JPH0226302Y2 - - Google Patents
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- JPH0226302Y2 JPH0226302Y2 JP15361684U JP15361684U JPH0226302Y2 JP H0226302 Y2 JPH0226302 Y2 JP H0226302Y2 JP 15361684 U JP15361684 U JP 15361684U JP 15361684 U JP15361684 U JP 15361684U JP H0226302 Y2 JPH0226302 Y2 JP H0226302Y2
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- JP
- Japan
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- rope
- snap
- main rope
- hand
- cylinder
- Prior art date
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Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 12
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 10
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、マグロの延縄漁法において枝縄の端
部に取付けられているスナツプを、順次海中に投
出される幹縄に装着するために、幹縄を把持して
側方に移動せしめて緊張させる縄取り装置に関す
る。
部に取付けられているスナツプを、順次海中に投
出される幹縄に装着するために、幹縄を把持して
側方に移動せしめて緊張させる縄取り装置に関す
る。
従来、海中に投げ出される幹縄へのスナツプの
装着は、作業員が片手に幹縄を掴み、もう片方の
手に持つたスナツプをこの掴んだ幹縄に装着して
行なつていた。
装着は、作業員が片手に幹縄を掴み、もう片方の
手に持つたスナツプをこの掴んだ幹縄に装着して
行なつていた。
しかしながら、このような人手によるスナツプ
装着作業は長時間を要し、しかも怪我などの心配
もあつた。
装着作業は長時間を要し、しかも怪我などの心配
もあつた。
このような人手によるスナツプ装着作業におけ
る問題点を克服するものとして本出願人によるス
ナツプ装着機が既に提案されており、このスナツ
プ装着機は、幹縄の走行位置に臨み、幹縄を把持
して側方に移動せしめて緊張させる縄取りハンド
と、スナツプを挾持し、第1ハンドにより緊張さ
れた幹縄に挾持したスナツプを装着する装着ハン
ドとを有している。
る問題点を克服するものとして本出願人によるス
ナツプ装着機が既に提案されており、このスナツ
プ装着機は、幹縄の走行位置に臨み、幹縄を把持
して側方に移動せしめて緊張させる縄取りハンド
と、スナツプを挾持し、第1ハンドにより緊張さ
れた幹縄に挾持したスナツプを装着する装着ハン
ドとを有している。
ところで、幹縄へのスナツプ装着には、幹縄の
投縄方向に対するスナツプの装着方向を相互に異
にするいわゆる下掛けと上掛けとがある。例え
ば、スナツプの鉤形をしたフツク(図示せず)を
幹縄の上方側から装着したときを下掛けと称し、
幹縄の下方側から装着したときを上掛けと称して
いる。他方、幹縄を揚縄する際には、幹縄に対す
るスナツプの方向は一定の方向でなければ幹縄か
らスナツプを外すことができない。さらに、スナ
ツプ装着を下掛けで行なつた場合には揚縄を幹縄
の先端側から行なうことにより幹縄からスナツプ
を取外すことが可能となり、またスナツプ装着を
上掛けで行なつた場合には揚縄を幹縄の基端側か
ら行なうことにより幹縄からスナツプを取外すこ
とが可能となる。そして、漁場における種々の条
件を考慮して下掛け、上掛けを選択するわけであ
るが、前述した先行技術における装着ハンドによ
る幹縄へのスナツプの装着は下掛けもしくは上掛
けの一方しか行なえないため、漁業条件にマツチ
した揚縄を行なえないという問題点があつた。
投縄方向に対するスナツプの装着方向を相互に異
にするいわゆる下掛けと上掛けとがある。例え
ば、スナツプの鉤形をしたフツク(図示せず)を
幹縄の上方側から装着したときを下掛けと称し、
幹縄の下方側から装着したときを上掛けと称して
いる。他方、幹縄を揚縄する際には、幹縄に対す
るスナツプの方向は一定の方向でなければ幹縄か
