JPH0144796B2 - - Google Patents

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JPH0144796B2
JPH0144796B2 JP20808183A JP20808183A JPH0144796B2 JP H0144796 B2 JPH0144796 B2 JP H0144796B2 JP 20808183 A JP20808183 A JP 20808183A JP 20808183 A JP20808183 A JP 20808183A JP H0144796 B2 JPH0144796 B2 JP H0144796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
liquid flow
flow passage
wax
metal layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20808183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60100692A (ja
Inventor
Hiroaki Takeda
Kazuhiro Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IKEGAMI KAKEN KOGYO
Original Assignee
IKEGAMI KAKEN KOGYO
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Publication date
Application filed by IKEGAMI KAKEN KOGYO filed Critical IKEGAMI KAKEN KOGYO
Priority to JP20808183A priority Critical patent/JPS60100692A/ja
Publication of JPS60100692A publication Critical patent/JPS60100692A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はキヤビテイの冷却又は加熱のための液
流路を有する成形型に関する。
例えばキヤビテイを電鋳加工で形成したブラス
チツクの成形型においては、成形のサイクルを短
縮するためにキヤビテイの裏面側に沿わせて例え
ば銅或いはステンレスパイプ等を密着配置させ、
このパイプを前記キヤビテイに半田付して一体化
し、そのパイプ内に冷却水又は加熱用熱油を通す
ことが行われている。
然しながら、上記構成のものでは、キヤビテ
イ、パイプ及び両者を結合する半田は夫々熱膨脹
係数が異なるため、加熱及び冷却を繰返えすとそ
の温度差が大なるため、相互の関係位置がずれる
ので、この結果半田がはがれキヤビテイとパイプ
が離反するという問題がある。この問題を解決す
るため例えば特公昭48−17129号公報に開示され
たようにキヤビテイの裏面に可溶部材を貼着配置
して該キヤビテイの裏面及び可溶部材の外表面に
電鋳加工法により電鋳金属層を一定厚さに析出さ
せ且つ析出後前記可溶部材を溶解排除することに
より熱膨脹係数を均一化させた中空な液流通路を
形成し、該液流通路内に油又は水等の液体を流通
させて前記キヤビテイを加熱又は冷却されるもの
も考えられている。
然しながら、液体は前記液流通路内を層流状態
で流通するので、液流通路の内壁部に沿つて流通
する液体はキヤビテイと充分に熱交換をするが、
該液流通路の内壁面から離れた例えば液流通路の
中心部を流通する液体はキヤビテイと充分に熱交
換がなされず、総じて液体とキヤビテイの熱交換
の効率が低く結局キヤビテイの加熱・冷却に時間
を要し成形サイクルが長くなるという問題があ
る。
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、そ
の目的は液流通路内を流通する液体とキヤビテイ
との間の熱交換効率を向上させ得、成形サイクル
を短縮し得る電鋳加工によつて製作される成形型
を提供するにある。
以下本発明の一実施例につき図面を参照して説
明する。1はニツケル電鋳によつて形成されたキ
ヤビテイで、この成形部2の開口縁部に外方に指
向するフランジ部1aが形成されている。そし
て、キヤビテイ1の裏面側には、銅層3が薄く電
着されている。4はキヤビテイ1の裏面側の銅層
3の外表面に貼着された添設部材例えば蝋で、こ
れは液流通路5に相当する断面積を有し液体通路
の経路上に貼着配置されている。添設部材として
は蝋4の代りに、ワツクス、パラフイン、低融点
合金など溶解、気化、燃焼など化学的又は物理的
な手段にて除去可能な材料であれば種々用いるこ
とができる。6は第3図に示すようにキヤビテイ
1及び蝋4の一方の側面部4aと略直交するよう
に蝋4に突き刺された例えば黄銅板、ステンレス
板等からなる複数枚の第1の撹拌壁で、これ一端
部6aは蝋4の一方の側面部4aより若干外方へ
突出し他端部6bは蝋4の他方の側面部4bとの
間に間隔を存している。7は第4図に示すように
キヤビテイ1及び蝋4の他方の側面部4bと略直
交するように蝋4に突き刺された同上の金属板等
からなる複数枚の第2の撹拌壁で、これも一端部
7aは蝋4の他方の側面部4bから若干外方へ突
出し他端部7bと蝋4の一方の側壁部4bとの間
には間隔を存している。8は第5図に示すように
キヤビテイ1と略直角に且つ蝋4の一方の側面部
4aと角度を有するように蝋4に突き刺された第
3の撹拌壁で、これの一端部8aは蝋4の上面部
4cから若干突出し両側端部8b及び8cは蝋4
の一方及び他方の側面部4a及び4bとの間に間
隔を存している。
このようにして、蝋4に第1乃至第3の撹拌壁
6乃至8を突き刺した後に、蝋4の表面に化学メ
ツキ、電導塗料、グラフアイト塗布など使用目的
及び条件にかなつた周知方法により導電層が形成
される。そして導電層の形成後に、キヤビテイ1
の裏面の銅層3及び蝋4の上面にニツケル電鋳に
より所定厚さの金属層9が析出形成される。この
金属層9は蝋4の表面から突出する第1乃至第3
の撹拌壁6乃至8の端部6a乃至8aの表面にも
これを覆うように析出され、これらの第1乃至第
3の撹拌壁6乃至8が金属層9と一体化してい
る。ここでキヤビテイ1及び金属層9を加熱し蝋
4を溶融してこれを排出すれば、キヤビテイ1の
