JPH0140113B2 - - Google Patents

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JPH0140113B2
JPH0140113B2 JP60028153A JP2815385A JPH0140113B2 JP H0140113 B2 JPH0140113 B2 JP H0140113B2 JP 60028153 A JP60028153 A JP 60028153A JP 2815385 A JP2815385 A JP 2815385A JP H0140113 B2 JPH0140113 B2 JP H0140113B2
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wheel
electrolyte
metal
metal object
slots
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JP60028153A
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JPS60190594A (ja
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Kurisuchian Piiperusu Harii
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MEKO IKUITSUPUMENTO ENJINIAAZU BV
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MEKO IKUITSUPUMENTO ENJINIAAZU BV
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Publication date
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Publication of JPH0140113B2 publication Critical patent/JPH0140113B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
    • C25D5/02Electroplating of selected surface areas
    • C25D5/026Electroplating of selected surface areas using locally applied jets of electrolyte

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本願発明は、電気めつきを施こすべき金属対象
物を曲面の外周囲に沿つて案内しながら、金属対
象物の少なくとも一部と接触する電解液により金
属対象物に金属被覆を電気めつきする方法に関す
る。
電子産業において、ここ数十年間、たいてい高
品質材料、たとえば金又は銀からなる金属被覆に
より金属対象物を部分的に被覆する要請が高まつ
ている。金属対象物のこの種の部分的な被覆は、
接触抵抗が、接続又は接触箇所で通常小さいこと
が要求されている、たとえば接続プラグ、通信機
器用の接点部材、コンピユータ等における、部品
相互間の良好な接続、又は異なる部品間での良好
な電気的接続、又はその両方を得るのにしばしば
必要となる。
金属対象物に、特に貴金属の被覆を施こすこと
を要求されることが、よくある。貴金属は値段が
高いので、金属対象物に金属被覆を機能部分だけ
に施こそうとする傾向がある。
オランダ特許第150860号には、金属ストリツ
プ、すなわち金属テープに縞状の金属被覆を施こ
す方法及び装置が、記載されている。金属ストリ
ツプは、金属被覆を施こすことが必要な金属テー
プの部分にだけ金属ストリツプ、すなわち金属テ
ープの表面に対して直角に電解液を噴射しなが
ら、ホイールの周囲を案内される。
同様な方法及び装置が、所望のパターンで金属
被覆を施こすことに関するオランダ特許出願第
7316244号に記載されている。
これら公知の方法は、それなりに満足のいくも
のではあつたが、主に、フラツトな又は細く形成
されたテープに電気めつきを施こすことを目的と
するものであつた。このため、いくつかの場合に
おいて、前述の文献に記載された方法及び装置
は、弾帯状にくつついた、又は互いに結合された
金属対象物に部分的に電気めつきを施こすのには
