JPH0138146Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0138146Y2 JPH0138146Y2 JP1984109682U JP10968284U JPH0138146Y2 JP H0138146 Y2 JPH0138146 Y2 JP H0138146Y2 JP 1984109682 U JP1984109682 U JP 1984109682U JP 10968284 U JP10968284 U JP 10968284U JP H0138146 Y2 JPH0138146 Y2 JP H0138146Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- section
- chassis frame
- winch device
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Handcart (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、主として木材の積出し等に用いら
れる運搬車に装備されているウインチ装置におけ
るガイドロ−ラ構造に関するものである。
れる運搬車に装備されているウインチ装置におけ
るガイドロ−ラ構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術
従来から、こういつた目的に用いられる運搬車
は存在していたが、そのほとんどは、車台フレ−
ムを前後に仕切り、前部を機材搭載ならびに操縦
部とするとともに、後部を積荷積載部とした形成
のものであつた。
は存在していたが、そのほとんどは、車台フレ−
ムを前後に仕切り、前部を機材搭載ならびに操縦
部とするとともに、後部を積荷積載部とした形成
のものであつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
ところが、このような形式にすると、仕切板
(アオリ)の存在が邪魔になり、積荷積載部に長
尺物を積めないという問題が生じ、このような運
搬車が木材(長尺になる場合が多い)の積出し等
においてよく使用されるだけに、問題は深刻であ
つた。
(アオリ)の存在が邪魔になり、積荷積載部に長
尺物を積めないという問題が生じ、このような運
搬車が木材(長尺になる場合が多い)の積出し等
においてよく使用されるだけに、問題は深刻であ
つた。
そこで、この考案者等は、車台フレ−ムを左右
に仕切り、すなわち、アオリを前後方向に通し、
一方側を、前後になんら障害物のない積荷積載部
とするとともに、他方側に各機材を集設した形式
のものを案出し、前記した欠点を解決したのであ
つた。
に仕切り、すなわち、アオリを前後方向に通し、
一方側を、前後になんら障害物のない積荷積載部
とするとともに、他方側に各機材を集設した形式
のものを案出し、前記した欠点を解決したのであ
つた。
そして、このような形式にすると、必然的にウ
インチ装置のドラム部を機材搭載部の最前部に位
置させるようになるのであるが、このウインチ装
置で木材等を直引きしたような場合、引き寄せ得
る水平面内の左右角度の限界と、垂直面内におけ
る車台フレ−ムとの干渉ゾ−ンが存在する問題は
依然として残るのである。
インチ装置のドラム部を機材搭載部の最前部に位
置させるようになるのであるが、このウインチ装
置で木材等を直引きしたような場合、引き寄せ得
る水平面内の左右角度の限界と、垂直面内におけ
る車台フレ−ムとの干渉ゾ−ンが存在する問題は
依然として残るのである。
(ニ) 問題点を解決するための手段
そこで、この考案は、車台フレ−ム上の前後方
向にアオリを設けることで、前記車台フレ−ムを
左右に仕切り、それぞれの側を積荷積載部と機材
搭載部にするとともに、前記機材搭載部の最前部
にウインチ装置のドラム部を配置した運搬車にお
いて、前記ドラム部の前方に、このドラム部の幅
に略応じた間隔で二本の縦ロ−ラと同じく一本の
横ロ−ラをそれぞれ設けたことを基本構成とする
他、さらに、この構成中、横ロ−ラが中高のテ−
パに形成されることを付加構成とすることによ
り、前記した問題点に対処したものである。
向にアオリを設けることで、前記車台フレ−ムを
左右に仕切り、それぞれの側を積荷積載部と機材
搭載部にするとともに、前記機材搭載部の最前部
にウインチ装置のドラム部を配置した運搬車にお
いて、前記ドラム部の前方に、このドラム部の幅
に略応じた間隔で二本の縦ロ−ラと同じく一本の
横ロ−ラをそれぞれ設けたことを基本構成とする
他、さらに、この構成中、横ロ−ラが中高のテ−
パに形成されることを付加構成とすることによ
り、前記した問題点に対処したものである。
(ホ) 作用
これにより、ワイヤを左右方向から屈折してド
ラム部へ巻取る場合であつても、この縦ロ−ラが
うまくその屈折を案内するから、巻取り可能な左
右角度を大きくすることができる。
ラム部へ巻取る場合であつても、この縦ロ−ラが
うまくその屈折を案内するから、巻取り可能な左
右角度を大きくすることができる。
また、横ロ−ラがこの位置に存在することは、
ドラム部を前下方へ移動したと同じ作用をするか
ら、ワイヤが車台フレ−ムに干渉するゾ−ンを少
なくするとともに、これを中高のテ−パに形成し
ておけば、ドラム部に巻付くワイヤの高さを均平
化させる(乱巻き防止)ことができる。
