JPH0145131Y2 - - Google Patents

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JPH0145131Y2
JPH0145131Y2 JP9429983U JP9429983U JPH0145131Y2 JP H0145131 Y2 JPH0145131 Y2 JP H0145131Y2 JP 9429983 U JP9429983 U JP 9429983U JP 9429983 U JP9429983 U JP 9429983U JP H0145131 Y2 JPH0145131 Y2 JP H0145131Y2
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JP
Japan
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spring piece
protrusion
pipe
antenna
inner pipe
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JP9429983U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は伸縮多段ロツドアンテナの改良に関す
るものである。
従来の伸縮多段ロツドアンテナにつき第1図を
参照して説明する。
第1図において、符号1は内側パイプであり、
内側パイプ1の基端部に設けた丸穴1aにばね片
2の基端部中心側に突出する突起2aが嵌合固定
されて、内側パイプ1の外周側にばね片2が配設
され、ばね片2が外側パイプ3の内周面に摺動可
能に圧接され、外側パイプ3の先端部には絞り加
工によつてアンテナ伸長時にばね片2の先端が当
接する先端小径部3aが形成されている。また、
このような構成は、基端部が基底金具4に固定さ
れた基パイプ5を除く各段パイプに同様に具備さ
れている。
前述のように構成された従来の伸縮多段ロツド
アンテナでは、ばね片2は外側パイプ3の内周面
との摩擦摺動力とアンテナ伸長時の保持力を出す
ためにアンテナの軸方向に沿う長さLが通常13mm
程度にしてあり、アンテナ伸長時の内側パイプ1
と外側パイプ3の重なり寸法lすなわち損失寸法
がばね片2の長さL+1mm程度となり、内側パイ
プ1の長さが100mmの場合に100mm−14m=86mmが
有効長となり、前記損失寸法が基パイプ5の他の
各段パイプにもできるので、アンテナ全体ではか
なり長くなるという欠点があつた。
この考案は、前述した従来品の欠点を、内側パ
イプに対しばね片を軸方向に相対移動させること
で解消し、アンテナ伸長時の損失寸法が短い伸縮
多段ロツドアンテナを提供することを目的として
いる。
この目的を達するために、本考案の伸縮多段ロ
ツドアンテナは、内側パイプの基端部外周に、所
要範囲内で軸方向に移動可能にばね片を係合さ
せ、このばね片を外側パイプの内周面に摺動可能
に圧接させると共に、アンテナ伸長時に前記ばね
片の先端が外側パイプの先端小径部に当接して係
止されるようにしたロツドアンテナにおいて、前
記ばね片に、先端部に第1の突起を設けると共
に、基端部に第1の突起と周方向の位相をずらせ
て第2の突起を設け、前記内側パイプには、前記
第1の突起を摺動可能に係合する長穴と、前記第
2の突起を摺動可能に係合する逃げ用溝とを設け
て、ばね片に対して内側パイプがアンテナ伸縮方
向に所定量移動可能に支持するようにし、ばね片
に対して内側パイプがアンテナ伸縮方向に所要量
移動可能に支持するようにしている。
以下、本考案の一実施例につき第2図乃至第4
図を参照して説明する。
第2図乃至第4図において、符号11は内側パ
イプであり、内側パイプ11の基端部には軸方向
に長い2つの長孔11aが180゜の角度間隔で形成
されていると共に、長孔11aと90゜の角度間隔
で基端に開口する1つの逃げ用溝11bが形成さ
れている。内側パイプ11の外周側に装着される
ばね片12は、軸方向の中央部が外周側に膨出
し、そこに円周方向複数個所に軸方向に沿うスリ
ツト12aが形成され、かつ円周方向の1個所に
全長にわたる切離し部12bが形成されたいわゆ
るチヨウチン形のものである。そしてその先端部
に円周方向180゜の角度間隔で設けた短い第1の突
起12cがそれぞれ内側パイプ11の長穴11a
に摺動可能に、かつ内側パイプ11の中心側に突
出させることなく係合され、また基端部に第1の
突起12aと円周方向90゜の角度間隔で設けた長
い第2の突起12dがアンテナ短縮時に内側パイ
プ11の逃げ用溝11bに摺動可能に係合される
ように構成されている。前記のように構成され
て、内側パイプ11の基端部外周に装着されたば
ね片12は、先端小径部13aが形成された外側
パイプ13の内周面に軸方向の摺動可能に圧接さ
れている。また外側パイプ13の基端部にも前述
した内側パイプ11に設けたと同様のばね片16
が設けられ、外側パイプ13が嵌合した基パイプ
15の基端部が基底金具14に嵌合固定されてい
ると共に、基パイプ15にもばね片16が当接す
る先端小径部(図示せず)が設けられている。
以上のように構成された実施例の伸縮多段ロツ
ドアンテナは、アンテナ伸長時に第3図に示すよ
うに、ばね片12の先端が外側パイプ13の先端
小径部13aに当接しても、内側パイプ11はば
ね片12に対して第1の突起12aが長穴11a
の基端に当接するまでアンテナ伸長方向に相対移
動できるので、この状態にアンテナを全伸長させ
ることにより、内側パイプ11と外側パイプ13
の重なり寸法lすなわち損失寸法が、従来のばね
片を内側パイプに固定したものに比べて短くで
き、これを4mm程度にすることが可能である。し
たがつて、内側パイプ11の長さを100mm、ばね