適していなかつた。たとえば、金属対象物は、大
抵金属テープを打抜くことにより又はこれを折曲
げることにより又はその両方により形成される。
金属対象物は、所定の部分又は選択した部分に所
望の金属被覆を自動的かつ連続的に施こし易いよ
うに、互いに結合されて連続したリボン状になつ
たまま、金属テープを打抜き、又は折曲げ、又は
その両方を行なつて金属対象物を機械的に加工し
て、たとえば接点部材を形成することが好まし
い。
金属テープを打抜き、折曲げ又はその両方を行
なうことにより金属テープの機械的な加工を行な
つていると、金属テープの表面に対して直角な軸
を中心とする金属テープの平面上での金属テープ
すなわちリボンの変形となる反りが生じたり、又
は端部が弓型になることがしばしばあつた。さら
に、金属テープすなわちリボンは、冷間加工によ
り、よくねじれを生ずる、すなわち金属テープが
その長さ方向の軸線を中心として曲がる傾向があ
つた。
オランダ特許出願第7407632号には、無端リボ
ン状に互いに結合されたままになつている金属対
象物に、金属被覆等を部分的に施こす方法が記載
されている。この文献では、金属対象物は、作業
中、電解液に部分的に浸された回転ローラの回転
軸に平行な方向にこのローラに沿つて案内機構に
より移送される。そして、この回転ローラの表面
と接触する部分に、ローラに沿つて移送される間
金属被覆が生じる。しかしながら、金属ストリツ
プすなわちリボンには上述したような反りやねじ
れが生じているので、たとえ金属テープ用の複雑
な案内機構を用いたとしても、金属対象物の所定
の部分にだけ金属被覆が施こされるような正確さ
をもつて、金属テープを案内することは実際上困
難であつた。
アメリカ合衆国特許第4229269号にも、金属対
象物に選択的に電気めつきする方法が記載されて
いる。この文献においても、金属対象物は、直線
に沿つて移送されるが、この場合でも、金属テー
プの反りやねじれの存在により、金属対象物の該
当部分にのみ金属被覆を施こすように、金属対象
物を正確な通路に沿つて誤りなく正しく案内する
ことは極めて困難である。さらに、この場合、電
解液のスプレーは、金属被覆を施こすべき対象物
に対して実質的に直角にそれている。この方法で
は、電解液が、金属被覆を施こす必要のない金属
対象物の面に沿つて入り込もうとするので、電気
めつきすべき金属対象物の表面の正確な精密度が
保たれにくい。
ヨーロツパ特許出願第059787号に記載された装
置でも、同様な欠点がある。この文献において
も、テープ状に互いに結合された金属対象物は、
金属対象物と直角なるスプレーノズルを通り過ぎ
た後直線的な通路に沿つて案内される。したがつ
て、この場合でも、金属テープの正確な案内に関
しては種々の問題があり、また金属被覆を施こす
べき表面の正確な精密性も保ちがたい。というの
は、電解液が、金属対象物に対して直角に金属対
象物に噴霧されるからである。
西独特許出願第2705158号には、電解液
を、ノズルの下方に設けた吸引チユーブの方に向
つてノズルから流出させる方法が提案されてい
る。金属被覆を施こすべき金属対象物は、ノズル
と吸引チユーブの間に形成される噴流に近接して
おかれるので、この金属対象物は、この噴流によ
り部分的に濡らされる。この文献は、金属対象物
を、噴流の近傍に移送させるようにする方法につ
いては何らの示唆もない。さらに、真空室により
電解液を吸引するのに必要な機構は、金属対象物
に電気めつきを施こす装置の機構を複雑なものに
している。
金属テープの反りやねじれに伴う金属テープの
正確な案内や金属被覆の正確な形成を行うにあた
つての種々の問題は、本願発明にしたがつて、金
属対象物を、曲面に沿つて移動させ、さらに電解
液が、電気めつきすべき部分を通り過ぎた後で
は、金属対象物ともはや接触することなく自由に
流れ去るように、長いテープ状に互いに結合され
た金属対象物の金属被覆を施こすべき該当部分に
対してすくなくとも実質的に接線方向に薄い加圧
されたカーテン状に電解液を案内することによつ
て、簡便に回避できる。本発明では、金属対象物
に所望の金属被覆を極めて正確かつ部分的に施こ
すことができる。これは、加圧されたカーテンす
なわち噴流が、金属対象物が噴流と接触すると噴
流に好ましくない歪みを生じさせることなく移動
する金属対象物に対して良好に方向付けられるた
めである。電解液は、加圧されて供給されるの
で、電気めつきを施こすべき金属対象物の所定の
部分と接触した後には、電気めつきを施こす必要
のない金属対象物の部分を濡らすことなく、充分
離れた位置まで移動されて、所望の場所で殆ど大
部分が回収される。
