JPH0144754Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144754Y2 JPH0144754Y2 JP1982063571U JP6357182U JPH0144754Y2 JP H0144754 Y2 JPH0144754 Y2 JP H0144754Y2 JP 1982063571 U JP1982063571 U JP 1982063571U JP 6357182 U JP6357182 U JP 6357182U JP H0144754 Y2 JPH0144754 Y2 JP H0144754Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- combustion pressure
- fuel injection
- upper limit
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 34
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 29
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 29
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 27
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はデイーゼル機関において、燃焼圧力が
異常に上昇するのを防いて機関耐久性を高める燃
焼圧力制御装置に関する。
異常に上昇するのを防いて機関耐久性を高める燃
焼圧力制御装置に関する。
デイーゼル機関は圧縮着火のため、燃焼圧力が
相対的に高く、吸入空気の圧力や温度、あるいは
燃料噴射時期のバラツキ、さらには全負荷時の噴
射量のバラツキなどによつて、最高燃焼圧力が異
常に上昇することがある。
相対的に高く、吸入空気の圧力や温度、あるいは
燃料噴射時期のバラツキ、さらには全負荷時の噴
射量のバラツキなどによつて、最高燃焼圧力が異
常に上昇することがある。
燃焼圧力の異常上昇が続いたりすると、機関が
損傷を受けたり耐久性が低下する原因となる。
損傷を受けたり耐久性が低下する原因となる。
そのために、生産過程において燃料噴射ポンプ
の燃料噴射時期や噴射量の制御特性のバラツキを
極力制御するように、品質管理を厳しく行つてい
るが、上記したように機関運転時の条件も異常燃
焼に加味される関係上、生産工程での管理面から
は対策しきれないこともあつた。
の燃料噴射時期や噴射量の制御特性のバラツキを
極力制御するように、品質管理を厳しく行つてい
るが、上記したように機関運転時の条件も異常燃
焼に加味される関係上、生産工程での管理面から
は対策しきれないこともあつた。
このような燃料噴射時期の機関毎のバラツキを
防ぐために、実際の燃料噴射時期を検出して、こ
れを所定のタイミングと一致させるようにフイー
ドバツク制御する装置が、特開昭56−12028号と
して提案されている。
防ぐために、実際の燃料噴射時期を検出して、こ
れを所定のタイミングと一致させるようにフイー
ドバツク制御する装置が、特開昭56−12028号と
して提案されている。
しかしながら、この装置では燃料噴射時期の製
品間のバラツキをなくすことができても、この噴
射時期以外の要因で燃焼最高圧力が異常に上昇し
た場合など、これを回避することはできず、機関
の耐久性の点から必ずしも十分ではなかつた。
品間のバラツキをなくすことができても、この噴
射時期以外の要因で燃焼最高圧力が異常に上昇し
た場合など、これを回避することはできず、機関
の耐久性の点から必ずしも十分ではなかつた。
本考案はこのような問題点を解決するため、機
関燃焼室の最高圧力そのものをシリンダヘツドに
共締めした圧電素子からなる検出手段により検出
し、この結果が設定上限値を上回つたときには燃
料供給量を減じることにより、最高圧力を下げて
機関の耐久性、信頼性を向上させるようにしたデ
イーゼル機関の燃焼圧力制御装置を提供するもの
である。
関燃焼室の最高圧力そのものをシリンダヘツドに
共締めした圧電素子からなる検出手段により検出
し、この結果が設定上限値を上回つたときには燃
料供給量を減じることにより、最高圧力を下げて
機関の耐久性、信頼性を向上させるようにしたデ
イーゼル機関の燃焼圧力制御装置を提供するもの
である。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
する。
第１図に示すように、機関本体１は燃焼圧力を
検出する手段として、シリンダブロツク３にシリ
ンダヘツド２を締結するヘツドボルト４に、圧電
素子センサ５が共締めされている。
検出する手段として、シリンダブロツク３にシリ
ンダヘツド２を締結するヘツドボルト４に、圧電
素子センサ５が共締めされている。
機関圧縮から爆発行程にかけ燃焼室に作用する
高圧で、シリンダヘツド２はシリンダブロツク３
から離れようとして、この作用力がヘツドボルト
４に加わるため、圧電素子センサ５も同時に強く
押圧され、結局燃焼圧力に対した電圧信号を出力
する。
高圧で、シリンダヘツド２はシリンダブロツク３
から離れようとして、この作用力がヘツドボルト
４に加わるため、圧電素子センサ５も同時に強く
押圧され、結局燃焼圧力に対した電圧信号を出力
する。
制御回路６は上記センサ５の出力を、予め設定
されてある、燃焼最高圧力の上限値と比較し、上
限値を越えたときには、その大きさに応じて燃料