らスナツプを外すことができない。さらに、スナ
ツプ装着を下掛けで行なつた場合には揚縄を幹縄
の先端側から行なうことにより幹縄からスナツプ
を取外すことが可能となり、またスナツプ装着を
上掛けで行なつた場合には揚縄を幹縄の基端側か
ら行なうことにより幹縄からスナツプを取外すこ
とが可能となる。そして、漁場における種々の条
件を考慮して下掛け、上掛けを選択するわけであ
るが、前述した先行技術における装着ハンドによ
る幹縄へのスナツプの装着は下掛けもしくは上掛
けの一方しか行なえないため、漁業条件にマツチ
した揚縄を行なえないという問題点があつた。
本考案は、このような点に鑑み、装着ハンドに
よる幹縄へのスナツプの装着をいずれの方向から
でもなし得るように幹縄を保持し得る縄取り装置
を提供することを目的とする。
よる幹縄へのスナツプの装着をいずれの方向から
でもなし得るように幹縄を保持し得る縄取り装置
を提供することを目的とする。
本考案は、幹縄の走行位置に臨み、幹縄を把持
して側方に移動せしめて緊張させる縄取りハンド
と、この縄取りハンドをその移動の際にスナツプ
の上掛けまたは下掛けに応じて選択的に旋回させ
る旋回装置とを有することを特徴としている。
して側方に移動せしめて緊張させる縄取りハンド
と、この縄取りハンドをその移動の際にスナツプ
の上掛けまたは下掛けに応じて選択的に旋回させ
る旋回装置とを有することを特徴としている。
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。
る。
第1図および第2図は本考案の縄取り装置の全
体を示すものであり、縄取り装置1は、図示しな
いスナツプ装着装置とともに、マグロ船上におい
て枝縄を搬送するピツチコンベア(図示せず)の
側方に配設されている。前記縄取り装置1は、船
上に固着されたガイドフレーム2を有しており、
このガイドフレーム2の延在方向に縄取りハンド
3が移動するようになつている。この縄取りハン
ド3は、幹縄を把持して側方に移動せしめて緊張
させるためのものである。前記ガイドフレーム2
内には、このガイドフレーム2に沿つて可動とさ
れた基台4が配設されており、この基台4は、前
記ガイドフレーム2の一端の外側に突設された移
動シリンダ5のピストンロツド6と接続され、移
動シリンダ5に対する流体圧の供給によりガイド
フレーム2の長手方向に移動し得るようになつて
いる。前記基台4には、第3図に示すように、上
下方向に延在する昇降シリンダ7が取付けられて
おり、この昇降シリンダ7から上方に突出するピ
ストンロツド8には旋回シリンダケース9が支持
されている。また、この旋回シリンダケース9か
ら下方に突設された複数本のガイドロツド10,
10…が前記基台4に形成されたガイド孔11,
11…内に臨んでおり、前記昇降シリンダ7に対
する流体圧の供給により旋回シリンダケース9は
基台4に対し昇降し得るようになつている。
体を示すものであり、縄取り装置1は、図示しな
いスナツプ装着装置とともに、マグロ船上におい
て枝縄を搬送するピツチコンベア(図示せず)の
側方に配設されている。前記縄取り装置1は、船
上に固着されたガイドフレーム2を有しており、
このガイドフレーム2の延在方向に縄取りハンド
3が移動するようになつている。この縄取りハン
ド3は、幹縄を把持して側方に移動せしめて緊張
させるためのものである。前記ガイドフレーム2
内には、このガイドフレーム2に沿つて可動とさ
れた基台4が配設されており、この基台4は、前
記ガイドフレーム2の一端の外側に突設された移
動シリンダ5のピストンロツド6と接続され、移
動シリンダ5に対する流体圧の供給によりガイド
フレーム2の長手方向に移動し得るようになつて
いる。前記基台4には、第3図に示すように、上
下方向に延在する昇降シリンダ7が取付けられて
おり、この昇降シリンダ7から上方に突出するピ
ストンロツド8には旋回シリンダケース9が支持
されている。また、この旋回シリンダケース9か
ら下方に突設された複数本のガイドロツド10,
10…が前記基台4に形成されたガイド孔11,
11…内に臨んでおり、前記昇降シリンダ7に対
する流体圧の供給により旋回シリンダケース9は
基台4に対し昇降し得るようになつている。
前記旋回シリンダケース9内には、第3図およ
び第4図に詳示するように、シリンダチユーブ1
2が旋回シリンダケース9に対し旋回可能に配設
されており、このシリンダチユーブ12の上下端
はこのシリンダチユーブ12とともに旋回し得る
蓋板13,14により閉じられ、内部に開閉シリ
ンダ15を形成している。なお、これらの蓋板1
