JPH0753409Y2 - ケーブル引き出し構造 - Google Patents

ケーブル引き出し構造

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JPH0753409Y2
JPH0753409Y2 JP774591U JP774591U JPH0753409Y2 JP H0753409 Y2 JPH0753409 Y2 JP H0753409Y2 JP 774591 U JP774591 U JP 774591U JP 774591 U JP774591 U JP 774591U JP H0753409 Y2 JPH0753409 Y2 JP H0753409Y2
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cable
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encoder
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友明 井上
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばエンコーダ付き
モータ等に好適なケーブル引き出し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばエンコーダ付きモータでは、モー
タ本体にエンコーダを取付けたあと、エンコーダ部分に
ケースを取り付けてエンコーダの保護と封止を図ってい
る。ケースからは、エンコーダから信号を取り出すため
のケーブルを引き出す必要がある。図8ないし図10は
ケーブル引き出し構造の従来例の一つを示す。図8ない
し図10において、モータ本体20の一端部から突出し
た回転軸21にはエンコーダ22が取り付けられ、モー
タ本体20の一端側に固定されされたカップ状のケース
23によってエンコーダ22が覆われている。ケース2
3には丸孔27(図9参照)が設けられ、丸孔27の周
囲にはゴムなどで作られたブッシュ24が嵌められてい
る。ブッシュ24の中心孔をケーブル25が貫通し、ケ
ース23内のケーブル25の端部から出たリード線26
がエンコーダ22の所定の端子に接続されている。こう
してケース23から引き出されたケーブル25は、図1
0に示すようにブッシュ24の近傍でケース23にねじ
止めされた固定具28によりケース23に押しつけられ
固定されている。固定具28はモータ本体20に取付け
られる場合もある。
【0003】図11、図12はケーブル引き出し構造の
別の従来例を示す。図11、図12において、エンコー
ダ22を覆うカップ状のケース33はその開放端側にU
字状の切欠35を有しており、切欠35にはブッシュ3
4が嵌合されている。一端部がエンコーダ22に接続さ
れたリード線26を有してなるケーブル25がブッシュ
34の孔を貫通することによりケーブル25がケース3
3の外部に引き出されている。ケーブル25は、ブッシ
ュ34の近傍でモータ本体20にねじ止めされた固定具
38によりモータ本体20に押しつけられ固定されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上説明した従来のケ
ーブル引き出し構造によれば、ケーブルの引き出し口に
ブッシュが介在しているだけであるから封止が十分でな
く、ケーブルとブッシュとの間に生じる隙間から水や埃
が進入する。また、ケーブルを固定する固定具をケース
やモータ本体にねじ止めする際に、ねじの切り屑がケー
スやモータ本体内に進入するという難点がある。さら
に、ケースに設けた丸孔からケーブルを引き出す場合
は、エンコーダ等を取付ける際に予めケーブルを孔に通
しておき、その状態で組立る必要があるため作業性が悪
く、かつ、ケースの内周とエンコーダ等との隙間が小さ
い場合はこの小さな隙間にケーブルを挾み込み、ケーブ
ルを断線させる可能性がある。
【0005】本考案は、かかる問題点を解消するために
なされたもので、ケーブル引き出し部分が確実に封止さ
れて水や埃などの侵入がなく、また、ケーブルを固定す
る際にねじの切り屑等の異物の侵入もなく、さらに、組
立作業性がよく、ケーブルの挾み込みを防止することが
できるケーブル引き出し構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ケーブルを引
き出すべき機器本体に設けられた切欠部及びねじ部と、
