JPH0145044Y2 - - Google Patents

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JPH0145044Y2
JPH0145044Y2 JP1983149896U JP14989683U JPH0145044Y2 JP H0145044 Y2 JPH0145044 Y2 JP H0145044Y2 JP 1983149896 U JP1983149896 U JP 1983149896U JP 14989683 U JP14989683 U JP 14989683U JP H0145044 Y2 JPH0145044 Y2 JP H0145044Y2
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JP
Japan
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bushing
conductor
opening
closing member
flange
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JP1983149896U
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English (en)
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JPS6059315U (ja
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  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は電気機械・器具用のブツシングに関す
るものである。
〔従来技術〕
従来より電気機械・器具では、ケーシングやカ
バー等の隔壁を貫通する導体(リード線、口出し
線)を隔壁から絶縁し、支持するためにブツシン
グが使用されている。
その一例として、モータのカバーより口出し線
を引き出す場合について第1図を参照して説明す
る。同図aはモータの外観を示すもので、図に見
られるように通常はフレーム100の端のカバー
(出力軸を保持するブラケツト)200の部分に
ブツシング300を設け、該ブツシング300を
通して口出し線400を引き出している。上記ブ
ツシング300は第1図bに示したように外周に
溝500を有し、カバー200のブツシングを保
持する切欠き部600に挿入される。上記溝50
0の幅はカバー200にしつくりはまるようにカ
バー材の板厚とほぼ等しく、その深さはブツシン
グ300がカバー200に強固に保持されるよう
に選ばれる。ブツシング300はその開口部
(孔)にあらかじめモータの口出し線400を通
しておき、カバー200をフレーム100に取付
ける時に固定させる。口出し線400はブツシン
グ300によつてカバーやフレームから絶縁され
保持される。
このような従来のブツシングでは、取付け完了
時に口出し線があまり動かないように開口部の孔
は極力小さくしているので、口出し線を通す作業
がかなりやりにくいものになつている。それにも
かかわらず、口出し線は後でずるずると引き出さ
れる可能性があり、通常はブツシングの機器本体
側で口出し線を固定するなんらかの手段を施して
おり、余計な手間がかかつていた。
〔目的〕
本考案の目的は上記従来の問題点を解消し、ブ
ツシングの孔(開口部)に導体(口出し線、リー
ド線)が通りやすいようにし、しかも導体を通し
た後のブツシングを隔壁部に取付けた時には導体
が自動的にブツシングの孔の部分で固定されるよ
うにしたブツシングを提供することにある。
〔構成〕
上記の目的を達成するために、本考案のブツシ
ングは、電気的絶縁性と塑性変形能を有する合成
樹脂(例えばナイロン、ポリエチレン、塩化ビニ
ール等)を用い、導体を貫通させる開口部を有す
る柱状部材と、該開口部を上記導体の通路を残し
て閉塞する閉塞部材と、上記両部材を所定の間隙
をもたせて保持しかつ取り付ける隔壁部に固定す
るためのフランジを一体に構成し、該フランジに
は上記両部材の間隙部に切欠きを設け、閉塞部材
を保持する部分をねじ曲げ可能な(塑性変形す
る)ヒンジとし、導体を貫通させた後に上記閉塞
部材を回動させた上記柱状部材の開口部を閉塞す
るように構成した。そして、開口部を閉塞した時
に貫通させた導体が屈曲して通るように、上記柱
状部材及び閉塞部材のそれぞれに凹部及び凸部を
対向させて設け、この部分で導体が自動的に固定
されるようにした。
〔実施例〕
以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第2図は本考案のブツシングを示すもので、同
図aは導体を通す前の斜視図、bは導体(図示せ
ず)を通した後に開口部を閉塞した状態の斜視
図、cはbのA−A線に沿つて縦に切断した時の
断面図である。図において1は柱状部材であり、
導体を通す開口部(本実施例ではコの字形状にし
たが、円弧形状でもよい)2を有する。3は閉塞
部材で、柱状部材1の開口部2に所定の間隙をも
つて対向する位置にフランジ4によつて柱状部材
1と一体に保持されている。フランジ4は上記間
隙部分に連なる切欠き5を有し、閉塞部材3を保
持する部分はねじ曲げ可能なように幅を細めてあ
る。すなわち柱状部材1の底部に結合し形成した
フランジ4の一端は閉塞部材3を保持するヒンジ
6となつている。
なお、閉塞部材3は凸部7及び後でフランジ4
とほぼ同一面になるストツパ8が設けてある。柱
状部材1には閉塞部材3を矢印方向に90゜回動さ
せたとき上記凸部7に対向する凹部9が設けてあ