3,14はシリンダチユーブ12の旋回シリンダ
ケース9に対する上下方向の相対移動を拘束する
ストツパとしての役割も果している。前記開閉シ
リンダ15内にはピストン16が昇降し得るよう
に配設されており、このピストン16により区画
される開閉シリンダ15内の上室17および下室
18には、前記シリンダチユーブ12に形成され
流体圧を供給するポート19,20が連通してい
る。また、各ポート19,20の外端には、シリ
ンダチユーブ12の外周面に形成された環状溝2
1,22が連通し、この環状溝21,22に対向
するように旋回シリンダケース9にはポート2
3,24が形成されている。このようにポート1
9,23とポート20,24の間に環状溝21,
22を介在せしめてロータリジヨイントを構成し
たのは、旋回シリンダケース9に対しシリンダチ
ユーブ12を旋回させても旋回シリンダケース9
のポート23,24からの流体圧がシリンダチユ
ーブ12のポート19,20に供給され得るよう
にするためである。
び第4図に詳示するように、シリンダチユーブ1
2が旋回シリンダケース9に対し旋回可能に配設
されており、このシリンダチユーブ12の上下端
はこのシリンダチユーブ12とともに旋回し得る
蓋板13,14により閉じられ、内部に開閉シリ
ンダ15を形成している。なお、これらの蓋板1
3,14はシリンダチユーブ12の旋回シリンダ
ケース9に対する上下方向の相対移動を拘束する
ストツパとしての役割も果している。前記開閉シ
リンダ15内にはピストン16が昇降し得るよう
に配設されており、このピストン16により区画
される開閉シリンダ15内の上室17および下室
18には、前記シリンダチユーブ12に形成され
流体圧を供給するポート19,20が連通してい
る。また、各ポート19,20の外端には、シリ
ンダチユーブ12の外周面に形成された環状溝2
1,22が連通し、この環状溝21,22に対向
するように旋回シリンダケース9にはポート2
3,24が形成されている。このようにポート1
9,23とポート20,24の間に環状溝21,
22を介在せしめてロータリジヨイントを構成し
たのは、旋回シリンダケース9に対しシリンダチ
ユーブ12を旋回させても旋回シリンダケース9
のポート23,24からの流体圧がシリンダチユ
ーブ12のポート19,20に供給され得るよう
にするためである。
前記ピストン16には、このピストン16から
上方に延在するピストンロツド25が取付けられ
ており、このピストンロツド25の上端には、第
5図に示すように、ロツド先端金具26が突設さ
れている。一方、前記上方の蓋板13上には支持
板27が取付けられており、この支持板27上に
は、前記ピストンロツド25の両側に位置するよ
うに一対のブラケツト28A,28Bが突設され
ている。各ブラケツト28A,28B上には、前
記ロツド先端金具26の長手方向と平行に延在す
る先端金具29A,29Bが突設されており、こ
れらの先端金具29A,29Bおよび前記ロツド
先端金具26の両端には、第5図に示すように、
各一対のピン30,30が平行に突設されてい
る。そして、ほぼL字状の4つの爪部材31A,
31B,32A,32Bの各基端部を前記ロツド
先端金具26のピン30,30に枢着するととも
に、2枚の爪部材31A,32Aの中間部を一方
の先端金具29Aのピン30,30に枢着し、か
つ残りの2枚の爪部材31B,32Bの中間部を
他方の先端金具29Bのピン30,30に枢着し
て、2枚の爪部材31Aと31Bおよび32Aと
32Bをほぼ対向するように配置して前記縄取り
ハンド3が構成されている。
上方に延在するピストンロツド25が取付けられ
ており、このピストンロツド25の上端には、第
5図に示すように、ロツド先端金具26が突設さ
れている。一方、前記上方の蓋板13上には支持
板27が取付けられており、この支持板27上に
は、前記ピストンロツド25の両側に位置するよ
うに一対のブラケツト28A,28Bが突設され
ている。各ブラケツト28A,28B上には、前
記ロツド先端金具26の長手方向と平行に延在す
る先端金具29A,29Bが突設されており、こ
れらの先端金具29A,29Bおよび前記ロツド
先端金具26の両端には、第5図に示すように、
各一対のピン30,30が平行に突設されてい
る。そして、ほぼL字状の4つの爪部材31A,
31B,32A,32Bの各基端部を前記ロツド
先端金具26のピン30,30に枢着するととも
に、2枚の爪部材31A,32Aの中間部を一方
の先端金具29Aのピン30,30に枢着し、か
つ残りの2枚の爪部材31B,32Bの中間部を
他方の先端金具29Bのピン30,30に枢着し
