JPH0144293Y2 - - Google Patents

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JPH0144293Y2
JPH0144293Y2 JP1984096524U JP9652484U JPH0144293Y2 JP H0144293 Y2 JPH0144293 Y2 JP H0144293Y2 JP 1984096524 U JP1984096524 U JP 1984096524U JP 9652484 U JP9652484 U JP 9652484U JP H0144293 Y2 JPH0144293 Y2 JP H0144293Y2
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end mill
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plate material
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JP1984096524U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は工作機械、さらに言えばパンチプレ
ス機において、ニブリングされた板材の該ニブリ
ング跡の余分な部分を削り取るミーリング装置に
関する。
従来の技術 通常、任意の形状の穴を板材に形成する場合、
ニブリングと呼ばれる作業が行なわれる。すなわ
ち、ニブリングとは所望する任意の形状に沿つて
連続的に穴抜きを行なうことである。ところで、
そのニブリングを行なつた後にニブリング跡の余
分な部分が残り、該部分を削り取つて始めて所望
の形状の穴となるのである。その余分な部分を削
り取るための装置がミーリング装置であり、公知
のものである。ところが、当然のことながら該装
置より多くの切粉が発生する。
従来、上記切粉はそのままにしておくか、ある
いは空気流により該切粉を吹き飛ばすことがなさ
れていた。
考案が解決しようとする問題点 上述のような従来のミーリング装置では、吹き
飛ばされた切粉が人体に悪い影響を与えたり、飛
んでいつたところの機体に付着し、該機体の故障
の原因になつたりしていた。
本考案は上述の問題点を解決するものである。
問題を解決する手段 エンドミルと共に移動する器状のカバー部材を
設け、該カバー部材の一部に形成されている孔よ
り続く吸引ダクトを設け、上記エンドミルがテー
ブルより出現した際に上記カバー部材とテーブル
とにより閉空間をなすようにしたパンチプレス機
におけるミーリング装置であり、かつテーブル上
で上下動する板材押え部にもエンドミルによる切
削部の周囲を覆うカバーを設け、該切削部から生
じる切粉を、テーブルの上下を問わず完全に飛散
防止する装置である。
作 用 エンドミルで削られた後に生じる切粉は、上記
閉空間より積極的に吸引ダクトへと吸引される。
実施例 以下、本考案の実施例を説明する。
第9図はタレツトパンチプレス機の全体を示す
概略平面図であり、このパンチプレス機は、パン
チヘツドおよび多数のパンチを保持する上部タレ
ツト1を搭載した上部フレーム2と、材料供給テ
ーブル3および多数のダイを保持する下部タレツ
ト4とがC字型に連結された一体構造となつてい
る公知のものである。5はNC装置および制御盤
を示している。6はキヤリツジ7に設けてあるワ
ークホルダーを示し、該ワークホルダー6により
板材を挾持しテーブル3上を縦横に、つまりX
軸、Y軸方向に自在に移動させて加工されるよう
になつている。8はテーブル3に埋設してあるト
ランスフアーボールを示し、該ボール8によりテ
ーブル3上での板材の移動が円滑に行なわれてい
る。9は本考案であるミーリング装置を示してい
る。
次に、ミーリング装置9について詳細に説明す
る。このミーリング装置9は下部フレーム10に
固定されテーブル3の下位に設けられているスラ
イド部12と、該スライド部12に支えられ第1
図上下方向に移動可能な回転駆動部13および上
部フレーム2に固定される板材押え部14とより
成る。
まず、上記スライド部12より説明する。下部
フレーム10に固着している基盤15に上部支持
プレート16と下部支持プレート17が固定され
ている。該2つのプレート16,17間には2本
の円柱状のロツド18a,18bが並設、挿着さ
れている。該ロツド18aによりスライドベアリ
ング19で支承されているスライダー20a,2
0bが該ロツド18aに沿つた方向に滑動自在に
支持されている。もう一つのロツド18bも同様
に2つのスライダー20c,20dを滑動自在に
支持している。上記支持プレート16,17は支
持部材21a,21bによりそれぞれ支持されて
いる。
上記4つのスライダー20a〜20dの側面に
は滑動プレート22が螺着されている。該プレー
ト22の下方端面にはシリンダ23a,23bの
ピストンロツド24a,24bの先端がそれぞれ
螺着されている。該シリンダ23a,23bは上
記下部支持プレート17に固着されている。
次に回転駆動部13について説明する。この回
転駆動部13は上記滑動プレート22に固定され
ており、該プレート22の移動、すなわち、シリ
ンダ23a,23bの作動によりロツド18a,