裏面に電鋳層9により囲繞された液流通路5が形
成され、液流通路5内には金属層9に周囲が一体
化した第1乃至第3の撹拌壁6乃至8が突出形成
される。そして金属層9を覆うように例えばエポ
キシ樹脂、ガラスクロス、ガラスウール石綿等断
熱効果の高い充填材10を充填する。
上記のように構成されたキヤビテイ1及び図示
しないコアー型を成形機に取付けて被成形物の成
形加工を行なう場合には、液流通路5の一方の開
口端から第1図に矢印Aで示すように熱油を流入
させ、他方の開口端から排出させることによりキ
ヤビテイ1を加熱する。そしてキヤビテイ1が所
定温度例えばポリビニールクロライド(P.V.Cペ
ーストレジン)を成形するときには180゜乃至240゜
に達したとき樹脂材料が注入・成形される。つぎ
に液流通路5から熱油を全て排出し、代りに液流
通路5の一方の開口端から矢印Aで示すように冷
却水を流入させ、他方の開口端から流出させてキ
ヤビテイ1を冷却させ該キヤビテイ1内の成形品
が離型温度(例えば60℃)迄冷却されたら、キヤ
ビテイ1及びコアー型を型開きして成形品を取り
出す。以降上述の作用を繰返し行なつて成形品を
製造する。上述の過程中、熱油又は冷却水等の液
体は、液流通路5内の第1乃至第3の撹拌壁6乃
至8を通過するときに第1図に矢印B乃至Dに示
すように流れの方向が変えられ、且つ第1乃至第
3の撹拌壁6乃至8の端部6b,7b,8b,8
cと対向した液流通路5の内面との間の流路面積
が狭められるので、その流速が変化して乱流状態
となり、これにより液流通路5の中心部を流れる
液と内周壁部を流れる液とが充分に撹拌・混合さ
れ層流状態で流れる場合のように液流通路5の中
心部と内壁部とで温度差が生ずるようなことが生
じなくなる。従つて液体とキヤビテイ1との熱交
換を効果的になし得てキヤビテイ1の加熱・冷却
を短時間になし得、成形サイクルを短縮し得る。
また斯ような第1乃至第3の撹拌壁6乃至8を
製作する場合、蝋4を付着させた後に第1乃至第
3の撹拌壁6乃至8を蝋4に突き刺すという極め
て簡単な工程の付加により製作でき、低コストで
ありながら、熱交換効率は著しく向上する。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば第1乃至第3の撹拌壁6乃至8
は、必要に応じて何れか一種類の撹拌壁を設けれ
ばよく、また、キヤビテイ1及び金属層9の電鋳
金属は使用目的に応じて適宜選定すれば良く、例
えば熱分散指向の高い型にはニツケル及びニツケ
ル合金を用い、熱分散を必要としない型には銅を
用いることができる等要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変形が可能である。
上記構成では銅層3をキヤビテイ1の裏面側に
設けたから、ニツケル及び銅の両方の熱特性を併
せ持つようになる。
以上の説明から明らかなように、本発明は、液
流通路の内壁部から内方へ突出するように複数個
の撹拌壁を設け、この撹拌壁を前記液流通路を構
成する電鋳金属層の析出時に該金属層と一体化し
たので、液流通路内を流通する液体を撹拌して液
流通路内の中心部と内周壁部との温度を均一化し
て液体とキヤビテイとの温度差を高くなし得、キ
ヤビテイを短時間に加熱・冷却し得、成形サイク
ルを短縮し得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は縦断側面図、第2図はキヤビテイ及び電鋳金属
層の底面図、第3図は第2図中−線に沿う断
面図、第4図は同−線に沿う断面図、第5図
は同−線に沿う断面図を示す。 図面中、1はキヤビテイ、2は成形部、5は液
流通路、6乃至8は第1乃至第3の撹拌壁(撹拌
壁)9は金属層を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電鋳加工法によつて形成された成形部を有す
    るキヤビテイと、このキヤビテイの裏面側に沿つ
    て溶解、気化、燃焼等の化学的又は物理的な手段
    により除去可能な添設部材を貼着配置して該キヤ
    ビテイの裏面及び添設部材の外表面に電鋳加工法
    により電鋳金属層を所定厚さに析出させ且つ析出
    後前記添設部材を化学的又は物理的な手段により
    排除することにより形成される中空な液流通路
    と、前記液流通路にその内壁部から内方に突出す
    るように設けられ前記電鋳金属層の析出時に該金
    属層に一体化される複数個の撹拌壁とを具備し、
    前記液流通路内に液体を流通させ前記キヤビテイ
    を加熱又は冷却させることを特徴とする電鋳加工
    によつて製作される成形型。
JP20808183A 1983-11-04 1983-11-04 電鋳加工によつて製作される成形型 Granted JPS60100692A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20808183A JPS60100692A (ja) 1983-11-04 1983-11-04 電鋳加工によつて製作される成形型

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JP20808183A JPS60100692A (ja) 1983-11-04 1983-11-04 電鋳加工によつて製作される成形型

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JPS60100692A JPS60100692A (ja) 1985-06-04
JPH0144796B2 true JPH0144796B2 (ja) 1989-09-29

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FR2877017B1 (fr) * 2004-10-27 2007-04-27 Faurecia Interieur Ind Snc Procede de fabrication de moules et partie de moule de rotomoulage

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JPS60100692A (ja) 1985-06-04

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