JPH0139734Y2 - - Google Patents

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JPH0139734Y2
JPH0139734Y2 JP1988110191U JP11019188U JPH0139734Y2 JP H0139734 Y2 JPH0139734 Y2 JP H0139734Y2 JP 1988110191 U JP1988110191 U JP 1988110191U JP 11019188 U JP11019188 U JP 11019188U JP H0139734 Y2 JPH0139734 Y2 JP H0139734Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、円形メリヤス編機におけるシリン
ダ基筒の回転支承装置、即ちシリンダの下端の一
般にジヤバラと称される基筒部分を、機床(ヘツ
ド)上に回転自在に支承する装置に関する。
従来の技術と間題点 従来の円形メリヤス編機におけるシリンダ基筒
のスラスト荷重の支承は、その外周縁部下面を環
状機床の円周縁部上面に直接に、あるいは減摩片
を介して摺接せしめることにより回転自在に支持
せしめたものとなされている(例えば特公昭50−
9898号)。
しかしながら、機床上に直接シリンダ基筒を摺
接せしめるものとするときは、両者の摺接面に極
めて精緻な表面仕上げ加工を必要とし、製作面で
の困難性が大きいばかりでなく、充分に緻密な加
工を施してもなお、両者を完全な水平面上で摺接
せしめることが実際上極めて困難であり、往々に
してシリンダの回転中心に僅かの揺れを生じて編
立生地の品質低下を招くというような間題点があ
つた。一方、機床側に所定間隔置きに固定した減
摩片を介してシリンダ基筒を支承せしめる場合に
は、上記減摩片の摩耗によりシリンダ基筒に比較
的早期のうちに沈降現象を生じ易く、このため編
針を昇降させるカムや糸道の高さを頻繁に調整し
なければならないというような間題点があつた。
また、従来、実開昭50−50958号公報のように、
シリンダ基筒を機床上に高さ調節自在に設けたロ
ーラを介して支承するものとした支承装置も提案
されている。
しかしながら、従来提案に係る上記支承装置
は、単に機床面上に垂直方向に傾動可能に枢着し
た傾動支持アームの先端に支持用ローラを設け、
上記アームを機床の下面側からねじ込んだ調整ね
じの先端で支持する構造のものであり、ローラに
シリンダ基筒を支承させた際、調整ねじが該シリ
ンダ基筒の荷重を支えなければならないものとな
るので、該ねじに過大な負担がかかり、長期に亘
る使用に到底絶えることができず、実用化に至つ
ていなかつたのが実情である。
間題点を解決するための手段 この考案は上記のような間題点に鑑み、環状機
床に取付けた実質的に高さ調節が可能であり、調
整後は容易に変化しない堅牢な支承金具を介して
シリンダ基筒を支承せしめるものとなすことによ
り、編機の製作時において特に機床側に差程の精
密加工を要することなく、シリンダ基筒の回転中
心軸を正確に垂直状態に設定可能なものとすると
共に、爾後調節も容易に行いうるものとして、編
機の製作の簡易化、シリンダの回転精度の向上を
はかりうるようにしたものである。
即ち、この考案は環状機床1の上面に複数個の
シリンダ基筒支承金具Aが円周方向に所定間隔置
きに取付けられ、該支承金具A上に、シリンダ基
筒3が回転自在に支承されたシリンダ基筒支承装
置であつて、前記支承金具Aは、機床1に固定さ
れた取付ブロツク11と、該ブロツク11に枢支
兼固定用ボルト16を介して上下方向に揺動可能
に取付けられた高さ調節用揺動腕12と、該揺動
腕12に水平軸13で取付けられた支承ローラ1
4と、前記機床1に縦向きにねじ通されて先端が
前記揺動腕12の下面に突き当てられた調節用押
しねじ17と、調節後において前記揺動腕の遊端
側を前記取付ブロツク11に不動状態に固定する
固定用ボルト18とを備え、前記シリンダ基筒支
承ローラ14上に、シリンダ基筒3がその下面に
設けられた環状凸縁3aを当接して支承されてな
ることを特徴とする円形メリヤス編機におけるシ
リンダ基筒の回転支承装置を提供するものであ
る。
実施例 以下、この考案を図示の実施例に基づいて更に
詳しく説明する。
第1図ないし第3図において、支脚(図示略)
によつて編機の据付床面上に固定状態に支持され
る環状機床1は、その内周縁部が断面L字状に形
成されることにより、該内周縁部に外周縁部より
低位のシリンダ基筒支承用段部2が形成されてい
る。そして、この段部2上に、円周方向に所定間
隔を置いて、それぞれ複数個づつ、特に編機の大
きさに応じて3個以上(多い場合には拾数個)の
シリンダ基筒支承金具Aと、同センタリング金具
Bとが取付けられている。そして、上記支承金具
Aを介して、機床1上にシリンダ基筒3が回転自
在に支承されると共に、前記センタリング金具B
によつてシリンダ基筒3が正しい中心位置を保持