ドラム部を前下方へ移動したと同じ作用をするか
ら、ワイヤが車台フレ−ムに干渉するゾ−ンを少
なくするとともに、これを中高のテ−パに形成し
ておけば、ドラム部に巻付くワイヤの高さを均平
化させる(乱巻き防止)ことができる。
(ヘ) 実施例
以下、実施例を図面を参照して説明するが、第
1図〜第3図はこの発明に係る運搬車の側面図、
平面図および前面図、第4図および第5図はウイ
ンチ装置のドラム部の平面図および側面断面図で
ある。
1図〜第3図はこの発明に係る運搬車の側面図、
平面図および前面図、第4図および第5図はウイ
ンチ装置のドラム部の平面図および側面断面図で
ある。
運搬車は、水平な板体である車台フレ−ム1上
の前後方向に仕切板(アオリ)2を設けること
で、この車台フレ−ム1を左右に仕切るものであ
る。そして、一方の側(例えば、進行方向左側)
を前後になんの障害もない積荷積載部3とすると
ともに、他方の側(同じく右側)を機材搭載部4
としたものである。
の前後方向に仕切板(アオリ)2を設けること
で、この車台フレ−ム1を左右に仕切るものであ
る。そして、一方の側(例えば、進行方向左側)
を前後になんの障害もない積荷積載部3とすると
ともに、他方の側(同じく右側)を機材搭載部4
としたものである。
なお、車台フレ−ム1の下方には、駆動輪5,
5と従動輪6,6にクロ−ラ7,7を巻装した構
造の走行部8が装備されている。
5と従動輪6,6にクロ−ラ7,7を巻装した構
造の走行部8が装備されている。
機材搭載部4であるが、この部分の前部にウイ
ンチ装置9を装備させるとともに、後部にエンジ
ン10および各種の操縦レバ−等からなる操縦部
材11を設置するのである。
ンチ装置9を装備させるとともに、後部にエンジ
ン10および各種の操縦レバ−等からなる操縦部
材11を設置するのである。
ところで、ウインチ装置9の向きであるが、こ
れは、機材搭載部4の最前部にドラム12および
副ドラム13等からなるドラム部14を持つて
来、その後方に変速用の操作レバ−15等からな
る操作部16を配置しておくのである。
れは、機材搭載部4の最前部にドラム12および
副ドラム13等からなるドラム部14を持つて
来、その後方に変速用の操作レバ−15等からな
る操作部16を配置しておくのである。
また、操縦部材11を機材搭載部4の最後部に
持つて来るようにし、作業者が座るシ−ト等を設
けない(したがつて、この運搬車は歩行型とな
る)ことで、できるだけ、エンジン10を後へ配
置し、ウインチ装置9との間にボツクス部17を
設けるようにする。そして、このようにしてでき
たボツクス部17にバツテリ−や工具等を収容で
きるようにする。
持つて来るようにし、作業者が座るシ−ト等を設
けない(したがつて、この運搬車は歩行型とな
る)ことで、できるだけ、エンジン10を後へ配
置し、ウインチ装置9との間にボツクス部17を
設けるようにする。そして、このようにしてでき
たボツクス部17にバツテリ−や工具等を収容で
きるようにする。
その他、アオリ2のやや前部付近からポ−ル1
8を起立させ、さらに、このポ−ル18の上端か
ら左右T字形にジブ19を張出させるとともに、
これに滑車20,20を懸垂しておき、ドラム部
14から巻出したワイヤ21を案内するのであ
る。
8を起立させ、さらに、このポ−ル18の上端か
ら左右T字形にジブ19を張出させるとともに、
これに滑車20,20を懸垂しておき、ドラム部
14から巻出したワイヤ21を案内するのであ
る。
ところで、この考案は、以上のような構成にお
いて、ドラム部14(正確にはドラム12)の前
方に、ドラム12の内側面の幅と同じ程度かやや
狭い間隔で二本の縦ロ−ラ22,22を設けると
ともに、水平に軸支される横ロ−ラ23を設けた
ものである。
いて、ドラム部14(正確にはドラム12)の前
方に、ドラム12の内側面の幅と同じ程度かやや
狭い間隔で二本の縦ロ−ラ22,22を設けると
ともに、水平に軸支される横ロ−ラ23を設けた
ものである。
縦ロ−ラ22,22の高さは適宜でよいが、少
なくともドラム12の高さよりは高くしておく方
が好ましいであろう。
なくともドラム12の高さよりは高くしておく方
が好ましいであろう。
また、横ロ−ラ23の幅も問題となるかもしれ
ないが、少なくとも、ドラム12の幅よりは大き
くする必要がある他、その位置は、縦ロ−ラ2
2,22よりも前方に設置され、高さは適当なも
のであればよい。
ないが、少なくとも、ドラム12の幅よりは大き
くする必要がある他、その位置は、縦ロ−ラ2
2,22よりも前方に設置され、高さは適当なも
のであればよい。
なお、この横ロ−ラ23は、中高のテ−パ形状
に形成される場合がある。
に形成される場合がある。
(ト) 考案の効果
まず、ドラム12の前方の縦ロ−ラ22,22
の存在により、巻取ろうとするワイヤ21が左右
に大きく屈折している場合であつても、この縦ロ
−ラ22,22がうまく案内するため、巻取り得
る左右角度(第4図のα)を従来のものよりも大
きくすることができる。
の存在により、巻取ろうとするワイヤ21が左右
に大きく屈折している場合であつても、この縦ロ
−ラ22,22がうまく案内するため、巻取り得
る左右角度(第4図のα)を従来のものよりも大
きくすることができる。
また、横ロ−ラ23については、本来なら、ド
ラム12に巻付いているあるワイヤ径Dにおい
て、車台フレ−ム1が存在することにより、これ