次に、本発明について、添付図面に示した幾つ
かの実施例を参照しながらさらに詳しく説明す
る。
本願発明による方法は、第1図および第2図に
示した構造を備えた金属接点部材に金属被覆を部
分的に施こすのに、特に適している。この種の部
材は、湾曲部3により互いに結合された二本の腕
部1および2から成る。
第1図から明らかなように、腕部2は、互いに
角度を成した二個の部分から成り、この種の接点
部材の用途の観点から、腕部2の符号Bで示す部
分を貴金属層2′(点線で示す)で被覆すること
がしばしば要請される。
この種の金属対象物は、通常、帯状材を打抜い
て形成される。金属被覆を施こす前に、帯状材
は、金属対象物が、貴金属の部分的な被覆を施こ
す装置の中を無端テープ状に通過できるように、
第1図および第2図に示した幾つかの接点部材
が、互いに結合されたままになつて形成される。
この種の装置は、第3図に概略的に示したよう
な構成をとりうる。たとえば、第1図および第2
図に示した接点部材の形態をした金属対象物、ま
たはこれに類した金属対象物を互いに結合するこ
とによつてできている無端テープ4がリール5か
ら巻き戻されて、まず、貴金属被覆装置の一部を
なすクリーニング部6等を通過する。ついで、二
本の案内ローラ7により、テープは、槽8の中に
設けられた自由回転ホイール9に沿つて案内さ
れ、ついで、テープは、後処理部10に送られて
すすぎ、又は乾燥等の処理が施こされる。後処理
部10を通過した後には、テープ4は、リール1
1に再び巻かれるか、又は、さらに別の処理装置
に送られて、たとえば接点部材の切離し等が行な
われる。
ホイール9の周囲でのテープの正確な位置付け
がなされるように、案内ローラ7を、所望により
その軸方向に移動できるようにしてもよい。さら
に、無端テープ4は、図示していないがそれ自体
公知の方法で、たとえば案内ローラ7を介して直
流電源の負端子に接続する。
第4図に示したように、ホイール9は、槽8に
設けられた軸12に回転自在に取付けられてい
る。テープ4が送られるホイール9の上部に向か
い合つて、電解液を供給する装置13が設けられ
ている。この装置の側、またはその中に、前述の
直流電源の正端子に接続された陽極が、供給され
る電解液と接触するように設けうる。所望なら
ば、電解液供給装置自体の一部を、これを構成す
る部品の材料の適当な選択と部品の配置により陽
極として用いるようにしてもよい。
電解液供給装置には、ハウジング14内に形成
された室15を備えており、この室には、加圧さ
れた電解液が、室15に連通した供給ダクト16
から送り込まれる。第4図に概略的に示したよう
に、供給ダクト16には、好ましくは調整制御弁
17を設ける。
ハウジング14の壁には、室15と連通し軸1
2の中心線と同心円をなす細い出口スロツト18
が形成される。このスロツトは、第4図に示すよ
うにホイール9の外周部と出口が同一平面上にあ
ることが好ましい。出口スロツト18の形状は、
軸12の中心線を通る半径方向面において、長さ
方向の軸線が、軸12の中心線と平行で出口スロ
ツト18の出口を通る線に対して好ましくは15度
ないし30度の角度をなしているように定める。出
口スロツト18は、軸12の中心線を中心として
たとえば90度の角度をなす円弧で広がつている。
電解液供給装置は、この装置13をホイール9に
対して所望の位置に軸12に固定できるように、
軸12の中心線に平行な方向に軸12上を移動で
きるようにハブ19により設けるのが好ましい。
動作中、たとえば第1図および第2図に示した
接点部材の形状に類した接点部材を互いに結合す
ることによりなるテープは、矢印Aの方向に移動
するテープ4により回転させられるホイール9の
外周部に沿つて装置の中を矢印A(第3図)の方
向に移動される。テープは、ホイール9の曲面の
回りにぴんと張られているので、テープに反やね
じれが生じるのを解消できるとともに、案内ロー
ラ7により、ホイール9の外周部に対するテープ
の正確な位置付けがもたらされるので、テープの
位置付け、特に金属対象物の若干カーブしたすな
わち曲つた部分2の位置付けが、移送中ホイール
9の外周部に沿つて正確に保たれる。
供給ダクト16から室15に電解液を圧送する
ことにより電解液は、薄いカーテン状になつて矢
印Cの方向に出口スロツト18から飛び出す。電
解液供給装置13の位置が、第4図に概略的に示
したようなものである場合には、電解液のカーテ
ンが、金属被覆を施こすべき金属対象物のカーブ
した部分2にだけあたるので、正しく所望のカー
ブした部分のみに金属被覆が施こされる。
電解液供給装置13は、ホイール9に関して軸
