JPH07190085A - 自走式走行作業車のトランズアクスル - Google Patents

自走式走行作業車のトランズアクスル

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JPH07190085A
JPH07190085A JP33684093A JP33684093A JPH07190085A JP H07190085 A JPH07190085 A JP H07190085A JP 33684093 A JP33684093 A JP 33684093A JP 33684093 A JP33684093 A JP 33684093A JP H07190085 A JPH07190085 A JP H07190085A
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JP
Japan
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friction
conical friction
axle
transmission gear
conical
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JP33684093A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Ishii
宣広 石井
Hiroaki Shimizu
浩明 清水
Susumu Inoue
享 井上
Koji Iwaki
浩二 岩木
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の円錐摩擦クラッチと同じ程度の大きさ
で、クラッチ容量の増大化を図る。 【構成】 エンジンから駆動される伝動ギア2を車軸6
上に遊転配置し、該伝動ギア2の一側方に配置され、車
軸上で摺動自在とした押圧体を設けたものにおいて、該
伝動ギア2の側に設けられた円錐摩擦面(7b,18
a,2c)と、該押圧体3側に設けられた円錐摩擦面
(3b)との間に、各々の円錐摩擦面に相対する円錐摩
擦面(8c,9c,4b,4a,13a,13b,18
a,18b)を有する摩擦体(8,9,4,13,1
8)を介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自走式走行作業車のトラ
ンズアクスルの円錐摩擦クラッチの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自走式走行作業車のトランズ
アクスルの機構に関する技術としては、実開平4−13
825号公報に記載の如き技術が公知とされている。該
技術において、車軸に備えられたクラッチは、ソフトエ
ンゲージによる緩発進を可能とする為に、車軸上に、遊
嵌配置されてエンジンにより駆動される伝動ギアに円錐
摩擦面を設け、伝動ギアの一側に配置されて車軸と相対
回転不能で且つ摺動自在とされた押圧体に円錐摩擦面を
設けて、押圧体の円錐摩擦面を伝動ギアの円錐摩擦面に
圧接といった単一摩擦面で成る円錐摩擦タイプに構成さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においては、ソフトエンゲージの繰り返しによる焼き
付き等の破損を回避すべくクラッチの容量を大きく確保
するには、円錐摩擦面の面積を大きくしてクラッチ機構
全体を大きな径のものにする必要があり、自走式走行作
業車のトランズアクスルが大型となるという不具合があ
ったのである。本発明の主たる目的は、この点を改善
し、円錐摩擦クラッチ容量は大きくしながら、全体構成
の大型化を抑制したトランズアクスルを提供せんとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、エンジンから駆動される伝動
ギアを車軸上に遊転配置し、該伝動ギアの一側方に配置
され、車軸と一体回転可能でかつ摺動自在とした押圧体
との間に、伝動ギアと一体で軸線方向に配列された複数
の駆動側円錐摩擦部と、押圧体と一体で軸線方向に配列
