JPH0138696Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は印刷原稿等の画像を読取つたイメージ
データとキーボード装置より入力された文章情報
とを合成編集し、それを１つの文章として作成す
ることができる文章編集装置（例えばワードプロ
セツサ）に関するものである。

〈従来技術〉 文章編集装置つまりワードプロセツサの普及は
近年目ざましく各種オフイスで使用されている
が、この場合に強く要求されるのが装置の小型化
でありまた機能面では多機能なものである。

最近、その多機能性の１つとして、印刷原稿等
の画像を読取つたイメージデータとキーボード装
置より入力した文章データとを合成してそれらを
１つの文章に作成できる文章編集装置が提案され
ている。

このイメージデータと文章データとを合成させ
る場合のシステム構成としては、文章編集装置
（ワードプロセツサ）とは独立させてイメージス
キヤナを有した読取装置を備え、この読取装置を
文章編集装置側へケーブル等で接続させるもので
あつた。

即ち、CRT表示装置、キーボード装置、プリ
ンタ装置、デイスク装置及び制御装置等でなる文
章編集装置とは別に独立した読取装置を備えると
ころから、このシステム構成が大型化するもので
あり、機能性では向上するものの逆に小型化の要
求に対しては相反するものとなつていた。

また、この場合の入力操作としても、文章編集
を行なう操作位置とは離れた読取装置のところで
原稿を読取らせそして前記操作位置に戻つて文字
データの入力操作を行なうといつた操作面におい
ても不便を来たしていた。

〈目的〉 本考案は上記装置の小型化と多機能性との要求
に適合する文章編集装置を提供することを目的と
するものであり、特に印刷原稿等の画像を読取る
イメージスキヤナと文章編集装置をシステム構成
が大型化することなく効率よく結合させ、もつて
操作性にも優れた文章編集装置を提供するところ
に特徴を有するものである。

〈実施例〉 第１図は本考案に係る文章編集装置の外観を示
すものである。

該第１図において、１は操作デスクであり、こ
のデスク１上には文字等を入力するキーボード装
置２と、入力した文章データあるいはイメージデ
ータを表示するCRT表示装置３が載置されてい
る。

前記操作デスク１の右側には該操作デスク１と
略同一高さのプリンタデスク４が配置され、該デ
スク４には編集されたデータをプリントして文書
作成するプリンタ５が載せられている。

また、前記操作デスク１の左側には該操作デス
ク１或はキーボード装置２の操作面と略同一高さ
の制御ユニツト本体６が配置されている。

この制御ユニツト本体６内には編集制御部、イ
メージスキヤナ、フロツピーデイスク、電源ユニ
ツト等が一体に内蔵されている。

この制御ユニツト本体６の具体的構成を第２図
に示しておりまた第３図にその縦構成断面図を示
している。

この制御ユニツト本体６の上部にはイメージス
キヤナを備えた読取装置部７となつており、該本
体６の上面にはイメージスキヤナへの原稿挿入口
８が設けられまた操作デスク１側より遠い本体６
の側面には読取り済み原稿を外部へ排出する排出
口９そして排出口９からの原稿を保持する排出ス
タツカー１０が設けられている。

前記制御ユニツト本体６の読取装置部７の下方
位置には操作デスク１側に近接してフロツピーデ
イスク装置１１が設けられ、この本体６の前面に
デイスク挿入口部１２が配置されている。さらに
前記フロツピーデイスク装置１１の側方の本体６
内にはコントローラ回路ユニツト１３が内装さ
れ、このユニツト１３の下方位置に電源ユニツト
１４が内装されている。

上記制御ユニツト本体６の上部に設けられた読
取装置部７は第３図から明瞭なように、この上部
の原稿挿入口８に読取原稿を挿入すると給紙装置
７１で読取位置へ送られ、例えばCCDイメージ
センサを内蔵したイメージスキヤナ７２で読取ら
れ、その後排出９から排出スタツカー１０へ排出
される。

前記原稿挿入口８の位置は操作者が操作デスク
１の前で椅子に座つた状態で原稿が挿入できるよ
うになつており、つまり挿入口８は操作デスクの
操作面と略同一高さのユニツト本体６の上面位置
にあり、また排出スタツカー１０は読取り済み原
稿をユニツト本体６の側壁に沿う縦方向に保持す
るものとなつている。

また、コントローラ回路ユニツト１３はユニツ
ト１３内に多数の回路基板１３Ａ，１３Ｂ…が装
設されるものである。

更に、フロツピーデイスク装置１１について
も、操作者が操作デスク１の前で椅子に座つた状
態でデイスクの出入操作ができる位置つまりユニ
ツト本体６の前面のデスク側にデイスク挿入口部
１２が配置されている。

従つて、この文章編集装置では操作者では操作
デスク１の前で椅子に座つた状態で読取装置部７
の原稿挿入口８への原稿挿入操作ができ、またキ
ーボード装置２を操作して前記原稿のイメージデ
ータとは別に文章データの入力ができる。

前記読取装置部７からのイメージデータは
CRT表示装置３で表示され、この表示装置３を
みてキーボード装置２から所望の文章データを入
力することによりイメージデータに対して文章デ
ータを合成編集することができる。そして印字を
指示するとプリンタ５により編集した前記データ
が１つの文書に作成される。

〈効果〉 このように本考案の文章編集装置では当該装置
の操作面近傍に置かれる制御ユニツトの上部に印
刷原稿等の画像を読取る読取装置を一体に装備さ
せたものであり、そのめ読取装置専用のスペース
を設ける必要がないのでシステム構成を小型にで
き、この読取装置に対する原稿の読取操作もこの
文章編集装置の操作位置で容易に行なえ、イメー
ジデータと文章データの入力操作が効率的に行な
いうる。しかも、当該装置の運搬等においても別
体としての読取装置を備えるのではないのでコン
パクトにできてコスト的にも有利となる等の特徴
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案文章編集装置の外観構成を示す
図、第２図は同装置の制御ユニツトの外観構成を
示す図、第３図は同制御ユニツトの断面図であ
る。 １……操作デスク、２……キーボード装置、３
……CRT装置、５……プリンタ、６……制御ユ
ニツト本体、７……読取装置部、８……原稿挿入
口、９……排出口、１１……フロツピーデイスク
装置、１３……コントローラ回路ユニツト。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 印刷原稿等の画像読取装置から入力されたイメ
   ージデータとキーボード装置より入力された文章
   データとを合成して編集する機能を備えた文章編
   集装置において、 前記キーボード装置が位置する操作面の側方に
   配置される制御ユニツトとして、この上部に前記
   画像を読取るイメージスキヤナを内蔵した読取装
   置部をまたこの読取装置部の下方に回路基板が装
   設されるコントローラ回路ユニツト部を一体に構
   成してなり、前記読取装置部の原稿挿入口の位置
   を前記操作面と略並び位置に設定したことを特徴
   とする文章編集装置。