12の長さ方向に調節可能であるので、出口スロ
ツト18から飛び出す電解液のカーテンの位置
は、電気めつきを施こすべき製品の寸法と形状が
異つていても、簡単に適合できる。
実際上、室15内に、出口スロツト18からの
電解液の飛び出しスピードを、3ないし25m/s
となるような圧力に動作中保つと、良好な効果が
得られることがわかつた。多くの場合、6ないし
10m/sの間のスピードが、特に好ましい。出口
スロツトの幅は、0.1ないし5mm、特に0.3ないし
1.5mmの間であるのが好ましい。出口スロツトか
ら飛び出す電解液のカーテンの円形形状は少なく
ても、50mmの距離は保つことができ、実際上大部
分これで充分である。
動作中、電解液のスピードは、調整制御弁17
により容易に調節できる。
以上のように、本願発明については、少なくと
も主として、互いに結合されてテープ状になつた
接点部材に金属被覆を部分的に施こす必要のある
実施例に関して説明したが、本願発明による方法
および装置は、別の態様の金属対象物にも同様に
使用可能である。たとえば、別々に製造した部材
を金属製移送ベルトに結合して、これをテープ4
について前述したのと同じように装置中を通し
て、移送ベルトに取り付けた金属対象物に部分的
な金属被覆を施こしてもよい。この他、浮きだし
加工した帯状材を、テープ4について前述したの
と同じように装置中で電気めつきを施して、たと
えばテープの長さ方向にのびる浮きでた部分に金
属被覆を施こすことも可能である。
このように、本発明の方法および装置について
は、本発明の要旨内で種々の修正および変更が可
能である。
第5図は、コアンダ効果を利用した装置の一例
を示すものである。既述の図面に関して説明した
部品に対応する部品については、今までの図面と
同じ符号を付してある。
ハウジング14は、出口スロツト18が少なく
とも実質的に水平になるような位置に設けられ
る。なお、出口スロツトと動作中この出口スロツ
トから飛び出す電解液のカーテン20とをわかり
易くするため厚さを誇張して示してある。
ハウジング14の出口スロツト18には、部分
的な金属被覆を施こすテープ4の部分2の通り道
と向い合うように曲面22を位置付けた案内部材
21が設けられる。この曲面、すなわち湾曲壁部
材22の半径の中心は、第5図に示すように電気
めつきを施こす金属対象物に対して横にずれて離
れて位置している。
こうすると、出口スロツト18から圧力により
飛び出す電解液のカーテンは、曲面22に沿つて
流れる。電気めつきを施こす金属対象物に関して
は、この曲面の形状は、電解液のカーテンが電気
めつきを施こすべき金属対象物の部分に沿つて少
なくとも実質的に接線方向に案内されるように選
ばれる。本発明の方法および装置では、室15に
供給される電解液の圧力の変動と電解液の組成の
変化による影響が、最初に説明した方法よりも小
さくなる。
第6図および第7図に概略的に示した実施例で
は、ホイール23が用いられ、このホイールの外
周囲に沿つて、互いに結合された金属対象物24
からなるテープが案内される。ホイールに沿つて
テープを正しく誘導することは、第1実施例に関
して前述したのと同じ方法、すなわち、たとえば
案内ローラ7によりもたらされる。
ホイール23には、空洞が形成され、この空洞
の中には、本体25が、ホイール23とこの本体
25の間に、通路26が形成されるように固定位
置に設けられる。この通路26は、ホイールと本
体の側部で出口スロツト27となつて開口する。
この出口スロツトは、たとえば、約90度の角度で
円弧状にのびている。加圧された電解液は、固定
部(本体)25に形成された導管28を通つて通
路26に供給されるので、加圧された電解液が、
出口スロツト27から矢印Dの方向に飛び出す。
こうして飛び出した噴流は、貴金属を部分的に
被覆すべき金属対象物24の凹部24′の下面を
覆い、この凹部は、回転するホイール23により
噴出する噴流の回りを通される。この実施例で
は、電解液は、金属被覆を施こすべき金属対象物
の部分24′と接触しながら、金属対象物24か
ら離れる方向に噴出するので、噴出した噴流と電
気めつきを施こすべきでない金属対象物の部分と
が接触する可能性は、充分に回避される。この実
施例においては、ホイール23と本体25を固定
し、金属対象物24のテープが案内される環状ホ
イールをホイール23の周囲で回転させるように
することも考えられる。しかしながら、第6図に
示した実施例は、電解液の噴流用の出口スロツト
27に対して金属対象物の極めて正確な位置付け
がなされるので、好ましい。
