JPH0148363B2 - - Google Patents

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JPH0148363B2
JPH0148363B2 JP59127669A JP12766984A JPH0148363B2 JP H0148363 B2 JPH0148363 B2 JP H0148363B2 JP 59127669 A JP59127669 A JP 59127669A JP 12766984 A JP12766984 A JP 12766984A JP H0148363 B2 JPH0148363 B2 JP H0148363B2
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JP
Japan
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feedwater
steam
heater
condensate
feed water
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JP59127669A
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JPS6017209A (ja
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Josefu Shirubesutori Junia Jooji
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CBS Corp
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Westinghouse Electric Corp
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Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
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Publication of JPH0148363B2 publication Critical patent/JPH0148363B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K7/00Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating
    • F01K7/34Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating the engines being of extraction or non-condensing type; Use of steam for feed-water heating
    • F01K7/40Use of two or more feed-water heaters in series

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蒸気タービン発電プラントに関し、特
に、複数の蒸気対液の給水加熱器に関係した液対
液の給水加熱器を含む蒸気タービン発電プラント
に関するものである。
蒸気タービン発電プラントにおいては、該プラ
ント内の復水器から出た復水を蒸気発生器に再導
入する前に、この復水の温度を上昇させるため、
通常、複数の給水加熱器が用いられている。蒸気
発生器へ再導入する前の復水温度を上昇させるこ
とによつて、蒸気タービン発電プラントの総効率
が向上する。復水の加熱は、高圧タービンの抽出
ポートから取り出した蒸気を使用する1台又は複
数台の給水加熱器で行なうのが慣行の技術であつ
た。また、給水(復水)が復水器から蒸気発生器
へ流れるにつれてその温度を段階的に上昇させる
ために、復水器と蒸気発生器との間において低圧
給水加熱器を高圧給水加熱器に直列に使用するこ
とができる。給水温度を上昇させるのに用いる蒸
気は低圧、高圧タービンの抽出ポートから取り出
される。また、湿分分離器付き再熱器のような再
熱器のドレン通路からの復水した絞り蒸気を使用
することも周知の技術である。
復水の給水加熱器を使用する場合、各給水加熱
器が蒸気入口を有し、該蒸気入口を蒸気タービン
のうちの1台の抽出ポートに流体連通状態で接続
する。抽出されたこの蒸気が給水加熱器内の給水
と熱の授受を行なつて流れた後、該蒸気は復水
し、給水加熱器の復水出口から出る。1台の給水
加熱器の復水出口を系統内の低圧給水加熱器の入
口に接続することは周知の技術である。この技術
は、復水が低圧給水加熱器内にフラツシユするこ
と、そして該復水の高温度により、低圧給水加熱
器を通過する給水の温度上昇の一助になることを
認めている。複数の給水加熱器を直列に使用する
場合、最も低圧の1台を除く給水加熱器の幾台か
を後方へ、即ち給水の流れ方向と反対側へ、復水
器に向かつてカスケードさせることは慣用の技術
である。結局、この復水は最も低圧で運転してい
る給水加熱器内に導入され、この低圧給水加熱器
