時間、インキュベートした。2 回の洗浄後、細胞をベリ7)化し、再びPBSに懸濁した後(10%誓ハ)、放 射性ラベルしたウィルス調製物を加えた。
■−1 HeLa 来のレセプターの可こ化 HeLa細胞(HeLa−オハイオ株、英国、フローラボラトリーズ、03−1 47)を、37℃で5濁培養した。懸濁培地(トーツス(Thomas)、 D 、C,、コナント(Conant)、 R,M、及びハンパリアン(Hampa rian)+V、 U。、1970年、プロシーディング・イン・ソサイアティ ーオブ・エクスベリメンタル・バイオロジー・アンド・メディシン(Proc、  Soc、 Exp、 Biol、 Med、) 、133巻、62〜65頁; スコツト(Scott)、 E、 J、及びヒース(Heath)、 G、 F 、;1970年、ジャーナル・オプ・ジェネラル・ピロロジ・−(J、Gen。
ν1ro1.) 6巻、15〜24頁)は、懸濁用のジフクリク修正MEM(ギ プコ、072−1300)及び7%ウマ血清(セロメト(SeroIIed)、 0135)を含んでいる。接種ぎ度は、5〜l0XIO’細胞/wblで、容積 は500+e#で行った。この懸濁液を、無菌条件下、1×10th細胞/+j ’0tiEA胞密度で、300Xg、1c分間の遠心を行った。この上清を吸引 濾過で除き、細胞を、リン酸緩衝食塩水(P B S)72回洗浄した。109 個の細胞を、20m+10)等張バフ77 (10mMヘベスーKOH,pH7 ,9,140ml’l KtJ、1.5+sM ?1gC!、 、0.5mM  EDTA、 0.2mMフェニルメチルスルホニルフルオライド)に胚濁し、水 冷下、50valダウンス・ホモジナイザーの200パルスで破壊した。細胞の 核を、11000X、3分間の遠心で除去した。さらに、その膜を2層法で精製 した!2X10”個の細胞に相当する膜を、PBSに移し、液体窒素中で保存し た。これらを可溶化するため、2X10’個細胞相当物を1 wallの1%オ クチルグルコシド−PBSi液に照濁し、全ての不溶性物を、80.OOOXg 、1時間の遠心で除去した。その上滑は、カラムクロマトグラフィーに用いた。
■−土 フィル −′人テスト 活性をテストする、カラムクロマトグラフィーがらのフラクションを、ドツト・ プロット装置中のニトロセルロースメンブレン(BA85、シュレイチ中−・ア ンド・シェル(Schleicher andSch Q 1りにか檗た。この プローブを、室温で漏らしたままにしておく、それから残留液体をおだやがな水 流アスピレータで吸引濾過したのち、非特異的タンパク質結合部位を、2%ウシ 血清アルブミン(BSA)PBSi液を用い、4℃、−晩で飽和した。
その後、このフィルターを、1%トウィーン40.0.5%デオキシコール酸ナ トリウム及びlomM(3−(3−コルアミドプロピル)−ジメチルアンモニオ −1−プロパンスルホネート)を含むPBS中、10 ’ cp@のff53− メチオニンラベルしたH RV 2’と1時間インキュベートした。このメンブ レンを、2%BSA−PBS?S液で2回洗浄してから乾燥し、プローブに相当 する丸い領域を粉砕して、液体シンチレーションカウンターで放射活性を測定し た。
特異性コントロールとして、ニトロセルロースフィルターのインキュベーション 前に、HRV2を56℃、1c分間加熱処理した(8)、この処理後、どのプロ ーブの結合も検出されなかった(第1B図)。このことから、固定化した物質に 対する本来のHRV2の結合は、事実上、ウィルスと、レセプターとの特異的相 互作用に基づくものであると結論づけた。
■−立 レンス・りIナリス・レクチン・カラムによるアフィンティークロマトグラフィ ー 108個の細胞相当物を、先に述べたように可溶化し、OGで平衡化したし、ク リナリスカラム(1mu)にかけた、このカラムを、2 m12のIM−α−D −メチル−グルコシド・○G温溶液溶出した。この結合テストは、結合活性のほ ぼ100%が回収されるが、全タンパク質の約90%が除去されることを示して いる。