するように周りから拘束されている。また、シリ
ンダ基筒3は外周面が歯車4に形成され、機床1
側に設けられた駆動歯車5と噛み合わされること
により、図示しない動力源からの動力で回転駆動
されるようになつている。なお、同図中に示す6
はシリンダ、7は編針、8は編針作動カム、9は
その取付用立金、10は機床1上面に固定された
環状の立金取付板、30はカバーである。
ところで、上記の支承金具Aは、第4図及び第
5図に示すように、取付ブロツク11と、その一
側面に装着された高さ調節用揺動腕12と、更に
その側面の中央部に水平軸13により周面の一部
を上方に突出させて取付けられた支承ローラ14
とを含む。上記取付ブロツク11は、両端部を取
付ボルト15,15により機床1の前記支承用段
部2上に固着されている。一方、揺動腕12は、
一端部が枢支兼固定用ボルト16で取付ブロツク
11に取付けられ、該ボルト16を緩めることに
よつて揺動可能なものとなされている。従つて、
これを揺動せしめることによつて、実質上、支承
ローラ14の高さ位置を変更調節しうるものとな
されている。そして、この調節を行うために、第
2図に示すように、機床1の支承用段部2にその
下面側から垂直にねじ通された調節用押ねじ17
の先端が、前記揺動腕12の下面に突き当てられ
ており、この押しねじ17をねじ回すことによ
り、揺動腕12を上下に揺動せしめうるものとな
されている。更にまた、この調節後、前記揺動腕
12を取付ブロツク11に完全に固定するため、
その遊端側に設けられた円孤状長孔19を通じて
固定用ボルト18が取付けブロツク11にねじ込
まれ、これを締め付けることにより、揺動腕12
の遊端を固定しうるようになつている。そして、
シリンダ基筒3は、その下面に設けられた環状凸
縁3aを上記支承ローラ14上に当接して回転自
在に支持されたものとなされている。
従つて、編機の組立に際しては、支承金具A上
にシリンダ基筒3を載置したのち、該シリンダ基
筒3を試行的に回転させ、支承金具Aの支承ロー
ラ14の回転状態を目視検査する。そして、その
いずれかの支承金具Aの支承ローラ14が追従回
転していないときは、先ず固定ボルト18及び枢
支兼固定用ボルト16を緩め、然る後、調節用押
しねじ17を回して枢支兼固定ボルト16を中心
に揺動腕12を上方に押し上げ、支承ローラ14
をシリンダ基筒3の環状凸縁3aに正しく当接せ
しめる如くしたのち、上記両ボルト16,18を
再度締め付けて揺動腕12を固定する。斯る調整
操作により、シリンダ基筒3を正しい高さ位置
に、かつ完全な水平状態に調整して回転自在に支
持するものである。上記のような調節操作は、編
機の組立後においても、必要に応じて随時行われ
るものであることはいうまでもない。
一方、センタリング金具Bは、シリンダ基筒3
を機床1の中心位置に正しく保持する役目を果す
ものである。該センタリング金具Bは、第6図及
び第7図に詳しく示すように、一端を枢支兼固定
用ボルト20で機床1の前記支承段部2上に取付
けられた取付ブロツク21と、その上面に重ねら
れ、長さ方向の中央部を垂直な枢軸22で枢着さ
れたスウイング腕23と、このスウイング腕23
の両端部上面に、周面の一部を内方に突出させて
垂直軸24,24により取付けられた1対の求心
用ローラ25,25とを有する。そして、上記取
付ブロツク21の外面に調節用押しねじ26の先
端が突き当てられている。この調節用押しねじ2
6は、第3図に示すように機床1の段部2の外周
縁の垂直壁2aに形成されたねじ孔27に外側か
らねじ通されたもので、これを締付け方向に回す
ことにより、取付ブロツク21を枢支兼固定用ボ
ルト20を中心に編機の内方に向けて揺動せしめ
うるものとなされている。従つて、この揺動によ
つて求心ローラ25,25を内方に移動させ、シ
リンダ基筒3の環状凸縁3aの外周面に密接せし
めうるものとなされている。このような移動調整
時には、枢支兼固定用ボルト20は緩められた状
態に保持されるが、円周方向に3個所以上に設置
されたセンタリング金具Bの上記のような調節操
作により、すべての求心ローラ25,25をシリ
ンダ基筒3に密接せしめて該基筒3のセンタリン
グ調整を終えたのちは、上記ボルト20を締付け
て取付ブロツク21を機床1に固定する。この固
定を更に確実なものとするため、取付ブロツク2
1の遊端側には、機床1の支承用段部2に設けら
れた弧状長孔29を通じてその下面側から固定用
ボルト28がねじ込まれかつ締付けられるものと
なされている。
従つて、編機の組立時には、センタリング金具
Bの各取付ブロツク21は、押しねじ26を後退
させてシリンダ基筒3の自由な嵌め込み許容しう
るような位置に最初は保持される。そして、求心
ローラ25列の内側にシリンダ基筒3の環状凸縁
3aをはめ込んだのち、押しねじ26を締付け方
向に回し、すべての求心ローラ25が環状凸縁3
aの外周面に密接せられるように調節して、シリ
ンダ基筒3を正しい中心位置に設置する。然る
