JPH0141419B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0141419B2 JPH0141419B2 JP18002383A JP18002383A JPH0141419B2 JP H0141419 B2 JPH0141419 B2 JP H0141419B2 JP 18002383 A JP18002383 A JP 18002383A JP 18002383 A JP18002383 A JP 18002383A JP H0141419 B2 JPH0141419 B2 JP H0141419B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- serration
- tooth group
- thread
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 135
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 230000035936 sexual power Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21H—MAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
- B21H3/00—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape
- B21H3/02—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape external screw-threads ; Making dies for thread rolling
- B21H3/022—Making helical bodies or bodies having parts of helical shape external screw-threads ; Making dies for thread rolling combined with rolling splines, ribs, grooves or the like, e.g. using compound dies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は軸部材に転がり径の異るセレーシヨン
とネジとを同時に転造する方法およびその工具に
関する。
とネジとを同時に転造する方法およびその工具に
関する。
（従来技術）
転がり径の異るセレーシヨンとネジとを有する
軸部材としては、例えば、自動車のステアリング
シヤフトがある。このものは、第１図に符号１で
示すように、一端部に大径のセレーシヨン部２と
小径のネジ部３とを連続に有しており、内径セレ
ーシヨンを有するハンドル４が回転位相を決めて
前記セレーシヨン部２に嵌合され、さらにこのハ
ンドルが前記ネジ部３に螺合したボルト５により
ステアリングシヤフト１に対して固定されるよう
になつている。
軸部材としては、例えば、自動車のステアリング
シヤフトがある。このものは、第１図に符号１で
示すように、一端部に大径のセレーシヨン部２と
小径のネジ部３とを連続に有しており、内径セレ
ーシヨンを有するハンドル４が回転位相を決めて
前記セレーシヨン部２に嵌合され、さらにこのハ
ンドルが前記ネジ部３に螺合したボルト５により
ステアリングシヤフト１に対して固定されるよう
になつている。
ところで、上記したごとき転がり径の異るセレ
ーシヨンとネジとを転造により成形するには、従
来一般には、セレーシヨンとネジとを別々に転造
するようにしていた。しかしながら、この場合
は、セレーシヨン転造用の転造盤とネジ転造用の
転造盤とを個別に設置しなればならず、設備の投
資費用の増大を来たすこととなつていた。
ーシヨンとネジとを転造により成形するには、従
来一般には、セレーシヨンとネジとを別々に転造
するようにしていた。しかしながら、この場合
は、セレーシヨン転造用の転造盤とネジ転造用の
転造盤とを個別に設置しなればならず、設備の投
資費用の増大を来たすこととなつていた。
そこで最近、第２図に示すように、セレーシヨ
ン転造工具６とネジ転造工具７とを横方向へ位置
を違えて直線状に配列し、これらを両センタ８，
８で支持された軸部材９に対してＡ，A′矢印の
ように相対前進させて転造する方法が確立され、
広く普及しつゝある。この方法によれば、転造盤
は１つで足りるので設備費用の負担が軽減される
ようになり、しかも１行程でセレーシヨンとネジ
とを転造できるので生産性も向上するようにな
る。
ン転造工具６とネジ転造工具７とを横方向へ位置
を違えて直線状に配列し、これらを両センタ８，