内を貫流する給水の温度を上昇させた後、その復
水が別の復水器の入口ポートに導入される。この
種の系統を使用することによつて、タービン抽出
ポートから取り出した蒸気の熱の多くを蒸気発生
器に入る前の給水に効率的に伝達することができ
る。
別の周知技術には、高圧給水加熱器のうちの1
台からの復水を蒸気発生器に向かつて流れる給水
の流れの中に直接導入する技術がある。この技術
を用いる場合、高圧給水加熱器からの復水は給水
ポンプの上流で導入するのが一般的である。
米国特許第3973402号明細書は、高圧タービン
と給水加熱器との間の抽出管に配置される増圧エ
ジエクタを開示している。このエジエクタの目的
は、再熱器ドレンからの高圧流体を利用すること
によつて、給水加熱器に導入されるときの抽出蒸
気の圧力を増大させることである。米国特許第
4336105号明細書は、少なくとも2台の給水加熱
器において水を加熱するのに、1台の蒸気タービ
ンの2つの抽出ポートから取つた蒸気を使用する
原子力発電所の蒸気系統を開示している。
種々の型式の給水加熱器が周知になつている。
例えば、米国特許第3795273号明細書に記載され
ている給水加熱器は、発電プラントの系統内で使
用されるように設計されたものであつて、この系
統においては、別のユニツトからの蒸気が該給水
加熱器の胴内に導入されると共に、該給水加熱器
の復水がこの系統の別のユニツトに排出されてい
る。また、米国特許第3795273号明細書の給水加
熱器においては、給水は蒸気と熱伝達関係で胴内
の管を循環しており、そのため蒸気が復水する。
蒸気の一部は胴内のある領域に導かれ、そこで復
水を暖めてその飽和温度に又は飽和温度近くに維
持する。
米国特許第3885621号明細書には、水シールに
よつて封じされた上部を有し、ベントコンデンサ
を形成する給水加熱器が開示されている。この種
の給水加熱器は複数の伸縮自在のスカートと、カ
ラーとを有し、これ等が協働して前記水シールを
形成する。
米国特許第3938588号明細書には、協働的に接
続された復水入口及び流れ分配装置、複数のU形
管、ベントコンデンサ部、及びその管束内の中央
トラフを有する給水加熱器が開示されている。こ
の特許発明の目的は、復水流体を脱気する給水加
熱器を提供することである。
米国特許第4136734号明細書には、蒸気タービ
ン抽出ポートからの抽気のような高温蒸気を導入
するための高温蒸気入口を有する給水加熱器が開
示されている。この給水加熱器の円筒形本体は、
給水加熱器ユニツト外に蒸気の復水を排出するた
めの復水出口を備える。米国特許第4207842号明
細書は調節装置と、脱気ドームを有する給水タン
クとを備える混流給水加熱器を開示している。
典型的な原子力発電サイクルにおいては、系統
のサイクル効率を上げるために、及び蒸気中の随
伴水分によつて生ずるブレード腐食を軽減するた
め、低圧タービンの入口部で湿分分離器付き再熱
器が使用されている。絞り部において実質的に乾
燥し飽和した又は低過熱の蒸気を有する低圧原子
力発電プラントについては、湿分分離は高圧ター
ビン排気部で起こる。湿分分離器付き再熱器は蒸
気を乾いた飽和状態に戻す。次に、湿分分離器付
き再熱器に入る蒸気中の湿分は蒸気流から除去さ
れ給水加熱器に案内される。一般に、湿分分離器
付き給水加熱器のこのドレン水は、高圧タービン
の抽出ポートに流体連通状態で接続された給水加
熱器に導かれる。ある場合には、湿分分離器付き
再熱器からのドレン水を低圧給水加熱器にカスケ
ードさせて、分離器排水を確実にする必要がある
ことが分かつた。米国特許第4206802号明細書は、
高圧飽和蒸気を受け容れる複数の管束を備えた湿
分分離器付き再熱器を開示している。再熱すべき
蒸気は、先ず湿分分離器のパネルによつて乾燥さ
れた後、再熱器の第1、第2管束の管と熱交換関
係で通過させられる。
貫流式蒸気発生器や、脱塩装置を有するユニツ
ト又は復水の漏洩が持続するユニツトのように、
水不純物の流入があるポンプ圧送ドレンを利用す
るユニツトを使用する原子力発電プラントにおい
ては、流入蒸気及び給水の不純物濃度が循環サイ
クル毎に流入量によつて高くなり、最終的には限
界値に達する。この問題は、高圧タービン蒸気か
らの不純物の大部分が分離器のドレン中で濃縮す
るために生ずる。不純物の濃縮は、水中における
不純物の溶解度が蒸気中におけるその溶解度より
も数段階高いので生ずる。更に、高圧タービンに
おいて不純物を有する蒸気が乾き相から湿り相に
変わる過渡状態においては、水滴の大部分は核形
成中心物としての不純物沈澱物を形成し、また、
ナトリウム塩のような種々の不純物は吸湿性であ
る。当該技術分野において認められていたこの濃
縮問題に対して取りうる解決策の一つは、加熱器
ドレンの全てを低圧給水加熱器に向けてカスケー
ドさせ、最終的に復水器に戻すことである。この
解決策は不純物濃縮の問題を改善するが、熱消費
率が0.43%増加することによつてサイクル効率に
実質的な悪影響を与える。
本発明は、高圧抽出ポートに接続される給水加
熱器と、次の低圧給水加熱器との間に間挿された
熱交換器(蒸気発生器)を使用する。この種の配
置における熱消費率は、全ての給水加熱器からの
復水を低圧給水加熱器へ、そして最終的に復水器
へカスケードさせるものと比較して約0.31%改善
