JPH0141038Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0141038Y2 JPH0141038Y2 JP11831485U JP11831485U JPH0141038Y2 JP H0141038 Y2 JPH0141038 Y2 JP H0141038Y2 JP 11831485 U JP11831485 U JP 11831485U JP 11831485 U JP11831485 U JP 11831485U JP H0141038 Y2 JPH0141038 Y2 JP H0141038Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- bends
- tube
- holding plate
- support plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は熱交換器、特に腐食性廃ガスからの熱
回収に利用する熱交換器に関するものである。
回収に利用する熱交換器に関するものである。
（従来の技術）
一般にボイラや各種炉からの廃熱回収用熱交換
器は、高温廃ガスが流通する煙道内に鉄系の伝熱
管を多数本配置したもので、高温ガスによつて伝
熱管内を流れる清水を加熱して廃熱の回収を行な
つている。ところが燃焼ガス中に亜硫酸ガス、窒
素酸化物、塩素等の各種腐食成分を含む腐食性廃
ガスからの廃熱回収用熱交換器の場合には、これ
ら腐食性廃ガスに触れる伝熱管は鉄系材料の管外
面に耐食金属からなる被覆管で形成した二重管構
造のものが使用されて伝熱管の腐食防止を図つて
いる。
器は、高温廃ガスが流通する煙道内に鉄系の伝熱
管を多数本配置したもので、高温ガスによつて伝
熱管内を流れる清水を加熱して廃熱の回収を行な
つている。ところが燃焼ガス中に亜硫酸ガス、窒
素酸化物、塩素等の各種腐食成分を含む腐食性廃
ガスからの廃熱回収用熱交換器の場合には、これ
ら腐食性廃ガスに触れる伝熱管は鉄系材料の管外
面に耐食金属からなる被覆管で形成した二重管構
造のものが使用されて伝熱管の腐食防止を図つて
いる。
この熱交換器は第４図に示すように煙道１内に
直管の伝熱管群２を水平、垂直方向に多数列配置
し、該伝熱管の端部は煙道隔壁を兼用する両側の
管端支持板３を挿通して、これに連絡するＵベン
ド４が該支持板３外部の伝熱管端部に溶接連結さ
れて多数のトロンボン形の水管を形成し、この水
管は図示しない２つの管寄に取付けられた構成と
なつている。
直管の伝熱管群２を水平、垂直方向に多数列配置
し、該伝熱管の端部は煙道隔壁を兼用する両側の
管端支持板３を挿通して、これに連絡するＵベン
ド４が該支持板３外部の伝熱管端部に溶接連結さ
れて多数のトロンボン形の水管を形成し、この水
管は図示しない２つの管寄に取付けられた構成と
なつている。
なお、耐食金属管２′で被覆された水平伝熱管
の両端を交互に連結するＵベンドは、第５図に示
すように溶接取付ができるようにするため鉄系の
裸管が使用されており、この裸管のＵベンド部に
上記煙道内の腐食性廃ガスが煙道隔壁を兼用する
管端支持板３の伝熱管挿通部から漏れてＵベンド
４が腐食するのを防止するため、管端支持板３に
穿設した凹部５にグランドパツキン６及びグラン
ド７からなるシール部材８を嵌入し、押え板９に
よりボルト止めしガスシールを保つている。この
シール部材８はグランドパツキン６のみの場合は
押え板９は突出部のある形状が採用されている。
の両端を交互に連結するＵベンドは、第５図に示
すように溶接取付ができるようにするため鉄系の
裸管が使用されており、この裸管のＵベンド部に
上記煙道内の腐食性廃ガスが煙道隔壁を兼用する
管端支持板３の伝熱管挿通部から漏れてＵベンド
４が腐食するのを防止するため、管端支持板３に
穿設した凹部５にグランドパツキン６及びグラン
ド７からなるシール部材８を嵌入し、押え板９に
よりボルト止めしガスシールを保つている。この
シール部材８はグランドパツキン６のみの場合は
押え板９は突出部のある形状が採用されている。
従来の熱交換器においては、前記ガスシールは
第４図のようにＵベンドの両側列１個所ずつ個別
にシール部材を押え板９で緊締して行なつてい
る。
第４図のようにＵベンドの両側列１個所ずつ個別
にシール部材を押え板９で緊締して行なつてい
る。
（考案が解決しようとする問題点）
