JPH0141449Y2 - - Google Patents

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JPH0141449Y2
JPH0141449Y2 JP1984130778U JP13077884U JPH0141449Y2 JP H0141449 Y2 JPH0141449 Y2 JP H0141449Y2 JP 1984130778 U JP1984130778 U JP 1984130778U JP 13077884 U JP13077884 U JP 13077884U JP H0141449 Y2 JPH0141449 Y2 JP H0141449Y2
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JP
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organic solvent
intake chamber
intake
cooler
filter
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JP1984130778U
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JPS6148003U (ja
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、蒸発した有機溶剤を回収する有機溶
剤回収装置に関する。
〈従来の技術〉 各種の工業製品等を脱脂洗浄する場合、洗浄槽
内にトリクロールエチレン等の塩素系有機溶剤や
フロン等のフツソ系有機溶剤を入れ、この洗浄槽
内を加熱すると共に工業製品をこの中に浸漬させ
て洗浄する洗浄装置が一般に使用されている。こ
の種の洗浄に使用される有機溶剤は比較的高価で
あると共に有害なため、加熱によつて蒸発する溶
剤の蒸気を散逸させないように、洗浄槽の上部周
囲に冷却コイルを設けて蒸発した有機溶剤を回収
したり、エアーカーテンを洗浄槽の開口部に設け
て蒸気の散逸を防止するようにしている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、冷却コイルにより有機溶剤の蒸
気を液化して回収する装置では、洗浄槽の冷却コ
イル付近の蒸気のみが回収され、中央付近の蒸気
は回収できずに散逸してしまう問題があつた。ま
た、エアーカーテンを洗浄槽の開口部に設けた装
置では、エアーカーテンの吸引部が有機溶剤の蒸
気を吸引し、この蒸気が外部へ放出されたり、エ
アーカーテン装置の内部で液化して回収できなく
なる問題があつた。
〈問題を解決するための手段〉 本考案は、上記の点にかんがみなされたもの
で、有機溶剤の蒸気を洗浄槽から外部へ散逸させ
ないようにすると共に、その蒸気を液化して回収
し、有機溶剤を経済的に使用することができる有
機溶剤回収装置を提供するものである。このため
に、本考案の有機溶剤回収装置は、ブロワを設置
した吸気装置の吸気室に、有機溶剤を含む気体を
吸入する吸気口を設け、吸気室に冷却器を設ける
と共に、この冷却器とブロワの間の吸気室内に、
山形谷形の金属片により多数の屈曲した空気通路
を形成した金属片フイルタと、金網を重ねて形成
した金網フイルタを配設し、滴下した有機溶剤を
吸気室底部に設けた溶剤溜めに溜めて回収するよ
うに構成した。
〈作用〉 これにより、吸気装置に吸引された有機溶剤の
蒸気は、冷却器を通ることにより冷却・液化さ
れ、さらに、金属片フイルタに入るが、金属フイ
ルタ内の屈曲した空気通路により空気流が圧縮と
膨張を繰り返し、これによつて溶剤の液化が促進
されフイルタに捕捉される。また、冷却器を通過
した空気により金属片フイルタも冷却されている
ため、金属片フイルタ内に入つた有機溶剤が冷却
されて液化され、吸気室内の底部に滴下して回収
される。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図は有機溶剤を回収する回収装置の断面図を示
し、1はトンネル状に形成された吸気室で、吸気
室1内左端にはブロワ2が設置され、吸気室1の
右端には吸気口3が設けられる。ブロワ2は、モ
ータ4により回転駆動され、吸気口3から吸引し
た空気をブロワ2の吐出口5から送出する構造で
ある。吸気室1内の吸気口3側には冷媒パイプと
フインを具えた冷却器6が設置され、吸気口3か
ら吸引された空気を冷却する。冷却器6の冷媒パ
イプは冷媒供給器7に接続され、冷却水やフロン
ガス等の冷媒が供給される。冷却器6とブロワ2
の間の吸気室1内には金属片フイルタ8と金網フ
イルタ9が設置される。金属片フイルタ8は、多
数の山形や谷形を形成した金属片により多数の屈
曲した空気流路を形成するように作られ、屈曲し
た空気流路を空気が通過することによりその中で
空気が圧縮・膨張され、これによつて有機溶剤の
蒸気が液化されて下方に滴下する。金網フイルタ
9は細いメツシユの金網を多数重ねて形成される
フイルタで、空気中の有機溶剤の蒸気がこのフイ
ルタに捕捉される。吸気室1の底部には溶剤溜め
が形成され、冷却器6、金属片フイルタ8、金網
フイルタ9から滴下した溶剤はここに溜められ、
下方の弁付アウトレツトから回収される。
次に、上記構成の有機溶剤回収装置の動作を説
明する。
有機溶剤回収装置の吸気口3は、有機溶剤の蒸
気がただよう雰囲気中、例えば、有機溶剤を使用
する洗浄装置内等に接続され、ブロワ2がモータ
4により駆動され、有機溶剤の蒸気を含む空気が
吸気口3から吸気室1内に吸引される。有機溶剤
の蒸気は先ず冷却器6の表面に触れて冷却・液化
され、下方に滴下する。さらに、送気中に含まれ
る溶剤の蒸気は、金属片フイルタ8を通ることに
より、屈曲した通路を通つて圧縮膨張され、金属
片の表面に接触して冷却され、液化した溶剤は下
方に滴下する。この時、冷却器6を通つて冷却さ
れた空気が金属片フイルタ8を冷却するため、金
属片フイルタ8での溶剤の液化は高い効率で行な
われ、金網フイルタ9においても同様な溶剤の液
化が行なわれる。このように、吸気室1内の底部
に滴下した溶剤は溶剤溜めに溜まつて回収され、
再び洗浄等に使用されることになる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案の有機溶剤回収装
置では、吸気室に吸引した有機溶剤の蒸気を冷却
器により冷却・液化し、、さらに、金属片フイル
タ内の屈曲した通路を通過させることにより、空
気流に圧縮と膨張を繰り返させ、また、金網フイ
ルタを通過させることによつて、あわせて3段階
の液化回収が行われ、有機溶剤の蒸気を高い効率
で回収することができる。また、冷却器を通つた
空気により金属片フイルタと金網フイルタ自体が
冷却されるため、これによつても有機溶剤の蒸気
の冷却・液化を促進させることができ、吸気中に
含まれるほとんどの有機溶剤の蒸気を回収するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示す有機溶剤回収装置の
断面図である。 1……吸気室、2……ブロワ、3……吸気口、
6……冷却器、8……金属片フイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブロワを設置した吸気装置の吸気室に有機溶剤
    を含む気体を吸入する吸気口を設け、前記吸気室
    には冷却器を設けると共に、該冷却器と該ブロワ
    の間の吸気室内に、山形谷形の多数の金属片によ
    り屈曲した多数の空気通路を有する金属片フイル
    タと金網を重ねて形成した金網フイルタが配設さ
    れ、該吸気室の底部に滴下した溶剤を溜める溶剤
    溜めを設けたことを特徴とする有機溶剤回収装
    置。
JP13077884U 1984-08-29 1984-08-29 有機溶剤回収装置 Granted JPS6148003U (ja)

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JPS6148003U JPS6148003U (ja) 1986-03-31
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