される。本発明の液体−液体熱交換器は、湿分分
離器付き再熱器の湿分分離器ドレン通路からの水
を受け容れ、しかる後それを次の低圧給水加熱器
にカスケードさせる。本発明における熱交換器は
ドレン冷却器と同様に作用するものでよい。本発
明では、全くの逆カスケードを行なうシステムよ
りも熱消費率が劣るが、他のシステムで生ずるよ
うな不純物の濃縮は起こらない。本発明は、他の
システムと比較して、熱消費率のロスを可及的に
減少させると同時に、不純物濃縮の作用を低下さ
せる。更に、もし全ての給水加熱器が低圧給水加
熱器に向かつて逆戻りの方向にカスケードされて
いると、低圧給水加熱器の復水流量性能を増す必
要があるが、本発明はこの必要がない。この特徴
は、既存発電プラントを後から修復する場合に特
に重要である。全体的にカスケードするサイクル
に変えるために発電プラントの全給水加熱器を再
接続すべきであるなら、低圧給水加熱器は約45%
の復水流量の増加を見るであろう。しかし、これ
等の低圧給水加熱器は、この余分の復水流量では
作動できない可能性が強い。既存発電プラントを
後から修復するために本発明を使用すれば、低圧
給水加熱器の復水流量は約16%増加するだけであ
る。
湿分分離器付き再熱器の分離器ドレン通路から
の水は、高圧タービン及び低圧タービンの抽出ポ
ートからの蒸気と比較してかなり汚染物レベルが
高いのが一般的である。湿分分離器付き再熱器か
らのこのドレン水は、復水を純化するためその流
れの最も温度が低い端に配置される復水脱塩装置
を通用しない。水が復水器及び蒸気発生器の系統
を通過する間、蒸気発生器に入る復水及び蒸気発
生器を出る蒸気における汚染物レベルの上昇があ
る。更に、低圧給水加熱器を通つてカスケードさ
れているドレン水の量が適切に機能するための該
加熱器の容量を超えてしまうことがある。この状
態は低圧給水加熱器のフラツデイング(溢水)を
生じさせる。そして、給水加熱器のどんなフラツ
デイングも熱を伝達するその能力を減じさせ、熱
消費率の増加になる。
本発明の代表的実施例は3台の低圧給水加熱器
を含み、その中の2台は後方へカスケードされて
いるのでその復水は次の低圧給水加熱器に流入す
る。最低圧の給水加熱器の復水は復水器に流れ
る。水対水の熱交換器が湿分分離器付き再熱器の
分離器ドレン通路に接続され、この水対水の熱交
換器のドレン水出口が3台の低圧給水加熱器のう
ち最も高圧のものの入口に流体連通状態で接続さ
れる。給水は3台の低圧給水加熱器を連続的に通
り、次に水対水の熱交換器を通る。水対水熱交換
器を通過後、給水は2台の高圧給水加熱器を連続
的に流れ、最も高圧の給水加熱器からの復水は次
に圧力の高い給水加熱器に流入する。そして、こ
の給水加熱器からの復水は給水の流れに直接導入
される。
本発明は、添付図面に関連する好適な実施例の
記載を読むことによつて十分に理解されよう。
第1図は高圧タービン10を備える原子力蒸気
発電プラントの系統図を表わしており、該高圧タ
ービン10には一次蒸気発生器12から高温高圧
の蒸気が供給される。蒸気は高圧タービンを通つ
て膨張し、次に、作動流体によつて運ばれるエネ
ルギを機械的エネルギに変換するため低圧タービ
ン14を貫流する。この機械的エネルギにより発
電機16を回転させ、発電する。発電プラント内
の高低圧タービンを通つて膨張した後、蒸気は復
水器18において液相に戻り、該復水器18から
の復水は一次蒸気発生器12に戻る。
復水器18からの復水を給水加熱装置22に圧
送するために給水ポンプ20が使用されている。
給水加熱装置22は、給水ポンプ20により蒸気
発生器12に送り込まれる復水の温度を上昇させ
ることによつて、蒸気タービン発電プラントの効
率を高くする。この復水は、給水加熱装置22か
ら排出されるときの温度が、給水ポンプ20によ
つて給水加熱装置22に圧送されるときの温度よ
りも高い。
発電プラントの効率を更に高くするため、高圧
タービンの排気流は湿分分離器内で乾燥され、次
いで、高圧タービン10及び低圧タービン14の
間にある再熱器24内で再熱される。再熱は、高
圧タービン10の絞り部から取り出され、単独で
使用されるか或は高圧タービン10からの部分的
に膨張した蒸気と共に使用される蒸気によつて行
なわれる。
給水加熱装置22はその加熱源を高圧タービン
10にある抽出ポート31から得る。複数の給水
加熱器を使用する場合、その幾つかは加熱源を高
圧タービン10及び低圧タービン14双方の抽出
ポート31,35から得ることができる。
第1図において、高圧側の給水加熱器は、高圧
タービン10の抽出ポート31に接続された高圧
抽出管30からの加熱源を備えており、同様に、
低圧側の給水加熱器は、低圧タービン14の抽出
ポート35に接続された低圧抽出管34からの加
熱源を備えている。
また、給水加熱装置22には、湿分分離器付き
再熱器24の分離器からのドレン水を給水加熱装
置22に運ぶドレン管36から加熱源が供給され
る。これ等の管30,34及び36から受け取つ
た高温流体は、給水加熱装置22において給水の
温度を上昇させるのに使用された後、管38を経
由してポート17から復水器18に流れる。給水
加熱装置22を通つたことによつて温度の低下し
たこの流体は、復水器18において完全に復水さ
れ、最終的に蒸気発生器12で過熱される給水の
流れに入る。