て、2枚の爪部材31Aと31Bおよび32Aと
32Bをほぼ対向するように配置して前記縄取り
ハンド3が構成されている。
前記下方の蓋板14にはピニオン33が垂設さ
れており、他方、このピニオン33外周位置の旋
回シリンダケース9には、水平方向の回転シリン
ダ34を備えたシリンダブロツク35が一体に形
成され、この回転シリンダ34内には、ピニオン
33に噛合するラツク36を備えたプランジヤ3
7が往復動可能に収納されている。前記シリンダ
ブロツク35の両端は、ポート40,41の形成
された蓋体38,39により閉鎖されており、こ
れらのポート40,41から回転シリンダ34内
に導入された流体圧によりプランジヤ37は回転
シリンダ34の長手方向に移動してラツク36に
よりピニオン23を回転せしめることになる。そ
して、このピニオン33の回転によりシリンダチ
ユーブ12とともに縄取りハンド3が旋回するこ
とになる。なお、前記プランジヤ37のストロー
クはラツク36がピニオン33をほぼ180度回転
させることができる距離とされている。
れており、他方、このピニオン33外周位置の旋
回シリンダケース9には、水平方向の回転シリン
ダ34を備えたシリンダブロツク35が一体に形
成され、この回転シリンダ34内には、ピニオン
33に噛合するラツク36を備えたプランジヤ3
7が往復動可能に収納されている。前記シリンダ
ブロツク35の両端は、ポート40,41の形成
された蓋体38,39により閉鎖されており、こ
れらのポート40,41から回転シリンダ34内
に導入された流体圧によりプランジヤ37は回転
シリンダ34の長手方向に移動してラツク36に
よりピニオン23を回転せしめることになる。そ
して、このピニオン33の回転によりシリンダチ
ユーブ12とともに縄取りハンド3が旋回するこ
とになる。なお、前記プランジヤ37のストロー
クはラツク36がピニオン33をほぼ180度回転
させることができる距離とされている。
第1図に戻つて、前記ガイドフレーム2の両端
部には支柱42,43が立設されており、この支
柱42,43間には、幹縄Rの走行継路に臨むガ
イド梁44が架設されている。このガイド梁44
は縄取りハンド3が幹縄Rを把持する位置におい
て高位置を取るように中間部に斜傾部45を形成
されている。
部には支柱42,43が立設されており、この支
柱42,43間には、幹縄Rの走行継路に臨むガ
イド梁44が架設されている。このガイド梁44
は縄取りハンド3が幹縄Rを把持する位置におい
て高位置を取るように中間部に斜傾部45を形成
されている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明す
る。
る。
まず、縄取りハンド3は、図示しない投縄機か
ら繰出された幹縄Rの直下において拡開状態で待
機している。そして、所定時間経過後、昇降シリ
ンダ7への流体圧の供給により縄取りハンド3は
上昇し、拡開したハンド3の二対の爪部材31
A,31B,32A,32Bのほぼ中央位置に幹
縄Rが位置したら停止する。ついで、開閉シリン
ダ15に流体圧が供給されてピストンロツド25
およびこれに接続されたロツド先端金具26が下
降し、各爪部材31A,31B,32A,32B
はピン30,30を中心として回動し、各一対の
爪部材31A,31B,32A,32Bにより間
隔を隔てた2個所において幹縄Rを把持する。つ
ぎに、移動シリンダ5に流体圧を供給し、縄取り
ハンド3を第1図の鎖線位置まで移動する。する
と、縄取りハンド3中に捕捉されている幹縄R
が、ガイド梁44の上方部位に移動し、緊張状態
において保持される。このようにして一対対の爪
部材で幹縄Rを把持しておき、この把持されてい
る間の幹縄Rにスナツプを装着する。なお、この
間も幹縄Rは船の進行速度以上の速度で連続的に
繰出されている。
ら繰出された幹縄Rの直下において拡開状態で待
機している。そして、所定時間経過後、昇降シリ
ンダ7への流体圧の供給により縄取りハンド3は
上昇し、拡開したハンド3の二対の爪部材31
A,31B,32A,32Bのほぼ中央位置に幹
縄Rが位置したら停止する。ついで、開閉シリン
ダ15に流体圧が供給されてピストンロツド25
およびこれに接続されたロツド先端金具26が下
降し、各爪部材31A,31B,32A,32B
はピン30,30を中心として回動し、各一対の
爪部材31A,31B,32A,32Bにより間
隔を隔てた2個所において幹縄Rを把持する。つ
ぎに、移動シリンダ5に流体圧を供給し、縄取り
ハンド3を第1図の鎖線位置まで移動する。する
と、縄取りハンド3中に捕捉されている幹縄R
