JPH0143013Y2 - - Google Patents

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JPH0143013Y2
JPH0143013Y2 JP18459884U JP18459884U JPH0143013Y2 JP H0143013 Y2 JPH0143013 Y2 JP H0143013Y2 JP 18459884 U JP18459884 U JP 18459884U JP 18459884 U JP18459884 U JP 18459884U JP H0143013 Y2 JPH0143013 Y2 JP H0143013Y2
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rope
line
tightening
fixed
ship
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JP18459884U
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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− 本考案は、箱綱、落綱のような定置綱に設けら
れるふくろ綱を揚綱する際に船舷に固定して、環
締綱を一時的に保持する装置に関するものであ
る。
−従来の技術− 第5図及び第6図は、定置綱の一般的な揚綱方
法を示す図であり、第5図はふくろ綱の斜視図、
第6図はふくろ綱の揚綱操作中の縦断面図であ
る。総体的に示す25はふくろ綱、26はふくろ
綱の入口25aに設けられたロート綱、27のロ
ート綱に張架された張綱、28はふくろ綱25の
側綱、29はふくろ綱25の底綱、30a…30
gはふくろ綱25に数列設けられている力綱、3
1…31は側綱28の中央部から底綱29に渡つ
て力綱30に取りつけられた環(第5図ではd列
のみに示した。)、32a…32gは環31を貫通
して一端が前列の力綱30近傍の底綱または張綱
27に仮縛されている環締綱、33a…33gは
環31に固縛されている環締綱32の他端の固縛
部、34a…34gは環締綱32の前列の力綱3
0近傍の底綱または張綱27における前記仮縛
部、35は揚綱船、36はウインチ、37a,3
7bは側浮子である。
ふくろ綱25を揚綱するときは、まず張綱27
に仮縛されている第1列目(添字aを付してあ
る。)の環締綱32aの仮縛部34aを解き、ウ
インチ36に巻回して引き上げる。環締綱32a
が引き上げられるにつれて力綱30aは収縮し、
ふくろ綱25の入口25aは次第に絞られながら
船舷に集められる。第1列目の揚綱操作により第
2列目(添字bを付してある。)の環締綱32b
の仮縛部34bが船舷に引き上げられるので、こ
の仮縛部34bを解き第1列目の環締綱32aを
船舷に止着したまま第2列目の環締綱32bをウ
インチ36に巻回して引き上げる。
第2列目の揚綱操作が完了したら第1列目の環
締綱32aの止着を解き、環締綱32aによつて
引き上げられた綱の部分25aを海中に落下させ
るとともに第2列目の環締綱32bを止着する。
この場合揚綱船35は自然に前進して第2列目の
力綱30bの上方に到達するから以下同様の操作
を繰り返しながら魚群を魚捕部38に逐次追い込
みこれを捕獲する。
ところで第2列目以後の環締綱32b…をウイ
ンチ36で引き上げる際にはその前列の環締綱3
2a…を船舷に止着しておく必要があり、従来は
乗組員が環締綱32a…をウインチ36から取り
外して船舷に設けられた杆材(タツ)にこの環締
綱32a…を縛着するという方法により止着して
いた。
しかしこのような縛着作業は、環締綱32に極
めて大きな荷重がかかつているので危険であるこ
と、ウインチ36を操作する人の他に環締綱32
を杆材に縛着および取り外し作業をする人が必要
であること、また、せつかく引き上げた揚綱が縛
着作業中に緩んでしまい魚群が散逸する等の問題
があつた。
−考案の目的− この問題を解決する装置として、本考案の出願
人は、船舷に固定される基台上にストツパを固設
し、該ストツパの両側に環締綱の通路を形成する
と共にその通路に臨んで油圧アクチユエータによ
り進退する押圧体を設け、ウインチで巻き上げた
環締綱を前記ストツパと押圧体とにより挟持して
一時的に保持するクランプ装置を提唱した(実願
昭58−171400号)。
本考案は、上記実願昭58−171400号の装置を更
に改良することを目的としてなされたもので、よ
り構造が簡単で操作性の良い環締綱のクランプ装
置を提供するものである。
−考案の構成− 本考案にかかるクランプ装置は、船舷1に固定
される基台2上にストツパを固設し、該ストツパ
の両側に環締綱32a…の通路を形成して該通路
に臨んで進退する押圧体を設けたふくろ綱25の
環締綱のクランプ装置において、2個のストツパ
9L,9Rを設けてその両内側部に環締綱32a
…の通路18L,18Rを形成すると共に、該2
個のストツパの間で押圧体16を往復動させるこ
とを特徴とするものである。
−実施例− 第1図ないし第3図は、本考案の第1実施例を
示したもので、第1図は本考案のクランプ装置の
全体斜視図、第2図は要部断面図、第3図は装置
の油圧系を示す模式図である。
図中、1は船舷、2はクランプ装置の基台、3
は基台の側面から船内へと延びるL形アーム、4
は基台の下辺に設けられて基台のずれを防止する
鍔、5は船舷1の内壁面に固設されたブラケツ
ト、6は該ブラケツトと前記アーム3の先端とを
揺動自在に枢支している枢支軸、7はアーム3の
中程に設けられた貫通孔8に挿通してアーム3を
固定するピンであり、基台2は船舷1上で鍔4、
枢着軸6およびピン7により固定される。9L,
9Rは基台2上に固定されたストツパ、10はス
トツパに嵌着されたホルダパツド、11はストツ
パ9L,9R間の基台上面に設けられた開口、1
