JPH0138224Y2 - - Google Patents

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JPH0138224Y2
JPH0138224Y2 JP11703982U JP11703982U JPH0138224Y2 JP H0138224 Y2 JPH0138224 Y2 JP H0138224Y2 JP 11703982 U JP11703982 U JP 11703982U JP 11703982 U JP11703982 U JP 11703982U JP H0138224 Y2 JPH0138224 Y2 JP H0138224Y2
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JP
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latch
drawer
rod
edge
rear end
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JP11703982U
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JPS5921368U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、抽斗の抜け出し防止機構を備えたキ
ヤビネツトに関する。
そして、その目的とするは、抽斗を庫体内に押
込み収納した状態で確実に掛止保持して地震発生
時又は庫体の移動時等に庫体が揺動しても抽斗の
不意な抜け出し防止し、庫体の転倒等の事故を未
然に防ぐことにある。
従来、この種のキヤビネツトは抽斗の不意な抜
け出しを防止するため、抽斗の前板内に設けた操
作部と前板側端部に形成した動作部としてのラツ
チを他の連結杆等を介して動作可能に連係させた
りしている。こうして抜け出し防止機構では構成
を複雑にして製作を面倒にするばかりでなく、抽
斗内部の収納空間を利用して操作部、連結杆やラ
ツチを設けなければならず、それらの取付けを容
易にしたり、動作を確実にするためには抽斗の厚
さが相対的に大きくなる等の問題点が残されてい
た。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みて考案
されたものであつて、その要旨とするところは、
庫体内に上下多段に配設した各抽斗の下面に、杆
体後端における一側を他側に対して後方に突出さ
せて該杆体後端を傾斜縁又は傾斜曲縁とし、しか
も前記杆体の後端が突出した反対側側面には該傾
斜縁又は傾斜曲縁と連続させて側方に向けて開放
した掛合凹部を設けてこれら傾斜縁又は傾斜曲縁
と掛合凹部をラツチとして抽斗の後板より後方に
突出させ、且つ前記杆体前端を抽斗前面に設けた
少なくとも下方に向けて開放した開口条を有する
把手の該開口条内にのぞませて操作部としたラツ
チバーを回動自在に枢着するとともに、庫体内奥
部には前記ラツチの掛合凹部が掛脱する掛止部を
上下方向に設け、更にはラツチバーのラツチを弾
性体によつて掛止部方向に向けて弾性付勢してな
る抽斗の抜け出し防止機構を備えたキヤビネツト
にある。
本考案に係る抽斗の抜け出し防止機構を備えた
キヤビネツトの詳細を添付の図にもとづき更に説
明する。
ラツチバーAは、第2図に示すようにその平板
状の杆体後端部を抽斗Bの後板2より後方に突出
させて動作部とし、杆体前端は前板1より前方に
突出させてこの前板1前面に設けた把手3内にの
ぞませてこれと操作部とした状態で、この杆体の
前後方向略中間部を枢軸4にて抽斗Bの底板5下
面に枢着して水平方向回動自在にしたものであ
る。このラツチバーA後端部の動作部は、その杆
体後端における一側を他側に対して後方に突出さ
せてこの杆体後端を傾斜縁又は傾斜曲縁7とし、
しかもその杆体の後端が突出した反対側側面には
傾斜縁又は傾斜曲縁7と連続させて側方に向けて
開放した掛合凹部8を設けてこられ傾斜縁又は傾
斜曲縁7と掛合凹部8をラツチ6として抽斗Bの
後板2より後方に突出させたものである。又、杆
体前端の操作部は、第3図、第4図に示すように
杆体前端を折曲して抽斗B前面に設けた少なくと
も下方に向けて開放した開口条を有する把手3の
この開口条内にのぞませるとともに、この折曲部
12に操作用キヤツプ13を被嵌したものであ
る。更には、抽斗Bの後板2に設けた突片9に一
端を連結した弾性体10の他端をラツチバーAに
連結してこの弾性体10の弾力によつて、ラツチ
バーAのラツチ6をその掛合凹部8が庫内C奥部
の上下方向に設けた掛止部11に掛合する方向に
付勢している。
そして、こうした抽斗Bを庫体C内に上下多段
に配設して本考案に係るキヤビネツトが形成され
ている。
又、図示した実施例では、ラツチバーAの上下
方向のがたつきを防止するため、抽斗Bの底板5
の前端と後端下面に、第3図に示すように凹部1
4′,15′を有する支持金具14,15を溶着、
その他の手段によつて取付けている。そして、こ
の支持金具14又は15の凹部14′又は15′と
抽斗Bの底板5間に形成される間隙にラツチバー
Aを挿通してこれを保持している。又、この両支
持金具14,15の凹部14′,15′はラツチバ
ーAの水平方向への回動距離を規制するストツパ
ーとして機能しうるようにその幅寸法を設定して
いる。これは、例えばラツチバーAをその前後方
向略中間部において枢軸4で抽斗Bの底板5に取
付けた場合、前後の支持金具14,15ともにそ
の凹部14′,15′の幅寸法はラツチバーAのラ
ツチ6の掛合凹部8が掛止部11に掛合し、且つ
この掛止部11から解放されるときに必要な枢軸
4を中心とするラツチバーAの回動範囲に相当す
る幅寸法とすればよいのである。更に、庫体C内
奥部に設けられる掛止部11は第2図に示すよう
に庫体C裏板に固定した板体の折曲縁16を用い
るか又は軸杆を上下方向に立設するものとし、第
1図に示すように抽斗Bを上下多段に設けた庫体
C内において掛止部11は全ての抽斗B…に取付
けたラツチバーAのラツチ6の掛合凹部8に掛脱
しうるように上下方向に長尺なものとして形成す
るものである。第2図に示す実施例では、掛止部
11を構成する板体の一部にロツク掛け部17を
折曲形成し、このロツク掛け部17に各抽斗Bに
