JPH0140139Y2 - - Google Patents

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JPH0140139Y2
JPH0140139Y2 JP11468585U JP11468585U JPH0140139Y2 JP H0140139 Y2 JPH0140139 Y2 JP H0140139Y2 JP 11468585 U JP11468585 U JP 11468585U JP 11468585 U JP11468585 U JP 11468585U JP H0140139 Y2 JPH0140139 Y2 JP H0140139Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プラグ等の外部電極を接続するジヤ
ツクやスイツチング機能を具備する電気部品等の
電気接続装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記種類の電気部品、例えばプラグの挿
抜に応じて二種の電気信号を所定のアンプ等に選
択的に切換入力するためのジヤツクは、その端子
が所定の導電パターンを有するプリント基板の孔
に挿入され、その状態で上記導電パターンに半田
付けされていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
他方、ステレオ等の音響機器やその他の電気機
器にあつては、ジヤツクの取付箇所に対するプリ
ント基板の配置間隔や配置方向が機種ごとに異な
るのが普通である。そのため、上記した従来のジ
ヤツクは各機種に対する汎用性に欠ける点があ
り、各機種ごとに専用のジヤツクを製作し、使用
しなければならないといつた不経済性と不便があ
つた。ジヤツク以外の電気部品についても同様の
難点があつた。
本考案の電気接続装置はこのような事情に鑑み
てなされたもので、当該装置を装置本体とそのア
タツチメントとから構成し、各種の装置本体及び
アタツチメントの中から上記したプリント基板の
配置間隔や配置方向に応じたものを選択して組合
せ使用できるようにして、従来のこの種電気部品
が具備していた不経済性と不便とを解消すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の電気接続装
置は、 プラグ等の外部電極が接続される接片を具備
する端子を有してなる装置本体と、装置本体の
端子が接続される接片を具備する継足し用端子
を有してなるアタツチメントとからなり、 装置本体の端子をアタツチメントの端子挿入
孔に差し込んだときに装置本体を挟持する少な
くとも一対の突出片を上記アタツチメントに設
けると共に、これらの突出片と上記装置本体と
の間に両者の離脱を阻止する係合機構を設け、 アタツチメントの端子挿入孔に差し込まれた
装置本体の端子は、アタツチメントの継足し用
端子によつて上記端子挿入孔の内面に上記突出
片による装置本体の挟持方向に対して直交する
方向に弾性的に押し付けられるように構成され
ている、点に特徴を有する。
〔作用〕
上記手段によると、装置本体の端子をアタツチ
メントの端子挿入孔に差し込み、一対の突出片に
よつて装置本体を挟持させると、それに伴つて装
置本体の端子がアタツチメントの継足し用端子に
よつて端子挿入孔の内面に弾性的に押し付けられ
る。この場合に、上記突出片による装置本体の挟
持方向と継足し用端子による装置本体の端子の押
付け方向とは互いに直交している。そのため、装
置本体とアタツチメントとはがたつき無く二方向
において確実に相互に位置決めされた状態で連結
される。また、一対の突出片と装置本体との間に
設けられた係合機構の作用によつてアタツチメン
トの装置本体からの離脱が阻止されるので、上記
の連結状態で使用してもアタツチメントが装置本
体から離脱するといつた不都合を生じることはな
い。
また、上記のように装置本体とアタツチメント
とを連結すると、装置本体の端子がアタツチメン
トの継足し用端子によつて延伸される。従つて、
大きさや継足し用端子の突出方向が種々異なる装
置本体及びアタツチメントを種々組み合わせて使
用できるようにしておけば、電気接続装置の取付
箇所に対するプリント基板の配置間隔や配置方向
が異なつてもその組み合わせ変更するだけでその
変化に対処できるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は装置本体1及びアタツチメント2の分
解組立斜視図であり、同図から類推できるよう
に、この実施例では電気接続装置としてステレオ
用ジヤツクを例示している。
装置本体1は絶縁性のケース11に複数の端子
12を保持させてなる。そして、ケース11に一
体に設けられたボス部13にプラグ(不図示)を
挿入すると、このプラグに上記端子12に具備さ
れた接片(不図示)が電気的接続される構成とな
つている。また、ケース11の左右側面及び上下
面にはそれぞれ凹所14,14及び15,15が
