JPH0149602B2 - - Google Patents
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- JPH0149602B2 JPH0149602B2 JP57020393A JP2039382A JPH0149602B2 JP H0149602 B2 JPH0149602 B2 JP H0149602B2 JP 57020393 A JP57020393 A JP 57020393A JP 2039382 A JP2039382 A JP 2039382A JP H0149602 B2 JPH0149602 B2 JP H0149602B2
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- plate
- plate material
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- Expired
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Landscapes
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は表面に凹凸模様を有する無機質板材の
製造方法に関し、その目的は表面にシヤープで再
現性に優れた凹凸模様を有する無機質板材を提供
することにある。
製造方法に関し、その目的は表面にシヤープで再
現性に優れた凹凸模様を有する無機質板材を提供
することにある。
従来より板材の表面に凹凸模様を形成する方法
としては凹凸面を有するエンボス型盤やエンボス
ロールで板材表面を形押しする方法が最も一般的
である。そのため板材表面に再現される凹凸模様
は型盤やエンボスロールの板材に対する硬さや形
押し時間、圧力、凹凸の形状と深さ、さらには板
材の変形し易さなどの因子が関係して決定され、
エンボス型盤やロールに施こされた凹凸模様が全
くそのまま板材表面に再現されることはほとんど
ない。特に板材が一度形押しされても複帰し易い
（スプリングバツク現像）無機質板材の場合はな
おさら凹凸模様の効果的な再現は困難である。す
なわち原材料はセメントや石膏、軽量骨材など変
形しにくい物がほとんどであり、強圧すると板材
に亀裂が生じやすい。又板材の硬化までに長期間
を要し、その間に形押しされた形状がスプリング
バツクするなどの事が主な原因と考えられる。
としては凹凸面を有するエンボス型盤やエンボス
ロールで板材表面を形押しする方法が最も一般的
である。そのため板材表面に再現される凹凸模様
は型盤やエンボスロールの板材に対する硬さや形
押し時間、圧力、凹凸の形状と深さ、さらには板
材の変形し易さなどの因子が関係して決定され、
エンボス型盤やロールに施こされた凹凸模様が全
くそのまま板材表面に再現されることはほとんど
ない。特に板材が一度形押しされても複帰し易い
（スプリングバツク現像）無機質板材の場合はな
おさら凹凸模様の効果的な再現は困難である。す
なわち原材料はセメントや石膏、軽量骨材など変
形しにくい物がほとんどであり、強圧すると板材
に亀裂が生じやすい。又板材の硬化までに長期間
を要し、その間に形押しされた形状がスプリング
バツクするなどの事が主な原因と考えられる。
そこで本発明では従来の方による無機質板材の
製造方法をほとんど変更することなく無機質板材
表面にシヤープで再現性に優れた凹凸模様の形成
方法を検討し、完成したものである。すなわち本
発明は水硬性無機質材に骨材と熱可塑性合成樹脂
繊維を含む各種繊維と添加剤及び水を混合して作
成したスラリーを板材に成形後、該板材の表面を
加熱したエンボス型盤又はエンボスロールによつ
て型押し、その後板材を養生硬化させることを特
徴とする凹凸模様を有する無機質板材の製造方法
に係わり、その最も特徴とする点は熱可塑性合成
樹脂繊維を含んだ養生硬化前の板材を加熱したエ
ンボス型盤やエンボスロールで型押しして凹凸模
様を賦形することにある。
製造方法をほとんど変更することなく無機質板材
表面にシヤープで再現性に優れた凹凸模様の形成
方法を検討し、完成したものである。すなわち本
発明は水硬性無機質材に骨材と熱可塑性合成樹脂
繊維を含む各種繊維と添加剤及び水を混合して作
成したスラリーを板材に成形後、該板材の表面を
加熱したエンボス型盤又はエンボスロールによつ
て型押し、その後板材を養生硬化させることを特
徴とする凹凸模様を有する無機質板材の製造方法
に係わり、その最も特徴とする点は熱可塑性合成
樹脂繊維を含んだ養生硬化前の板材を加熱したエ
ンボス型盤やエンボスロールで型押しして凹凸模
様を賦形することにある。
以下、本発明を図面とともに詳述すると図面は
丸網抄造法による本発明の実施例を示す平面略図
である。
丸網抄造法による本発明の実施例を示す平面略図
である。
１はバツトで通常は３〜６基程度を直列的に配
列し、その内部には原材料を混合したスラリー２
が供給される。スラリー２は石膏やセメントある
いは水滓スラグなどの水硬性無機質に硅砂やパー
ライトなどの骨材とパルプやガラス繊維や石綿あ
るいはポリエチレンやポリプロピレンナイロン樹
脂繊維などの熱可塑性合成樹脂繊維を含んだ各種
繊維並びに界面活性剤などの添加剤を水とともに