８で支持された軸部材９に対してＡ，A′矢印の
ように相対前進させて転造する方法が確立され、
広く普及しつゝある。この方法によれば、転造盤
は１つで足りるので設備費用の負担が軽減される
ようになり、しかも１行程でセレーシヨンとネジ
とを転造できるので生産性も向上するようにな
る。
（発明が解決しようとする問題点）
しかしながら、上記新たな転造方法によれば、
１行程でセレーシヨンとネジとを転造するとはい
え、セレーシヨン転造とネジ転造とは別々のタイ
ミングで行われており、その分、転造時間が延び
て期待するほど生産性が上がらないという問題が
あつた。またセレーシヨン転造工具６とネジ転造
工具７とを直線状に配列しているため、転造盤が
大型化し、設置スペースの拡大を招くという問題
もあつた。
１行程でセレーシヨンとネジとを転造するとはい
え、セレーシヨン転造とネジ転造とは別々のタイ
ミングで行われており、その分、転造時間が延び
て期待するほど生産性が上がらないという問題が
あつた。またセレーシヨン転造工具６とネジ転造
工具７とを直線状に配列しているため、転造盤が
大型化し、設置スペースの拡大を招くという問題
もあつた。
なお、上記問題の対策として、セレーシヨン転
造工具６とネジ転造工具７とを並列に配置してセ
レーシヨンとネジとを同時転造しようとする考え
方もある。しかしながら、この場合、最初に割り
付けられたセレーシヨンまたはネジを作用起点
（拘束駆動源）として軸部材が強制的に回転され
るため、転造中、他方の成形部に余分な軸力が発
生し、軸方向へ材料が移動する、いわゆる歩み現
象が起こるようになる。そして、この歩み現象に
より、例えばセレーシヨンの転がり径で回転駆動
された場合は所望のネジリード角α（第２図）が
得られず、一方ネジの転がり径で回転駆動された
場合はセレーシヨンに欠歯や多歯が生じることと
なり、到底実用化は不可能であつた。
造工具６とネジ転造工具７とを並列に配置してセ
レーシヨンとネジとを同時転造しようとする考え
方もある。しかしながら、この場合、最初に割り
付けられたセレーシヨンまたはネジを作用起点
（拘束駆動源）として軸部材が強制的に回転され
るため、転造中、他方の成形部に余分な軸力が発
生し、軸方向へ材料が移動する、いわゆる歩み現
象が起こるようになる。そして、この歩み現象に
より、例えばセレーシヨンの転がり径で回転駆動
された場合は所望のネジリード角α（第２図）が
得られず、一方ネジの転がり径で回転駆動された
場合はセレーシヨンに欠歯や多歯が生じることと
なり、到底実用化は不可能であつた。
（発明の目的）
本発明は、上記従来の問題点に鑑みれなされた
もので、転がり径の異るセレーシヨンとネジとの
同時転造を可能とし、もつて生産性の向上と転造
盤の小型化に寄与することができる転造方法およ
び転造工具を提供することを目的とする。
もので、転がり径の異るセレーシヨンとネジとの
同時転造を可能とし、もつて生産性の向上と転造
盤の小型化に寄与することができる転造方法およ
び転造工具を提供することを目的とする。
（目的を達成するための手段）
そして、上記目的は、予めネジ転造工具の歯群
をセレーシヨンの転がり径の円周長さにネジピツ
チを対応させて設定したリード角で割り付けてお
き、セレーシヨン転造工具とネジ転造工具とを並
列に一体的に配置して、始めセレーシヨンの転造
を開始し、その喰付歯群での転造の途中からネジ
の転造を開始し、仕上歯群によるセレーシヨンの
転造の後半において仕上歯群によるネジの転造を
終了させるようにした転造方法およびその転造工
具によつて達成される。
をセレーシヨンの転がり径の円周長さにネジピツ
チを対応させて設定したリード角で割り付けてお
き、セレーシヨン転造工具とネジ転造工具とを並
列に一体的に配置して、始めセレーシヨンの転造
を開始し、その喰付歯群での転造の途中からネジ
の転造を開始し、仕上歯群によるセレーシヨンの
転造の後半において仕上歯群によるネジの転造を
終了させるようにした転造方法およびその転造工
具によつて達成される。
（作用）
上記のように構成したことにより、軸部材はセ
レーシヨンの転がり径で強制的に回転され、ネジ
成形部に軸力が発生して材料の歩みが起こる。し
かして、前記歩み量は、ネジ転造工具のリード角
が軸部材のセレーシヨン成形部の転がり円にネジ
ピツチを対応させて設定されているため、セレー
シヨンの転がり径とネジの転がり径との差に応じ
た所定の値となり、ネジの転造終了時点において
所望のリード角が得られるようになる。
レーシヨンの転がり径で強制的に回転され、ネジ
成形部に軸力が発生して材料の歩みが起こる。し
かして、前記歩み量は、ネジ転造工具のリード角
が軸部材のセレーシヨン成形部の転がり円にネジ
ピツチを対応させて設定されているため、セレー
シヨンの転がり径とネジの転がり径との差に応じ