設けたロツク用のフツク18を掛脱自在にしてい
る。このフツク18を動作させるロツク機構につ
いては、従来公知のものを利用すればよい。尚、
第2図に示す抽斗Bは仕切板19,19によつて
内部を区画するとともに、この仕切板19、前板
1、両側板2′、後板2に形成したスリツト20
…を利用して、このスリツト20…間に他の図示
しない仕切板を嵌め込んで更に小収納空間に区画
しうるようにして工具やネジ等を収納するための
ものであるが、本考案は抽斗Bの形状やその内部
構造を目的をするものではないので、その他の形
状や構造の抽斗を用いることも可能である。
以上のようになる本考案に係る抽斗の抜け出し
防止機構を備えたキヤビネツトにあつては、各抽
斗Bの下面に設けたラツチバーAの後端部に動作
部としてのラツチ6を、又前端には操作部をそれ
ぞれ形成し、しかもラツチバーAは前後方向に配
設されることから、従来のように操作部と動作部
を別体の連結杆等を介して連係させたりすること
により、構成を複雑にして製作を面倒にしたり、
又はそれらの取付けを容易にしたり、動作を確実
にするために抽斗の厚さを相対的に大きくしなけ
ればならないものと比較して、抽斗Bは可能な限
り小さく且つ薄いものとすることができ、しかも
抽斗の収納容積が小さくなるおそれもないもので
ある。又、ラツチバーAを水平方向に回動させて
そのラツチ6の掛合凹部8を掛止部11に掛脱さ
せるものであるから、ラツチバーの上下回動によ
る掛脱のように下位の抽斗Bとの間に回動用の間
隙を設ける必要性もなく、抽斗B…を上下多段に
配設したような工具収納用のキヤビネツトの場合
には庫体内のデツドスペースを少なくすることが
できる。更に、弾性体10によつてラツチ6の掛
合凹部8を掛止部11に向けて弾性付勢している
から、掛合が確実となつて地震発生時等に抽斗B
が不意に前方に抜け出すこともないのである。加
えて、このラツチバーA後端部のラツチ6と掛脱
する掛止部11は庫体C内奥部に上下方向に設け
るものであるから、抽斗Bを上下に多段に配設し
ても、全ての抽斗Bに設けたラツチバーAのラツ
チ6の掛止部11として併用することができ、各
抽斗Bごとに掛止部11を別設するものと比較し
て構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る抽斗の抜け出し防止機構
を備えたキヤビネツトの一例を示す正面図、第2
図は庫体の一部を省略した状態のキヤビネツトの
横断平面図、第3図は抽斗の下面斜視図、第4図
は同じく側面図である。 A…ラツチバー、B…抽斗、C…庫体、1…前
板、2…後板、3…把手、4…枢軸、5…底板、
6…ラツチ、7…傾斜縁又は傾斜曲縁、8…掛合
凹部、9…突片、10…弾性体、11…掛止部、
12…折曲部、13…キヤツプ、14,15…支
持金具、16…折曲縁、17…ロツク掛け部、1
8…フツク、19…仕切板、20…スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 庫体C内に上下多段に配設した各抽斗Bの下面
    に、杆体後端における一側を他側に対して後方に
    突出させて該杆体後端を傾斜縁又は傾斜曲縁7と
    し、しかも前記杆体の後端が突出した反対側側面
    には該傾斜縁又は傾斜曲縁7と連続させて側方に
    向けて開放した掛合凹部8を設けてこれら傾斜縁
    又は傾斜曲縁7と掛合凹部8をラツチ6として抽
    斗Bの後板2より後方に突出させ、且つ前記杆体
    前端を抽斗B前面に設けた少なくとも下方に向け
    て開放した開口条を有する把手3の該開口条内に
    のぞませて操作部としたラツチバーAを回動自在
    に枢着するとともに、庫体C内奥部には前記ラツ
    チ6の掛合凹部8が掛脱する掛止部11を上下方
    向に設け、更にはラツチバーAのラツチ6を弾性
    体10によつて掛止部11方向に向けて弾性付勢
    してなる抽斗の抜け出し防止機構を備えたキヤビ
    ネツト。
JP11703982U 1982-07-30 1982-07-30 抽斗の抜け出し防止機構を備えたキャビネット Granted JPS5921368U (ja)

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JP11703982U JPS5921368U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 抽斗の抜け出し防止機構を備えたキャビネット

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JP11703982U JPS5921368U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 抽斗の抜け出し防止機構を備えたキャビネット

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Publication Number Publication Date
JPS5921368U JPS5921368U (ja) 1984-02-09
JPH0138224Y2 true JPH0138224Y2 (ja) 1989-11-16

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11703982U Granted JPS5921368U (ja) 1982-07-30 1982-07-30 抽斗の抜け出し防止機構を備えたキャビネット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531603Y2 (ja) * 1985-10-15 1993-08-13
JP5058608B2 (ja) * 2007-01-12 2012-10-24 フランスベッド株式会社 引き出し付き家具

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Publication number Publication date
JPS5921368U (ja) 1984-02-09

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