給水自体は、復水器18のポート17から出て
管40を経由し、給水加熱装置22に流れる。給
水が給水加熱装置22を通過するとき、その温度
は、上述した給水加熱装置22内の種々の加熱源
からの熱の伝達によつて相当に上昇する。しかる
後、給水加熱装置22からの給水は、管42を通
つて蒸気発生器12に流入し、そこで蒸気化され
過熱されてから、管44を経由し高圧タービン1
0に流入する。この過熱蒸気の一部は管46を経
由して再熱器24にも案内することができる。湿
分分離器付き再熱器であることが一般的な該再熱
器24は、管48からも高圧タービン10の蒸気
を受け取る。再熱器24内での蒸気の再熱は、高
圧タービン10の絞り部から抽出した高圧蒸気を
使用することによつて行なわれ、再熱された蒸気
は、その湿分の大部分が除去された後、管50を
経由して低圧タービン14に導入される。上述し
た系統は単なる例示であつて、別の配列も可能で
あることを理解されたい。また、第1図に示した
給水加熱装置22は複数の個々の給水加熱器で構
成されていることを理解されたい。
第2図は給水加熱器60の一例を示すものであ
る。種々の形式の給水加熱器が当業者に周知であ
るが、第2図に例示した給水加熱器60は大抵の
給水加熱器で使用される基本的構成部材を示して
いる。
第2図に示したように、給水加熱器60は熱交
換のための諸部材を内蔵した外筒62を備えてい
る。矢印FW1で示した給水は給水入口管64か
ら給水加熱器60の水室66に入る。該水室66
から、給水は複数のU形管68に入りそこを貫流
する。これ等のU形管68は、加熱蒸気と熱伝達
関係であるように外筒62内に配置されている。
給水は、U形管68を通過した後、出口側の水室
70に入り、その後、矢印FW2で示すように給
水出口管72を通つて給水加熱器60から出る。
加熱源の蒸気は、矢印HS1で示すように入口ポ
ート80から給水加熱器60の外筒62に入り、
その後、複数の邪魔板82の周りを流れる。邪魔
板82の目的は、加熱用蒸気をU形管68との熱
伝達関係が長くなるように流すことである。熱伝
達関係を長くすることによつて、U形管68を流
れている給水への加熱用蒸気からの熱伝達を良好
にする。熱が加熱用蒸気からU形管及びその中を
流れる給水に伝達されるので、加熱用蒸気の一部
が凝縮して復水84を形成する。復水84は、重
力の影響下に給水加熱器60の底部に向かつて流
れる。加熱用蒸気は、U形管68との熱伝達関係
で流れた後、矢印HS2で示すように出口ポート8
5を通つて給水加熱器60の外筒62外に出る。
復水84は、矢印Cで示すように給水加熱器6
0の底部にある復水出口90を通つて給水加熱器
60から取り出される。復水は入口ポート80を
通つて入つた最初の蒸気よりも低温であるが、圧
力は実質的に同一であることを理解されたい。
第2図に示すように、流体は矢印CIのように
入口ポート92から給水加熱器60の外筒62内
に入ることができる。この入口ポート92を通し
て、高圧の別の給水加熱器からの復水を給水加熱
器60の外筒62内に導入することができる。液
相であるのが典型的なこの復水は、給水加熱器6
0の外筒62内を流れる蒸気よりも高圧である。
従つて、矢印CIで示した復水の流れは、給水加
熱器60に入るときフラツシユして気相になる傾
向がある。高圧給水加熱器の復水は給水よりも高
圧であるから、該復水は、給水がU形管68を貫
流するときにその温度を上昇させるのに使用でき
る。更に、矢印CIで示す復水の流れは、給水加
熱器60の邪魔板82の周りを流れる加熱源蒸気
よりも高圧であるから、外筒62内に入つて加熱
源蒸気と混合し易い。
第3図は第2図の給水加熱器60を簡略に符号
化して示している。本発明の好適な実施例の説明
では、典型的な蒸気対液体の給水加熱器を表わす
のに符号化した表示を使用する。第2図及び第3
図を比較すると、符号化した給水加熱器160及
びその重要部分をもつと容易に理解することがで
きる。即ち、給水加熱器160の符号化した表示
は第2図の給水加熱器60を簡単にしたものであ
り、本発明を論じるのに関係のある重要部分のみ
を示している。
第3図において、給水加熱器160はその本体
から延びる給水入口管64及び給水出口管72と
共に示されている。蒸気の入口ポート80は給水
加熱器160の頂部から延びるように図示されて
いる。この蒸気入口ポート80は、高圧タービン
又は低圧タービンの抽出タービンか、或は再熱器
からのドレン管に流体連通状態に接続するのが一
般的である。復水出口90は給水加熱器160の
底部から下方へ延びるように図示されている。こ
の復水出口90は、給水加熱器160からの復水
の排出を可能にするものであり、別の給水加熱器
又は復水器の入口に流体連通状態に接続するのが
一般的である。入口ポート92は、そこから別の
給水加熱器の復水が給水加熱器160に流入でき
るポートである。上述したように、この復水は入
口ポート92から給水加熱器160の外筒に入る
時にフラツシユして蒸気になるのが典型的であ
る。給水加熱器160の符号化した表示を使用す
るに際して入口ポート92のない場合がある。即
ち、給水加熱器160が最も高圧の給水加熱器で
ある場合、該給水加熱器内の圧力よりも高い圧力
で復水を供給する給水加熱器はないので、入口ポ
ート92は使用されない。