18b方向に対して移動が自在になつている。す
なわち、上記滑動プレート22の上部に短円筒状
のガイドブツク25が固着され、該ブロツク25
には、同じく短円筒状で内壁が傾斜しており該内
壁の一部に孔26が形成されているカバー部材で
ある切粉受けブロツク27が螺着されている。な
お、上記ガイドブロツク25と切粉受けブロツク
27とは一体物にしてもよい。該ガイドブロツク
25および切粉受けブロツク27にはエアーモー
タ28の上部が挿着され、ネジ29により固定さ
れている。なお、30,31,32はそれぞれカ
バープレートを示している。
上記切粉受けブロツク27の孔26より吸引ダ
クト33の吸引口34が続いており、該ダクト3
3は切粉受けブロツク27に固定されている。該
ダクト33の他端にはエア吸引源35が固定され
ており、該エア吸引源35にはホース36が固定
されている。
上記エアーモータ28の回転駆動軸37の先端
にはエンドミル38がナツト39により固着され
ている。第4図で示すように、軸37にはプレー
ト40が遊嵌されていて、該プレート40には遊
嵌用の丸穴41と、該丸穴41に続く長穴42が
設けられている。該長穴42の幅dはモータ28
の軸37の短い方の幅d′と長さが一致している。
エンドミル交換時等のエンドミル38を上記軸3
7から離脱させる時に、軸37を長穴42に嵌合
させプレート40を支えることにより、該軸37
が回転するのを防止した状態で、ナツト39を緩
めエンドミル38を取外すのである。なお、43
はマフラーを示し、エアモーター28により生じ
た音を消音している。
テーブル3には前記エンドミル38突出用の孔
44が設けられている。また、テーブル3には切
粉が飛び散らずに、確実に切粉受けブロツク27
に集まるようにテーパーリング状のガイド材45
が螺着されている。
次に、テーブル3の上部に位置する板材押え部
14を説明する。上部フレーム2に固定している
固定部材46に4つのスライダー47a〜47d
が螺着されている。1方の列のスライダー47
a,47dにロツド48aが挿入され、該ロツド
48aはスライドベアリング49により支承され
ロツド長手方向に対して滑動自在になつている。
同様に他方の列のスライダー47c,47dにも
滑動自在にロツド48bを挿入している。上記2
本のロツド48a,48bの上方には梁材50が
固着され、該2本のロツド48a,48bを連結
している。該2本のロツド48a,48bの下端
部には上底面を有し円筒形をしたカバー51が螺
着されている。該カバー51にはローラ52を有
したフリーベアリング53が複数個固定されてい
る。上記カバー51の上底面51a中央にはシリ
ンダ54のピストンロツド55の先端が螺着され
ている。該シリンダ54の末端は連結材56に螺
着され、該連結材56の他端は上記固定部材46
に固定される。
シリンダー54の作動によりカバー51は矢印
57方向に移動自在である。
以上説明したミーリング装置において、通常は
エンドミル38は第1図の実線位置に後退してい
るが、ミーリングを開始する際、シリンダ23
a,23bの作動により、上記エンドミル38は
2点鎖線で示す位置に突出する。回転駆動部13
の上下方向の移動はスライダ20a〜20dがロ
ツド18a,18bに沿つて滑動することによ
り、円滑にかつ正確に行なわれる。次に、シリン
ダ54の作動によりカバー51が下方に移動し、
ローラ52が板材Wに接触した時点でカバー51
の下降は停止する。カバー51にローラ52を設
けたことにより板材の移動が非常に円滑に行なわ
れる。
次に、エアーモータ28が作動し、エンドミル
38が回転を開始する。板材Wをテーブル3上で
移動させ、ニブリング等で生じた余分な部分をエ
ンドミル38により削り取つていく。上記エアー
モータ28の作動と同時、あるいはそれより以前
に、エア吸引源35を作動させる。上記、エンド
ミル38により削り取られた切粉は、切粉受けブ
ロツク27とテーブル3とにより形成される閉空
間より積極的に吸引ダクト33へと吸引される。
また、ガイド板45を設けてあるので、間違つて
も切粉受けブロツク27外に切粉が飛散すること
はない。吸引ダクト33より吸引された切粉はホ
ース36を通り排出される。
効 果 以上説明したように、本考案はエンドミルの根
元に切粉受けブロツクを設け、該切粉受けブロツ
クの一部に形成された孔より続く吸引ダクトを設
け、かつ上下動する板材押え部にも切削部を覆う
カバーを設けたミーリング装置であり、エンドミ
ルで削られた切粉は、上述した切粉受けブロツク
とテーブルとにより形成される閉空間および板材
押え部のカバーとテーブル上剖とにより形成され
る閉空間積極的に吸引ダクトへと吸引されるの
で、工場内あるいはパンチプレス機本体周辺に切
粉が飛散することがなくなり、人体に悪影響を及
ぼしたり、機体の故障を生じさせたりすることを
した。
そして、特に上述のパンチプレス機ではパンチ
加工後の穴の内周辺を、板材を大きく移動しなが
らエンドミルにより削り取つていくので、往々に
して切粉量が多くなり、かつ切粉の粒子もドリル
穴明け等に較べて細かくなり勝ちなのであるが、
上記のように本案では切削位置のテーブル上下が
ほぼ完全に閉空間になされ、かつ、それら閉空間
が吸引ダクトによる吸引によつて共に負圧になさ