切欠部を有し機器本体に固定されたケースと、機器本体
及びケースの切欠部に嵌合する形に形成された嵌合部を
有していてこの嵌合部が機器本体及びケースの切欠部に
嵌合させられてこれらの切欠部を封止するブッシュと、
機器本体にブッシュを押しつけると共に機器本体のねじ
部にねじ止めされてケーブルを機器本体に固定するクラ
ンプ部材とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】機器本体とケースに設けられた切欠部からケー
ブルを引き出し、ケーブルに通したブッシュの嵌合部を
機器本体及びケースの切欠部に嵌合する。クランプ部材
を機器本体のねじ部にねじ止めすると、クランプ部材に
よってブッシュが機器本体に押しつけられ、ケーブル引
出部が密封される。
【0008】
【実施例】以下、図1ないし図7を参照しながら本考案
にかかるケーブル引き出し構造の実施例について説明す
る。図1ないし図3において、モータ本体10の一方の
端板2からはモータの回転軸11が突出しており、この
回転軸11の突出端部にはエンコーダ1の回転部が固着
されて回転軸11の回転位置を検出するようになってい
る。上記端板2にはカップ状のケース5がねじ止め等に
よって固定され、エンコーダ1がケース5によって覆わ
れている。
【0009】図4に示すように、上記端板2の外周部に
は回転軸11と平行に突出部2aが形成されている。こ
の突出部2aには回転軸11と平行に切欠2bが形成さ
れると共に、適宜数のねじ孔2cが形成されている。一
方、図7に示すように、ケース5にもその開放端部側か
らU字状の切欠5aが設けられている。ケース5を端板
2の所定位置に固定したとき、その切欠5aが端板2の
突出部2aよりも内周側において端板2の切欠2bに重
なり、これらの切欠5a,2aに後述のブッシュ3の嵌
合部3a,3dが嵌合するようになっている。
【0010】図5,図6はブッシュ3を示す。ブッシュ
3は平面形状矩形の板状に形成されており、一面側に上
記端板2の切欠2bに嵌合する形に隆起して形成された
嵌合部3aを有し、さらにこの嵌合部3aに上記ケース
5の切欠部5aに嵌合する形に隆起して形成された嵌合
部3dを有している。ブッシュ3にはまた、嵌合部3
a,3dを貫通して丸孔3bが形成されると共に、嵌合
部3aよりも外側の上記端板2に形成されたねじ孔2c
と重なる位置に取付け孔3cが形成されている。
【0011】図1ないし図3に示すように、ブッシュ3
の丸孔3bにはケーブル4の一端から引き出された適宜
数のリード線12が挿通され、リード線12はエンコー
ダ1の各端子に接続されている。ブッシュ3の嵌合部3
aは端板2の切欠部2bに嵌合され、ブッシュ3の嵌合
部3dはケース5の切欠部5aに嵌合されることによ
り、嵌合部3a,3dがブッシュ3で封止されている。
【0012】ブッシュ3の上にはさらに固定具6が載せ
られ、固定具6に形成された取付け孔とブッシュ3の取
付け孔3cを貫通した取付けねじ7が端板2のねじ孔2
cにねじ止めされることによりブッシュ3及び固定具6
がモータ本体1に一体に固定されている。固定具6はト
ンネル状の溝6aを有している。この溝6aは回転軸1
1方向に対して直交する方向に形成されていて、一端部
は固定具6の一端側で開放すると共に、他端部はブッシ
ュ3の丸孔3bに連通している。上記ケーブル4の一端
部は固定具6の溝6aによってブッシュ3の平坦面に押
しつけられ、ケーブル4の一端部がモータ本体10に固
定されている。なお、固定具6の溝6aの内周面には波
形の凹凸が形成され、ケーブル4を確実に固定すること
ができるようになっている。
【0013】図4は、上記実施例の組立手順を示す。
(a)はエンコーダ1を取付ける前の端板2の部分の外
観を示すもので、符号2aは突出部、2bは切欠、2c
はねじ孔、11は回転軸をそれぞれ示す。回転軸11に
は、図4の(b)に示すようにエンコーダ1を取付け
る。エンコーダ1には予めケーブル4の一端から引き出
されたリード線12が接続されている。また、各リード
線12は、予めブッシュ3の前記丸孔3bに挿通されて
いる。
【0014】次に、図4の(c)に示すように、端板2
の所定位置にケース5をねじ止め等によって固定する。
リード線12はケース5の切欠5a及び端板2の切欠2
bから引き出しておく。次に、(d)に示すように、予
めリード線12を挿通していたブッシュ3を端板2の突
出部2aに重ね、その丸孔3cが端板2のねじ孔2cに
重なるように位置決めする。そのあと、図1ないし図3
