JPH0143996B2 - - Google Patents

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JPH0143996B2
JPH0143996B2 JP286084A JP286084A JPH0143996B2 JP H0143996 B2 JPH0143996 B2 JP H0143996B2 JP 286084 A JP286084 A JP 286084A JP 286084 A JP286084 A JP 286084A JP H0143996 B2 JPH0143996 B2 JP H0143996B2
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JP
Japan
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thermostat
heating element
temperature
heat generating
hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP286084A
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English (en)
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JPS59138093A (ja
Inventor
Yoshikazu Murakami
Tadashi Inuzuka
Katsuro Okada
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP286084A priority Critical patent/JPS59138093A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気湯沸し器等に用いるサーモスタツ
トを備えた水中式発熱体に関し、サーモスタツト
の温度制御性能向上および発熱体の組立精度・組
立作業性向上をはかり、信頼性の高い経済的な水
中式発熱体を提供するものである。
従来、電気ポツト等に使用する水中式発熱体は
sus430ステンレス鋼板により発熱部材を被覆して
いた。この発熱体は水中で発熱されるため発熱体
の温度が低いので、通常5〜15W/cm2程度の発熱
密度とし、かつ小型化されていた。このため誤つ
て水を入れずに空通電すると急激に温度上昇し、
発熱線が断線したり、発熱部材を被覆しているス
テンレス鋼板に変形・歪を発生させ、ヒータ寿命
を短かくする欠点を有していた。また。被加熱物
の温度制御は、発熱体とは別に液体膨張式の感熱
センサーを水中に入れて温度制御したり、容器の
外側に温度調節器を設けて制御していた。その結
果、液体膨張式の感熱センサーを用いた場合、コ
スト面では極めて高いものとなる上、ヒーターと
センサーが容器中で分離しており、空炊き時の温
度検知特性が悪い。また、容器の外側に温度調節
器を設ける場合、湯沸検知特性が悪いとともに、
空炊き時においても十分な制御ができず、発熱体
の急激な温度上昇を防ぐことができなかつた。
本発明は上記従来の欠点を解消し、信頼性およ
び経済性を高めるとともに、その構成を極めて簡
素化するものであり、以下に本発明の実施例につ
いて添付図面を参照して説明する。
図において、1は水中式発熱体であり、水等を
入れる容器2の内底部透孔に耐熱性を有するシリ
コンゴム等のパツキング3を介して容器遮へい板
4、緩衝ゴムパツキング5、止め金具6、波形ば
ね座金7、平座金8等と共に内周に複数個の爪を
もち、ばね性のある止め輸9で水密的に取付けら
れている。この水中式発熱体1は、中央部に膨出
部を設けた丸皿状でステンレス製の上シーム板1
aと、マイカ板に発熱線を巻回した発熱材1bの
上下を中央部に円形穴部の縁より外周方向へ切欠
き部を形成した穴1f,1gが設けられた耐熱性
の高いマイカ板等の上・下絶縁材1c,1dで挾
持した発熱部材1eと、中央部に段付透孔を有す
る丸皿状の下シーム板1hと、その下シーム板1
hの段付透孔に一方の端部を挿入し、略輪状に押
圧咬しめ止め装着し、円形つば状突起1iとリン
グ状溝1jと他端全周にカーリング部1kと貫通
孔1lを備えたステンレス製の取付部材1m、前
記取付部材1mの貫通孔1lから挿入したサーモ
スタツト10と、前記サーモスタツト10に一方
の端部を被着し、他端の凹部にコイルばね12を
伸縮自在的に挿入し、セラミツク等の耐熱性絶縁
材でできたスペーサー11と、ばね性のある両端
部を前記取付部材1mのカーリング部1kに着脱
自在に係合し、前記スペーサー11の凹部より突
き出した前記コイルばね12の端面と前記スペー
サー11を介して前記上シーム板1aの膨出部に
前記サーモスタツト10を感熱的に押圧保持して
いる取付金具13とにより構成され、取付部材1
mの貫通孔1lより発熱部材1eのリード線1n
を導出し、上シーム板1aと下シーム板1hとの
外周端部を溶接により水密に接合している。14
はボデーであり容器2の下部に配置され、容器2
の係合段部に係止した係止部材15をねじ16で
結合すると共に容器2の下方に被着した容器パツ
キング17をボデー14で押圧保持し、ボデー1
4内に容器2を保持している。18は裏板であ
り、ボデー14の下部に配置され、ねじ止めされ
ている。19はコードプラグ、20は把手、21
は蓋、22は飾りバンドである。
次に上記構成における動作を説明する。
容器2に水を入れ、内底部に水密的に取付けら
れた水中式発熱体1に給電すると、発熱部材1e
が発熱し、上、下シーム板1a,1hを介して水
を加熱する。サーモスタツト10は上シーム板1
aの水中に突出した膨出部に感熱的に取付けられ
ているので水温と略同程度になり、水温を感知し
て動作する。
次に水中式発熱体1を被加熱体中に置かずに空
通電した場合、発熱部材1eが発熱すると、短時
間でサーモスタツト10が感知して通電を断つこ
とができ、極度に水中式発熱体1が高温に過熱し
て破損することがなく、空通電後も再使用可能で
ある。なお上シーム板1aはフエライト係のステ