た所定の値となり、ネジの転造終了時点において
所望のリード角が得られるようになる。
（実施例）
以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
説明する。
第３図と第４図は本発明にかゝる転造工具を示
したものである。これらの図において１１はセレ
ーシヨン転造工具、１２はネジ転造工具で、両者
は並列に配置され、転造盤（図示略）に一体的に
組み込まれている。セレーシヨン転造工具１１お
よびネジ転造工具１２は、それぞれ喰付歯群１１
ａ，１２ａ、仕上歯群１１ｂ，１２ｂおよび逃げ
歯群１１ｃ，１２ｃから成つており、これらを後
述する所定の配置関係で位置決めしている。すな
わち、ネジ転造工具１２は、その喰付歯群１２ａ
の始端１２a′をセレーシヨン転造工具１１の喰付
歯群１１ａの中間部に位置決めすると共に、その
仕上歯群１２ｂの終端１２b′をセレーシヨン転造
工具１１の仕上歯群１１ｂの終端より所定距離Ｌ
だけ手前に位置決めしている。
したものである。これらの図において１１はセレ
ーシヨン転造工具、１２はネジ転造工具で、両者
は並列に配置され、転造盤（図示略）に一体的に
組み込まれている。セレーシヨン転造工具１１お
よびネジ転造工具１２は、それぞれ喰付歯群１１
ａ，１２ａ、仕上歯群１１ｂ，１２ｂおよび逃げ
歯群１１ｃ，１２ｃから成つており、これらを後
述する所定の配置関係で位置決めしている。すな
わち、ネジ転造工具１２は、その喰付歯群１２ａ
の始端１２a′をセレーシヨン転造工具１１の喰付
歯群１１ａの中間部に位置決めすると共に、その
仕上歯群１２ｂの終端１２b′をセレーシヨン転造
工具１１の仕上歯群１１ｂの終端より所定距離Ｌ
だけ手前に位置決めしている。
また、ネジ転造工具１２の歯群は、セレーシヨ
ンの転がり径に合せて設定したリード角βで割り
付けられている。すなわち、そのリード角βは、
第５図に示すように、セレーシヨンの転がり径
D1の円周長さπD1とネジピツチＰとの関係から決
定されている。因みに従来のネジ転造工具（第２
図に符号７で示す）の歯群は、ネジの転がり径
D2の円周長さπD2とネジピツチＰとの関係から決
定された、ネジ諸元としてのリード角αで割り付
けられていた。なお、前記したネジ転造工具１２
のセレーシヨン転造工具１１に対する位置決め寸
法Ｌ（第４図）は、セレーシヨンの転がり径D1の
1.5倍に設定されている。
ンの転がり径に合せて設定したリード角βで割り
付けられている。すなわち、そのリード角βは、
第５図に示すように、セレーシヨンの転がり径
D1の円周長さπD1とネジピツチＰとの関係から決
定されている。因みに従来のネジ転造工具（第２
図に符号７で示す）の歯群は、ネジの転がり径
D2の円周長さπD2とネジピツチＰとの関係から決
定された、ネジ諸元としてのリード角αで割り付
けられていた。なお、前記したネジ転造工具１２
のセレーシヨン転造工具１１に対する位置決め寸
法Ｌ（第４図）は、セレーシヨンの転がり径D1の
1.5倍に設定されている。
かゝる構成の転造工具は、第６図に示すよう
に、転造盤（図示略）に左右一対に配置される。
そしていま、従来と同様に、両センタ８で支持し
た軸部材９に対して、転造工具をＡ，A′矢印の
ように相対前進させると、先ずセレーシヨン転造
工具１１の喰付歯群１１ａが軸部材９に食い付い
てセレーシヨンの転造が開始され、このセレーシ
ヨンの食い付き転造が適宜進行したところで、ネ
ジ転造工具１２の喰付歯群１２ａが食い付き、ネ
ジの転造が開始される。この時、軸部材９は、す
でに割り付けられたセレーシヨンの転がり径で強
制的に回転されている。その後、軸部材９にセレ
ーシヨン転造工具１１の仕上歯群１１ｂが乗り移
つてセレーシヨンの仕上転造が進行し、この間、
ネジ転造工具１２の仕上歯群１２ｂも軸部材９に
乗り移り、第７図に示すように、両転造工具１
１，１２の仕上歯群１１ｂ，１２ｂによる仕上転
造が同時に実行される。ネジの仕上転造は、セレ
ーシヨン転造工具１１の仕上歯群１１ｂによる転
造が進行している後半に完了し、その後、ネジ転
造工具１２は逃げ歯群１２ｃを作用させて軸部材
９から離間し、一方、セレーシヨン転造工具１１
は、ネジ転造工具１２が軸部材９から離間した
後、さらに逃げ歯群１１ｃを作用させて軸部材９
から離間し、これにてセレーシヨンとネジとの同
時転造が終了する。
に、転造盤（図示略）に左右一対に配置される。
そしていま、従来と同様に、両センタ８で支持し
た軸部材９に対して、転造工具をＡ，A′矢印の
ように相対前進させると、先ずセレーシヨン転造
工具１１の喰付歯群１１ａが軸部材９に食い付い
てセレーシヨンの転造が開始され、このセレーシ
ヨンの食い付き転造が適宜進行したところで、ネ
ジ転造工具１２の喰付歯群１２ａが食い付き、ネ
ジの転造が開始される。この時、軸部材９は、す