れるので、上記の飛散防止を図り難い切粉をも良
好に捕捉して吸引できる。
また、上記のようにテーブル上下にほぼ完全な
閉空間を形成できるにも関わらず、エンドミルを
下降し、板材押え部を上昇すれば、該閉空間は直
ちに解消されるので、固定式の閉空間にあり勝ち
な該閉空間に屑、ほこり等がたまるといつた支障
がなく、さらにテーブルの上下面の清掃時に該閉
空間が邪魔になるといつた欠点もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による装置の一部断面正面図、
第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図
は第1図におけるB−B線断面図、第4図は第1
図におけるC−C線断面図、第5図は第1図にお
けるD−D線断面図、第6図ないし第8図は板材
押え部を示し、第6図は一部断面正面図、第7図
は側面図、第8図は平面図、第9図は本考案を適
用したパンチプレス機の概略を示す平面図であ
る。 3……テーブル、6……ワークホルダ、14…
…板材押え部、26……孔、27……切粉受けブ
ロツク、28……回転駆動源、33……吸引ダク
ト、37……回転軸、38……エンドミル、51
……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークホルダにより挟持した板材を水平面内の
    X、Y軸方向へ自在に移動しうる材料供給テーブ
    ルを有するパンチプレス機において、回転駆動源
    の回転軸にエンドミルを挿着し、該エンドミルを
    上記テーブル面より出没自在して、該エンドミル
    の突出状態で上記板材をX、Y軸方向へ移動する
    ことによりパンチ加工後の穴の内周辺を削り取る
    ようにしたミーリング装置であつて、上記エンド
    ミルの根元部に該エンドミルと共に移動する器状
    のカバー部材を設け、該カバー部材の一部に形成
    されている孔より続く吸引ダクトを設け、上記エ
    ンドミルがテーブルより出現した際に上記器状の
    カバー部材とテーブルとにより、閉空間をなすよ
    うにすると共に、該エンドミル位置のテーブル上
    方で上下動する板材押え部にはエンドミルによる
    切削部の周囲を覆うカバーを設け、該カバーとテ
    ーブル上面とによつても、切粉飛散を防止する閉
    空間を形成したことを特徴とするパンチプレス機
    におけるミーリング装置。
JP9652484U 1984-06-26 1984-06-26 パンチプレス機におけるミ−リング装置 Granted JPS6112661U (ja)

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JP9652484U JPS6112661U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 パンチプレス機におけるミ−リング装置

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JP9652484U JPS6112661U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 パンチプレス機におけるミ−リング装置

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Publication Number Publication Date
JPS6112661U JPS6112661U (ja) 1986-01-24
JPH0144293Y2 true JPH0144293Y2 (ja) 1989-12-21

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JP9652484U Granted JPS6112661U (ja) 1984-06-26 1984-06-26 パンチプレス機におけるミ−リング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5940884B2 (ja) * 2012-05-10 2016-06-29 株式会社アマダホールディングス 切粉除去方法及び切削加工工具
CA2944227C (en) 2014-04-04 2020-12-15 Ant Applied New Technologies Ag Water-abrasive-suspension cutting system

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4312546Y1 (ja) * 1965-07-30 1968-05-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4312546Y1 (ja) * 1965-07-30 1968-05-29

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JPS6112661U (ja) 1986-01-24

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