JPH0141842Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0141842Y2 JPH0141842Y2 JP19946883U JP19946883U JPH0141842Y2 JP H0141842 Y2 JPH0141842 Y2 JP H0141842Y2 JP 19946883 U JP19946883 U JP 19946883U JP 19946883 U JP19946883 U JP 19946883U JP H0141842 Y2 JPH0141842 Y2 JP H0141842Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stub
- turbine rotor
- rotor blade
- turbine
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 2
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はタービン動翼、特にスタブを備えたタ
ービン動翼の改良に関する。
ービン動翼の改良に関する。
従来、例えば第1図及び第2図に示すように、
タービン動翼01の各腹面及び背面の中央部に蒸
気の流れ方向に延びるとともにロータの円周方向
に突出する断面ほぼ楕円形の形状をなしたスタブ
02,02が隣り合せて互いに溶接されている。
なお03は動翼01の翼根部である。
タービン動翼01の各腹面及び背面の中央部に蒸
気の流れ方向に延びるとともにロータの円周方向
に突出する断面ほぼ楕円形の形状をなしたスタブ
02,02が隣り合せて互いに溶接されている。
なお03は動翼01の翼根部である。
そして、タービンのロータが回転し、タービン
動翼01に遠心力が作用すると、タービン動翼0
1は矢印のように半径方向に捩られた捩りが戻り
変形し、隣接するタービン動翼01の対向するス
タブ02,02間で、タービン動翼01の振動が
付加されると衝突及び摩擦運動を生じタービン動
翼の振動を吸収するので、スタブ02はタービン
動翼01の振動強度を増すために装着される。
動翼01に遠心力が作用すると、タービン動翼0
1は矢印のように半径方向に捩られた捩りが戻り
変形し、隣接するタービン動翼01の対向するス
タブ02,02間で、タービン動翼01の振動が
付加されると衝突及び摩擦運動を生じタービン動
翼の振動を吸収するので、スタブ02はタービン
動翼01の振動強度を増すために装着される。
ところで、タービン回転時のスタブ02自体の
遠心力による破断を防止するために、スタブ02
は薄くすることができず、従つて、頑丈な構造と
ならざるをえない。
遠心力による破断を防止するために、スタブ02
は薄くすることができず、従つて、頑丈な構造と
ならざるをえない。
そのために、スタブ02の遠心力を支えるター
ビン動翼01も頑丈となり、タービン全体の重量
を増し、コスト高となる。
ビン動翼01も頑丈となり、タービン全体の重量
を増し、コスト高となる。
更に、スタブ02が頑丈になれば、蒸気の流れ
を乱し、タービンの性能も悪くなる原因となる
等、従来のスタブを備えたタービン動翼には種々
の欠点があつた。
を乱し、タービンの性能も悪くなる原因となる
等、従来のスタブを備えたタービン動翼には種々
の欠点があつた。
本考案は、上記のような事情に鑑みて提案され
たもので、スタブを薄くしてスタブの遠心力を支
えるタービン動翼も肉薄にしても強度的に十分信
頼でき、タービン性能を向上できるスタブを備え
たタービン動翼を提供することを目的とするもの
で、タービン動翼の各腹面及び背面の中央部に、
作動流体の流れ方向に延びるとともに、ロータの
円周方向に突出するスタブを一体に形成してなる
タービン動翼において、前記スタブの断面形状を
翼根部に対して逆さ翼形としたことを特徴とす
る。
たもので、スタブを薄くしてスタブの遠心力を支
えるタービン動翼も肉薄にしても強度的に十分信
頼でき、タービン性能を向上できるスタブを備え
たタービン動翼を提供することを目的とするもの
で、タービン動翼の各腹面及び背面の中央部に、
作動流体の流れ方向に延びるとともに、ロータの
円周方向に突出するスタブを一体に形成してなる
タービン動翼において、前記スタブの断面形状を
翼根部に対して逆さ翼形としたことを特徴とす
る。
以下、本考案を蒸気タービンに適用した一実施
例を図面について説明する。第3図はタービン動
翼の平面図、第4図はその側面図である。
例を図面について説明する。第3図はタービン動
翼の平面図、第4図はその側面図である。
上図において、1はタービンロータの半径方向
に植設されたタービン動翼、2,2はそれぞれタ
ービン動翼1の腹面及び背面の中央部に蒸気の流
れの方向に延びるとともに、ロータの円周方向に
突出し、断面形状を翼根部3に対して逆さ翼形と
したスタブでタービン動翼1に一体に形成するよ
うに溶接されている。
に植設されたタービン動翼、2,2はそれぞれタ
ービン動翼1の腹面及び背面の中央部に蒸気の流
れの方向に延びるとともに、ロータの円周方向に