所定の比較に混合したものである。
列し、その内部には原材料を混合したスラリー２
が供給される。スラリー２は石膏やセメントある
いは水滓スラグなどの水硬性無機質に硅砂やパー
ライトなどの骨材とパルプやガラス繊維や石綿あ
るいはポリエチレンやポリプロピレンナイロン樹
脂繊維などの熱可塑性合成樹脂繊維を含んだ各種
繊維並びに界面活性剤などの添加剤を水とともに
所定の比較に混合したものである。
添加する各種繊維の内、ポリエチレンやポリプ
ロピレンあるいはナイロンなどの熱可塑性合成樹
脂繊維を、同時に添加するパルプ繊維や石綿など
に比較して多量に添加すると加熱したエンボス型
盤又はエンボスロールによつて型押しした時、繊
維も熱変形して板材の凹凸模様成型が一層容易に
なるとともにスプリングバツクの防止効果も大き
くなる。なお合成繊維の寸法としては５〜20μの
直径で長さは２〜10mm程度であれば良い。
ロピレンあるいはナイロンなどの熱可塑性合成樹
脂繊維を、同時に添加するパルプ繊維や石綿など
に比較して多量に添加すると加熱したエンボス型
盤又はエンボスロールによつて型押しした時、繊
維も熱変形して板材の凹凸模様成型が一層容易に
なるとともにスプリングバツクの防止効果も大き
くなる。なお合成繊維の寸法としては５〜20μの
直径で長さは２〜10mm程度であれば良い。
３はワイヤーメツシユシリンダーでスラリー２
中より原材料を抄造する。４はフエルトベルトを
示し、ワイヤーメツシユシリンダー３で抄造した
スラリーを転位させ、さらに厚さを増大させる。
５はメーキングロールを示し、フエルトベルト４
で抄造したスラリーを求める厚さまで転位させて
抄造成形品６を作成する。なおスラリーを板材に
成形する方法としてはこの他長網式抄造方法や型
枠内にスラリーを充填するバツチ方法などがあ
り、特に限定するものではない。抄造成形品６は
つづく加熱エンボスロール７で形押しして求める
凹凸模様を付与した後つみとり、ついで養生して
硬化させ、求める凹凸模様を有する無機質板を得
る。エンボスロール７は金属板の表面を写真製版
等の技術によりエツチングして凹凸模様を形成
し、金属芯に巻き付けてエンボスロールとする。
ロールの凹凸深さは１〜５mm程度の範囲が好まし
い。エンボスロール７の加熱方法としてはロール
内部に電気ヒーターを内蔵させたり、ロールの表
面をガスバーナー８等で焼くことにより加熱する
などの方法が実施出来る。加熱温度は特に限定し
ないが500℃以上、好ましくは1000℃以上が効果
的である。エンボス圧力としては５〜30Kg／cm2の
範囲であれば良い。その後該板材を養生硬化させ
て求める凹凸模様を有する無機質板材を得る。養
生方法としては室温中で１週間から３週間程度放
置後100〜200℃程度のドライヤー中で乾燥して含
有水分量を10〜15％程度に調整する。
中より原材料を抄造する。４はフエルトベルトを
示し、ワイヤーメツシユシリンダー３で抄造した
スラリーを転位させ、さらに厚さを増大させる。
５はメーキングロールを示し、フエルトベルト４
で抄造したスラリーを求める厚さまで転位させて
抄造成形品６を作成する。なおスラリーを板材に
成形する方法としてはこの他長網式抄造方法や型
枠内にスラリーを充填するバツチ方法などがあ
り、特に限定するものではない。抄造成形品６は
つづく加熱エンボスロール７で形押しして求める
凹凸模様を付与した後つみとり、ついで養生して
硬化させ、求める凹凸模様を有する無機質板を得
る。エンボスロール７は金属板の表面を写真製版
等の技術によりエツチングして凹凸模様を形成
し、金属芯に巻き付けてエンボスロールとする。
ロールの凹凸深さは１〜５mm程度の範囲が好まし
い。エンボスロール７の加熱方法としてはロール
内部に電気ヒーターを内蔵させたり、ロールの表
面をガスバーナー８等で焼くことにより加熱する
などの方法が実施出来る。加熱温度は特に限定し
ないが500℃以上、好ましくは1000℃以上が効果
的である。エンボス圧力としては５〜30Kg／cm2の
範囲であれば良い。その後該板材を養生硬化させ
て求める凹凸模様を有する無機質板材を得る。養
生方法としては室温中で１週間から３週間程度放
置後100〜200℃程度のドライヤー中で乾燥して含
有水分量を10〜15％程度に調整する。
以上の様に本発明の方法によれば形成直後の板
材表面を高温加熱したエンボス型盤やエンボスロ
ールで形押しするため板材表層部の水硬性無機質
材の硬化が促進されるとともに板材中に添加した
熱可塑性合成繊維が熱変形して付与された凹凸模
様が固定され、スプリングバツクを抑制防止する
効果を有している。
材表面を高温加熱したエンボス型盤やエンボスロ
ールで形押しするため板材表層部の水硬性無機質
材の硬化が促進されるとともに板材中に添加した
熱可塑性合成繊維が熱変形して付与された凹凸模
様が固定され、スプリングバツクを抑制防止する
効果を有している。
つぎに本発明の実施例を記す。
実施例 (1)
図面に記した丸網式抄造装置を用いて下記の配
合からなる石膏−スラグ板を厚さ６mmに成形し
た。
合からなる石膏−スラグ板を厚さ６mmに成形し
た。
１ 水滓スラグ 60重量％
２ 石 膏 ８ 〃
３ 消 石 灰 ２ 〃
４ パ ル プ ７ 〃
５ 石 綿 ５ 〃
６ ポリプロピレン繊維 ２ 〃
７ パーライト 16 〃
８ 水 多 量