第4図は、湿分分離器付き再熱器100及び給
水ポンプ20と協働する複数の給水加熱器160
a〜160eの代表的な配列を示している。復水
器18と、蒸気発生器12と、高圧タービン及び
低圧タービンを有する蒸気タービン装置(図示し
ない)とは第1図に示したような態様で第4図の
給水加熱器系統に接続する。
第4図に示したような配列においては、給水
は、蒸気発生器12に流入する前に、給水加熱器
160a〜160dと、給水ポンプ20と、給水加熱器
160eとを直列に通る。第1給水加熱器160
aの給水入口管64は復水器18の出口ポート1
9に流体連通状態に接続され、給水加熱器160
aの蒸気入口ポートは低圧タービンの抽出ポート
LP1に接続されている。第1給水加熱器160a
の復水出口90は復水器18の入口ポート17に
流体連通状態に接続されている。第4図に示した
諸構成部分の熱力学的関係を一層良く示すため
に、第4図の流体回路から選択した幾つかの場所
の圧力及び温度を符号P1〜P5,TF1〜TF7,TC1
〜TC5で明示した。P1〜P5は圧力、TF1〜TF7
給水温度、TC1〜TC5は復水温度をそれぞれ表わ
している。第4図から分かるように、図示の例は
3つの低圧抽出ポートLP1〜LP3と2つの高圧抽
出ポートHP1〜HP2とを有する。第4図に例示し
た給水加熱器系統の諸構成部分の熱力学的関係を
もつと明確に示すため、次の表は選択した場所の
圧力及び温度の値を示している。
場 所 圧力(psia) P1 9 P2 21 P3 54 P4 211 P5 382 場 所 温度(〓) TF1 126 TF2 183 TF3 225 TF4 281 TF5 381 TF5 380 TF6 382 TF7 435 TC1 141 TC2 198 TC3 240 TC4 376 TC5 397 第4図に図示した配列は5台の給水加熱器を使
用する当業者周知の代表的接続例を示している。
最初の3台の給水加熱器160a〜160cは低
圧タービンの抽出ポートLP1〜LP3に接続されて
おり、給水加熱器160cの復水出口90は給水
加熱器160bの入口ポート92と流体連通状態
に接続されている。この復水が給水加熱器160
bに流入するとき、その高圧のため該復水はフラ
ツシユして液相から気相になる。給水加熱器16
0cを出る復水の温度は給水加熱器160bに入
る給水の温度より高いので、給水加熱器160b
を通過するときの給水の加熱を更に助けるために
この復水を使用することによつて、タービン系統
全体の効率を向上させることができる。このた
め、給水加熱器からの復水を、給水の流れとは反
対方向に復水器の入口に向かつて後方にカスケー
ドさせることが経済的に有利である。同様に、上
述した理由で給水加熱器160bからの復水が給
水加熱器160a内にカスケードされている。最
終的には、最も低圧の給水加熱器160aからの
復水は復水器18の入口ポート17に流体連通状
態に接続されていて、この復水は更に凝縮され給
水の流れに再導入される。給水の流れは給水加熱
器160aの給水入口管64に入ることにより再
び上述したように流れ始める。
第4図から分かるように、給水加熱器160d
の復水出口90は復水器に向かつて後方にカスケ
ードされていない。代りに、復水出口90は給水
管に流体連通状態に接続されている。従つて、高
圧タービンの抽出ポートHP1及び湿分分離器付き
再熱器100の分離器ドレン通路Dから受け取つ
た流体によつて生ずる復水は復水器に向かつて後
方にカスケードされておらず、代りに蒸気発生器
12に向かつて流れる給水に導入される。また、
給水加熱器160eの復水出口90は給水加熱器
160dの入口ポート92に接続されているの
で、高圧タービンの抽出ポートHP2から受け取つ
た蒸気によつて生ずる復水も結局は蒸気発生器1
2に流入する給水の流れに入つてしまう。
第4図に示した給水加熱器160a〜160e
の配列は当業者周知のものであり、諸構成部分の
熱力学的に安定な配列を表わしている。この配列
は、低圧タービンの抽出ポートLP1〜LP3に接続
された給水加熱器160a〜160cからの復水
を復水器に向かつて後戻りの方向にカスケードさ
せている。湿分分離器付き再熱器100からの分
離器ドレン通路Dと一緒に高圧タービンの抽出ポ
ートHP1〜HP2に接続された給水加熱器160d
〜160eの復水は最終的に給水の流れに導入さ
れ、蒸気発生器12に入る。第4図に示した配列
は、良好な熱力学的成果をもたらすが、蒸気ター
ビン系統の全体的な信頼性を低下させる。
蒸気タービン系統の信頼性が低下するのは、第
4図の配列においては、給水加熱器160dに流
入する湿分分離器付き再熱器100の分離器ドレ
ン通路Dからの流体が高圧タービン及び低圧ター
ビンの抽出ポートHP1〜HP2,LP1〜LP3から受
け取つた蒸気よりも汚染物のレベルが高いためで
ある。この流体は復水脱塩装置において純化され
ていないので、蒸気発生器12に入る復水と、蒸
気発生器12を出てタービンに流れる蒸気との汚
染物レベルを連続的に上昇させる。
第5図は当業者周知の給水加熱器の別の配列を
示している。第4図及び第5図の配列間の差異は
主に諸構成部分の相互結合にある。例えば、第5
図の全給水加熱器160a〜160eからの復水
が低圧側の給水加熱器に後向きにカスケードされ
ており、また、最も低圧の給水加熱器160aの