が、ガイド梁44の上方部位に移動し、緊張状態
において保持される。このようにして一対対の爪
部材で幹縄Rを把持しておき、この把持されてい
る間の幹縄Rにスナツプを装着する。なお、この
間も幹縄Rは船の進行速度以上の速度で連続的に
繰出されている。
ところで、縄取りハンド3の第1図における実
線位置から鎖線位置への移動の際に回転シリンダ
34に流体圧を供給してラツク36を回転シリン
ダ34内で移動せしめ、ピニオン33の回転によ
り縄取りハンド3を180度旋回させておけば、縄
取りハンド3に捕捉されている幹縄Rが逆向きに
なる。
線位置から鎖線位置への移動の際に回転シリンダ
34に流体圧を供給してラツク36を回転シリン
ダ34内で移動せしめ、ピニオン33の回転によ
り縄取りハンド3を180度旋回させておけば、縄
取りハンド3に捕捉されている幹縄Rが逆向きに
なる。
したがつて、第1図に鎖線で示す幹縄Rの緊張
状態において図示しないスナツプ装着装置により
幹縄Rにスナツプ(図示せず)を装着する場合、
縄取りハンド3を180度旋回したときとしないと
きでは幹縄Rに対するスナツプの向きが逆にな
り、いわゆる下掛け、上掛けのいずれをも選択的
に行なうことができる。
状態において図示しないスナツプ装着装置により
幹縄Rにスナツプ(図示せず)を装着する場合、
縄取りハンド3を180度旋回したときとしないと
きでは幹縄Rに対するスナツプの向きが逆にな
り、いわゆる下掛け、上掛けのいずれをも選択的
に行なうことができる。
上述したスナツプの装着作業について、第6A
図〜第6E図を用いて説明する。
図〜第6E図を用いて説明する。
まず幹縄Rが船Sの進行方向に一致して海中に
投入されている場合(第6A図)、幹縄Rの途中
2個所を2つの縄取りハンド3で捕捉し、この2
つの縄取りハンド3間の幹縄Rにスナツプを矢印
A方向に装着する。この装着を例えば下掛けとす
る。
投入されている場合(第6A図)、幹縄Rの途中
2個所を2つの縄取りハンド3で捕捉し、この2
つの縄取りハンド3間の幹縄Rにスナツプを矢印
A方向に装着する。この装着を例えば下掛けとす
る。
第6B図、第6C図および第6D図は、縄取り
ハンド3を用いて幹縄Rが、45゜,90゜および135゜
と順次旋回させられている状態を示している。
ハンド3を用いて幹縄Rが、45゜,90゜および135゜
と順次旋回させられている状態を示している。
第6E図は、幹縄Rが180゜旋回させられた状態
であり、この状態で2つの縄とりハンド3の間
に、第6A図と同様にスナツプを矢印A方向に装
着する。この場合にも、スナツプは第6A図と同
様、すなわち下掛けで装着される。
であり、この状態で2つの縄とりハンド3の間
に、第6A図と同様にスナツプを矢印A方向に装
着する。この場合にも、スナツプは第6A図と同
様、すなわち下掛けで装着される。
しなしながら、この幹縄Rは180゜旋回させられ
ているので、スナツプを装着後、2つの縄取りハ
ンド3のクランプ状態を開放すると、幹縄Rは第
6A図に示すような状態に復帰する。そして同時
にスナツプの装着状態も180゜旋回させられて上掛
けの状態となる。
ているので、スナツプを装着後、2つの縄取りハ
ンド3のクランプ状態を開放すると、幹縄Rは第
6A図に示すような状態に復帰する。そして同時
にスナツプの装着状態も180゜旋回させられて上掛
けの状態となる。
このようにしてスナツプ装着装置により幹縄R
にスナツプを装着したら、開閉シリンダ15に流
体圧を供給して縄取りハンド3を開いて幹縄Rを
開放する。スナツプの装着された幹縄Rは船から
海中へ投入される。その後、移動シリンダ5に流
体圧を供給して縄取りハンド3を第1図の実線位
置まで移動し、その際、昇降シリンダ7にも流体
圧を供給して縄取りハンド3を下降せしめる。こ
れで、1回のサイクルが終了する。なお、縄取り
ハンド3を旋回した場合は、縄取りハンド3を実
線位置まで戻す際に回転シリンダ34に流体圧を
供給して縄取りハンド3を逆方向に180度旋回し
て戻しておく。
にスナツプを装着したら、開閉シリンダ15に流
体圧を供給して縄取りハンド3を開いて幹縄Rを
開放する。スナツプの装着された幹縄Rは船から
海中へ投入される。その後、移動シリンダ5に流
体圧を供給して縄取りハンド3を第1図の実線位
置まで移動し、その際、昇降シリンダ7にも流体
圧を供給して縄取りハンド3を下降せしめる。こ
れで、1回のサイクルが終了する。なお、縄取り
ハンド3を旋回した場合は、縄取りハンド3を実
線位置まで戻す際に回転シリンダ34に流体圧を
供給して縄取りハンド3を逆方向に180度旋回し
