JPH0149990B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクレジツト取引等における与信照会方
式に関する。

近年、クレジツト・カードを用いた取引が普及
しているが、顧客の信用チエツクを速やかに行
う、カードが顧客本人のものであるかどうかを
即時にチヤツクする、等が要望され、従来電話で
行われた上記照合を、中央装置に接続された取引
端末装置より、本人照合から信用状況チエツク・
売上伝票発行までの処理が行えるシステムが開発
されている。

取引端末装置より与信照会を受けた中央装置は
顧客フアイルを参照し、購入限度額、支払状況等
をチエツクし、販売許可、不許可を該端末に解答
する。中央装置の応答は上記の他、支払状況が悪
化している等の中間的な応答もあり、その場合は
通常信販会社に電話で照会することが取り決めら
れている。

以上中央装置の応答は記号で取引端末装置に印
字出力されるオペレータの判読に頼るため、判断
ミス、不正等が発生しやすく、そのためオペレー
タにとつて識別しやすい出力形式が要望されてい
る。

〔従来の技術〕

第２図は与信照会を行いその結果を出力する伝
票の従来例である。なおこの伝票は複数枚同時に
印字され、購入者、加盟店、信販会社に渡される
ものである。

第２図において、ステータス欄１は中央装置よ
り解答のあつた購入者の信用度を表すコードであ
つて許可、不許可の他、過去の支払状況の良否を
表すコード等が含まれる。それらのうち、ある特
定コードの時は信販会社に対して電話による承認
が必要であると取り決められており、電話照会の
結果、販売の承認を得たときは信販会社より承認
番号を貰いそれを承認No.記入欄２に記入する。

しかし上記コードによる電話照会の判読はオペ
レータにとつて誤判断を招きやすく、且つ不正行
為を引き起こす可能性もあつた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記説明したように、与信照会に際しクレジツ
ト会社からの解答をプリント出力するとき、数字
によるコード印字出力であり、特に電話照会を必
要とする解答の場合はオペレータの判断に頼つて
いるためミスを生じ易いという問題点があつた。

〔問題点を解決するための手段〕 上記従来の問題点は、電話照会の応答を解読す
る手段と、電話を象徴する記号を印字する手段と
を有し、中央装置から電話照会を指示する応答を
受信した際、上記記号を印字出力してオペレータ
の誤判断を防止する本発明による与信照会方式よ
り解決することができる。

〔作 用〕

上記本発明によれば、コード記号より電話照会
を判別して電話を象徴する記号例えばTEL等の
一見して電話照会の必要性の判る印字出力を行う
ため誤判断を防止し得る効果がある。

〔実施例〕

本発明の実施例を図を用いて説明する。

第１図ａは本発明の取引伝票例を表す図、第１
図ｂは本発明を実施するPOS端末装置のブロツ
ク図である。

第１図ａにおいて、本例はステータス欄に従来
のコードに加えて、（TEL）記号を追加したもの
である。

上記印字を実施する装置のブロツク図（第１図
ｂ）において、１０はマイクロプロセツサ等で構
成される制御部、１１は記憶部、１２はデイスプ
レイ部、１３はキーボード、１４はカード読取
部、１５は暗証番号入力部、１６は中央装置と通
信を行う通信制御部、１７は現在取引中の取引情
報を格納する取引情報記憶部、１８は与信照会に
対する解答のうち電話照会を必要とするコードを
検出する解読部、１９は第１図ａに示す伝票を編
集しプリンタ制御部２０に指令する印字編集部、
２１はプリンタ部である。

上記構成のPOS端末装置を使用したクレジツ
トシステムにおいて、本発明の動作を以下説明す
る。

(1) 取引情報をキーボード１３により入力して登
録した後、クレジツト使用の場合はクレジツ
ト・カードをカード読取部１４に挿入、暗証番
号を入力する。

(2) 制御部１０はクレジツト・カード記載の情報
のうち、暗証番号の一致を判定し、本人を確認
したのち、合計金額、口座番号等必要な取引デ
ータを中央装置に送信して与信照会を行う。

(3) 中央装置より受信した応答データを取引情報
記憶部１７に一時格納した後、解読部１８は予
め指定された記憶している電話照会を必要とす
るコードと比較判別し、電話照会を解読した場
合は取引情報記憶部１７に電話記号要求指令を
格納する。

(4) 印字編集部１９は所定の伝票形式に従つて、
取引情報記憶部１７より情報を読み取り、プリ
ンタ制御部２０に１行ごと印字情報を送出す
る。電話記号要求指令があれば所定の位置に前
述の電話記号データを送出する。

なお電話照会記号は上記TELマークのほか〓
等一見して識別し得るものであれば良い。

第１図ｂにおいて取引情報記憶部１７は記憶部
１１に、解読部１８および印字編集部１９は制御
部１０にそれぞれ含めることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、一見し
て電話照会の要・不要がオペレータに判別できる
ため、判断ミスおよび不正が防止しうる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図ａは本発明の取引伝票例を示す図、第１
図ｂは本方式を実施するPOS端末装置の構成を
表すブロツク図、第２図は従来の取引伝票例を示
す図、である。図中、 １７は取引情報記憶部、１８は解読部、１９は
印字編集部、２０はプリンタ制御部、である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 取引端末装置より取引情報を中央装置に送信
   して与信照会を行い取引する与信照会方式であつ
   て、電話照会を必要とする応答を解読する手段
   と、電話を象徴する記号を印字出力する手段とを
   有し、中央装置から電話照会を指示する応答を受
   信した際、上記記号を印字出力してオペレータの
   誤判断を防止することを特徴とする与信照会方
   式。