復水出口90は復水器18の入力ポート17に流
体連通状態に接続されている。従つて、給水加熱
器からの復水の何れもが矢印FWで示す給水の流
れに直結されていない。第5図に示した配列内の
種々の場所の圧力及び温度は第4図の場合の圧力
及び温度に大体一致している。
第5図に示した給水加熱器の配列は非常に信頼
性が高いが、熱力学的効率が低くて認容できない
問題点を有する。熱力学的効率、即ち熱消費率の
低下によつて発電プラントの出力が少なくとも
0.4%低下する。更に、給水加熱器へのドレン流
量の増加及び低圧給水加熱器を通る復水流量の増
加のため、第5図に示した配列を実行するべく既
存の発電プラントにおいて蒸気サイクルを変更し
た場合、これ等の給水加熱器の容量が不足するか
も知れない。
第6図は当業者周知の更に別の給水加熱器の配
列を示している。第4図及び第5図の場合と同様
に、第6図の配列は低圧タービンの抽出ポート
LP1〜LP3から蒸気を受け取る3台の低圧給水加
熱器160a〜160cを含んでおり、そして該
給水加熱器160a〜160cからの復水は復水
器18に向かつて逆方向にカスケードされてい
る。また、第4図と同様に、第6図の配列は高圧
タービンの抽出ポートHP1〜HP2に接続された2
台の高圧給水加熱器160d〜160eを有して
おり、該給水加熱器160d〜160eからの復
水は給水を蒸気発生器12に向かつて流す給水管
に最終的に導入される。
第4図、第5図の配列と第6図の配列との間の
重大な差異は、湿分分離器付き再熱器100の分
離器ドレン通路Dが低圧給水加熱器160cの蒸
気入口ポート80に接続されていることである。
この種の接続は、第4図及び第5図に関して前述
した2つの接続例の中間を示している。第6図の
湿分分離器付き再熱器100はその分離器ドレン
通路Dが、最終的に蒸気発生器12に流入する給
水管に流体を導く代りに該流体を復水器18に最
終的に逆向きにカスケードさせる給水加熱器16
0cに接続されている。しかし、第6図の接続例
は2台の高圧給水加熱器160d及び160eか
らの復水を給水管に導いている。
第6図に示した蒸気サイクルに帰因する出力低
下は第5図の場合より若干少ない。分離器ドレン
通路からの汚染流体が復水器にカスケードするの
で、給水純度及び信頼性が高められる。また、給
水加熱器160a〜160cを通る復水及びドレ
ンの流量は第5図に示した蒸気サイクルほど増加
しない。蒸気タービン発電プラントの設計におい
ては、信頼性及び熱消費率間の選択に際し信頼性
が向上するように決定することが必要不可欠であ
り、これは、蒸気発生器12に流れる汚染物を減
少させることによつて達成できる。
本発明の好適な実施例は第7図に示されてい
る。この実施例は、湿分分離器付き再熱器10、
復水器18及び蒸気発生器12に関連して5台の
給水加熱器160a〜160eを含んでおり、そ
の中、3台の低圧給水加熱器160a〜160c
は低圧タービンの抽出ポートLP1〜LP3に接続さ
れている。これ等3台の低圧給水加熱器の復水出
口90は、図示のように復水器18に向けて逆方
向にカスケードされている。2台の高圧給水加熱
器160d及び160eは高圧タービンの抽出ポ
ートHP1及びHP2に接続する。第7図に示す通
り、最も高圧の給水加熱器160eはその復水出
口90を次に高圧の給水加熱器160eの入口ポ
ート92に流体連通状態に接続せしめており、上
述した高圧の給水加熱器160dはその復水出口
90が給水の流れに流体連通状態に接続されてい
る。第7図の実施例は更に、給水加熱器160c
〜160d間に直列に接続された液対液の熱交換
器120を含む。この液対液熱交換器120は実
質的にドレン冷却器として動作するものであつ
て、そのドレン入口122は湿分分離器付き再熱
器100の分離器ドレン通路Dに接続されてい
る。ドレン冷却器120のドレン出口126は、
3台の低圧給水加熱器160a〜160cのうち
の最も高圧で動作する給水加熱器160cの入口
ポート92に流体連通状態で接続されている。ド
レン冷却器120は給水出口124及び給水入口
128を有し、該出入口がドレン冷却器120を
5台の給水加熱器160a〜160eに図示のよ
うに直列接続することを可能にしている。液対液
の熱交換器120を最も低圧の高圧給水加熱器1
60d及び最も高圧の低圧給水加熱器160cの
間に配置すれば、全ての給水加熱器が復水器18
の方に逆にカスケードされている第5図の場合と
比較して、熱消費率が約0.31%向上することが測
定された。本発明の範囲内の配列においては、液
対液の熱交換器120は湿分分離器付き再熱器1
00のドレン通路Dから水を受け取り、復水を給
水加熱器160cに、そして最終的に復水器18
の方に逆にカスケードする。このように応用する
タイプの液対液の給水加熱器120は基本的にド
レン冷却器の様に機能する。
第7図に示した配列の熱サイクルは第4図のも
のより約0.12%熱消費率が劣るものと認められ
る。しかし、第7図に示した本発明の好適な実施
例は第4図の配例のような不純物濃度を受けな
い。第7図の実施例で特に重要な点は、第6図及
び第7図の配列におけるドレン及び復水流量の変
化は殆ど同じであるが、第7図の熱消費率は第6
図の配列の熱消費率より約0.25%低いことであ
る。
