JPH0143518Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0143518Y2 JPH0143518Y2 JP3039685U JP3039685U JPH0143518Y2 JP H0143518 Y2 JPH0143518 Y2 JP H0143518Y2 JP 3039685 U JP3039685 U JP 3039685U JP 3039685 U JP3039685 U JP 3039685U JP H0143518 Y2 JPH0143518 Y2 JP H0143518Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- shaft sealing
- seal ring
- side seal
- liquid chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 40
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 36
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はガス圧縮機に利用できる軸封装置に関
するものである。
するものである。
(従来技術)
従来のガス圧縮機等で用いられている軸封装置
の例を第2図に示す。図においてケーシング1、
軸2の間に大気側シールリング3、ガス側シール
リング4が配置されており、機内ガス室5、軸封
液室6、大気室7が構成されている。タンク8中
の軸封液は、ポンプ9、調整弁10を介して軸封
液室6の供給口11に送られる。12はヘツドタ
ンクで、軸封液室6より高い位置に配置されてお
り、頂部は管路13により機内ガス室5につなが
つており、底部は管路14により調整弁10と供
給口11間の管路15に接続されている。ヘツド
タンク12には液面検出器17が取付けられてお
り、液面検出器17の電気信号は調整弁10に与
えられ、ヘツドタンク12中の液面高さHが一定
になるよう調整弁10の開度が自動的に調整され
ている。
の例を第2図に示す。図においてケーシング1、
軸2の間に大気側シールリング3、ガス側シール
リング4が配置されており、機内ガス室5、軸封
液室6、大気室7が構成されている。タンク8中
の軸封液は、ポンプ9、調整弁10を介して軸封
液室6の供給口11に送られる。12はヘツドタ
ンクで、軸封液室6より高い位置に配置されてお
り、頂部は管路13により機内ガス室5につなが
つており、底部は管路14により調整弁10と供
給口11間の管路15に接続されている。ヘツド
タンク12には液面検出器17が取付けられてお
り、液面検出器17の電気信号は調整弁10に与
えられ、ヘツドタンク12中の液面高さHが一定
になるよう調整弁10の開度が自動的に調整され
ている。
軸封液室6の圧力P6は、機内ガス室5の圧力
P5よりヘツドタンク12の液面高さH分だけ高
い圧力となる。軸封液室6に供給された軸封液の
大半は、大気側シールリング3を介して管路16
よりタンク8に戻るが、一部はガス側シールリン
グ4を介して、P6−P5=Hの差圧で機内ガス室
5に漏洩する(点線の矢印で示す)。
P5よりヘツドタンク12の液面高さH分だけ高
い圧力となる。軸封液室6に供給された軸封液の
大半は、大気側シールリング3を介して管路16
よりタンク8に戻るが、一部はガス側シールリン
グ4を介して、P6−P5=Hの差圧で機内ガス室
5に漏洩する(点線の矢印で示す)。
以上のような軸封装置において、機内ガス室5
に漏洩する軸封液の量を極力少なくすることが技
術的なポイントになつており、このための工夫と
して本実施例のものは、ガス側シールリング4の
内周面の一部にねじ溝41が加工されている。本
ねじ溝41は、軸2が回転すると、矢印で示す方
向にポンプとして作用するよう設計されている。
回転数が高くなるに従いこのポンプ効果は大とな
りP6−P5=Hの差圧を小さくする方向に働く。
このため、ガス側シールリングに漏洩する軸封液
の量が第3図に示すように減少する。なお、図中
42はストレート部、43は溝部である。
に漏洩する軸封液の量を極力少なくすることが技
術的なポイントになつており、このための工夫と
して本実施例のものは、ガス側シールリング4の
内周面の一部にねじ溝41が加工されている。本
ねじ溝41は、軸2が回転すると、矢印で示す方
向にポンプとして作用するよう設計されている。
回転数が高くなるに従いこのポンプ効果は大とな
りP6−P5=Hの差圧を小さくする方向に働く。
このため、ガス側シールリングに漏洩する軸封液
の量が第3図に示すように減少する。なお、図中
42はストレート部、43は溝部である。
しかし、ねじ溝41のポンプ効果が大になりす
ぎると、機内ガス室5のガスが逆に軸封液室6に
送り込まれてガス洩れとなり、軸封装置本来の役
目であるガスシールが損なわれる欠点を有してい
る(第3図で点線で示すゾーン)。
ぎると、機内ガス室5のガスが逆に軸封液室6に
送り込まれてガス洩れとなり、軸封装置本来の役
目であるガスシールが損なわれる欠点を有してい