て戻しておく。
このように、本実施例によれば、縄取りハンド
3を選択的に180度旋回できるので、下掛け、上
掛けのいずれをも行なうことができ、したがつ
て、漁業条件にマツチした揚縄を行なうことがで
きる。
3を選択的に180度旋回できるので、下掛け、上
掛けのいずれをも行なうことができ、したがつ
て、漁業条件にマツチした揚縄を行なうことがで
きる。
以上説明したように、本考案に係る縄取り装置
は、幹縄の走行位置に臨み、幹縄を把持して側方
に移動せしめて緊張させる縄取りハンドと、この
縄取りハンドをその移動の際にスナツプの上掛け
または下掛けに応じて選択的に旋回させる旋回装
置とを有しているので、装着ハンドによる幹縄へ
のスナツプの装着をいずれの方向からでもなし得
るように幹縄を保持することができ、したがつ
て、漁業条件にマツチした揚縄を行なえ漁業効率
を高めることができる。
は、幹縄の走行位置に臨み、幹縄を把持して側方
に移動せしめて緊張させる縄取りハンドと、この
縄取りハンドをその移動の際にスナツプの上掛け
または下掛けに応じて選択的に旋回させる旋回装
置とを有しているので、装着ハンドによる幹縄へ
のスナツプの装着をいずれの方向からでもなし得
るように幹縄を保持することができ、したがつ
て、漁業条件にマツチした揚縄を行なえ漁業効率
を高めることができる。
第1図は本考案に係る縄取り装置の実施例を示
す正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第
1図の要部の拡大断面図、第4図は第1図の−
線による拡大断面図、第5図は第3図の平面
図、第6A図〜第6E図はスナツプの装着作業を
説明する説明図である。 1……縄取り装置、3……縄取りハンド、5…
…移動シリンダ、7……昇降シリンダ、9……旋
回シリンダケース、12……シリンダチユーブ、
15……開閉シリンダ、31A,31B,32
A,32B……爪部材、33……ピニオン、34
……回転シリンダ、35……シリンダブロツク、
36……ラツク、37……プランジヤ、44……
ガイド梁、R……幹縄。
す正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は第
1図の要部の拡大断面図、第4図は第1図の−
線による拡大断面図、第5図は第3図の平面
図、第6A図〜第6E図はスナツプの装着作業を
説明する説明図である。 1……縄取り装置、3……縄取りハンド、5…
…移動シリンダ、7……昇降シリンダ、9……旋
回シリンダケース、12……シリンダチユーブ、
15……開閉シリンダ、31A,31B,32
A,32B……爪部材、33……ピニオン、34
……回転シリンダ、35……シリンダブロツク、
36……ラツク、37……プランジヤ、44……
ガイド梁、R……幹縄。
Claims (1)
- 幹縄の走行位置に臨み、幹縄を把持して側方に
移動せしめて緊張させる縄取りハンドと、この縄
取りハンドをその移動の際にスナツプの上掛けま
たは下掛けに応じて選択的に旋回させる旋回装置
とを有することを特徴とする縄取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15361684U JPH0226302Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15361684U JPH0226302Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169967U JPS6169967U (ja) | 1986-05-13 |
JPH0226302Y2 true JPH0226302Y2 (ja) | 1990-07-18 |
Family
ID=30711628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15361684U Expired JPH0226302Y2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0226302Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-11 JP JP15361684U patent/JPH0226302Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6169967U (ja) | 1986-05-13 |
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