JPH0140366Y2 - - Google Patents

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JPH0140366Y2
JPH0140366Y2 JP17767984U JP17767984U JPH0140366Y2 JP H0140366 Y2 JPH0140366 Y2 JP H0140366Y2 JP 17767984 U JP17767984 U JP 17767984U JP 17767984 U JP17767984 U JP 17767984U JP H0140366 Y2 JPH0140366 Y2 JP H0140366Y2
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JP
Japan
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rotating body
rim
continuously variable
transmission ring
rotating
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JP17767984U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、第1回転体、及び、操作具によつて
前記第1回転体の径方向に変位操作自在な第2回
転体とから成り、前記第2回転体が、外周側にリ
ムを形成する回転本体と、その回転本体に外嵌
し、且つ、前記第1回転体の端面に摺接する伝動
用リングとから成る無段変速装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記無段変速装置は、第1回転体と第2
回転体との間で発生する摩擦熱を放熱しすくする
ために、それらの摺接部を外部に露出させてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、外部に露出した第1回転体の端面に
は、水や油等が付着して、そこに細かいゴミや砂
等が付着して薄膜が形成されることがあり、この
薄膜のために、第1回転体に摺接する第2回転体
のスリツプを起こす虞があつた。
本考案の目的は、両回転体間で発生する摩擦熱
を、放熱しやすくする従来の目的を果たしなが
ら、更に、両回転体間のスリツプを抑制する点に
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の無段変速装置の特徴構成は、伝動用リ
ングの摺接部に、リムの回転中心側に向く面に連
通する小孔を設けてあることにあり、その作用効
果は、次の通りである。
〔作用〕
つまり、第1回転体の端面に付着して形成され
る水、油、ゴミ、砂等から成る薄膜は、伝動用リ
ングが端面に回転しながら圧接する毎に、その摺
接部に設けた小孔に薄膜の一部が順次リムの回転
中心側に押し込まれるために、薄膜は第2回転体
が回転している内次第に除去され、両回転体間の
スリツプは抑制される。
〔考案の効果〕
従つて、両回転体を外部に露出させて、摩擦熱
を放熱させるようにしても、両回転体どうしがス
リツプすることが少く、無段変速装置の機能を長
期に亘つて良好に維持できるようになつた。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図に示すように、ミツシヨンケース1から
前方にフレーム2を延設させてエンジンEを搭載
し、ミツシヨンケース1に下部には左右一対の推
進車輪3を支承すると共に、上部には後方上方に
延設される操縦ハンドル4を取付け、エンジンE
とミツシヨンケース1との間に、操作具7によつ
て操作される無段変速装置5を設けて、ミツシヨ
ンケース1の上下中間後部に設けたヒツチ6に各
種作業機又はスタンドを連結させた状態で、無段
変速しながら走行作業する歩行型管理機を構成し
てある。
前記無端変速装置5は、第1図乃至第3図に示
す様に構成してある。つまり、エンジンEの駆動
軸8には、その先端に形成されたスプライン9に
摺動自在に駆動デイスク12を外嵌させてあり、
スプリング10によつて駆動デイスク12は常時
ミツシヨンケース1側に付勢されている。
そして、駆動デイスク12の軸芯とは直交する
方向の軸芯を有する円盤形の受動デイスク13が
ミツシヨンケース1側の駆動デイスク12に対向
する位置に設けられ、且つ、駆動デイスク12の
回転端面12Aにおける半径方向の一方の外周側
から回転中心Oを越えて他方の外周側まで摺接し
ながら平行移動できるように、スプライン軸19
に外嵌してあり、スプライン軸19に外装したス
プリング15によつて常に一方に付勢された状態
で、操作ワイヤ16に連結したシフトレバー17
による押し引き操作によつて、変速位置が変更可
能となつている。
尚、駆動デイスク12は、クラツチレバー14
の操作によつて駆動デイスク12に係合したフオ
ーク11を動かすことで、受動デイスク13に対
して遠近操作自在にでき、駆動デイスク12と受
動デイスク13間の伝動を、断続操作できるクラ
ツチ機能を備えさせてある。
前記受動デイスクは、外周側にリム13aを形
成する金属性の回転本体13Aと、その回転本体
13Aに外嵌した状態でリム13aの外周面に焼
付けし、かつ、駆動デイスク12の端面12Aに
対する摺接部13bを有するゴム製の伝動用リン
グ13Bとから成り、前記摺接部13bからリム
13aの内側の回転中心側に向く面Aにかけて、
連通する小孔18が、伝動用リング13Bの周方
向複数箇所に設けてある。
〔別実施例〕
駆動デイスク12及び受動デイスク13に代
え、厚みのある棒状の回転体や端面が平面以外の
形状のものでも良く、それらを、夫々、第1回転
体及び第2回転体と総称する。また、第1回転体
12及び第2回転体13は、どちらが駆動側でも
受動側でも良い。
前記伝動用リング13Bはゴム製以外に、合成
樹脂製でも良い。
前記小孔18に押込まれたゴミ等が、リム13
aの内側の面Aに抜け出て来てたまるのを除去す
るために、第4図に示すように、ブラシ20をリ
ム13aの面Aに摺接させるように取付けても良
い。
前記リム13aは、回転本体13Aの両側面側
に張り出すように形成されたもの以外に、どちら
か一側面側にのみ形成されていても良く、従つ
て、この場合は当然、小孔18もリム13aの内
側の面Aに貫通するように形成される。
前記小孔18は、伝動用リング13Bの周方向
の一箇所にのみ設けても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る無段変速装置の実施例を示
し、第1図は無段変速装置の拡大断面図、第2図
は第1図における−線断面図、第3図は歩行
型管理機の側面図、第4図は別実施例を示す要部
の拡大断面図である。 7……操作具、12……第1回転体、12A…
…端面、13……第2回転体、13A……回転本
体、13B……伝動用リング、13a……リム、
13b……摺接部、18……小孔、A……面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1回転体12、及び、操作具7によつて前記
    第1回転体12の径方向に変位操作自在な第2回
    転体13とから成り、前記第2回転体13が、外
    周側にリム13aを形成する回転本体13Aと、
    その回転本体13Aに外嵌し、且つ、前記第1回
    転体12の端面12Aに摺接する伝動用リング1
    3Bとから成る無段変速装置であつて、前記伝動
    用リング13Bの摺接部13bに、前記リム13
    aの回転中心側に向く面Aに連通する小孔18を
    設けてある無段変速装置。
JP17767984U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH0140366Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17767984U JPH0140366Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JP17767984U JPH0140366Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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Publication Number Publication Date
JPS6193678U JPS6193678U (ja) 1986-06-17
JPH0140366Y2 true JPH0140366Y2 (ja) 1989-12-04

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ID=30735249

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JP17767984U Expired JPH0140366Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JP5078843B2 (ja) * 2008-11-04 2012-11-21 八鹿鉄工株式会社 乗用田植機
JP5138550B2 (ja) * 2008-11-04 2013-02-06 八鹿鉄工株式会社 施肥機の変速装置
JP5308122B2 (ja) * 2008-11-04 2013-10-09 八鹿鉄工株式会社 施肥機の変速装置

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Publication number Publication date
JPS6193678U (ja) 1986-06-17

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