る(第3図で点線で示すゾーン)。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は、従来の軸封装置における、ねじ軸の
ポンプ効果が大になり過ぎると、ガスシールが損
なわれる等の問題点を解決しようとするものであ
る。
ポンプ効果が大になり過ぎると、ガスシールが損
なわれる等の問題点を解決しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
このため本考案は、ガス側シールリングの内周
面における大気側及びガス側シールリングの中間
部の軸封液室側の一部に軸の回転によりポンプ作
用をするねじ溝を設け、かつ中間部近辺に溝部を
設けたガス側シールリングの前記溝部に連通する
よう、ガス側シールリング及びケーシングのガス
側シールリング受部に連通口を設け、同連通口を
調圧弁を備えた管路を介し、前記軸封液室とヘツ
ドタンクを結ぶ管路に接続してなる構成を有し、
これを問題点解決のための手段とするものであ
る。
面における大気側及びガス側シールリングの中間
部の軸封液室側の一部に軸の回転によりポンプ作
用をするねじ溝を設け、かつ中間部近辺に溝部を
設けたガス側シールリングの前記溝部に連通する
よう、ガス側シールリング及びケーシングのガス
側シールリング受部に連通口を設け、同連通口を
調圧弁を備えた管路を介し、前記軸封液室とヘツ
ドタンクを結ぶ管路に接続してなる構成を有し、
これを問題点解決のための手段とするものであ
る。
(作用)
調圧弁を閉にすると、ガス側シールリングの溝
部の圧力は、従来と同様である。一方調圧弁を開
にすると、管路及び連通口を介し、軸封液室と溝
部が連通しているので、溝部の圧力は上昇して軸
封液室の圧力に近づいて行く。従つてガス漏れを
防止する。
部の圧力は、従来と同様である。一方調圧弁を開
にすると、管路及び連通口を介し、軸封液室と溝
部が連通しているので、溝部の圧力は上昇して軸
封液室の圧力に近づいて行く。従つてガス漏れを
防止する。
(実施例)
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第1図は本考案の実施例を示す。第1図にお
いて1はケーシング、2は軸、3は大気側シール
リング、5は機内ガス室、6は軸封液室、7は大
気室、8はタンク、9はポンプ、10は調整弁、
11は供給口、12はヘツドタンク、13,1
4,15,16は管路、17は液面検出器、41
はねじ溝、42はストレート部、43は溝であ
り、これらは第2図の従来と同一である。
と、第1図は本考案の実施例を示す。第1図にお
いて1はケーシング、2は軸、3は大気側シール
リング、5は機内ガス室、6は軸封液室、7は大
気室、8はタンク、9はポンプ、10は調整弁、
11は供給口、12はヘツドタンク、13,1
4,15,16は管路、17は液面検出器、41
はねじ溝、42はストレート部、43は溝であ
り、これらは第2図の従来と同一である。
さて第2図との相違点は、ケーシング1のガス
側シールリング受部に連通口21を設け、ガス側
シールリング4aのねじ溝41部とストレート部
42の間の溝43に通じるようガス側シールリン
グ4aにも連通口22を設け、前記連通口21
は、調圧弁23を介した管路24により管路15
に接続している。
側シールリング受部に連通口21を設け、ガス側
シールリング4aのねじ溝41部とストレート部
42の間の溝43に通じるようガス側シールリン
グ4aにも連通口22を設け、前記連通口21
は、調圧弁23を介した管路24により管路15
に接続している。
即ち、本考案はケーシング1と軸2の間に大気
側シールリング3とガス側シールリング4aを配
置し、同両シールリングの外周部及び同両シール
リングの中間部に軸封液室6、両側に機内ガス室
5と大気室7を設けると共に、同液室6にヘツド
タンク12の液圧がかかるようにし、かつ前記ガ
ス側シールリング4aの内周面における前記中間
部軸封液室6側の一部に軸2の回転によりポンプ
作用をするねじ溝41を設け、前記ガス側シール
リング4aの中間部近辺に設けられた溝部43に
連通するよう、前記ガス側シールリング4a及び
ケーシング1のガス側シールリング4aの受部に
連通口22及び21を設け、同連通口を調圧弁2
3を備えた管路24を介し、前記軸封液室6とヘ
ツドタンク12を結ぶ管路14に接続してなる軸
封装置である。
側シールリング3とガス側シールリング4aを配
置し、同両シールリングの外周部及び同両シール
リングの中間部に軸封液室6、両側に機内ガス室
5と大気室7を設けると共に、同液室6にヘツド
タンク12の液圧がかかるようにし、かつ前記ガ
ス側シールリング4aの内周面における前記中間
部軸封液室6側の一部に軸2の回転によりポンプ
作用をするねじ溝41を設け、前記ガス側シール
リング4aの中間部近辺に設けられた溝部43に
連通するよう、前記ガス側シールリング4a及び
ケーシング1のガス側シールリング4aの受部に
連通口22及び21を設け、同連通口を調圧弁2
3を備えた管路24を介し、前記軸封液室6とヘ
ツドタンク12を結ぶ管路14に接続してなる軸
封装置である。
次に作用を説明する。先ず調圧弁23を閉にす
ると、ガス側シールリング4aの溝43部の圧力