でに割り付けられたセレーシヨンの転がり径で強
制的に回転されている。その後、軸部材９にセレ
ーシヨン転造工具１１の仕上歯群１１ｂが乗り移
つてセレーシヨンの仕上転造が進行し、この間、
ネジ転造工具１２の仕上歯群１２ｂも軸部材９に
乗り移り、第７図に示すように、両転造工具１
１，１２の仕上歯群１１ｂ，１２ｂによる仕上転
造が同時に実行される。ネジの仕上転造は、セレ
ーシヨン転造工具１１の仕上歯群１１ｂによる転
造が進行している後半に完了し、その後、ネジ転
造工具１２は逃げ歯群１２ｃを作用させて軸部材
９から離間し、一方、セレーシヨン転造工具１１
は、ネジ転造工具１２が軸部材９から離間した
後、さらに逃げ歯群１１ｃを作用させて軸部材９
から離間し、これにてセレーシヨンとネジとの同
時転造が終了する。
しかして、軸部材９は、上記したようにセレー
シヨンの転がり径で強制的に回転されており、こ
れによつてネジ成形部に軸力が発生して材料に歩
みが起こり、リード角がβからαに変化して、該
ネジ成形部には最終的にネジ諸元に合つたリード
角αを有するネジが割り付けられるようになる。
シヨンの転がり径で強制的に回転されており、こ
れによつてネジ成形部に軸力が発生して材料に歩
みが起こり、リード角がβからαに変化して、該
ネジ成形部には最終的にネジ諸元に合つたリード
角αを有するネジが割り付けられるようになる。
これを、第８図を参照してさらに詳しく説明す
ると、いまセレーシヨン転造工具１１が距離ｌだ
け移動したとすれば、軸部材９は、セレーシヨン
の転がり径で強制回転されているため、セレーシ
ヨン成形部上で前記距離ｌを転がり長さとする角
度θだけ回転する。一方ネジ転造工具１２は、セ
レーシヨン転造工具１１と一体に設けられている
ので、該セレーシヨン転造工具１１と同距離ｌだ
け移動する。このとき、ネジ成形部がネジ転造工
具１２の移動量ｌに相当する転がり長さだけ回転
すれば、そこにリード角βのネジが割り付けられ
る。しかしながら、該ネジ成形部は前記角度θと
同じ角度だけしか回転しないため、ネジ成形部の
実際の転がり長さはｍとなり、この距離ｍに対し
てネジ転造が実行されるようになる。この結果、
ネジ成形部に軸力が発生し、ネジ成形部の材料が
ネジ転造工具１２に対してすべりを生じて軸方向
へδだけ歩むようになり、実際に割り付けられる
ネジのリード角はαとなる。なお、この歩み量
は、軸部材９の一回転で見ると、前出第５図にお
いてＷとして表わされる。
ると、いまセレーシヨン転造工具１１が距離ｌだ
け移動したとすれば、軸部材９は、セレーシヨン
の転がり径で強制回転されているため、セレーシ
ヨン成形部上で前記距離ｌを転がり長さとする角
度θだけ回転する。一方ネジ転造工具１２は、セ
レーシヨン転造工具１１と一体に設けられている
ので、該セレーシヨン転造工具１１と同距離ｌだ
け移動する。このとき、ネジ成形部がネジ転造工
具１２の移動量ｌに相当する転がり長さだけ回転
すれば、そこにリード角βのネジが割り付けられ
る。しかしながら、該ネジ成形部は前記角度θと
同じ角度だけしか回転しないため、ネジ成形部の
実際の転がり長さはｍとなり、この距離ｍに対し
てネジ転造が実行されるようになる。この結果、
ネジ成形部に軸力が発生し、ネジ成形部の材料が
ネジ転造工具１２に対してすべりを生じて軸方向
へδだけ歩むようになり、実際に割り付けられる
ネジのリード角はαとなる。なお、この歩み量
は、軸部材９の一回転で見ると、前出第５図にお
いてＷとして表わされる。
このようにして、ネジのリード角αは保証され
て精度的に優れたネジを得ることができる。しか
もセレーシヨン転造の終了前にネジの転造を終え
るので、ネジ転造側からセレーシヨン転造側へ余
分な力が加わることがなくなり、得られるセレー
シヨンが傷付くこともなくなる。
て精度的に優れたネジを得ることができる。しか
もセレーシヨン転造の終了前にネジの転造を終え
るので、ネジ転造側からセレーシヨン転造側へ余
分な力が加わることがなくなり、得られるセレー
シヨンが傷付くこともなくなる。
なお、本発明は、最初に割り付けられたセレー
シヨンを拘束駆動源として軸部材を回転させるの
で、セレーシヨンの転造負荷に比してネジの転造
負荷が大きくなるような場合、例えばネジの転が
り径がセレーシヨンの転がり径に比してかなり大
きくなるか、ネジ成形部の幅がセレーシヨン成形
部の幅に比してかなり大きくなる場合には、本発
明は適用できないことはもちんである。
シヨンを拘束駆動源として軸部材を回転させるの
で、セレーシヨンの転造負荷に比してネジの転造
負荷が大きくなるような場合、例えばネジの転が
り径がセレーシヨンの転がり径に比してかなり大
きくなるか、ネジ成形部の幅がセレーシヨン成形
部の幅に比してかなり大きくなる場合には、本発
明は適用できないことはもちんである。
（発明の効果）