本発明は、第4図に示した配列の不純物濃縮の
作用を回避すると同時に、他の不純物最小化の接
続例と比較して熱消費率のロスを可及的に最小に
する。本発明の更なる利点は、既存の蒸気タービ
ン発電プラントを塑及修復するのに利用できるこ
とであり、反対に、第5図に示した配列は全ての
可能性を考えても利用することはできない。現存
の蒸気タービン発電プラントを第5図の配列に従
つて塑及修復すれば、復水器18及び低圧給水加
熱器160a〜160cの復水流量は相当に増加
するであろう。しかし、第7図に示した本発明
は、低圧給水加熱器及び復水器18の復水流量の
増加をもつと少なくして既存の蒸気タービン発電
プラントに塑及修復用に適用できる。また、第6
図に示した既知の配列は低圧給水加熱器への復水
流量の増加は極く僅かであるが、蒸気タービンサ
イクルの熱消費率が増大し、第7図に示した本発
明よりも乱0.24%悪化する。
湿分分離器付き再熱器100、復水器18及び
蒸気発生器12と関連して複数の給水加熱器を使
用するどんな配列においても、2つの矛盾する規
準を考慮しなければならない。第1に、蒸気ター
ビンサイクルの熱消費率に対する配列の影響と、
この影響の相対的コストとを比較考量しなければ
ならない。また、給水の流れ内への塩化ナトリウ
ムのような潜在的不純物の侵入によつて、蒸気タ
ービンサイクルの全体的信頼性が重大な影響を受
ける。即ち、不純物は蒸気発生器12内に溜まつ
てその内部の熱交換管に腐食損傷を生じさせ、蒸
気タービンシステム全体の信頼性に有害な影響を
及ぼす結果になる。一般に、蒸気タービンシステ
ムの蒸気サイクルは、復水器18に向かつて逆に
カスケードされる復水流体の量に比例してマイナ
スの影響を受ける。同様に、給水の純度は、蒸気
発生器12に向かつて流れるときに給水中に流入
する復水の量に関係してマイナスの影響を受け
る。第7図に示した本発明は、これ等の規準の双
方によつて評価されるように、当業者周知の既存
蒸気タービンシステムに優る改良をもたらすもの
である。本発明は、給水の流れに入る不純物を最
小にすることによつて蒸気タービン系統の信頼性
を向上させると共に、蒸気タービン系統全体の熱
消費率に対するマイナスの影響を可及的に低減さ
せる。
第7図に示した液対液の熱交換器120と他の
給水加熱器160a〜160eとの間の主な差異
は、液対液の熱交換器120、即ちドレン冷却器
がそのドレン入口122で流入液体を受け取り、
ドレン出口126からこの液体が出る前にその熱
を給水に移して、この液体を液相のまゝにしてお
くのに対して、給水加熱器160a〜160eで
は蒸気タービン系統の低圧及び高圧タービンか
ら、また、他の給水加熱器から流入物を受け取る
が、この流入物は、最初気相であるか或は給水加
熱器の外筒内に入る際にフラツシユして気相にな
ることである。第7図における液対液の熱交換器
120に入る湿分分離器付き再熱器100の分離
器ドレン通路Dのフラツシング又は絞りを避ける
ことによつて、これ等の熱交換器を出る復水をド
レン水がフラツシユされる場合に可能な温度より
も高温にすることができる。その結果、給水加熱
器160dに入る水温度がより高くなり、従つ
て、第7図に示す配列の蒸気サイクル効率が液対
液の熱交換器を使用しないものと比較して向上す
る。給水加熱器に入るときのドレン水のフラツシ
ングは、この流体によつて給水を加熱することの
できる最高温度を低下させる。
本発明の別の実施例を第8図に示す。この実施
例は、液対液の熱交換器120、即ちドレン冷却
器が3台の低圧給水加熱器160a〜160cに
対して並列に接続されている点は別として、全て
の点で第7図の実施例と同様である。ドレン冷却
器120はその給水入口128から給水を受け取
り、その給水出口124からの給水を最も高圧の
低圧給水加熱器160cと最も低圧の高圧給水加
熱器160dとの間で給水ラインに放出する。ド
レン冷却器120のドレン入口122には湿分分
離器付き再熱器100のドレン通路Dからの水を
受け取り、その水をドレン出口126から復水器
18に向かつて放出する。第8図の配列における
給水入口128に入る給水は第7図の配列におけ
る給水入口128に入る給水よりも低温であるの
で、湿分分離器付き再熱器100からのドレン水
と流入給水との間には大きな温度差がある。この
温度差の増大により、ドレン冷却器120の熱交
換特性が第7図の配列のものとは異なつている。
第8図に示した配列の利点は、湿分分離器付き
再熱器のドレンDが低圧給水加熱器160a〜1
60cからのドレンと混合しないことである。第
8図の配列における熱消費率は第7図の配列より
も約0.03%低い。しかし、第8図におけるドレン
冷却器120の対数平均温度差は第4図における
ドレン冷却器120の約4分の1である。この特
性はドレン冷却器120内に約4倍の熱伝達面を
必要とする。第8図の液対液の熱交換器120の
両端ドレン温度差が15〓であれば熱消費率は第7
図に示した配列のものより約0.02%劣る。この場
合、第8図におけるドレン冷却器120の対数平
均温度差は第7図の冷却器よりも約2.6の係数だ
け依然として小さい。
本発明の給水加熱器配列は、給水回路内の潜在
的不純物の濃縮量を低減すると同時に、蒸気ター
ビン発電プラントの熱消費率に対するマイナスの
影響を最小にするため、複数の給水加熱器の他に