■−工 °ルゞ ゛隔りロマトグーフィー L、クリナリス・カラムからの溶出物を、0.5mAになるまでセントリコンチ ューブ(30kD排除)で’INFMし、FPLC(ファルマシア)により、ス ーパーロース6HR10/30カラムを使って(QGパンツァー平衡化)、分離 した。マーカータンパク質との比較により、活性レセプターの分子量は、450 kDであると測定された。同時に、混入タンパク質の大部分を除くことができた (第1図)。
■=1 之二腫包【遠心 り、クリナリス・カラムで精製したレセプター(上述)を、シg糟勾配(10− 40% OG中)にかけ、38Xrpm、8時間、4℃で遠心した。活性ピーク は、沈降係数28.4Sf、こ相当する勾配位置にあることが分った。マーカー タンパク質の位置は、別の勾配中で測定した。界面活性剤の存在の結果、マーカ ーは、15.O8及び21.93と計算された沈降係数の位置に沈降した(界面 活性剤非存在下では、7.35及び11.3S)。
五−主 アニオン六 クロマトグーフィー 予備テストで、レセプターは、モノQHR515カラム(ファルマシア)ではも はや溶出してこないことが分っている。それ故、L、クリナリス及びゲル濾過カ ラムを用いた予備精製にかけたl/セブターを、タンパク質1■当り、lユニッ ト(U)のノイラミニダーゼによる37℃、1時間の処理にかけ、強酸性のノイ ラミ/酸基を除去した。それから、このサンプルを2倍量になるまで、1(1+ Mリン酸バフファ、pl+7.1%オクチルグルコシド溶液で希釈し、モノQカ ラムにかけた。このカラムを、同バンファ中0からIMNaCffの勾配で展開 した。結合活性は、約250+++MNaσの位置にブロードなピークとして検 出された。(第3図)。
■−エ 上j11−ゴリ11ζ曳裂 2X10’個のBeLa細胞の細胞質膜を、1%にバ1−0−n−オクチルーβ −D−グルコピラノシド及び80.01%W/VのL−α−p−)シルーL−リ ジ7700−メチルヶ)7(TLCK)、L−1−)ジルアミド−2−フェニル エチルクロロメチルケトン(TPCK)及びフェニルメチル−スルボニルフルオ ライド(PMSF)(全てシグマ社製)を含む5mA’PBS中、室温、10分 間処理して可溶化した。不溶性物質を、ベックマン65固定アングルローターを 用い、3 Krpm、30分間の遠心で除去した。
その上滑をOG (PBS、1%W/Vオクチルーグルコシド)で平衡化したし 、クリナリス・レクチン・カラムにがけ、結合物質をIMα−メチルグルコース を含むOG5 mlで)8出した。この溶出物を、飽和硫酸アンモニウム等容量 を添加して、50%飽和とした。沈澱物を)”y7yA (10mM)’Jスー HCf(pH7,5) 、5mMEDTA、1%l?/ジオクチルグルコシド)  2 羨Jに溶がし、ファルマシアFPLCシステムに装着したモノPアニオン 交換カラムに注入した。パンツ7B(1,5MNaσを含む以外Aと同じ)の0 から100%の勾配を用い、タンパク質を分離した。ウィルス結合活性を含むフ ラクシヨンを集め、セントリコンチューブで0.5mj!ニまでe縮し、5II MEDTAを含むOGで平衡化したスーパーo−ス6カラムで分画した。タンパ ク質濃度ヲ、280nmの吸光度でモニターした(第4a図)。
このカラムからのフラクションを50plに濃縮し、0.1%W/VSDSとし たのち、5s+MEDTAを含む6%ポリアクリルアミドゲルに3回かけた(2 1)、ゲルで分離したタンパク質は、コマージ・ブルー(第4b図)で染色する が、又は、電気泳動的にニトロセルロースシートに移し、ドツト・プロットで述 べた条件下で、4 X 10 ’ cpwa (7)”SラベルしたHRV2と インキュベートした。それから、ニトロセルロースを乾燥し、オートラジオグラ フをとった(第4c図)、特異的結合のコントロールとして、同一のプロットを 、20倍過剰の未ラベルHRV 2存在下でインキュベートした(第4d図)、 スーパーロース・カラム由来のフラクシヨン6及び7は、ニトロセルロースに移 したとき、HRV 2を結合できる物質を含んでいたことが分った。オートラジ オグラフは同ゲルで展開したマーカータンパク質との比較により、およそ120 kDに相当する位置に存在する1つのバンドに加えて、300kD以上の見かけ の分子量を有するいくつかのバンドを示した(第4c図)、この120kDのバ ンドだけは過剰の未ラベルウィルスを含むコントロールには存在せず(第4d図 )、このことは、このタンパク質と)lRV2との特異的相互作用を示している 。