ンレスでニツケルを含有しないので、オーステナ
イト系ステンレスを使つた場合にくらべ、約5割
熱伝導率が大きく、サーモスタツトをすばやく動
作させる。
上、下シーム板1c,1dに設けた穴1f,1
gは、水中式発熱体1への通電時、第6図に示す
サーモ取付空間部1pが極度に過熱されないよう
空気の流通をはかり、前記空間部1pおよびサー
モスタツト10を適切な温度に維持している。す
なわち、湯沸時においては、サーモスタツト10
の動作温度は湯温と略同程度であり、空通電時に
おいてはサーモスタツト10が異常高温にさらさ
れずにすばやく動作する。前記穴1f,1dが小
さくなりすぎても、あるいは大きくなりすぎても
水中式発熱体1の良好な湯沸特性および良好な空
炊き検知特性は得られない。すなわち、穴1f,
1gが小さい場合、空間部1pの温度が発熱部材
1eの影響を過度に受け、熱の逃げもないままに
高温となるため、サーモスタツト10の動作温度
を高くする必要が発生するとともに、それによ
り、湯沸時水温とサーモスタツト10の動作温度
との差が開く上、空間部1pが密室状態になるた
め、ヒータ熱の影響を受けすぎ正しい温度制御が
できず、電圧変動等によりサーモスタツト10の
感熱特性が大きく変動し、特性の悪いものになつ
てしまう。また、空炊き時にサーモスタツト10
の動作温度が高いので動作時間が長くかつ遅くな
るため、発熱体1およびサーモスタツト10の温
度が高くなりすぎ破損する。他方、穴1f,1g
が大きい場合空炊き時、発熱部材1eの温度上昇
をすばやく感知することができず遅れるため、水
中式発熱体1が高温に過熱し破損する。水中式発
熱体1の最外径90mm、消費電力500W、サーモス
タツト10の動作温度が約100℃で湯沸かしの場
合、水温が約98℃でサーモスタツト10が動作
し、空通電の場合、通電後の場合、通電後40〜50
秒でサーモスタツト10が動作し、上シーム板1
aの最高温度は300〜450℃程度で発熱部材1eの
断線や異常は全くなく、しかも上、下シーム板1
a,1hに用いているステンレス鋼板の組織の粗
大化、脆化を招かないので耐食性の劣化もない。
また、水中式発熱体1の組立時において、穴1
f,1gは第7図に示すa寸法およびb寸法に
て、下シーム板1h内での発熱材16及び上、下
絶縁材1c,1dの位置ずれをなくし、容易に、
短時間で正しく組立てることができる。また、サ
ーモスタツト10の取付においても、前記穴1
f,1gの第7図に示すd寸法でサーモスタツト
10が位置ずれもなく正しく取付けられるととも
に、水中式発熱体1に衝撃が加わつたときも位置
ずれのない信頼性の高いものである。
以上の説明から明らかなように、本発明の水中
式発熱体は穴を備えた絶縁材を水中式発熱体に用
いることにより、温度制御性能向上および発熱体
組立精度・組立作業性向をはかることができ、信
頼性が高く、経済的であり、その実用的価値は大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す水中式発熱体
を備えた電気湯沸し器の一部欠截側面図、第2図
は同水中式発熱体の要部分解斜視図、第3図は同
水中式発熱体の一部欠載正面図、第4図は同水中
式発体の要部分解斜視図、第5図は同水中式発熱
体の他の要部分解斜視図、第6図aは同水中式発
熱体の要部断面図、第6図bは同要部欠載平面
図、第7図は同水中式発熱体の下絶縁材の平面図
である。 1……水中式発熱体、1a……上シーム板、1
b……発熱材、1c……上絶縁材、1d……下絶
縁材、1f,1g……穴、1m……取付部材、1
0……サーモスタツト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 円形穴部の縁より外周方向へ切欠き部を形成
    した穴を中央部に有する1対の絶縁材で挟持され
    た発熱材を、外周部が水密的に結合された上、下
    シーム板で挟持して覆い、上記下シーム板に設け
    た筒状の取付部材内に挿入され、かつ絶縁材の穴
    および発熱材の貫通部を遊嵌状態で貫通して上シ
    ーム板に当接するごとくサーモスタツトを取付
    け、さらにサーモスタツトと発熱材の電気リード
    線を取付部材より絶縁的に導出してなる水中式発
    熱体。
JP286084A 1984-01-11 1984-01-11 水中式発熱体 Granted JPS59138093A (ja)

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JP286084A JPS59138093A (ja) 1984-01-11 1984-01-11 水中式発熱体

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JP286084A JPS59138093A (ja) 1984-01-11 1984-01-11 水中式発熱体

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JPS59138093A JPS59138093A (ja) 1984-08-08
JPH0143996B2 true JPH0143996B2 (ja) 1989-09-25

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JP286084A Granted JPS59138093A (ja) 1984-01-11 1984-01-11 水中式発熱体

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JP2011142041A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Sakae:Kk 温水ヒータ及びこれを用いた温水加熱器

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JPS59138093A (ja) 1984-08-08

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