JPH0148354B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0148354B2
JPH0148354B2 JP58091583A JP9158383A JPH0148354B2 JP H0148354 B2 JPH0148354 B2 JP H0148354B2 JP 58091583 A JP58091583 A JP 58091583A JP 9158383 A JP9158383 A JP 9158383A JP H0148354 B2 JPH0148354 B2 JP H0148354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
plating
silver
current
adhesion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58091583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS602692A (ja
Inventor
Yoshimaro Tezuka
Nobuo Soga
Katsuhisa Tokunaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP9158383A priority Critical patent/JPS602692A/ja
Publication of JPS602692A publication Critical patent/JPS602692A/ja
Publication of JPH0148354B2 publication Critical patent/JPH0148354B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄および/またはニツケルを含有する
合金材へ密着性の良好な銀被膜を形成するための
銀メツキ方法に関する。
IC用リードフレーム材としては一般に42アロ
イ、52アロイ等の鉄ニツケル合金、194アロイ等
の銅−鉄合金が用いられている。IC用リードフ
レームはIC素子搭載部およびワイヤーボンド部
に金、銀等の貴金属を被着して使用に供されてい
るが、この貴金属被膜は500℃、5分間の加熱で
フクレを生じないような密着性を有することが要
求される。従来、上記のような鉄および/または
ニツケルを含有する合金材に銀を直接メツキして
も充分な密着力が得られないとされており、銀メ
ツキを施す前に金、銀、銅等を薄く下地メツキす
る所謂ストライクメツキ処理を行なうのが一般的
であつた。
ところがこのようなストライクメツキを施して
あつても銀メツキ被膜が加熱検査でフクレを生じ
ることがある。この主なる原因は下地メツキに用
いるメツキ浴は金属成分濃度が1〜5g/と小
さく、また濃度の最適範囲が狭いため最適条件を
はずれ易いからと孝えられる。このためストライ
クメツキ浴組成の管理には細心の注意を払つてい
る。しかしながらこのような配慮は密着性そのも
のを改善するものではなく、単にバラツキを小さ
くするための配慮に過ぎない。このため密着性そ
のものを本質的に改善する何らかの手段が必要で
あることが痛感されていた。
本発明者らは上記要請に応えるべくさらに多数
のメツキ条件を逐次検討した結果、メツキ電流波
形とその供給方法を組合せることによつてストラ
イクメツキをしなくても充分密着性の良好な銀メ
ツキ被膜が得られることを見出して本発明に到達
した。即ち本発明は、鉄および/またはニツケル
を含有する合金材へ銀をメツキするに際し、電解
電流としてリツプルのある直流電流を用いかつ該
電流を周期的に中断して印加することを特徴とす
る。
ここで、リツプルのある直流電流とは、三相半
波整流、三相全波整流等によつて得られる電流で
あつて、波形に小波(リツプル)または脈動を有
するものである。脈動率は三相半波で18〜21%、
三相全波で4〜4.5%となる。本発明はかかるリ
ツプルのある直流電流を周期的に中断して印加す
る。この中断の周期はON時間4〜33ミリ秒、
OFF時間1.65〜23ミリ秒の範囲内に設定し、しか
もこのON時間はOFF時間の1/2倍乃至1/2×OFF
時間+30ミリ秒の範囲になるように設定すること
が好ましい。
リツプルのない、即ち真正の短形パレス波形の
直流電流では加熱フクレは皆無とならず、密着性
は不充分である。従つてリツプルが何らかの作用
をしていることは確かであるが、この作用が何で
あるかは未だ明らかでない。中断の周期もまたメ
ツキの密着性向上に寄与している。中断の周期が
あまり長くなると密着性が低下することからこの
ことは明らかである。またON時間がOFF時間の
1/2以下または1/2×OFF時間+30ミリ秒以上に
なるとやはり密着性が低下することが判つた。
リツプルのある直流電流を周基的に中断する回
路は簡単に構成し得るが、整流方式をたとえば六
相半波整流とし、リツプルの数をパルスカウンタ
ーで数えながら一定のパルス数だけON状態を保
つた後一定のパルス数だけOFFするような回路
構成にすれば比較的安価な電源回路とすることが
できる。
本発明法はメツキ浴として通常のシアン浴、中
性浴何れも使用できる。本発明により、ストライ
クメツキを施さなくても密着性の良好な銀被膜が
得られ、ストライクメツキ工程を省略することが
できた。また、本発明によると従来の銀ストライ
ク銀メツキ方式に比べ銀メツキ時の陰極電流密度
(Dk)を幾分高くできることが判つた。即ち、従
来法によると最大20A/dm2が限度であつたDk
値を本発明法では30A/dm2まで高めてもメツキ