以上、詳細に説明したように、本発明にかゝる
転造方法によれば、相互に悪影響を与えることな
くセレーシヨンとネジとの同時転造をなし得るよ
うになり、生産性の向上に大きく寄与する。ま
た、本発明にかゝる転造工具によれば、セレーシ
ヨン転造工具とネジ転造工具とを並列に配置する
ことができ、転造盤の可及的小型化を達成でき
る。
転造方法によれば、相互に悪影響を与えることな
くセレーシヨンとネジとの同時転造をなし得るよ
うになり、生産性の向上に大きく寄与する。ま
た、本発明にかゝる転造工具によれば、セレーシ
ヨン転造工具とネジ転造工具とを並列に配置する
ことができ、転造盤の可及的小型化を達成でき
る。
第１図は転がり径の異るセレーシヨンとネジと
を有する軸部材の使用例を示す要部断面図、第２
図は従来の転造工具による転造態様を示す模式
図、第３図は本発明にかゝる転造工具の外観形状
を示す斜視図、第４図はその平面図、第５図はネ
ジ転造工具のリード角設定条件を示す説明図、第
６図と第７図は本転造工具による転造態様を示す
模式図、第８図は本発明の転造原理を示す説明図
である。 ９……軸部材、１１……セレーシヨン転造工
具、１２……ネジ転造工具、１１ａ，１２ａ……
喰付歯群、１１ｂ，１２ｂ……仕上歯群、１１
ｃ，１２ｃ……逃げ歯群、α……ネジ諸元のリー
ド角、β……設定リード角。
を有する軸部材の使用例を示す要部断面図、第２
図は従来の転造工具による転造態様を示す模式
図、第３図は本発明にかゝる転造工具の外観形状
を示す斜視図、第４図はその平面図、第５図はネ
ジ転造工具のリード角設定条件を示す説明図、第
６図と第７図は本転造工具による転造態様を示す
模式図、第８図は本発明の転造原理を示す説明図
である。 ９……軸部材、１１……セレーシヨン転造工
具、１２……ネジ転造工具、１１ａ，１２ａ……
喰付歯群、１１ｂ，１２ｂ……仕上歯群、１１
ｃ，１２ｃ……逃げ歯群、α……ネジ諸元のリー
ド角、β……設定リード角。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 喰付歯群、仕上歯群および逃げ歯群から成る
転造工具で軸部材に転がり径の異るセレーシヨン
とネジとを同時に転造する方法において、始めセ
レーシヨンの転造を開始し、その喰付歯群での転
造の途中から、セレーシヨンの転がり径の円周長
さにネジピツチを対応させて設定したリード角で
ネジの転造を開始し、仕上歯群によるセレーシヨ
ンの転造の後半において仕上歯群によるネジの転
造を終了させることを特徴とする転造方法。 ２ 並列に一体的に配置されたセレーシヨン転造
工具とネジ転造工具とから成り、それぞれは喰付
歯群、仕上歯群および逃げ歯群を有し、前記ネジ
転造工具の歯群はセレーシヨンの転がり径の円周
長さにネジピツチを対応させて設定したリード角
で割り付けられ、前記ネジ転造工具は、その喰付
歯群の始端を前記セレーシヨン転造工具の喰付歯
群の中間部に位置決めすると共に、その仕上歯群
の終端をセレーシヨン転造工具の仕上歯群の後半
部に位置決めしていることを特徴とする転造工
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18002383A JPS6072630A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 転造方法および転造工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18002383A JPS6072630A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 転造方法および転造工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6072630A JPS6072630A (ja) | 1985-04-24 |
| JPH0141419B2 true JPH0141419B2 (ja) | 1989-09-05 |
Family
ID=16076108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18002383A Granted JPS6072630A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 転造方法および転造工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6072630A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6349338A (ja) * | 1986-08-14 | 1988-03-02 | Otsupama Kogyo Kk | 草刈機等の回転軸の製造方法 |