同サンプルを含み、コマージ・ブルーで染色したポリアクリルアミドゲルは、ウ ェスタン・プロット上の放射性バンドに相当する位置に淡いバンドを示した。こ のバンドは、ウィルス結合活性を示すフラクシヨン6及び6から得たサンプル中 にのみ見い出されSDS中での煮沸が、活性を不可逆的に破壊することから、活 性レセプターの保存には、温和な条件を必要とする(第5図レーン1及びレーン 2と比較して)、レセプター調製物を、ポリアクリルアミドヘロードする前に、 10a+Mジチオスレイトールとインキュベーションすると、結合活性はみられ なかった(第5図、レーン3)。それらのレセプターとライノウィルスの特異的 相互作用が、二価カチオンに依存することから(12) 、レーン1に適用した ものと同じサンプル由来のプロットを、EDTA存在下、ウィルスとインキュベ ーションした。この条件下では、結合は観察されなかった(第5図、レーン4) 、さらに、コントロールとして、56℃に加熱したウィルスと、そのニトロセル ロースシートとをインキュベーションした。この処理により、ueLaiE胞表 面でのウィルスの確認を排除するようなウィルス・カプシドの構造変化が起こる (23)、第5図、レーン5にみられるように、これらの条件では、結合は起こ らない。
!−1−五 少数ライノウィルスグループレセプターの感受性未処理 100 10μg トリプシン 6 50m1iノイラミニダーゼ 170 10m?lジチオスレイトール 15 101ヨード7セト了ミド 80 10mM過ヨウ素酸ナトリウム 70 10mMEDTA 5 全ての前処理は、37℃、30分間行った。
注)(a)前処理なし:代りに、10+i?IEDTA存在下、ラベル化HRV 2とのインキュベーションを行った。
メー」ニー艮 少数レセプターグループに対する、種々の血清型ライノウィルスの競争 HRV89 95 放射性ラベルした1(RV49の競争相手HRV89 90 説明されているように、20倍過剰の未ラベルウィルスと、フィルターをインキ ュベーションした。
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浄書(内容に変更なし) く の 溶出体積(而) mmol NcCl 平成 年 月 日 特許庁長官 吉 日 文 毅 殿 1、事件の表示 PCT/EP 881003123、補正をする者 事件との関係 出願人 5、補正命令の日付 平成1年8月22日6、補正の対象 図面の翻訳文 (第0.1.2.3図) 7、補正の内容 別紙のとおり 図面の翻訳文(第0.1.2.3図)の浄書国際調査報告 mAm=’−PCT/EP 88100312国際調査報告 εPεε00312 SA21614

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)実質的に純粋な、少数レセプターグループのライノウイルスに対する結合 活性を有するレセプター。 (2)ゲルろ過クロマトグラフィーで測定した分子量が約450kDである、請 求項(1)記載のレセプター。 (3)界面活性剤の存在下でのショ糖勾配遠心で測定した沈降係数が約28.4 Sに相当する、請求項(1)又は(2)記載のレセプター。 (4)レンズ・クリナリスのレクチンと結合する、請求項(1)乃至(3)のい ずれか1項に記載のレセプター。 (5)ヘパリン−セファロースと結合しない、請求項(1)乃至(4)のいずれ か1項に記載のレセプター。 (6)アニオン交換体と不可逆的に結合する、請求項(1)乃至(5)のいずれ か1項に記載のレセプター。 (7)ノイラミニダーゼに対して不感受性の結合活性を有する、請求項(1)乃 至(6)のいずれか1項に記載のレセプター。 (8)分子間シスルフィド結合により会合しているサブユニットからなる、請求 項(1)乃至(7)のいずれか1項に記載のレセプター。 (9)EDTAの存在下、ライノウイルスに対ずる結合性を示さない、請求項( 1)乃至(8)のいずれか1項に記載のレセプター。 (10)ヨードアセトアミドによって、わずかに影響を受ける、ライノウイルス に対する結合活性を有する、請求項(1)乃至(9)のいずれか1項に記載のレ セプター。 (11)請求項(1)乃至(10)のいずれか1項に記載のレセプターの完全な 還元により生ずるレセプターサブユニット。 (12)請求項(11)記載のレセプターサブユニットを少なくとも2個含有し 、かつ、天然のレセプターそのものではないレセプター。 (13)請求項(1)乃至(10)のいずれか1項に記載のレセプターの制御さ れた還元により生ずるレセプター。 (14)前述の請求項では述べられていない、1つ以上の酵素及び/または化学 試薬を用いた、制御された処理によって、請求項(1)乃至(10)のいずれか 1項に記載のレセプターから調製されるレセプター。 (15)請求項(11)記載のレセプターサブユニットの少なくとも2個の、制 御された酸化により生するレセプター。 (16)a)細胞、好ましくはHeLa細胞由来の膜を単離し、これらを精製し 、 b)腹中に存在するレセプターを、界面活性剤、好ましくは、トリトン−X10 0、CHAPS、ジタージニント(Zwittcrgent)、オクチルグルコ シド又はDoC、最も好ましくはオクチルグルコシドで可溶化し、 c)不溶性成分を除去し、及び d)そのレセプターを、クロマトグラフィー、好ましくは、コンカナバリンA、 リシン−セファロース又はレンズ・クリナリス・カラムにより精製する、 以上、a)〜d)のステップを含む、少数レセプターグループのライノウイルス に対する結合活性を有するレセプターの調製法。 (17)レセプターを、ノイラミニダーゼ処理後、アニオン交換カラム、好まし くは、モノQカラムによるクロマトグラフィーにかける、請求項(17)乃至( 21)のいずれか1項に記載の方法。 (18)第1のクロマトグラフィーによる精製後、第2のクロマトグラフィーに よる精製をスーパーロースカラムで行う、請求項(16)又は(17)記載の方 法。 (19)請求項(1)乃至(10)のいずれか1項に記載のレセプターを制御し ながら還元する、請求項(11)記載のレセプターユニットを調製する方法。 (20)請求項(11)記載のレセプターサブユニットの少なくとも2個を、制 御しながら酸化する、請求項(12)記載のレセプターを調製する方法。 (21)a)好ましくは、レセプターが固体キャリヤーに結合した形で、ライノ ウイルスの定性的そして、または定量的検出を目的として、 b)ラィノウイルスの分析的特性化又は精製を目的として、c)診断そして、ま たは治療を目的として、d)ポリクローナル、そして、またはモノクローナル抗 体の調製を目的として、 e)ヒト又は動物の治療そして、または予防を目的として、または、 f)医薬用組成物の製造を目的として、以上、a)〜f)の理由による、請求項 (1)乃至(15)のいずれか1項に記載のレセプターの使用。 (22)請求項(1)乃至(15)のいずれか1項に記載の、効果的量のレセプ ターに加えて、医療的に不活性なキャリヤーそして、または賦形剤を含む、医薬 組成物。 (23)請求項(1)乃至(15)のいずれか1項に記載のレセプターに対する モノクローナル抗体を分泌するハイブリッド細胞系列。 (24)全体的に、もしくは部分的に、請求項(1)乃至(15)のいずれか1 項に記載のレセプターを特異的に中和するか、もしくは、該レセプターの1つと 、特異的に結合するモノクローナル抗体。 (25)全体的に、もしくは部分的に、請求項(1)乃至(15)のいずれか1 項に記載のレセプターを中和するか、もしくは、該レセプターの1つと特異的に 結合するポリクローナル抗体。 (26)請求項(1)乃至(15)のいずれか1項に記載のレセプターの定性的 、そして、または定量的測定のためのまたは、請求項(1)乃至(15)のいず れか1項に記載のレセプターの精製のための、請求項(24)又は(25)記載 のポリクローナル抗体そして、またはモノクローナル抗体の使用。 (27)請求項(1)乃至(15)のいずれか1項に記載のレセプターを含む、 ライノウイルス測定用のテストキット。 (28)宿主動物を請求項(1)乃至(15)のいずれか1項に記載のレセプタ ーで免疫化し、該宿主動物由来のB−リンパ細胞をミエローマ細胞と融合し、請 求項(24)記載のモノクローナル抗体を分泌するハイブリッド細胞系列をサブ クローンし、ついで、試験管内又は生体内で培養する、該モノクローナル抗体の 調製法。
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