JPH0138123Y2 - - Google Patents

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JPH0138123Y2
JPH0138123Y2 JP13349785U JP13349785U JPH0138123Y2 JP H0138123 Y2 JPH0138123 Y2 JP H0138123Y2 JP 13349785 U JP13349785 U JP 13349785U JP 13349785 U JP13349785 U JP 13349785U JP H0138123 Y2 JPH0138123 Y2 JP H0138123Y2
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cable
speed
roller
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feeding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、測定ケーブルの高速繰出装置に関
し、詳しくは、航走中の船舶より水中に投下され
る水中観測用計器に接続されるケーブルの高速繰
出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、水中の水温、塩分等の濃度を測定する場
合、水中、例えば海中に温度、塩分濃度センサを
備えた計器をケーブルに接続して投下し、所定の
深度に達すればこれら計器を作動させ測定するこ
とが行われる。
上記手段は、目的とする深度における水温、塩
分濃度等が直接的に観測出来、極めて正確な情報
を得ることが出来る利点を有する。
しかしながら、上記計測計器及びケーブルは沈
降時、水の粘性抵抗を受けるため、例えば航走中
の船舶より投下すれば、上記抵抗に船舶の速度が
加わり、これらの相乗によつて計測計器が浮き上
がつてしまい、いくらケーブルを繰り出しても目
的深度まで計器を沈下させ得ない事態が生じ、測
定や不能となつてしまうことがあつた。
〔従来技術の問題点〕
上記問題点を解消するには、例えば、各観測点
毎に観測船を停止させ、その都度所定深度にまで
ケーブルを繰り出し測定を行うことが考えられる
が、船舶の停止、移動は非常に時間が掛かり、迅
速な測定には到底不向きであり、また漁撈中、網
入れ後に水温を観測しながら漁獲量を推測する場
合等には上記測定手段は到底採用出来ないといつ
た問題がある。
一方、航走中の船舶より測定計器を投下し、所
定深度まで達しさせる手段として、例えば、特公
昭55−13959号のように、計器中にもケーブルを
巻き取り収納しておき、投下後計器側からもケー
ブルを解纜しつつ沈下させることや、特開昭54−
47298号のように、予め所定深度に達し得る長さ
のケーブルを船尾より繰り出しておきしかる後計
器を投下する手段が提案されているが上記いずれ
の手段も投下、巻き上げを繰り返して多数回の観
測を短時間のうちに行うのには適さず、また網入
れ中に同時に水温等を測定する場合、特に後者の
手段にあつては、ケーブルが網に絡む危険があ
り、到底実施出来ないといつた問題がある。
〔考案の解決する問題点〕
この考案は、上記問題点に鑑み、水の粘性抵抗
及び船舶の前進抵抗があつても、迅速に計器を沈
降させ得、また繰り返し測定も容易に行える測定
ケーブルの高速繰出装置を提供することを目的と
して成されたものである。
〔問題点を解決し得た技術〕
この考案の測定ケーブルの高速繰出装置は、回
転駆動装置を備えたケーブル巻取ドラムとケーブ
ル繰出側に配置された繰出ローラとから成り、該
繰出ローラには、磁石、及び磁性体を非接触状態
で同軸に対向配置して成る磁性継手を介して駆動
装置が連接され、かつ、前記繰出ローラの外周面
には、ケーブル押えローラが少なくとも二個、前
記繰出ローラ外周面に弾性的に押圧されて配置さ
れてなることを特徴とするものである。
〔作用〕
航走中の船舶より、ケーブルに繋がれた計器を
投下し所定深度にまで達しさせるには、ケーブル
及び計器の自然沈降速度に船速を加えた速度以上
の速度でケーブルを繰り出す必要がある。
しかし、単にケーブル巻取ドラムを上記の速度
に相当する周速で解纜方向に回転させたのみで
は、ケーブルは水の粘性抵抗のため上記速度以下
の最終速度に落ち着いてしまい、ケーブル巻取ド
ラムの回転のみが高速となる結果、ドラム上でケ
ーブルが絡み合う、いわゆるパーマを起こしトラ
ブル発生となる。
従つて、このようなパーマを生じさせないため
には、ケーブルの繰り出し側においてケーブルに
常に張力を付加する必要がある。
そこで、ケーブル巻取ドラムの繰り出し側に繰
出ローラを設け、しかもこの繰出ローラに磁気継
手を介して駆動装置を連接し、該装置によりドラ
ムより高速回転となる回転力を常時付加し強制的
にケーブルを繰り出すのである。
上記磁気継手は、磁石及び磁性体を非接触状態
で対向配置してなるものであるから、ケーブル巻
取ドラムの繰り出し速度より駆動装置を高速回転
させておきさえすれば、繰出ローラのケーブル巻
取ドラムに対する回転速度差は上記磁気継手で吸
収されるので常に一定以上の張力をケーブルに付
与することができ、もつて船速プラス自然沈降速
度以上の速度でケーブルを繰り出すことが可能と
なるのである。
〔実施例〕 次に、この考案の実施例を説明する。
第1図は、この考案の実施例の構成図、第2図
は、この考案の実施例の繰出ローラの説明図、第
3図は、実施例の使用状態説明図である。
この考案の測定ケーブルの高速繰出装置1は、
回転駆動装置2Aを備えたケーブル巻取ドラム2
とケーブル繰出側に配置された繰出ローラ3とか
らなり、この繰出ローラ3には、第2図に示すよ
うに磁石41及び磁性体42、例えば鉄板等を非