制御装置７に燃料の減量信号を出力する。
されてある、燃焼最高圧力の上限値と比較し、上
限値を越えたときには、その大きさに応じて燃料
制御装置７に燃料の減量信号を出力する。
燃料制御装置７は、この制御信号にとづいて燃
料噴射ポンプ８の噴射量制御用のコントロールラ
ツクの位置を調整して、噴射量を増減補正する。
料噴射ポンプ８の噴射量制御用のコントロールラ
ツクの位置を調整して、噴射量を増減補正する。
ただし、燃料噴射ポンプ８は、基本的には図示
しないアクセルペダルの踏角に応じて燃料噴射量
が制御される。
しないアクセルペダルの踏角に応じて燃料噴射量
が制御される。
制御回路６は、例えばマイクロコンピユータ等
で構成され、第２図に示すようなルーチンで制御
を行う。
で構成され、第２図に示すようなルーチンで制御
を行う。
圧電素子センサ５で検出される燃焼最高圧力
を、設定上限値と比較する。比較の結果、上限値
以下ならばそのままの燃料噴射量を維持、つまり
補正は行わない。
を、設定上限値と比較する。比較の結果、上限値
以下ならばそのままの燃料噴射量を維持、つまり
補正は行わない。
これに対して燃焼最高圧力が上限値を越えるよ
うな異常燃焼時には、圧力の上限値の越え幅に応
じて補正係数Ｋを求める。
うな異常燃焼時には、圧力の上限値の越え幅に応
じて補正係数Ｋを求める。
そして、この補正係数Ｋと検知した燃料噴射量
ｑとを乗算して、補正燃料噴射量を求め、この噴
射量が得られるように燃料制御装置７に制御（減
量）信号を出力する。
ｑとを乗算して、補正燃料噴射量を求め、この噴
射量が得られるように燃料制御装置７に制御（減
量）信号を出力する。
なお、この場合、燃料噴射量ｑを検知しない
で、補正係数Ｋに応じた制御信号を出力して、燃
料噴射量を減じるようにしてもよい。
で、補正係数Ｋに応じた制御信号を出力して、燃
料噴射量を減じるようにしてもよい。
このようにして、燃焼圧力の最高値が所定の上
限値を越える異常上昇を起こしたときには、その
越え幅に応じた補正係数により燃料噴射量を減じ
るため、応答よくかつ的確に燃焼圧力を下げるこ
とができる。
限値を越える異常上昇を起こしたときには、その
越え幅に応じた補正係数により燃料噴射量を減じ
るため、応答よくかつ的確に燃焼圧力を下げるこ
とができる。
以上のように本考案によれば、機関の燃焼最高
出力が予め設定された上限値を越えたときには、
その越え幅に応じて決定した補正係数により燃料
噴射量を減少させるようにしたので、燃焼圧力の
異常上昇時にはただちにこれを回避して機関の耐
久性や信頼性を向上させられる。特に本考案で
は、前述の通り、燃料噴射量の減量制御を燃焼最
高圧力の越え幅に応じた補正係数に基づいて行う
ようにしたので、異常上昇時の燃焼圧力を適正値
にまで的確に低減することができ、言い換えれば
噴射量減量時に燃焼圧力が過剰に減少するような
ことが無いので、機関の運転性を良好に保てると
いう利点も得られる。
出力が予め設定された上限値を越えたときには、
その越え幅に応じて決定した補正係数により燃料
噴射量を減少させるようにしたので、燃焼圧力の
異常上昇時にはただちにこれを回避して機関の耐
久性や信頼性を向上させられる。特に本考案で
は、前述の通り、燃料噴射量の減量制御を燃焼最
高圧力の越え幅に応じた補正係数に基づいて行う
ようにしたので、異常上昇時の燃焼圧力を適正値
にまで的確に低減することができ、言い換えれば
噴射量減量時に燃焼圧力が過剰に減少するような
ことが無いので、機関の運転性を良好に保てると
いう利点も得られる。
また、本考案では圧力検出手段としての圧電素
子をシリンダヘツドに共締めして設けるようにし
たので、本考案は機関に対して構造的に何等の改
造も要せずに適用が可能であり、組み立ても容易
であるという利点もある。
子をシリンダヘツドに共締めして設けるようにし
たので、本考案は機関に対して構造的に何等の改
造も要せずに適用が可能であり、組み立ても容易
であるという利点もある。
なお、異常燃焼は燃焼圧力の上昇率を検出する
ことによつてもある程度判定することが可能であ
るが、圧力上昇率の大きいときに必ずしも最高燃
焼圧力が過大になるとは限らないので、有害な燃
焼状態の判定には本考案のように最高燃焼圧力を
検出したほうが精度上好ましい。また、最高燃焼
圧力を低下させるには燃料噴射時期を遅らせたり
噴射時期を長くしたりすることも有効であるが、
これは熱効率の低下になるので、燃料噴射量その
ものを減らすのがより好ましい。
ことによつてもある程度判定することが可能であ
るが、圧力上昇率の大きいときに必ずしも最高燃
焼圧力が過大になるとは限らないので、有害な燃
焼状態の判定には本考案のように最高燃焼圧力を
検出したほうが精度上好ましい。また、最高燃焼
圧力を低下させるには燃料噴射時期を遅らせたり
噴射時期を長くしたりすることも有効であるが、
これは熱効率の低下になるので、燃料噴射量その
ものを減らすのがより好ましい。
第１図は本考案の第１実施例のブロツク図、第
２図はその作動ルーチンを示すフローチヤート図
である。 １…機関本体、５…圧力検出手段、６…制御回
路、７…燃料制御装置、８…燃料噴射ポンプ。
２図はその作動ルーチンを示すフローチヤート図
である。 １…機関本体、５…圧力検出手段、６…制御回
路、７…燃料制御装置、８…燃料噴射ポンプ。
Claims (1)
- 機関燃焼最高圧力を検出する手段として燃焼室
内の燃焼圧力に対応した電圧を出力する圧電素子
をシリンダヘツドに共締めするとともに、この検
出圧力の最高値を設定上限値と比較判別する回路