この従来のものにおいては、ガスシール用のグ
ランドパツキンの取替えに、Ｕベンドの両側列１
個ずつの押え板９や数多くのボルトの取外し、グ
ランドパツキンの着脱時の作業を行なわねばなら
ぬので、グランドパツキン取付周辺、特に上下の
Ｕベンド間にある程度の作業空間を必要とし、そ
のため伝熱管のピツチが大きくなり伝熱効率が低
下するとともに装置の大型化が免れなかつた。
ランドパツキンの取替えに、Ｕベンドの両側列１
個ずつの押え板９や数多くのボルトの取外し、グ
ランドパツキンの着脱時の作業を行なわねばなら
ぬので、グランドパツキン取付周辺、特に上下の
Ｕベンド間にある程度の作業空間を必要とし、そ
のため伝熱管のピツチが大きくなり伝熱効率が低
下するとともに装置の大型化が免れなかつた。
（問題を解決するための手段）
従来のものがもつ、そのような問題点を解決す
るために本考案は次のような構成とした。すなわ
ち、管端支持板を挿通した複数の伝熱管がそれぞ
れシール部材と押え板によつてガスシールを保
ち、かつ該伝熱管は２本ごと管端支持板外部で同
一方向に位置する複数列のＵベンドで連絡した熱
交換器において、Ｕベンドが自由に挿通できる複
数の透孔を直線上に穿設した押え板が複数のＵベ
ンド片側列に緊締してガスシールを保つ熱交換器
を要旨とするものである。
るために本考案は次のような構成とした。すなわ
ち、管端支持板を挿通した複数の伝熱管がそれぞ
れシール部材と押え板によつてガスシールを保
ち、かつ該伝熱管は２本ごと管端支持板外部で同
一方向に位置する複数列のＵベンドで連絡した熱
交換器において、Ｕベンドが自由に挿通できる複
数の透孔を直線上に穿設した押え板が複数のＵベ
ンド片側列に緊締してガスシールを保つ熱交換器
を要旨とするものである。
（作用効果）
この構成において複数個のＵベンドの片側列に
位置するシール部材を緊締する押え板９′は、従
来の個々に設けたものを１枚にまとめた構成とし
たから、第４図に示す従来の個別に設けた時の間
隔ｑは不要となつて管ピツチは小さくでき、ボル
ト数も少なくなつて全体がコンパクトになる。
位置するシール部材を緊締する押え板９′は、従
来の個々に設けたものを１枚にまとめた構成とし
たから、第４図に示す従来の個別に設けた時の間
隔ｑは不要となつて管ピツチは小さくでき、ボル
ト数も少なくなつて全体がコンパクトになる。
しかもこの手段によれば、保守作業の際には押
え板９′をＵベンド４に沿つて摺動して、その曲
り部のほゞ中央附近まで移動さすことができるか
ら、グランドパツキンが嵌入している凹部周辺の
作業空間が広くとれるのである。
え板９′をＵベンド４に沿つて摺動して、その曲
り部のほゞ中央附近まで移動さすことができるか
ら、グランドパツキンが嵌入している凹部周辺の
作業空間が広くとれるのである。
（実施例）
本考案の実施例を示す第２図、第３図は１対の
伝熱管束で代表させた斜視図であつて、図中の数
字は、９′は本考案の押え板であり、それ以外は
従来例の第４図、第５図と同じである。
伝熱管束で代表させた斜視図であつて、図中の数
字は、９′は本考案の押え板であり、それ以外は
従来例の第４図、第５図と同じである。
即ち、第１図に示す本考案の細長いグランドパ
ツキンの押え板９′は、通常は第２図に示すよう
に管端支持板３を挿通したＵベンド４の基部にお
いて、第５図の場合と同様、シール部材をボルト
によつて緊締しガスシールを保つている。
ツキンの押え板９′は、通常は第２図に示すよう
に管端支持板３を挿通したＵベンド４の基部にお
いて、第５図の場合と同様、シール部材をボルト
によつて緊締しガスシールを保つている。
この熱交換器において、例えば廃ガス中の腐食
成分によつてグランドパツキンが損傷してシール
性をなくして交換の必要が生じた場合には、第３
図に示すようにボルトを外して、押え板９′をＵ
ベンド４に沿つてその曲り部のほぼ中央附近まで
Ｕベンド両側列より管を挿通した状態で摺動さ
せ、凹部５周辺を広くしてグランドパツキン交換
作業をやり易くする。取替修理が終れば押え板
９′を管端支持板側へ摺動して旧位置に復帰させ、
ボルトで締付ける。
成分によつてグランドパツキンが損傷してシール
性をなくして交換の必要が生じた場合には、第３
図に示すようにボルトを外して、押え板９′をＵ
ベンド４に沿つてその曲り部のほぼ中央附近まで
Ｕベンド両側列より管を挿通した状態で摺動さ