後、枢支兼固定用ボルト20及び固定用ボルト2
8を締付けて取付ブロツク21を完全に固定し、
シリンダ基筒3を機床1の正しい中心位置に保持
すべく周りから完全な拘束状態に規制するもので
ある。
考案の効果 この考案は、上記実施例に示したような構成に
おいて、支承金具Aによるシリンダ基筒3の専ら
にスラスト荷重を受ける支承装置を要旨とするも
のである。而して、この考案によれば、シリンダ
基筒3を支承金具Aの支承ローラ14によつてそ
の上に回転自在に支持するものであるから、従来
の摺接方式による支承装置に較べて、シリンダ基
筒3の回転を極めて軽快に行わせることが可能と
なる。従つて、編機の運転のための駆動力を軽減
しうる。しかも、上記支承ローラ14は、その高
さ位置を支承金具A毎に個別に調節しうるものと
なされている。このため、編機の組立時において
も、また組立後においても、シリンダ基筒3の高
さ位置及び水平状態を簡易に調整することが可能
であるし、調整後は固定用ボルト18及び枢支兼
固定用ボルト16を締付けることで、揺動腕12
の遊端側及び枢支部を不動状態に固定し、揺動腕
12を完全な固定状態となしうるから、調節用押
しねじ17にシリンダ基筒3からの荷重が作用し
ないようにすることができ、押しねじ17への負
担を減らして、その耐久性を向上しうる。しか
も、ボルト16には枢支機能と同時に固定機能を
も付与したものとしているので、調整後の揺動腕
12の堅牢な固定を簡素かつコンパクトな構成に
て実現することができる。従つて、従来の摺接支
承構造による場合の如く、その摺接面、即ち機床
1とシリンダ基筒3の相対向する摺接面を精緻に
加工する必要がなく、それらの製作加工を簡易化
しうると共に、摩耗や調整ねじの緩み等によるシ
リンダ基筒3の沈降現象の発生を回避でき、長時
間にわたつて良品質の編地の編立を可能にするの
はもとより、仮に長時間の使用によつてシリンダ
基筒3の高さ位置に変化を生じたような場合にも
それを簡単に補正でき、ひいては実質的な編機の
耐用寿命を増大しうる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は機床へのシリンダ基筒の支承金具及びセンタリ
ング金具の取付状態を示す要部の平面図、第2図
は第1図−線の断面図、第3図は第1図−
線の断面図、第4図は支承金具の斜視図、第5
図は第4図−線の断面図、第6図はセンタリ
ング金具の斜視図、第7図は第6図−線の断
面図である。 1……機床、2……支承用段部、3……シリン
ダ基筒、3a……環状凸縁、A……支承金具、1
1……取付ブロツク、12……揺動腕、13……
水平軸、14……支承ローラ、15……取付ボル
ト、16……枢支兼固定用ボルト、17……調節
用押しねじ、18……固定ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状機床1の上面に複数個のシリンダ基筒支承
    金具Aが円周方向に所定間隔置きに取付けられ、
    該支承金具A上に、シリンダ基筒3が回転自在に
    支承されたシリンダ基筒支承装置であつて、前記
    支承金具Aは、機床1に固定された取付ブロツク
    11と、該ブロツク11に枢支兼固定用ボルト1
    6を介して上下方向に揺動可能に取付けられた高
    さ調節用揺動腕12と、該揺動腕12に水平軸1
    3で取付けられた支承ローラ14と、前記機床1
    に縦向きにねじ通されて先端が前記揺動腕12の
    下面に突き当てられた調節用押しねじ17と、調
    節後において前記揺動腕の遊端側を前記取付ブロ
    ツク11に不動状態に固定する固定用ボルト18
    とを備え、前記シリンダ基筒支承ローラ14上
    に、シリンダ基筒3がその下面に設けられた環状
    凸縁3aを当接して支承されてなることを特徴と
    する円形メリヤス編機におけるシリンダ基筒の回
    転支承装置。
JP1988110191U 1988-08-23 1988-08-23 Expired JPH0139734Y2 (ja)

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JPS6445190U JPS6445190U (ja) 1989-03-17
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5050958U (ja) * 1973-09-14 1975-05-17
JPS5088662U (ja) * 1973-12-18 1975-07-28
JPS5088661U (ja) * 1973-12-18 1975-07-28

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JPS6445190U (ja) 1989-03-17

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