外観等が何ら変化ない。従つて本発明法によれば
ストライクメツキ工程を省略できるばかりでな
く、銀メツキ工程自体の時間短縮をももたらし得
るという予期されない効果が得られる。又、電流
波形が単純なので、比較的安価な電源回路で済む
という利点もある。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例 二重星形六相半波整流回路と、パルスカウンタ
ー回路と、ON時間のパルス数及びOFF時間のパ
ルス数を設定するデジタルスイツチ2個で構成し
たメツキ用電源回路を噴流型部分メツキ装置に接
続した。この部分メツキ装置は閉口を有するマス
ク板と押圧板で被メツキ材を水平に挾持し、該マ
スク板の開口に向けて下方からメツキ液を噴射す
る形式の装置であつて、メツキ液の噴射と殆んど
同時に陰極となる被メツキ材と不溶性陽極との間
に通電するようになつている。メツキ浴はAg60
g/、遊離シアン80g/とし、浴温を60℃と
した。マスク板として5mm×7mmの開口を1列に
12ケ有するものを用い、被メツキ材として25mm×
200mmの42アロイ板を用い、42アロイ板をアルカ
リ脱脂、塩酸洗浄した後メツキに供し、平均陰極
電流密度15.5A/dm2で銀を約7μ電着せしめた。
銀メツキした42アロイ板を500℃で5分間加熱後、
40倍の実体顕微鏡で観察してフクレの有無とその
位置を調べて合否を判定した。
ON時間のパルス数とOFF時間のパルス数の設
定毎に合否をまとめて第1図に示す。第1図にお
いて、○印はフクレが全く認められなかつた場
合、△印はメツキエリアの端部に直径20μ以下の
フクレが2ケ以内であつた場合、×印はメツキエ
リアの中央部にフクレが1ケ以上存在した場合で
かつ△印の基準をも満足しない場合を示す。
第1図の結果からON時間のパルス数は1.5〜
10、OFF時間のパルス数は0.5〜7の範囲内でか
つON時間のパルス数はOFF時間のパルス数の1/
2乃至1/2×OFF時間パルス数+9の範囲が適当
であることが判る。これを時間に換算すると、1
パルス3.33ミリ秒であるから、ON時間は4〜33
ミリ秒、OFF時間は1.65〜23ミリ秒でかつON時
間はOFF時間の1/2乃至1/2×OFF時間+30ミリ
秒の範囲となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はON時間のパルス数とOFF時間のパル
ス数の関係におけるフクレの有無の合否判定結果
を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉄および/またはニツケルを含有する合金材
    に銀メツキを施す方法において、電解電流として
    リツプルのある直流電流を用いかつ該電流を周期
    的に中断して印加することを特徴とする銀メツキ
    方法。
JP9158383A 1983-05-26 1983-05-26 銀メツキ方法 Granted JPS602692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9158383A JPS602692A (ja) 1983-05-26 1983-05-26 銀メツキ方法

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JP9158383A JPS602692A (ja) 1983-05-26 1983-05-26 銀メツキ方法

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JPS602692A JPS602692A (ja) 1985-01-08
JPH0148354B2 true JPH0148354B2 (ja) 1989-10-18

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ID=14030564

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JP9158383A Granted JPS602692A (ja) 1983-05-26 1983-05-26 銀メツキ方法

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61186494A (ja) * 1985-02-13 1986-08-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 銀メツキ法
KR20050019555A (ko) * 2003-08-19 2005-03-03 주식회사 비에스텍 은 콜로이드 용액 생성과 동시에 은도금을 하는 방법
EP1598449B1 (en) 2004-04-26 2010-08-04 Rohm and Haas Electronic Materials, L.L.C. Improved plating method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58113386A (ja) * 1981-12-28 1983-07-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 銀めつき方法

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JPS602692A (ja) 1985-01-08

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