第8図は、回転ホイール29を、第6図に示し
たのと同じように設けてあるが、このホイールに
はその各側部に凹部が形成してあつて、その各々
の凹部には、固定部30および31が、これらと
回転ホイールの間に、通路32および33が各々
形成されるように設けられる。これらの通路は、
第6図に示した実施例の通路と同様に、ホイール
の側部で、出口スロツト27に相当する出口スロ
ツト37および35として各々開口している。
この装置では、ホイール29の外周囲に沿つて
二本のテープを案内することにより、二本のテー
プを同時にめつきすることができ、また1本のテ
ープで長さ方向の両側部付近に電気めつきを施こ
すべき部分がある場合のめつき処理に用いること
ができることは明らかである。
第9図に示した実施例では、互いに結合されて
テープ状になつた金属対象物36は、ホイール3
7の外周面に沿つて案内される。ホイールの外周
囲の少なくとも一部の周囲には、ホイール37の
外周囲の回りにたとえば約90度の角度の円弧状に
なつてのびる出口スロツト40として開口する通
路39を備えた固定体38が設けらる。この出口
スロツト40は、矢印Eの方向に通路から出る加
圧された電解液の粉粒が、金属対象物36の湾曲
部41とあたつてこの湾曲部に選択的な金属被覆
を施こせるように向けられている。この実施例で
も、電解液は、電気めつきを施こすべきでない金
属対象物の部分と電解液との間で接触が生ずるこ
とのないように、金属対象物から離れる方向に噴
出される。
以上説明した実施例では、ホイールは、垂直方
向に、すなわち水平軸を中心として回転するよう
に示してあるが、ホイールの位置は、ホイールが
垂直方向の軸を中心として回転するようになつて
いてもよい。しかしながら、点検の容易性から
は、ホイールの位置は垂直位置であることが、通
常は好ましい。
また、上述した実施例のように、回転ホイール
の形状をなす案内部材を用いるのではなく、固定
した案内部材を用いてもよい。この場合、曲面
は、上記の実施例とは異つた形態で湾曲しうるの
で、電気めつきを施こす金属対象物を案内する曲
面が、円の一部をなす必要はない。
特許請求の範囲の欄に用いた符号は、本願発明
の要旨を明確にするために用いたものであつて、
本発明の技術的範囲に何らの限定をも加えるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、符号Bで示した部分に金属被覆を部
分的に施こす必要のある金属対象物であつて、本
発明により効果的に電気めつきを施こすことので
きるものの側面図である。第2図は、第1図にお
ける矢印方向の平面図である。第3図は、本発
明による装置の第1実施例の概略図を示すもので
ある。第4図は、第3図に示した装置の部分拡大
概略図を示すものである。第5図は、本発明によ
る装置の第2実施例の概略図を示すものである。
第6図は、本発明の第3実施例の概略断面図を示
すものである。第7図は、第6図の矢印の方向
における第6図に示した装置の一部を示すもので
ある。第8図は、本発明による装置の第4実施例
の概略部分断面図を示すものである。第9図は、
本発明による装置の第5実施例の概略部分断面図
を示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属対象物1ないし3を曲面9,23の外周
    囲に沿つて案内しながら、金属対象物の金属被覆
    2′を施こすべき金属対象物の少なくとも一部分
    と接触させる電解液により金属被覆を金属対象物
    に電気めつきする方法において、 長いテープ4に取付けた金属対象物の金属被覆
    すべき部分2に対して少なくとも実質的に接線方
    向に、電解液を薄いカーテン状に案内して、電解
    液が、被覆すべき部分に沿つて通過した後、金属
    対象物の他の部分1,3と接触することなく自由
    に流れ去るようにしたことを特徴とする方法。 2 前記金属対象物1ないし3を案内する前記曲
    面9,23の湾曲と一致する湾曲で、電解液のカ
    ーテンを形成することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 3 前記金属対象物を、自由に回転するホイール
    9,23,37の周囲に沿つて案内し、前記電解
    液を、該ホイールの回転軸線と同心円をなしてい
    る出口スロツト18,27,40に供給すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に
    記載の方法。 4 前記電解液を、前記ホイール23,27の外