と干渉するゾ−ン(第5図のZ)ができるのであ
るが、このように横ロ−ラ23を設置すること
で、このゾ−ンをほとんど無にすることも可能で
ある。
ラム12に巻付いているあるワイヤ径Dにおい
て、車台フレ−ム1が存在することにより、これ
と干渉するゾ−ン(第5図のZ)ができるのであ
るが、このように横ロ−ラ23を設置すること
で、このゾ−ンをほとんど無にすることも可能で
ある。
さらに、横ロ−ラ23を中高のテ−パにすれ
ば、もともと、ワイヤ21は、ドラム12の側面
との摩擦抵抗等によつて中央へ中央へと集まつて
巻かれる性質があるが、横ロ−ラ23の中高形状
により、ワイヤ21を端へ端へと押しやる力が働
くことになり、結局、中央部に極端に集中して巻
かれるといつた事態はなくなる。
ば、もともと、ワイヤ21は、ドラム12の側面
との摩擦抵抗等によつて中央へ中央へと集まつて
巻かれる性質があるが、横ロ−ラ23の中高形状
により、ワイヤ21を端へ端へと押しやる力が働
くことになり、結局、中央部に極端に集中して巻
かれるといつた事態はなくなる。
図面はこの考案の実施例を示すものであつて、
第1図〜第3図はこの発明に係る運搬車の側面
図、平面図および前面図、第4図および第5図は
ウインチ装置のドラム部の平面図および側面断面
図である。 符号、1……車台フレ−ム、12……ドラム、
2……アオリ、14……ドラム部、3……積荷積
載部、22……縦ロ−ラ、4……機材搭載部、2
3……横ロ−ラ、9……ウインチ装置。
第1図〜第3図はこの発明に係る運搬車の側面
図、平面図および前面図、第4図および第5図は
ウインチ装置のドラム部の平面図および側面断面
図である。 符号、1……車台フレ−ム、12……ドラム、
2……アオリ、14……ドラム部、3……積荷積
載部、22……縦ロ−ラ、4……機材搭載部、2
3……横ロ−ラ、9……ウインチ装置。
Claims (1)
- 車台フレ−ム1上の前後方向にアオリ2を設け
ることで、前記車台フレ−ム1を左右に仕切り、
ぞれぞれの側を狭幅の積荷積載部3と機材搭載部
4にするとともに、前記機材搭載部4の前部にウ
インチ装置9のドラム部14を配置した運搬車に
おいて、前記ドラム部14を構成するドラム12
の前方であつて、前記機材搭載部4の最前部に、
このドラム12の幅に略応じた間隔で、かつ、こ
のドラム12の高さと等しいかやや高い二本の縦
ロ−ラ22,22を設ける他、この縦ロ−ラ2
2,22の前下方に一本の中高テ−パ状の横ロ−
ラ23を設けたことを特徴とするウインチ装置に
おけるガイドロ−ラ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10968284U JPS6125394U (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | ウインチ装置におけるガイドロ−ラ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10968284U JPS6125394U (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | ウインチ装置におけるガイドロ−ラ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6125394U JPS6125394U (ja) | 1986-02-15 |
JPH0138146Y2 true JPH0138146Y2 (ja) | 1989-11-15 |
Family
ID=30668822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10968284U Granted JPS6125394U (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | ウインチ装置におけるガイドロ−ラ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6125394U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4720537U (ja) * | 1971-01-08 | 1972-11-08 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4891662U (ja) * | 1972-02-03 | 1973-11-02 | ||
JPS58113547U (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-03 | 三菱自動車工業株式会社 | ウインチ取付け構造 |
-
1984
- 1984-07-19 JP JP10968284U patent/JPS6125394U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4720537U (ja) * | 1971-01-08 | 1972-11-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6125394U (ja) | 1986-02-15 |
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