された複数の被駆動側円錐摩擦部とを圧接可能に重合さ
せたものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。即ち、円錐摩擦面を複数
に構成することにより、従来の円錐摩擦クラッチと同じ
程度の大きさでありながら、クラッチ容量を増加させる
ことが可能となり、又アクスルケースを大きくすること
がなくされる。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の自走
式走行作業車のトランズアクスルを装着した歩行形モア
の全体斜視図、図2は本発明の第1実施例の円錐摩擦ク
ラッチを含むトランズアクスルの平面断面図、図3は図
2のA−A矢視断面図、図4は同じく図2のB−B矢視
断面図、図5は第2実施例の円錐摩擦クラッチの平面断
面図、図6は第3実施例の円錐摩擦クラッチの平面断面
図、図7は第3実施例の円錐摩擦クラッチの平面断面
図、図8はカップ状の摩擦体の形状を示す斜視図であ
る。
【0007】図1において、本発明の自走式走行作業車
のトランズアクスルを装着した歩行形モアについて説明
する。モアカバー22が兼用するフレームの上面に垂直
回転軸を具備したエンジン21を搭載している。該エン
ジン21の垂直軸に、プーリー29とブレード26を固
着している。プーリー29はモアカバー22の外部に配
置されており、ブレード26はモアカバー22の内部に
配置されている。該プーリー29とアクスルケース1か
ら上方へ突出された入力軸11の上端のプーリー30の
間にベルト31が巻回されている。
【0008】該プーリー30の回転が垂直な入力軸11
より伝達されて、アクスルケース1の内部で水平な車軸
6の回転方向に変換される。該車軸6は後輪24のリム
の内部まで延設されて、車軸6の先端にインナーギア3
3が固設されている。該インナーギア33が後輪24の
リム部分に構成されたアウターギア34と噛合し、減速
装置を構成している。32は後輪軸である。モアカバー
22より上方後方へハンドル25が突出されており、該
ハンドル25にクラッチレバー56が枢支されている。
該クラッチレバー56がワイヤー57を介して、クラッ
チアーム54に連結され、アクスルケース1の内部のク
ラッチフォーク10を操作すべく構成している。
【0009】図2・図3・図4に示す第1の実施例にお
いて円錐摩擦クラッチの構成を説明する。アクスルケー
ス1は上部ケース1aと下部ケース1bにより構成され
ている。該アクスルケース1より入力軸11が上方へ突
出されており、該入力軸11の上端に前述のプーリー3
0が固設されている。該入力軸11がアクスルケース1
の内部に支持された部分にウォームギア12が穿設さ
れ、該ウォームギア12はウォームホイールが構成する
伝動ギア2と噛合している。該伝動ギア2は車軸6に遊
嵌されており、図1に示す如く、アクスルケース1内部
の伝動ギア2の側面に摩擦カップ7が固定されている。
【0010】図2において図示する如く、摩擦カップ7
の内部に車軸6と一体回転する摩擦体8が配置されてお
り、該摩擦体8と背中合わせにして摩擦体9が遊嵌配置
されている。該摩擦体9の外周に溝9aを構成し、該溝
9aに連結リング14の突起14bが嵌入されている。
該摩擦カップ7の前端は、その周囲数カ所を連結リング
14と係止すべく突起7aに構成されている。連結リン
グ14の外周には図4に示す如く、4等分した位置に突
起7aが軸方向に摺動のみ自在として嵌入する係止凹部
14aが構成されている。摩擦体8の内周はキー溝8b
の部分でキー15により係合されて、摩擦体8は該キー
15の部分で軸方向へスライド可能としている。
【0011】摩擦体8の円錐摩擦面8cと摩擦カップ7
の円錐摩擦面7bとの間で動力伝達を可能としている。
また、押圧体3の円錐摩擦面3bと摩擦体9の円錐摩擦
面9cとの間でも動力伝達を可能としている。また、摩
擦体8と摩擦体9の背面同士においても動力伝達を可能
としている。押圧体3はキー16とキー溝3aを介し
て、車軸6と係合されており、該キー16とキー溝3a
の部分で車軸6の上で軸方向へスライド可能に構成され