せ、凹部５周辺を広くしてグランドパツキン交換
作業をやり易くする。取替修理が終れば押え板
９′を管端支持板側へ摺動して旧位置に復帰させ、
ボルトで締付ける。
なお図示では押え板９′は、１枚の細長い形状
としたが１枚に限るものではなく、適宜複数枚に
分割して取付けてもよく、またＵベンドの配列も
上下に限るものではないことは勿論である。
としたが１枚に限るものではなく、適宜複数枚に
分割して取付けてもよく、またＵベンドの配列も
上下に限るものではないことは勿論である。
このように本考案のグランドパツキンの押え板
はＵベンドの片側列に複数のＵベンドを挿通して
設けられているから、該押え板はＵベンドの曲り
部ほゞ中央附近まで移動でき、シール部材の修理
交換のための十分な作業空間がとれ、保守作業が
容易となるとともに管ピツチが小さくできるので
コンパクトな構成となし得る。
はＵベンドの片側列に複数のＵベンドを挿通して
設けられているから、該押え板はＵベンドの曲り
部ほゞ中央附近まで移動でき、シール部材の修理
交換のための十分な作業空間がとれ、保守作業が
容易となるとともに管ピツチが小さくできるので
コンパクトな構成となし得る。
第１〜第３図は本考案の一実施例を示し、第１
図は押え板の拡大斜視図、第２図は１組の伝熱管
で代表させた熱交換器の部分的斜視図、第３図は
その作動説明図であり、第４図は従来例における
斜視図、第５図は要部の拡大断面図である。 １……煙道、２……伝熱管群、２′……耐食金
属管、３……管端支持板、４……Ｕベンド、５…
…凹部、６……グランドパツキン、７……グラン
ド、８……シール部材、９，９′……押え板、１
０……透孔、ｑ……間隔。
図は押え板の拡大斜視図、第２図は１組の伝熱管
で代表させた熱交換器の部分的斜視図、第３図は
その作動説明図であり、第４図は従来例における
斜視図、第５図は要部の拡大断面図である。 １……煙道、２……伝熱管群、２′……耐食金
属管、３……管端支持板、４……Ｕベンド、５…
…凹部、６……グランドパツキン、７……グラン
ド、８……シール部材、９，９′……押え板、１
０……透孔、ｑ……間隔。
Claims (1)
- 管端支持板を挿通した複数の伝熱管がそれぞれ
シール部材と押え板によつてガスシールを保ち、
かつ該伝熱管は２本ごと管端支持板外部で同一方
向に位置する複数列のＵベンドで連絡した熱交換
器において、Ｕベンドが自由に挿通できる複数の
透孔を直線上に穿設した押え板が複数のＵベンド
片側列に緊締してガスシールを保つ熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11831485U JPH0141038Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11831485U JPH0141038Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6229590U JPS6229590U (ja) | 1987-02-23 |
| JPH0141038Y2 true JPH0141038Y2 (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=31004652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11831485U Expired JPH0141038Y2 (ja) | 1985-07-31 | 1985-07-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0141038Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5705717B2 (ja) * | 2011-12-16 | 2015-04-22 | 東京エレクトロン株式会社 | 熱処理装置用熱交換器、及び、これを備えた熱処理装置 |
-
1985
- 1985-07-31 JP JP11831485U patent/JPH0141038Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6229590U (ja) | 1987-02-23 |
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