について説明したように、ブッシュ3の上に固定具6を
重ねてねじ止めすることにより前記実施例にかかるケー
ブル引き出し構造が完成する。
【0015】以上説明した実施例によれば、エンコーダ
1のケース5からケーブル4を引き出すためにモータ本
体10の端板2及びケース5に設けた切欠部2b,5a
に、ブッシュ3の嵌合部3a,3dを嵌合して上記切欠
部2b,5aを封止し、さらに、上記ブッシュ3をモー
タ本体10の端板2に押しつけながら固定具6をねじ止
めすると共に、この固定具6でケーブル4をモータ本体
10に固定するようにしたため、ケーブル4のケース5
からの引き出し部が確実に封止され、エンコーダ部分へ
の水や埃その他の異物の侵入を確実に防止することがで
きる。また、ケース5に予めケーブル4を通しておく必
要はなく、ケース5は単独で端板2に固定するだけでよ
いから、組立が容易であると共に、ケーブル4の挾み込
みや不自然な屈曲などを防止することができる。さら
に、モータ本体10の端板2に突出部2aを形成し、こ
の突出部2aよりも内周側にケース5を固定するように
し、ブッシュ3とケーブル4を固定するためのねじ孔2
cを上記突出部2aに形成したため、ねじ孔2cに止め
ねじ7を螺入したとき切り屑が発生したとしても、この
切り屑がモータ本体10内やエンコーダ1内に侵入する
ことを防止することができる。
【0016】なお、図示の実施例では、ケーブル4の本
体はブッシュ3の丸孔3bの手前までしか届いていなか
ったが、ケーブル4の本体をブッシュ3の丸孔3bに挿
通しても差し支えない。本考案は、エンコーダのみでな
く、各種センサ等に適用可能であり、また、モータのみ
でなく、発電機その他各種機器に取付けられるセンサそ
の他に適用可能である。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、ケーブルを引き出すた
めに機器本体及びケースに設けた切欠部にブッシュの嵌
合部を嵌合して上記切欠部を封止し、さらに、ブッシュ
を機器本体に押しつけながら固定具をねじ止めすると共
に、この固定具でケーブルを機器本体に固定するように
したため、ケースからのケーブル引き出し部が確実に封
止され、機器本体内部及びケース内部への水や埃その他
の異物の侵入を確実に防止することができる。また、ケ
ースに予めケーブルを通しておく必要はなく、ケースは
単独で機器本体に固定するだけでよいから、組立作業性
が良好であると共に、ケーブルの状態を目視しながら組
立ることができるため、ケーブルの挾み込みや不自然な
屈曲などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるケーブル引き出し構造の実施例
を示す断面正面図。
【図2】同上実施例の断面側面図。
【図3】同上実施例の外観平面図。
【図4】上記実施例の組立手順を順に示す要部平面図。
【図5】上記実施例に用いられているブッシュの平面
図。
【図6】同上ブッシュの側面図。
【図7】上記実施例に用いられているケースの平面図。
【図8】従来のケーブル引き出し構造の一例を示す一部
断面正面図。
【図9】同上従来例の組立途中の様子を示す斜視図。
【図10】同上従来例の要部の外観を示す斜視図。
【図11】従来のケーブル引き出し構造の別の例を示す
一部断面正面図。
【図12】同上従来例の要部の外観を示す斜視図。
【符号の説明】
2b 切欠部 2c ねじ孔 3 ブッシュ 3a 嵌合部 4 ケーブル 5 ケース 5a 切欠部 6 固定具 10 機器本体としてのモータ本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを引き出すべき機器本体に設け
    られた切欠部及びねじ部と、切欠部を有し上記機器本体
    に固定されたケースと、上記機器本体及びケースの切欠
    部に嵌合する形に形成された嵌合部を有していてこの嵌
    合部が上記機器本体及びケースの切欠部に嵌合させられ
    てこれらの切欠部を封止するブッシュと、上記機器本体
    に上記ブッシュを押しつけると共に機器本体の上記ねじ
    部にねじ止めされてケーブルを機器本体に固定するクラ
    ンプ部材とを有してなるケーブル引き出し構造。
JP774591U 1991-01-28 1991-01-28 ケーブル引き出し構造 Expired - Fee Related JPH0753409Y2 (ja)

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