ている。また押圧体3の裏面にスラスト軸受5が介装さ
れており、該スラスト軸受5を介してクラッチフォーク
10により押圧体3をスライド操作可能としている。該
クラッチフォーク10はレバー軸17を介して、アクス
ルケース1の外方でクラッチアーム54に連結されてい
る。
【0012】以上の構成において、図2では車軸への動
力伝達が断の状態である。次にクラッチアーム54とレ
バー軸17とクラッチフォーク10により、押圧体3を
紙面の右側へスライドすると、円錐摩擦面3bと円錐摩
擦面9cとが圧接を開始し、伝動ギア2の回転が摩擦カ
ップ7と連結リング14を介して摩擦体9から押圧体3
に徐々に伝達され、該押圧体3から車軸6に伝達され
る。
【0013】さらに押圧体3を移動させると、摩擦体9
と摩擦体8で向かい合う背面同士が圧接され、また円錐
摩擦面8cと円錐摩擦面7bとの間が圧接され、摩擦カ
ップ7から摩擦体8への動力伝達も行われる。以上のよ
うに第1実施例においては、伝動ギア2に設けた摩擦カ
ップ7の円錐摩擦面7bと、押圧体3に設けた円錐摩擦
面3bとの間に、前記円錐摩擦面7bに対面する円錐摩
擦面8cを備えた摩擦体8と、前記円錐摩擦面3bに対
面する円錐摩擦面9cを備えた摩擦体とを介在させたも
のである。2組の円錐摩擦面で構成されているのでそれ
ぞれの円錐摩擦面の面積を大きくすることなく大容量の
クラッチ容量を確保することができる。また更に、相対
回転可能な二つの摩擦体8,9を背中合わせとした状態
で車軸6上に並設させることによって、各々の背面が、
互いの接触をもってクラッチ容量の増大化に寄与するも
のとなっている。クラッチアーム54により、クラッチ
フォーク10を紙面左方へ移動すると、押圧体3は、図
2の位置へもどされ、各々摩擦面の圧接は解かれる。
【0014】尚、図2において、アクスルケース1内に
充填された潤滑油は、伝動ギア2と押圧体3の回転に伴
い掻き揚げられて、アクスルケース1内の上面の車軸6
の軸線方向で傾斜したリブ40に沿って押圧体3の裏面
のスラスト軸受5へ滴下してこれを潤滑する。車軸6或
いは入力軸11において、アクスルケース1の内外を油
密に区画する為に介装されるシール手段には繊維性シー
ル材を用いている。このように繊維性シール材を用いる
ことにより、該シール部分を小スペースに設計すること
が可能となる。また、繊維性シール材にオイルやグリス
の油脂類を含ませることにより、より高いシール性が簡
単に得られる。また、繊維性シール材が弾性に富む為、
シール材やハウジングの寸法公差がラフな場合でも適用
可能となり、ハウジングの無加工化を図ることができ
る。また、繊維性シール材はコストが一般のシール材、
例えばOリング,オイルシール等に比べて安いという特
徴を有する。
【0015】次に図5に示す第2実施例の円錐摩擦クラ
ッチの構成を説明する。この実施例においては、摩擦体
4をキー19により直接に車軸6にスライド可能に係合
している。該摩擦体4の外周に押圧体3を軸方向スライ
ド自在に遊嵌配置している。該摩擦体4の先端のカップ
部分の外側と内側とにそれぞれ円錐摩擦面4aと円錐摩
擦面4bを設け、該円錐摩擦面4aを押圧体3の円錐摩
擦面3bに圧接可能とし、また伝動ギア2の側面に固定
した円錐摩擦体18の円錐摩擦面18aに前記円錐摩擦
面4bを圧接可能としている。また押圧体3の側面に設
けた係合歯3dと、伝動ギア2の側面に設けた係合歯2
dを係合可能としている。前述と同様の手段をもって操
作されるクラッチフォーク10により押圧体3を摩擦体
4上で紙面右方向へ摺動させると、その円錐摩擦面3b
が摩擦体4の円錐摩擦面4aに接触した後に押圧体と摩
擦体4が一体で車軸6上を摺動し、摩擦体4の円錐摩擦
面4bが摩擦体18の円錐摩擦面18aに圧接される。
このように複数の円錐摩擦面18a,4b,4a,3b
を介して伝動ギア2から車軸6へ動力伝達された後に、
最終的には伝動ギア2の係合歯2dから直接に押圧体3
の係合歯3dを通じて車軸6へ動力伝達される。以上の
ように第2実施例においては、伝動ギア2に設けた摩擦
体18の円錐摩擦面18aと、押圧体3に設けた円錐摩