    周囲と少なくとも実質的に同一平面に設けた出口
    スロツト27,40から供給することを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項に記載の方法。 5 金属被覆を施こすべき部分24′が、前記金
    属対象物24の両縁部付近に位置する場合には、
    各縁部の方向に前記電解液を供給することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
    れかに記載の方法。 6 前記電解液を、3ないし25m/sの間のスピ
    ードで供給することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第5項のいずれかに記載の方法。 7 めつきを施こすべき金属対象物1ないし3,
    24,36を案内できる自由回転ホイール9,2
    3,37を備えた、金属対象物に金属被覆を選択
    的に電気めつきする装置において、 めつきを施こすべき金属対象物の方向に電解液
    を供給する、該ホイールの軸線と同心円をなすス
    ロツト18,27,40を備えた電解液供給機構
    を設け、該スロツトを、該装置に電解液を圧送す
    る機構と連通させたことを特徴とする装置。 8 前記ホイール23に、その側部近くの箇所に
    スロツトとして開口する通路状の凹部26を設
    け、金属被覆を施こすべき金属対象物24の方向
    に電解液を該凹部から供給するようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の装置。 9 前記通路26を、前記ホイール23の凹部に
    設けた本体部25の一側面と該ホイール自体の一
    面とで形成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第8項に記載の装置。 10 金属被覆を施こすべき金属対象物36の部
    分の方向に電解液を供給できるスロツト40を、
    前記ホイール37の回転軸線と同心円状に設けた
    本体部38が、該ホイールに近接して設けられた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の
    装置。 11 前記電解液供給機構38ないし40と前記
    ホイール37とが、該ホイール37の回転軸線と
    平行な方向に相対的に移動可能に設けられること
    を特徴とする特許請求の範囲第10項に記載の装
    置。 12 前記スロツト18,27,40が、0.1な
    いし5mmの間の幅を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第7項ないし第11項のいずれかに記
    載の装置。 13 前記電解液を前記スロツト18,17,4
    0に供給する圧力を調節する制御部材17が、設
    けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    7項ないし第12項のいずれかに記載の装置。 14 めつきを施こすべき金属対象物1ないし
    3,24,36を案内できる自由回転ホイール
    9,23,37を備えた、金属対象物に金属被覆
    を選択的に電気めつきする装置において、 めつきを施こすべき金属対象物の方向に電解液
    を供給する、該ホイールの軸線と同心円をなすス
    ロツト18,27,40を備えた電解液供給機構
    を設け、該スロツトを、該装置に電解液を圧送す
    る機構と連通させるとともに、前記出口スロツト
    18から出る流体用の案内部材21を設け、該案
    内部材に該流体を案内する曲面を形成したことを
    特徴とする装置。 15 前記ホイール23に、その側部近くの箇所
    にスロツトとして開口する通路状の凹部26を設
    け、金属被覆を施こすべき金属対象物24の方向
    に電解液を該凹部から供給するようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の装
    置。 16 前記通路26を、前記ホイール23の凹部
    に設けた本体部25の一側面と該ホイール自体の
    一面とで形成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第15項に記載の装置。 17 金属被覆を施こすべき金属対象部36の部
    分の方向に電解液を供給できるスロツト40を、