は、従来例の第2図と同様になる。一方、調圧弁
23を開にすると、管路15、管路24、連通口
21、連通口22を介して軸封液室6と溝43部
が連通するので、溝43部の圧力は上昇し、軸封
液室6の圧力に近づいて行く。この様子を第4図
に示す。
ると、ガス側シールリング4aの溝43部の圧力
は、従来例の第2図と同様になる。一方、調圧弁
23を開にすると、管路15、管路24、連通口
21、連通口22を介して軸封液室6と溝43部
が連通するので、溝43部の圧力は上昇し、軸封
液室6の圧力に近づいて行く。この様子を第4図
に示す。
(考案の効果)
以上詳細に説明した如く本考案は構成されてい
るので、第3図の従来例で生じる可能性のあるガ
ス漏れゾーンに近づいた時、調圧弁を開にする
と、溝部の圧力が上昇するので、ガス漏れを防止
することが可能となる。従つて調圧弁の開度を調
整することで、ガス漏れの発生がなく、かつ機内
ガス室に漏洩する軸封液量を少なくすることがで
き、従来の欠点が解消できる。
るので、第3図の従来例で生じる可能性のあるガ
ス漏れゾーンに近づいた時、調圧弁を開にする
と、溝部の圧力が上昇するので、ガス漏れを防止
することが可能となる。従つて調圧弁の開度を調
整することで、ガス漏れの発生がなく、かつ機内
ガス室に漏洩する軸封液量を少なくすることがで
き、従来の欠点が解消できる。
第1図は本考案の実施例を示す軸封装置の側断
面図、第2図は従来の軸封装置の側断面図、第3
図は従来の軸封装置における回転数と漏洩量との
関係を示す線図、第4図は本考案の実施例を示す
軸封装置における調圧弁開度と漏洩量との関係を
示す線図である。 図の主要部分の説明、1……ケーシング、2…
…軸、4a……ガス側、6……軸封液室、10…
…調整弁、15……管路、21,22……連通
口、23……調圧弁、24……管路、43……溝
部。
面図、第2図は従来の軸封装置の側断面図、第3
図は従来の軸封装置における回転数と漏洩量との
関係を示す線図、第4図は本考案の実施例を示す
軸封装置における調圧弁開度と漏洩量との関係を
示す線図である。 図の主要部分の説明、1……ケーシング、2…
…軸、4a……ガス側、6……軸封液室、10…
…調整弁、15……管路、21,22……連通
口、23……調圧弁、24……管路、43……溝
部。
Claims (1)
- ケーシングと軸の間に大気側シールリングとガ
ス側シールリングを配置し、同両シールリングの
外周部及び同両シールリングの中間部に軸封液
室、両側に機内ガス室と大気室を設けると共に、
同液室にヘツドタンクの液圧がかかるようにし、
かつ前記ガス側シールリングの内周面における前
記中間部軸封液室側の一部に軸の回転によりポン
プ作用をするねじ溝を設けた軸封装置において、
前記ガス側シールリングの中間部近辺に設けられ
た溝部に連通するよう、前記ガス側シールリング
及びケーシングのガス側シールリング受部に連通
口を設け、同連通口を調圧弁を備えた管路を介
し、前記軸封液室とヘツドタンクを結ぶ管路に接
続してなることを特徴とする軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3039685U JPH0143518Y2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3039685U JPH0143518Y2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61147394U JPS61147394U (ja) | 1986-09-11 |
JPH0143518Y2 true JPH0143518Y2 (ja) | 1989-12-18 |
Family
ID=30530058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3039685U Expired JPH0143518Y2 (ja) | 1985-03-05 | 1985-03-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0143518Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NZ220367A (en) * | 1986-09-25 | 1991-05-28 | Superstill Technology Inc | Liquid seal for pump shaft: liquid is steam condensed from pump chamber |
EP2636931B1 (en) * | 2011-03-30 | 2019-08-07 | Eagle Industry Co., Ltd. | Seal device |
-
1985
- 1985-03-05 JP JP3039685U patent/JPH0143518Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61147394U (ja) | 1986-09-11 |
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