擦面3bとの間に、前記円錐摩擦面18aに対面する円
錐摩擦面4bを、そして、前記円錐摩擦面3bに対面す
る円錐摩擦面4aをそれぞれ備えた摩擦体4を介在させ
たものである。2組の円錐摩擦面で構成されているので
それぞれの円錐摩擦面の面積を大きくすることなく大容
量のクラッチ容量を確保することができる。なお、3e
は押圧体3の端部に固定された止輪であり、該止輪3e
とスラスト軸受5の間でクラッチフォーク10が挟み込
まれていることによって押圧体3を強制的に、その係合
歯3dが伝動ギア2の係合歯2dから離脱し、各円錐摩
擦面の接触による連れ廻りトルクが無くされる適当な位
置まで紙面左方向へ摺動させることができるようになっ
ている。
【0016】次に図6に示す第3の実施例において説明
する。この構成においては、キー19によりスライド可
能に車軸6に係合された摩擦体4の上に伝動ギア2を相
対回転自在に配置し、該摩擦体4の先端のカップ部分の
外側に形成した円錐摩擦面4bを、伝動ギア2に構成し
た円錐摩擦面2cと圧接可能とし、押圧体3の円錐摩擦
面3bに対して摩擦体4のカップ部分の内側に構成した
円錐摩擦面4bを圧接可能としている。また押圧体3の
側面に設けた係合歯3dと、伝動ギア2の側面に設けた
係合歯2dを係合可能としている。前述と同様の手段を
もって操作されるクラッチフォーク10により押圧体3
を車軸6上で紙面右方向へ摺動させると、その円錐摩擦
面3bが摩擦体4の円錐摩擦面4aに接触した後に摩擦
体が伝動ギア2の中で車軸6上を摺動し、摩擦体4の円
錐摩擦面4bが伝動ギア2の円錐摩擦面2cに圧接され
る。このように複数の円錐摩擦面2c,4b,4a,3
bを介して伝動ギア2から車軸6へ動力伝達された後
に、最終的には伝動ギア2の係合歯2dから直接に押圧
体3の係合歯3dを通じて車軸6へ動力伝達される。以
上のように第3実施例においては、伝動ギア2に設けた
円錐摩擦面2cと、押圧体3に設けた円錐摩擦面3bと
の間に、前記円錐摩擦面2cに対面する円錐摩擦面4b
を、そして、前記円錐摩擦面3bに対面する円錐摩擦面
4aをそれぞれ備えた摩擦体4を介在させたものであ
る。2組の円錐摩擦面で構成されているのでそれぞれの
円錐摩擦面の面積を大きくすることなく大容量のクラッ
チ容量を確保することができる。尚、3eは、第2実施
例と同様の、押圧体3の端部に固定された止輪であり、
押圧体3を強制的に、その係合歯3dが伝動ギア2の係
合歯2dから離脱し、各円錐摩擦面の接触による連れ廻
りトルクが無くされる適当な位置まで紙面左方向へ摺動
させることができるようになっている。
【0017】次に図7と図8に示す第4の実施例につい
て説明する。該構成においては、伝動ギア2の側面から
延長させたボス部25により、カップ状の摩擦体13を
一体回転可能に支持し、また、車軸6に嵌挿したキー3
5により、押圧体3とカップ状の摩擦体18,20を相
対回転不能で且つ摺動自在に支持している。そして押圧
体3・摩擦体18・摩擦体13・摩擦体18・伝動ギア
2の順にサンドイッチ状に配置されている。また伝動ギ
ア2には円錐摩擦面2cを設け、摩擦体18の円錐摩擦
面18aと圧接可能とし、該摩擦体18の円錐摩擦面1
8bと摩擦体13の円錐摩擦面13aを圧接可能として
いる。
【0018】また摩擦体13の円錐摩擦面13bと、摩
擦体18の円錐摩擦面18aを圧接可能とし、また摩擦
体18の円錐摩擦面18bと押圧体3の円錐摩擦面3b
を圧接可能としている。押圧体3を紙面右方向に移動さ
せると、伝動ギア2と押圧体3の間で、摩擦体18,1
8と摩擦体13とが一体化されて、伝動ギア2から車軸
6への動力伝達状態が発生する。カップ状の摩擦体18
は図8に示す如く構成されている。摩擦体18には放射
方向に切欠溝18aが構成されており、該切欠溝18a
の端部に前記キー35が嵌装される。
【0019】以上のように第4実施例においては、伝動
ギア2に設けた円錐摩擦面2cと、押圧体3に設けた円
錐摩擦面3bとの間に、前記円錐摩擦面2cに対面する
円錐摩擦面18aを、そして、前記円錐摩擦面3bに対
面する円錐摩擦面18bをそれぞれ備えたカップ状の摩