| JPH0534827Y2 (ja) * | 1987-08-27 | 1993-09-03 | ||
| JP4804167B2 (ja) | 2006-02-20 | 2011-11-02 | トヨタ自動車株式会社 | 転造工具及びねじ又はウォームと少数歯スプラインとの同時転造方法 |
| JP4869735B2 (ja) * | 2006-02-23 | 2012-02-08 | 福田 昌子 | 非常用物資備蓄装置 |
| KR101539011B1 (ko) * | 2014-01-28 | 2015-07-24 | 주식회사 한도 | 차량조향용 샤프트 합치 전조장치 |
-
1983
- 1983-09-28 JP JP18002383A patent/JPS6072630A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6072630A (ja) | 1985-04-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20070293329A1 (en) | Method and tool set for producing a thread in at least two working steps | |
| US3205688A (en) | Metal spinning method | |
| JPH0141419B2 (ja) | ||
| JPWO2020031637A1 (ja) | ねじ軸およびその製造方法、並びに、ステアリングホイールの電動位置調節装置およびその製造方法 | |
| JPH0715723Y2 (ja) | 外径転圧仕上げ装置 | |
| WO2005097407A1 (de) | Verfahren und vorrichtung zum schleifen von gebauten nockenwellen mit hohen rundlaufgenauigkeiten | |
| US3729967A (en) | Apparatus and method of finishing gear teeth | |
| EP0509734B1 (en) | Method and apparatus forming a helical spline gear with a stopper on a rotary shaft | |
| US7458759B2 (en) | Threaded fastener with dual reinforcing leads for facilitating manufacture of the fastener, thread rolling die for forming the threaded fastener, and method of manufacturing the threaded fastener | |
| JPS60172415A (ja) | 工作物の歯側面研削装置 | |
| US4691551A (en) | Rolling method and rolling tools | |
| US4074598A (en) | Infeed device for a turning machine for finishing the peripheral surfaces of elongated workpieces of cylindrical cross-section | |
| JPH07251230A (ja) | ボールネジシャフトの製造方法及び製造装置 | |
| JP3168228B2 (ja) | 回転軸のストッパ付ヘリカルスプライン形成方法及びその転造工具 | |
| JP4514853B2 (ja) | 中空ボールネジの製造方法及び該方法で製造された中空ボールネジを装備したステアリング装置 | |
| JPH04187337A (ja) | ねじと歯車類似形状の同時転造方法及び転造工具 | |
| JPH06102235B2 (ja) | 異形ねじおよびその製造方法 | |
| JPH0270327A (ja) | 管材のスピニング加工方法 | |
| JPH03170223A (ja) | 主ロータ用グロボイドねじを製造する方法及び装置 | |
| JP2001225138A (ja) | 棒状ワークのねじ転造方法 | |
| JP3769062B2 (ja) | スピニングマシンによるバーリング加工方法及びその装置 | |
| JPH09264395A (ja) | ボールねじの予圧装置 | |
| JPH035246B2 (ja) | ||
| WO2004110669A1 (ja) | 螺旋体の転造加工方法とその転造用ダイス | |
| JPH0346209B2 (ja) |