JPH0141262Y2 - - Google Patents

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JPH0141262Y2
JPH0141262Y2 JP17789484U JP17789484U JPH0141262Y2 JP H0141262 Y2 JPH0141262 Y2 JP H0141262Y2 JP 17789484 U JP17789484 U JP 17789484U JP 17789484 U JP17789484 U JP 17789484U JP H0141262 Y2 JPH0141262 Y2 JP H0141262Y2
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JP
Japan
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piece
speaker box
wall surface
mounting
speaker
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JP17789484U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、スピーカを壁面等に取付ける支持
具、特にスピーカの取付角度を可変しうる支持具
の構造に関する。
(従来の技術) 従来、スピーカ箱の裏板のほぼ中央に取付具を
取付け、壁面に固定具をボルト等で固定し、取付
具と固定具とをこれらの結合位置関係が可変であ
り、かつ緊締自在にネジ止めすることよつて、ス
ピーカ設置後もスピーカの取付角度を調整しうる
ようにしたものがあつた(例えば、実公昭58−
22368号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、スピーカの角度を水平・垂直方向に
変えるためには壁面とスピーカ箱との間にスピー
カの大きさに応じた間隔が必要であり、この間隔
の長さとスピーカの重量とを掛け合わせた大きさ
の力が挺子の原理で増幅されて固定具を壁面に固
定しているボルトに対し、これを引抜く方向の力
となつて加わるため、特に何十Kgの可成り重いス
ピーカを支持した際、ボルトが抜け落ちたりボル
ト周囲の壁面が崩落したりすることがあるという
欠点があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案はこのような従来の欠点を解消するた
めに成されたもので、以下図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
スピーカ支持具は、壁面10に固定される第3
図に示した固定板11と、固定板11とスピーカ
箱12の底板13にまたがつて取付けられる、第
2図に示した取付板14とから主として構成され
る。第1図は固定板11と取付板14を使つてス
ピーカ箱12を壁面10に取付けた状態を示して
いる。固定板11は、第3図に示すように、円板
部16とこの周囲から等間隔で放射状に突き出た
複数個、例えば3個の突起片15をそなえてお
り、壁面10へ固定するためのネジ穴が円板部1
6に設けられている。突起片15は取付板14の
厚みにほぼ等しい段差を円板部16の裏面との間
に有するようL字形に折曲げられている。取付板
14は第2図に示すように、係合片17と取付片
18とを蝶番19で回動自在に連結してなり、係
合片17には固定板11の円板部16と突起片1
5に対応してこれらにはまり合う大きさの係合孔
20とこの周囲に3個の切欠き21が形成され、
取付片22には中心を同じくした一対の円弧穴2
3が向き合つて形成されている。
第1図において、固定板11は4本のネジ24
で壁面10に固定され、取付板14の取付片18
はその円弧穴23を通つたネジ25でスピーカ箱
12の底板13に取付けられ、円弧穴23に対す
るネジ25の締付け位置を変えることによりスピ
ーカ箱12の水平方向の取付角度が調整しうるよ
うになつている。取付板14の係合片17は固定
板11に係合し、壁面に回り止め用のネジ26で
固定され、その上端中央部を折曲げて形成された
フツク27にチエーン28の一端が引掛けられて
いる。チエーン28の他端はスピーカ箱12の裏
板29上端部に固定されたフツク30に結合さ
れ、このチエーン28の長さを変えることにより
スピーカ箱12の垂直方向の取付角度が調整しう
るようになつている。
(作用) このように構成されており、壁面10に固定し
た固定板11の円板部16に対し、係合片17の
係合孔20を重ね合わせて取付板14を左方向ま
たは右方向に約60度回転させると、固定板11の
突起片15と係合孔20の切欠き21がはまり合
つて、取付板14を元の位置に戻すと両者は係合
保持される。そして、この取付板14をネジ25
でスピーカ箱12の底板13に取付け、フツク2
7と30とをチエーン28で連結すればスピーカ
箱12が壁面10に対して角度調整自在に取付け
られる。すなわち、チエーン28の長さを変えれ
ば、垂直方向の取付角度が調整され、ネジ25を
緩めてスピーカ箱12を回転させて再びネジ25
を締めると水平方向の取付角度が調整される。こ
の取付状態において、スピーカ箱12の重量は取
付片18、蝶番19、係合片17を介して、固定
板11を壁面10に固定しているネジ24に対し
てはネジ24の軸と直角方向で垂直下方向の力と
なつて加わる。すなわち、壁面10に垂直に結合
しているネジ24には、壁面10と平行な下方向
の力が加わるだけでネジ24を引抜く方向の力は
加わらない。従つて、スピーカ箱12が比較的重
い場合であつても、確実で十分な取付強度が容易
に得られ、ネジ24の抜け落ちや壁面10の崩落
によるスピーカ箱12の落下等の事故が防げる。
なお、チエーン28を介してネジ24を引抜く方
向の力が加わるが、この力は全体からみれば僅か
であり、スピーカ箱12の殆どの重量は蝶番19
を介して垂直下方に加わる。固定板11の壁面1
0への取付角度がズレても、係合片17との結合
位置により修正される。
(考案の効果) 上述のようにこの考案によれば、スピーカ箱の
重量を壁面にほぼ直交する止めネジに対し、この
止めネジの引抜き方向ではなく、壁面に沿つた垂
直下方向に加えることができ、より重いスピーカ
箱を確実に支持するのに十分な機械的強度を容易
に得ることができ、止めネジの壁面からの脱落な
どによるスピーカ箱の落下事故等を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示し、第1図は壁掛
け状態の一部切欠き側面図、第2図は固定具の斜
視図、第3図は取付板の斜視図である。 10……壁面、11……固定板、12……スピ
ーカ箱、13……底板、14……取付板、15…
…突起片、16……円板部、17……係合片、1
8……取付片、19……蝶番、20……係合孔、
21……切欠き、23……円弧穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 周囲に突き出した複数個の突起片15を有し壁
    面にネジ固定される固定板11と、 固定板11の突起片15に係合する係合孔20
    及びこの周囲に切欠き21を有する係合片17
    と、 係合片17の上端部を折曲げて形成されたフツ
    ク27と、 フツク27にスピーカ箱12の裏板29の上端
    部に固定されたフツク30を係合するチエーン2
    8と、 スピーカ箱12の底板13にネジ25で取付け
    られる取付片23とをそなえ、 係合片17と取付片23とを蝶番で回動自在に
    連結するとともに、 チエーン28の長さを変えることによりスピー
    カ箱12の取付角度を調整可能にした事を特徴と
    するスピーカ支持具。
JP17789484U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH0141262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17789484U JPH0141262Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6193085U JPS6193085U (ja) 1986-06-16
JPH0141262Y2 true JPH0141262Y2 (ja) 1989-12-06

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