突出し、断面形状を翼根部3に対して逆さ翼形と
したスタブでタービン動翼1に一体に形成するよ
うに溶接されている。
そして、スタブの断面形状を翼形にすれば、タ
ービン運転時の蒸気の流れによりスタブに揚力が
作用する。
ービン運転時の蒸気の流れによりスタブに揚力が
作用する。
ところで、第4図に示すように、スタブ2の断
面形状を逆さ翼形にすれば、揚力はタービン動翼
1の回転中心方向に作用する。つまり、遠心力の
作用する方向と逆向きになるので、スタブ2に働
く力を小さくできる。
面形状を逆さ翼形にすれば、揚力はタービン動翼
1の回転中心方向に作用する。つまり、遠心力の
作用する方向と逆向きになるので、スタブ2に働
く力を小さくできる。
従つて、スタブ02を薄くすることができ、ス
タブ2の遠心力を支えるタービン動翼1も薄肉に
できるので、タービン全体の重量が減少し、コス
トを低減することができる。また、タービン動翼
1を薄肉にすることができるので、タービン性能
も向上することができる。
タブ2の遠心力を支えるタービン動翼1も薄肉に
できるので、タービン全体の重量が減少し、コス
トを低減することができる。また、タービン動翼
1を薄肉にすることができるので、タービン性能
も向上することができる。
更に、スタブ2が薄い翼形となれば、スタブ2
の囲りの蒸気の流れがスムーズとなり、タービン
性能をよくすることができるのである。
の囲りの蒸気の流れがスムーズとなり、タービン
性能をよくすることができるのである。
上記実施例は蒸気タービンについて述べたが、
本考案は蒸気タービンのほか、ガスタービン、コ
ンプレツサ等のタービン翼にも広く適用できるこ
とは勿論である。
本考案は蒸気タービンのほか、ガスタービン、コ
ンプレツサ等のタービン翼にも広く適用できるこ
とは勿論である。
第1図は従来のタービン動翼の平面図、第2図
は従来のタービン動翼の側面図、第3図は、本考
案を蒸気タービンに適用した実施例を示す動翼の
平面図、第4図は本考案のタービン動翼の側面図
である。 01,1……タービン動翼、02,2……スタ
ブ、03,3……翼根部。
は従来のタービン動翼の側面図、第3図は、本考
案を蒸気タービンに適用した実施例を示す動翼の
平面図、第4図は本考案のタービン動翼の側面図
である。 01,1……タービン動翼、02,2……スタ
ブ、03,3……翼根部。
Claims (1)
- タービン動翼の各腹面及び背面の中央部に、作
動流体の流れ方向に延びるとともに、ロータの円
周方向に突出するスタブを一体に形成してなるタ
ービン動翼において、前記スタブの断面形状を翼
根部に対して逆さ翼形としたことを特徴とするタ
ービン動翼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19946883U JPS60110602U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | タ−ビン動翼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19946883U JPS60110602U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | タ−ビン動翼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60110602U JPS60110602U (ja) | 1985-07-26 |
JPH0141842Y2 true JPH0141842Y2 (ja) | 1989-12-08 |
Family
ID=30759419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19946883U Granted JPS60110602U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | タ−ビン動翼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60110602U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8075272B2 (en) * | 2008-10-14 | 2011-12-13 | General Electric Company | Steam turbine rotating blade for a low pressure section of a steam turbine engine |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP19946883U patent/JPS60110602U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60110602U (ja) | 1985-07-26 |
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