設けられており、左右側面に設けられている凹所
14には突起16が設けられている。
アタツチメント2も装置本体1と同様に絶縁性
のケース21に複数の継足し用端子22を保持さ
せてなる。このケース21の一端側には左右及び
上下に一対ずつの突出片23,23及び24,2
4がそれぞれ一体に設けられており、それらのう
ち左右一対の突出片23,23は矩形枠状に構成
されている。また、ケース21の他端側の複数箇
所には突起25が設けられている。これらの突起
25はプリント基板(不図示)に形成されている
位置決め用の孔に嵌め込まれるもので、当該電気
接続装置とプリント基板とを位置決めするのに役
立つ。次に、継足し用端子22はその基端部がく
字形に曲成されており、ケース21を貫通する端
子挿入孔26に嵌め込まれた状態では、その曲成
部22aが端子挿入孔26の入口近傍に配置され
る。
上記において、装置本体1のケースに設けられ
た凹所14,14及び15,15はアタツチメン
ト2のケース21に設けられた突出片23,23
及び24,24にそれぞれ対応する。また、アタ
ツチメント1のケース21に設けられた複数の端
子挿入孔26…は装置本体1のケース11から突
出している複数の端子12…にそれぞれ対応す
る。
以上の電気接続装置において、装置本体1の複
数の端子12…をアタツチメント2の複数の端子
挿入孔26…に差し込むと、第3図のように、ア
タツチメント2の継足し用端子22の曲成部22
aによつて装置本体1の端子12が端子挿入孔2
6の内面26aに弾性的に押し付けられる。ま
た、同図から明らかなように、端子挿入孔26に
端子12を差し込むのに伴つてアタツチメント2
の突出片23,23,24,24が装置本体1の
凹所14,14,15,15に嵌まり込む。この
ため、装置本体1はアタツチメント2の四つの突
出片によつて左右方向及び上下方向で挟持され
る。従つて、この挟持と上記した端子挿入孔26
の内面26aに対する端子12と押し付けとの相
乗作用によつて装置本体1とアタツチメント2と
が確実に位置決めされ、かつ強固に連結される。
このような連結状態は上記した上下の突出片2
4,24を無くし、左右の突出片23,23のみ
を設けている場合でも得られる。即ち、左右の突
出片23,23による装置本体1の挟持方向(左
右方向)と端子挿入孔26の内面26aに対する
端子12と押付け方向(上下方向)とが直交して
いるので、これによつて装置本体1とアタツチメ
ント2とが互いに直交する二方向で位置決めされ
るからである。ただ、上記のように上下の突出片
24,24によつても装置本体1を挟持させてお
くと、その位置決めが一層確実になされることは
勿論である。
また、上記した連結状態においては、第2図及
び第3図明示のように左右の突出片23が突起1
6に係合するので、アタツチメント2の端子挿入
孔26からの端子12の抜け出しが阻止されてい
る。そのため、プラグを装置本体1に差し込んだ
ときに装置本体1がアタツチメント2から離れる
方向に押圧されても、それによつて端子12が端
子挿入孔26から抜け出るような事態を生じるお
それはない。
ステレオ用ジヤツクにあつては、第4図に例示
したように、装置本体1の端子12の一つにフオ
ーク形接片12aが具備される。図示例におい
て、このフオーク形接片12aの肩部12bは、
装置本体1に連結されたアタツチメント2のケー
ス21の端面21aによつてバツクアツプされる
構成となつている。そのため、装置本体1のボス
部13にプラグPを差し込むときにフオーク形接
片12aが比較的強い力で後方(矢印A)へ押圧
されても、端子12がその押圧によつて後方へ移
動することはない。従つて、プラグPの挿抜が繰
り返されてもプラグPとフオーク形接片12aと
が常に確実に接離される。この実施例において、
突出片23と突起16は本考案の係合機構の一例
であり、この係合機構は他の構成によつてもよ
い。要するに、係合機構は、突出片と装置本体と
の離脱を阻止し得る構成であれば何でもよい。
上記した実施例では、電気接続装置の取付箇所
の後方にプリント基板が配置される電気機器に好
適に使用できる電気接続装置について説明した
が、本考案の電気接続装置は、上記取付箇所の側
方や上方や下方にプリント基板が配置される電気
機器に適するように構成することも可能である。
例えば、第5図に示したように、装置本体1の端
子12をプラグ差込み方向(矢印B)に対して直
交する方向へ突出させ、アタツチメント2を装置
本体1のケース11の下側面に連結する構成とし
ておけば、アタツチメント2の継足し用端子22
が上記取付箇所の下方に配置されたプリント基板
Prに対応する。この場合、第1図で説明したも
のと同一のアタツチメント2を第5図に示した装
置本体1と組み合わせる。また、第6図に示した
ように、第1図で説明したものと同一の装置本体
1と継足し用端子22が側方へ突出されたアタツ
チメント2とを組み合わせることによつても、継
足し用端子22を上記取付箇所の下方に配置され