擦体18を介在させたものである。また、該カップ状の
摩擦体18を複数個、車軸6上に間隔をあけて相対回転
不能で且つ摺動自在にして設け、この隣り合う摩擦体1
8間に、伝動ギア2と一体回転するように取り付けたカ
ップ状の摩擦体13を介在させて、その表裏の円錐摩擦
面13a,13bに前記円錐摩擦面18a,18bを対
面させることによっては、それぞれの摩擦体18,13
が小さなものであっても大容量のクラッチ容量を確保す
ることができる。ここで、カップ状の摩擦体18,13
の円錐摩擦面18a・18b,13a・13bの圧接面
積の増加を図る手段として、摩擦体18,13に円錐角
度の異なるものを用いたり、いずれか一方の摩擦体にサ
インカーブ状のウェーブ加工を施したり、或いは、摩擦
体18自身が押圧体3の圧接力を受けると径方向へ伸縮
できるように切欠溝18eを設けてもよい。ここで該切
欠溝18eの端部を車軸6のキー35への係合に利用で
き、摩擦体18の加工形状を簡単にしながら車軸6へ容
易に取り付けることができる。尚、以上に説明した第1
〜4の実施例においては、伝動ギア2に発生するスラス
ト力の作用方向を、押圧体3の圧接方向に対して相反す
る方向に設定してあり、押圧体3と伝動ギア2の間で圧
接される各円錐摩擦面の締結力を高めながら、押圧体3
の操作力を軽減させたものとなっている。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く、エンジンから駆動
される伝動ギア2を車軸6上に遊転配置し、該伝動ギア
2の一側方に配置され、車軸上で摺動自在とした押圧体
を設けたものにおいて、該伝動ギア2の側に設けられた
円錐摩擦面(7b,18a,2c)と、該押圧体3側に
設けられた円錐摩擦面(3b)との間に、各々の円錐摩
擦面に相対する円錐摩擦面(8c,9c,4b,4a,
13a,13b,18a,18b)を有する摩擦体
(8,9,4,13,18)を介在させたので、円錐摩
擦面を複数に構成することにより、従来の円錐摩擦クラ
ッチと同じ程度の大きさでありながら、クラッチ容量を
増加させることが可能となり、又アクスルケースを大き
くすることがなくされるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式走行作業車のトランズアクスル
を装着した歩行形モアの全体斜視図。
【図2】本発明の第1実施例の円錐摩擦クラッチを含む
トランズアクスルの平面断面図。
【図3】図2のA−A矢視断面図。
【図4】同じく図2のB−B矢視断面図。
【図5】第2実施例の円錐摩擦クラッチの平面断面図。
【図6】第3実施例の円錐摩擦クラッチの平面断面図。
【図7】第4実施例の円錐摩擦クラッチの平面断面図。
【図8】カップ状の摩擦体の形状を示す斜視図。
【符号の説明】 1 アクスルケース 2 伝動ギア 3 押圧体 4 摩擦体 5 スラスト軸受 6 車軸 7 摩擦体 8 摩擦体 9 摩擦体 10 クラッチフォーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩木 浩二 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンから駆動される伝動ギア2を車
    軸6上に遊転配置し、該伝動ギア2の一側方に配置さ
    れ、車軸上で摺動自在とした押圧体を設けたものにおい
    て、該伝動ギア2の側に設けられた円錐摩擦面(7b,
    18a,2c)と、該押圧体3側に設けられた円錐摩擦
    面(3b)との間に、各々の円錐摩擦面に相対する円錐
    摩擦面(8c,9c,4b,4a,13a,13b,1
    8a,18b)を有する摩擦体(8,9,4,13,1
    8)を介在させたことを特徴とする自走式走行作業車の
    トランズアクスル。
JP33684093A 1993-12-28 1993-12-28 自走式走行作業車のトランズアクスル Pending JPH07190085A (ja)

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