    前記ホイール37の回転軸線と同心円状に設けた
    本体部38が、該ホイールに近接して設けられた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載
    の装置。 18 前記電解液供給機構38ないし40と前記
    ホイール37とが、該ホイール37の回転軸線と
    平行な方向に相対的に移動可能に設けられること
    を特徴とする特許請求の範囲第17項に記載の装
    置。 19 前記スロツト18,27,40が、0.1な
    いし5mmの間の幅を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第14項ないし第18項のいずれかに
    記載の装置。 20 前記電解液を前記スロツト18,27,4
    0に供給する圧力を調節する制御部材17が、設
    けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    14項ないし第19項のいずれかに記載の装置。 21 めつきを施こすべき金属対象物1ないし
    3,24,36を案内できる自由回転ホイール
    9,23,37を備えた、金属対象物に金属被覆
    を選択的に電気めつきする装置において、 めつきを施こすべき金属対象物の方向に電解液
    を供給する、該ホイールの軸線と同心円をなすス
    ロツト18,27,40を備えた電解液供給機構
    を設け、該スロツトを、該装置に電解液を圧送す
    る機構と連通させるとともに、前記金属対象物1
    ないし3用の案内機構7であつて該ホイール9の
    回転軸に対して平行な方向に位置調節可能なもの
    を、前記ホイール9の近傍に設けることを特徴と
    する装置。 22 前記ホイール23に、その側部近くの箇所
    にスロツトとして開口する通路状の凹部26を設
    け、金属被覆を施こすべき金属対象物24の方向
    に電解液を該凹部から供給するようにしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第21項に記載の装
    置。 23 前記通路26を、前記ホイール23の凹部
    に設けた本体部25の一側面と該ホイール自体の
    一面とで形成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第22項に記載の装置。 24 金属被覆を施こすべき金属対象物36の部
    分の方向に電解液を供給できるスロツト40を、
    前記ホイール37の回転軸線と同心円状に設けた
    本体部38が、該ホイールに近接して設けられた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第21項に記載
    の装置。 25 前記電解液供給機構38ないし40と前記
    ホイール37とが、該ホイール37の回転軸線と
    平行な方向に相対的に移動可能に設けられること
    を特徴とする特許請求の範囲第24項に記載の装
    置。 26 前記スロツト18,27,40が、0.1な
    いし5mmの間の幅を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第21項ないし第25項のいずれかに
    記載の装置。 27 前記電解液を前記スロツト18,27,4
    0に供給する圧力を調節する制御部材17が設け
    られていることを特徴とする特許請求の範囲第2
    1項ないし第26項のいずれかに記載の装置。
JP60028153A 1984-02-21 1985-02-15 金属対象物に金属被覆を選択的に電気めつきする方法及び装置 Granted JPS60190594A (ja)

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US581930 1984-02-21

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ATE33857T1 (de) 1988-05-15
EP0159471B1 (en) 1988-04-27
EP0159471A1 (en) 1985-10-30
US4514264A (en) 1985-04-30
DE3562392D1 (en) 1988-06-01

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