2は基台2の両側壁間に架設されたロツド(第2
図参照)、13は該ロツド上を往復動するシリン
ダ、13aはロツド12に固着されたピストン、
14L,14Rは作動油の給油口、15はシリン
ダ上に固着されたプレート、16は該プレート上
に突設された押圧体であり、押圧体16は前記基
台2の開口11を貫通して基台の上方に延びてい
る。17は押圧体16に嵌着されたホルダパツ
ド、18L,18Rは該押圧体16と2個のスト
ツパ9L,9Rの両内側部、即ち、ストツパ9R
の左側とストツパ9Lの右側とに形成された環締
綱の通路、20は基台2の上面に立設されて環締
綱32を該通路18L,18Rに案内するガイド
バー、21は基台2に固設された枕材、22は基
台2の外側壁に軸着された回転ローラ、23は油
圧切換弁、24は油圧ポンプである。図において
左右同一の部材には同一の符号を用い、左右を区
別する必要がある部材についてはそれぞれ添字
L,Rを付した。
次に本考案のクランプ装置の作動について述べ
る。
まず、第1列目の環締綱32aを図上左側の環
締綱の通路18Lに通しながらウインチ36に巻
回して引き上げる。第1列目の揚綱操作が完了し
たら作動油を給油口14Lに供給しシリンダ13
を図上左動させて左側の通路18Lを閉鎖して環
締綱32aを止着する。次いでこの環締綱32a
をウインチから取り外し、第1列目の力綱30a
に仮縛された第2列目の環締綱32bの仮縛部3
4bを解き、環締綱の通路18Rを通してウイン
チ36に巻回して第2列目の揚綱操作にかかる。
第2列目の揚綱操作が完了したら、給油口14R
に油圧を供給してシリンダ13を図上右側に作動
させて第2列目の環締綱32bを止着する。この
際、先に止着されていた環締綱32aは開放さ
れ、環締綱32aよる揚綱部分は自重により海中
に落下する。以下同様な手順により環締綱32c
…32gを引き揚げてやればよい。揚綱船35に
は通常油圧源が設けられているので、シリンダ1
3に対する作動油はこの油圧源から供給すること
ができ、装置を安価に設置することができる。ま
た、シリンダ13への作動油の切り換えは油圧切
換弁23を操作することにより片手で簡単に行う
ことができる。
第4図は、船舷に固定されたクランプ装置を外
側より見た図で、回転ローラ22は各独立に回転
し得るように左右22L,22Rに分割して設け
られ、引き上げられる環締綱32を通路18Lま
たは18Rに案内している。なお、第4図は、第
1ないし3図と異なる実施例を示したものである
が、その相異点は基台2がブラケツト39により
船舷2に固定されていることと、中央のガイドバ
ー20が2本宛対にして設けられていることで、
本質的な相異点はない。
−本考案の効果− このようなクランプ装置を用いれば、ウインチ
を操作する人が環締綱の止着および開放作業をす
ることが容易に可能となるので、揚綱船の乗組員
を削減することができ、更に環締綱をウインチに
巻回したまま止着することができるので揚綱の弛
みを防ぎ魚群の散逸を防止することができるほ
か、環締綱の止着が容易で作業負担も軽減され、
作業の安全性も確保される。
また、本考案に係るクランプ装置は、2個のス
トツパの両内側部に環締綱の通路を形成し、該ス
トツパ間を往復移動する押圧体で一方の環締綱の
止着と他方の環締綱の開放とが同時に行われる構
造としたので、装置の構造も簡単で故障の少ない
構造とすることができ、操作性にも優れていると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、本考案の一実施例を示
したもので、第1図は本考案のクランプ装置の全
体斜視図、第2図は要部断面図、第3図は装置の
油圧系を示す模式図である。第4図は異なる実施
例を船舷の外側より見た斜視図、第5図及び第6
図は定置綱の一般的な揚綱方法を示す図であり、
第5図はふくろ綱の斜視図、第6図はふくろ綱の
揚綱操作中の縦断面図である。 図中、1は船舷、2は基台、9はストツパ、1
1は基台の開口、12はピストンロツド、13は
シリンダ、16は押圧体、18は環締綱の通路、
20はガイドバー、22は回転ローラ、23は油
圧切換弁、32a…32gは環締綱である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船舷に固定される基台上にストツパを固設し、
    該ストツパの両側に環締綱の通路を形成して該通
    路に臨んで進退する押圧体を設けたふくろ綱の環
    締綱のクランプ装置において、2個のストツパを
    設けてその両内側部に環締綱の通路を形成すると
    共に、該2個のストツパの間で押圧体を往復動さ
    せることを特徴とする、環締綱のクランプ装置。
JP18459884U 1984-12-04 1984-12-04 Expired JPH0143013Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18459884U JPH0143013Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

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JP18459884U JPH0143013Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

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Publication Number Publication Date
JPS6198474U JPS6198474U (ja) 1986-06-24
JPH0143013Y2 true JPH0143013Y2 (ja) 1989-12-14

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