たプリント基板Prに対応させることが可能であ
る。なお、第5図及び第6図に例示した電気接続
装置において、アタツチメント2の突出片23が
装置本体1の突起16に係合し、かつその突出片
23によつて装置本体1が挟持される点、並び
に、装置本体1の端子12がアタツチメント2の
端子挿入孔の内面に継足し用端子22によつて所
定方向に押付けられる点等は第1〜4図で説明し
たものと同様である。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように実施でき、装置本体及び
アタツチメントの組み合わせによつてプリント基
板の配置間隔や配置方向が電気機器ごとに異なつ
ていても、あらかじめ準備した種々の装置本体と
アタツチメントとを適切に組み合わせて使用する
だけでその異同に対処できる。また、装置本体と
アタツチメントとを連結した状態では、アタツチ
メントの一対の突出片による装置本体の挟持と装
置本体の端子に対するアタツチメントの継足し用
端子による弾性的な押し付けとによる相乗効果に
よつて両者ががたつき無く二方向において確実に
相互に位置決めされる。また、一対の突出片と装
置本体との間に設けられた係合機構の作用によつ
てアタツチメントの装置本体からの離脱が阻止さ
れる。従つて、繰返し使用によつてアタツチメン
トが装置本体から離脱するといつた不都合を生じ
ることがない。
ところで、実施例で説明したフオーク形接片は
プラグの挿抜に伴つてその弾性に抗して押し拡げ
られたり元の状態に復元したりする機能を持つて
いる必要があるので、装置本体に設けられる他の
端子に比べて板厚の板片によつて構成される。こ
のように端子ごとに板厚が異なる電気接続装置を
各種の電気機器に専用のものとして製作すること
は、製作コストの大幅な高騰につながるので好ま
しくない。この点に関し、本考案では装置本体と
アタツチメントとを組み合わせて使用できるよう
にしたから、端子の板厚は装置本体の端子のみに
ついて異ならせるだけでよく、アタツチメントの
継足し用端子は全て同一の板厚にしておけばよ
い。そのため、板厚の異なる端子の大きさ及び形
状を統一できるようになり、製作コストが低減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例による電気接続装置の分
解組立斜視図、第2図は上記電気接続装置の組立
状態を示す概略側面図、第3図は装置本体の端子
とアタツチメントの継足し用端子との接続状態を
部分的に示す一部切欠側面図、第4図はフオーク
形接片とプラグとの接続状態を示す断面図、第5
図及び第6図は装置本体とアタツチメントとの組
み合わせを例示した概略側面図である。 1……装置本体、12……装置本体の端子、1
6…突起、2……アタツチメント、22……アタ
ツチメントの継足し用端子、22a……継足し用
端子の接片、23……突出片、26……端子挿入
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プラグ等の外部電極が接続される接片を具備す
    る端子を有してなる装置本体と、装置本体の端子
    が接続される接片を具備する継足し用端子を有し
    てなるアタツチメントとからなり、 装置本体の端子をアタツチメントの端子挿入孔
    に差し込んだときに装置本体を挟持する少なくと
    も一対の突出片を上記アタツチメントに設けると
    共に、これらの突出片と上記装置本体との間に両
    者の離脱を阻止する係合機構を設け、アタツチメ
    ントの端子挿入孔に差し込まれた装置本体の端子
    は、アタツチメントの継足し用端子によつて上記
    端子挿入孔の内面に上記突出片による装置本体の
    挟持方向に対して直交する方向に弾性的に押し付
    けられるように構成されていることを特徴とする
    電気接続装置。
JP11468585U 1985-07-25 1985-07-25 Expired JPH0140139Y2 (ja)

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JP11468585U JPH0140139Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11468585U JPH0140139Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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Publication Number Publication Date
JPS6223080U JPS6223080U (ja) 1987-02-12
JPH0140139Y2 true JPH0140139Y2 (ja) 1989-12-01

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