接触状態で同軸上に対向配置してなる磁気継手4
0を介して駆動装置4、例えばモータが連接さ
れ、かつ、前記繰出ローラ3の外周面3Aには、
ケーブル押さえローラ5,5が少なくとも二個弾
性的に押圧配置されて構成されている。
上記繰出ローラ3は、ケーブル巻取ドラム2の
ケーシング20に取り付けられたビーム21の先
端に固定され、かつこのビーム21はケーシング
20と共に軸Xを中心として回転自在に支持して
おくことが望ましい。
また、繰出ローラ3の外周に設けられるローラ
5,5は図示のように一個の支点を中心として互
いに回動自在に支持した二本のアーム51,51
先端に軸支され、このアーム51,51間にバネ
52が張り渡され、アーム間に働く張力によりケ
ーブルCが押圧されるように構成されている。
そして、この考案の測定ケーブルの高速繰出装
置1により、観測計器を取り付けたケーブルCを
水中に繰り出す場合、第3図に示すように、まず
ビーム21を船体舷側より振出し、繰出ローラ3
の駆動モータ4を高速駆動させる。このとき、繰
出ローラ3は磁気継手40により駆動モータ4と
非接触状態とされているため、ケーブル巻取ドラ
ム2にブレーキが掛かつており、かつ、この間に
ケーブルCが掛け渡されているときは、繰出ロー
ラ3と駆動モータ4との回転差は磁気継手40の
スリツプにより吸収されるから繰出ローラ3は無
理なく停止している。
次に、ケーブル巻取ドラム2の駆動モータを駆
動し、ケーブル及び計器の自然沈降速度プラス船
速を加味した速度以上の速度で巻戻し方向へ回転
駆動する。
このとき、繰出ローラ3には磁気継手40を介
して駆動モータ4のトルクが常に伝達されている
から、ケーブルCは繰出ローラ3により引つ張ら
れて弛むことなくケーブル巻取ドラム2から一定
の張力を付与されつつ繰り出され、もつて自然沈
降速度プラス船速以上の速度で、いわば強制的に
水中へと繰り出されていくのである。このため、
ケーブル及びその先端に取りつけた計器等は速や
かに目的深度に向かつて沈降していく。
ついで、目的深度に達し、水温、塩分濃度等を
観測、測定後は、駆動モータ4を停止し、ケーブ
ル巻取ドラム2を高速で巻き取り方向へ回転させ
れば、ケーブルは、速やかに巻き上げられ、再び
初期状態に復帰する。
なお、ケーブルは繰出、巻上時のいずれにおい
ても高速で引つ張られる事となるが、この時の繰
出ローラ3上におけるケーブルのスキツプ現象
は、ケーブル押さえローラ5,5により防止さ
れ、しかも、何れか一方のケーブル押さえローラ
5がケーブルCを押さえきれずに浮き上がること
があつても、もう一方のケーブル押さえローラ5
が働くので、繰出ローラ3からケーブルCが外れ
てしまうことは無い。
〔効果〕
この考案は、以上のように構成されているので
航走中の船舶より観測計器を投下しても、船速に
応じてそれ以上の速度でケーブルを繰り出すこと
が出来、速やかに目的深度にまで計器を到達させ
ることが可能となり、また繰出、巻上が迅速にで
きる結果観測密度も濃くなり豊富な情報を得るこ
とが可能となるのである。
また、この考案の繰出ローラはビームにより舷
側より振出すことができるから、トロール船など
で船尾より網入れ中であつても同時に水温等の観
測を、網との絡みの恐れなく実施出来るなど種々
の実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例の構成図、第2図
は、この考案の実施例の繰出ローラの説明図、第
3図は、実施例の使用状態説明図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動装置を備えたケーブル巻取ドラムとケ
    ーブル繰出側に配置された繰出ローラとから成
    り、該繰出ローラには、磁石、及び磁性体を非接
    触状態で同軸上に対向配置して成る磁性継手を介
    して駆動装置が連接され、かつ、前記繰出ローラ
    の外周面には、ケーブル押えローラが少なくとも
    二個、前記繰出ローラ外周面に弾性的に押圧され
    て配置されてなることを特徴とする測定ケーブル
    の高速繰出装置。
JP13349785U 1985-08-30 1985-08-30 Expired JPH0138123Y2 (ja)

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JP13349785U JPH0138123Y2 (ja) 1985-08-30 1985-08-30

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JPS6241780U JPS6241780U (ja) 1987-03-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013129485A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Ricoh Co Ltd パンチ屑回収箱、用紙後処理装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06349B2 (ja) * 1989-02-10 1994-01-05 工業技術院長 繊維強化熱可塑性合成樹脂の成形用金型
NL2008836C2 (en) * 2012-05-16 2013-11-20 Sacar Holding Nv Azimuth friction free towing point.

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JPS6241780U (ja) 1987-03-12

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