液対液の熱交換器を用いる。従つて、本発明によ
れば、当業者周知の配列におけるよりも熱消費率
に対する重大な影響を少なくして、蒸気タービン
発電プラントの信頼性を全体的に向上させること
ができる。本発明を特定の実施例について詳細に
説明したが、その他の実施例も本発明の範囲内に
入ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は蒸気タービン発電プラントの一例を示
す概略系統図、第2図は代表的な給水加熱器の内
部構造を示す断面図、第3図は第4図から第8図
で使用する給水加熱器を符号化して示す図、第4
図、第5図および第6図は当業者周知の代表的な
蒸気タービン給水加熱器配列の系統図、第7図は
本発明の実施例を示す系統図、第8図は本発明の
別の実施例を示す系統図である。 10……高圧タービン、HP1〜HP2……高圧タ
ービンの抽出ポート、12……蒸気発生器、14
……低圧タービン、LP1〜LP3……低圧タービン
の抽出ポート、17……復水器の入口ポート、1
8……復水器、19……復水器の出口ポート、1
60a〜160c……第1給水加熱器、160d
〜160e……第2給水加熱器、120……第3
給水加熱器(熱交換器又はドレン冷却器)、10
0……再熱器、D……ドレン通路、122……第
3給水加熱器の入口ポート(ドレン入口)、12
6……第3給水加熱器の出口ポート(ドレン出
口)、92……第1給水加熱器の入口ポート、9
0……第1、第2給水加熱器の復水出口ポート、
80……第1、第2給水加熱器の蒸気入口ポー
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1抽出ポートを有する低圧タービン、 第2抽出ポートを有する高圧タービン、 該高圧タービンに流体連通状態で接続された蒸
    気発生器、 該蒸気発生器に流体連通状態で接続された出口
    ポートを有する復水器、 該復水器の出口ポートと前記蒸気発生器との間
    に流体連通状態で接続され、給水を前記復水器か
    ら蒸気発生器に導く流体通路を有する第1給水加
    熱器、 該第1給水加熱器と蒸気発生器との間に流体連
    通状態で接続され、給水を該第1給水加熱器から
    蒸気発生器に導く流体通路を有する第2給水加熱
    器、 該第1、第2給水加熱器の間に流体連通状態で
    接続され、給水を該第1給水加熱器から第2給水
    加熱器へ導く流体通路を有する第3給水加熱器、
    及び 該第3給水加熱器の入口ポートに流体連通状態
    で接続されたドレン通路を有する再熱器、 を備え、 前記第3給水加熱器の出口ポートは前記第1給
    水加熱器の入口ポートに流体連通状態で接続さ
    れ、 前記第1給水加熱器の復水出口ポートは前記復
    水器の入口ポートに流体連通状態で接続され、 前記第2給水加熱器の復水出口ポートは前記蒸
    気発生器に流体連通状態で接続されていて、 給水が復水器の出口ポートから、第1、第3、
    第2給水加熱器を連続的に通つて、蒸気発生器の
    入口ポートに流入することができる蒸気タービン
    発電プラント。 2 第1抽出ポートを有する低圧タービン、 第2抽出ポートを有する高圧タービン、 入口ポート及び出口ポートを有する復水器、 該復水器の出口ポートに流体連通状態で接続さ
    れた入口ポートを有する蒸気発生器、 該復水器の出口ポートと前記蒸気発生器の入口
    ポートとの間に流体連通状態で接続されると共
    に、前記低圧タービンの第1抽出ポートに流体連
    通して接続される蒸気入口ポートと、該復水器の
    入口ポートに流体連通して接続される復水出口ポ
    ートとを有する第1給水加熱器、 該第1給水加熱器と前記蒸気発生器の入口ポー
    トとの間に流体連通状態で接続されると共に、前
    記高圧タービンの第2抽出ポートに流体連通して
    接続される蒸気入口ポートと、前記蒸気発生器の
    入口ポートに流体連通して接続される復水出口ポ
    ートとを有する第2給水加熱器、 前記復水器の出口ポート及び該第2給水加熱器
    の間に流体連通状態で前記第1給水加熱器に関し
    て並行に接続されると共に、入口ポートと、前記
    復水器の入口ポートに流体連通して接続された出
    口ポートを有する第3給水加熱器、 該第3給水加熱器の入口ポートに流体連通状態
    で接続されたドレン通路を有する再熱器、 を備え、 給水が前記復水器の出口ポートから、前記第
    1、第2給水加熱器を通つて前記蒸気発生器の入
    口ポートへ順に流れると共に、並行の通路では、
    前記復水器の出口ポートから、第3、第2給水加
    熱器を通つて前記蒸気発生器の入口ポートへ流れ
    ることができる蒸気タービン発電プラント。
JP59127669A 1983-06-24 1984-06-22 蒸気タ−ビン発電プラント Granted JPS6017209A (ja)

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US507608 1983-06-24

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