と、検出圧力の最高値が上限値を越えたときに当
該圧力の上限値からの越え幅に基づいて補正係数
を決定し、この補正係数に応じた制御信号を出力
して燃料噴射量を減少させる制御手段とを備えた
ことを特徴とするデイーゼル機関の燃焼圧力制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6357182U JPS58165229U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | デイ−ゼル機関の燃焼圧力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6357182U JPS58165229U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | デイ−ゼル機関の燃焼圧力制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58165229U JPS58165229U (ja) | 1983-11-02 |
| JPH0144754Y2 true JPH0144754Y2 (ja) | 1989-12-25 |
Family
ID=30073671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6357182U Granted JPS58165229U (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | デイ−ゼル機関の燃焼圧力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58165229U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4103774B2 (ja) | 2003-10-31 | 2008-06-18 | 株式会社デンソー | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
| JP6332211B2 (ja) * | 2015-09-15 | 2018-05-30 | 株式会社デンソー | ディーゼルエンジンの制御装置 |
| JP6447434B2 (ja) * | 2015-09-15 | 2019-01-09 | 株式会社デンソー | 燃料噴射制御装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5546073A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Hino Motors Ltd | Control system of fuel injection timing |
| JPS56132452A (en) * | 1980-03-22 | 1981-10-16 | Mitsubishi Motors Corp | Fuel injection pump |
| JPS56138427A (en) * | 1980-03-28 | 1981-10-29 | Nissan Motor Co Ltd | Knocking controlled diesel engine |
| JPS57163128A (en) * | 1981-04-01 | 1982-10-07 | Nissan Motor Co Ltd | Air-fuel ratio controlling apparatus of internal combustion engine |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57156039U (ja) * | 1981-03-27 | 1982-09-30 |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP6357182U patent/JPS58165229U/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5546073A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Hino Motors Ltd | Control system of fuel injection timing |
| JPS56132452A (en) * | 1980-03-22 | 1981-10-16 | Mitsubishi Motors Corp | Fuel injection pump |
| JPS56138427A (en) * | 1980-03-28 | 1981-10-29 | Nissan Motor Co Ltd | Knocking controlled diesel engine |
| JPS57163128A (en) * | 1981-04-01 | 1982-10-07 | Nissan Motor Co Ltd | Air-fuel ratio controlling apparatus of internal combustion engine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58165229U (ja) | 1983-11-02 |
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