ついで該成形板をつづく加熱エンボスロール間
を通過させ、その表面に所望の凹凸模様を賦形し
た。エンボスロールの最大深さは2.5mmに設定し、
その表面をガスバーナーで加熱しながら形押しし
た。形押し後板材を積み重ねて室温で10日間養生
し、その後ドライヤーで含有水分率が12〜15％に
まで調整して求める凹凸模様無機質板材を得た。
なお無機質板材表面に形成された凹凸の最大深さ
は0.5〜1.0mmで従来層に比べ大幅にスプリングバ
ツクが防止され、シヤープな凹凸模様が再現され
た。
を通過させ、その表面に所望の凹凸模様を賦形し
た。エンボスロールの最大深さは2.5mmに設定し、
その表面をガスバーナーで加熱しながら形押しし
た。形押し後板材を積み重ねて室温で10日間養生
し、その後ドライヤーで含有水分率が12〜15％に
まで調整して求める凹凸模様無機質板材を得た。
なお無機質板材表面に形成された凹凸の最大深さ
は0.5〜1.0mmで従来層に比べ大幅にスプリングバ
ツクが防止され、シヤープな凹凸模様が再現され
た。
図面は本発明の実施例となる製造方法を示す工
程図である。 １−バツト、２−スラリー、３−ワイヤーメツ
シユシリンダー、４−フエルトベルト、５−メー
キングロール、６−抄造成形品、７−エンボスロ
ール、８−ガスバーナー。
程図である。 １−バツト、２−スラリー、３−ワイヤーメツ
シユシリンダー、４−フエルトベルト、５−メー
キングロール、６−抄造成形品、７−エンボスロ
ール、８−ガスバーナー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 水硬性無機質材に骨材と熱可塑合成樹脂繊維
を含む各種繊維と添加剤及び水を混合して作成し
たスラリーを板状に成形後、該板材の表面を加熱
したエンボス型盤又はエンボスロールによつて型
押し、その後該板材を養生硬化させることを特徴
とする凹凸模様を有する無機質板材の製造方法。 ２ 添加する各種繊維が熱可塑性合成樹脂繊維を
主体とすることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の凹凸模様を有する無機質板材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2039382A JPS58140360A (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 凹凸模様を有する無機質板材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2039382A JPS58140360A (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 凹凸模様を有する無機質板材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58140360A JPS58140360A (ja) | 1983-08-20 |
| JPH0149602B2 true JPH0149602B2 (ja) | 1989-10-25 |
Family
ID=12025767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2039382A Granted JPS58140360A (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 凹凸模様を有する無機質板材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58140360A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4928615A (ja) * | 1972-07-05 | 1974-03-14 | ||
| JPS4999323A (ja) * | 1973-01-22 | 1974-09-19 | ||
| JPS51137718A (en) * | 1975-05-24 | 1976-11-27 | Eidai Co Ltd | Method of producing cementitious tiles |
-
1982
- 1982-02-09 JP JP2039382A patent/JPS58140360A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4928615A (ja) * | 1972-07-05 | 1974-03-14 | ||
| JPS4999323A (ja) * | 1973-01-22 | 1974-09-19 | ||
| JPS51137718A (en) * | 1975-05-24 | 1976-11-27 | Eidai Co Ltd | Method of producing cementitious tiles |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58140360A (ja) | 1983-08-20 |
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