片12の長さLを13mmにした場合には100mm−4
mm=96mmが内側パイプ11の有効長となり、従来
品に比べて1段当り10mm長くアンテナを伸長させ
ることができる。
また、本実施例では、第1の突起16c,12
cがばね片16,12を装着したパイプ13,1
1の中心側に突出しないようにしているので、こ
のパイプ13より内側にパイプがある場合でもア
ンテナ短縮時に、このパイプ11に装着したばね
片12の基端に突起16cが当接して短縮時に損
失が生じるということがなく、また第2の突起1
6d,12dを長くしてこれをばね片12を装着
したパイプ11の逃げ用溝11bに係合させて短
縮時の損失を防止している。なお、第2の突起1
6d,12dはアンテナ収縮動作時に、パイプ1
3,11に係合して第1の突起16c,12cが
短くてもばね片16,12がこれを装着したパイ
プ13,11から外れないようにするためのもの
である。
本考案において、前述した実施例では、ばね片
12,16に第2の突起12d,16dを設けた
が、第1の突起12c,16cが短かくてもパイ
プから外れる虞れがない場合には第2の突起12
d,16dおよびパイプの逃げ用溝11bを省略
してもよい。また、前述した実施例では、説明の
便宜上、基パイプを含めて3本のパイプのアンテ
ナを示したが、本考案は、より多くのパイプを有
する伸縮多段ロツドアンテナに適用できる。さら
に、前述した実施例ではほぼ円筒状のばね片を用
いたが、本考案は横断面円弧状のばね片を複数枚
用いるものなど、ばね片の形状、基本構成は適宜
変更できる。
以上説明したように、本考案によれば、ばね片
とこのばね片が装着される内側パイプとを、前記
ばね片に、先端部に第1の突起を設けると共に、
基端部に第1の突起と周方向の位相をずらせて第
2の突起を設け、前記内側パイプには、前記第1
の突起を摺動可能に係合する長穴と、前記第2の
突起を摺動可能に係合する逃げ用溝とを設けて、
軸方向に所要範囲で移動可能とし、アンテナ伸長
時の内側パイプと外側パイプの重なりによる損失
寸法を従来のばね片と内側パイプとが固定したも
のより短くできるようにしたので、従来品とアン
テナ短縮時の長さ、段数が同じ場合には伸長時の
長さを長くでき、従来品と伸長時の長さが同じ場
合には短縮時の長さや、各段パイプの長さを短く
でき、段数を減少させることも可能になるという
効果が得られ、寸法が小さい時に小径のアンテナ
に適用すると、むだな寸法を少なくでき、径に比
例した長さのアンテナにすることができて有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の伸縮多段ロツドアンテナの要部
を示す縦断面図、第2図は本考案の一実施例によ
る伸縮多段ロツドアンテナの要部を示す横断面
図、第3図は同縦断面図、第4図は同部分分解斜
視図である。 1……内側パイプ、1a……丸穴、2……ばね
片、2a……突起、3……外側パイプ、3a……
先端小径部、4……基底金具、5……基パイプ、
11……内側パイプ、11a……長穴、11b…
…逃げ用溝、12……ばね片、12a……スリツ
ト、12b……切離し部、12c……第1の突
起、12d……第2の突起、13……外側パイ
プ、13a……先端小径部、14……基底金具、
15……基パイプ、16……ばね片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側パイプの基端部外周に、所要範囲内で軸方
    向に移動可能にばね片を係合させ、このばね片を
    外側パイプの内周面に摺動可能に圧接させると共
    に、アンテナ伸長時に前記ばね片の先端が外側パ
    イプの先端小径部に当接して係止されるようにし
    たロツドアンテナにおいて、前記ばね片に、先端
    部に第1の突起を設けると共に、基端部に第1の
    突起と周方向の位相をずらせて第2の突起を設
    け、前記内側パイプには、前記第1の突起を摺動
    可能に係合する長穴と、前記第2の突起を摺動可
    能に係合する逃げ用溝とを設けて、ばね片に対し
    て内側パイプがアンテナ伸縮方向に所定量移動可
    能に支持したことを特徴とする伸縮多段ロツドア
    ンテナ。
JP9429983U 1983-06-20 1983-06-20 伸縮多段ロツドアンテナ Granted JPS604007U (ja)

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JP9429983U JPS604007U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 伸縮多段ロツドアンテナ

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JP9429983U JPS604007U (ja) 1983-06-20 1983-06-20 伸縮多段ロツドアンテナ

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JPS604007U JPS604007U (ja) 1985-01-12
JPH0145131Y2 true JPH0145131Y2 (ja) 1989-12-27

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JPS57130125U (ja) * 1981-02-05 1982-08-13

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JPS604007U (ja) 1985-01-12

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