る。
本考案のブツシングは合成樹脂を用い例えば射
出成形(又は圧縮成形)により第2図aに示すよ
うな一体形状(単一形ブツシング)に構成したも
のであり、開口部2に導体を通した後にヒンジ6
を支点に閉塞部材3を回動させ第2図bに示した
ように導体の通路を残して開口部を閉塞する。こ
の状態で電気機器のケーシングやカバーに取付け
固定する。ストツパ8はフランジ4とともにブツ
シングを隔壁部に固定する役割をはたし、このス
トツパ8があるので導体が引つぱられても閉塞部
材3が抜け出すことがない。
開口部2を閉塞した状態での断面は第2図cに
示したようになつており、導体(リード線)10
の通路が屈曲して設けられている。すなわち、導
体10は柱状部材1の凹部9と閉塞部材3の凸部
7によつて折り曲げられた状態でブツシングを貫
通するので、この部分で固定され、導体10が引
つぱられても抜けて来ることはない。
上記実施例では、ブツシングの外形形状が角柱
状になつているが、円柱状にするなど所望の形状
に変更することは可能であり、又、貫通する導体
の太さや本数に応じ開口部(孔)の寸法、形状は
適宜選定すればよい。
〔効果〕
以上説明したように本考案のブツシングは、合
成樹脂を用いて射出成形(又は圧縮成形)で一つ
の部品として簡単に作ることができる。そして本
考案のブツシングを用いれば、導体を通す時には
開口部が広く開いているので作業がしやすく、開
口部を閉塞して電気機器の隔壁に取付け固定した
時には、導体が自動的にブツシング内部で折り曲
げられて抜け出さないようになるので、従来のよ
うに機器本体側で導体あらかじめ固定する手段を
施しておく必要がなく、工程が簡略化される。ま
た、導体の通路が屈曲しているため、導体の隙間
から塵埃が入りにくいという副次的効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の説明図で、同図aはモータ
の外観図、同図bはブツシングの斜視図である。
第2図は本考案のブツシングを示し、同図aは導
体を通す前の状態の斜視図、同図bは開口部を閉
塞した状態の斜視図、同図cはbのA−A線に沿
つて縦に切断した断面図である。 1……柱状部材、2……開口部、3……閉塞部
材、4……フランジ、5……切欠き、6……ヒン
ジ、7……凸部、8……ストツパ、9……凹部、
10……導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体を貫通させる開口部を有する柱状部材と、
    該開口部を上記導体の通路を残して閉塞する閉塞
    部材と、上記両部材を所定の間隙をもたせて保持
    し一体に構成するフランジを有し、該フランジは
    上記両部材の間隙部に切欠きを設け閉塞部材を保
    持する部分をねじ曲げ可能なヒンジとし、導体を
    貫通させた後上記閉塞部材を回動させ上記柱状部
    材の開口部を閉塞するように構成したブツシング
    であつて、上記開口部を閉塞した時に貫通させた
    導体が屈曲して通るように、上記柱状部材及び閉
    塞部材のそれぞれに凹部及び凸部を対向させて設
    けたことを特徴とするブツシング。
JP14989683U 1983-09-28 1983-09-28 ブツシング Granted JPS6059315U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14989683U JPS6059315U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 ブツシング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14989683U JPS6059315U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 ブツシング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6059315U JPS6059315U (ja) 1985-04-25
JPH0145044Y2 true JPH0145044Y2 (ja) 1989-12-26

Family

ID=30332611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14989683U Granted JPS6059315U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 ブツシング

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JP (1) JPS6059315U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS527699A (en) * 1975-07-09 1977-01-20 Nippon Kayaku Co Ltd Alarm inspection device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS527699A (en) * 1975-07-09 1977-01-20 Nippon Kayaku Co Ltd Alarm inspection device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6059315U (ja) 1985-04-25

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