JPH0136719Y2 - - Google Patents

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JPH0136719Y2
JPH0136719Y2 JP1981144252U JP14425281U JPH0136719Y2 JP H0136719 Y2 JPH0136719 Y2 JP H0136719Y2 JP 1981144252 U JP1981144252 U JP 1981144252U JP 14425281 U JP14425281 U JP 14425281U JP H0136719 Y2 JPH0136719 Y2 JP H0136719Y2
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JP
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gear
steering wheel
movable
potentiometer
stopper
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JP1981144252U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオートパイロツトの命令舵角発信機構
に関し、特に構造の簡易化や指針駆動の信頼性を
高めた機構に関するものである。
船舶のオートパイロツト装置では、手動操作さ
れる舵輪にシグナル発信器や指示計器を連結し、
舵輪の回転角を指示計器にて表示する一方でこの
回転角に対応する舵角信号をシグナル発信器から
出力して舵機を遠隔操縦するようにしている。第
1図は従来のこの種の機構を示し、手動操作され
る舵輪1の回転軸2に摩擦クラツチ3を介して駆
動歯車4を結合し、この駆動歯車4に連結する歯
車列5によりシンクロ電機等のシグナル発信器6
の歯車7を回転駆動している。また、前記歯車列
5の一部歯車と同軸の歯車8により歯付プーリ9
と同軸一体の歯車10を回転駆動し、この歯付プ
ーリ9に捲掛けたタイミングベルト11に指針1
2を取着することにより目盛板13上で指針12
を移動させるようにしている。
したがつて、この舵角発信機構によれば、舵輪
1の回転力は駆動歯車4、歯車列5、歯車7を経
て減速されてシグナル発信器6に伝達され、シグ
ナル発信器6を微小角度変位させて微細な舵角信
号を発生させ、図外の舵機により所定の操舵を行
なわせる。これと同時に、舵輪1の回転力は歯車
8,10を経て歯付プーリ9を回転させ、かつタ
イミングベルト11を回動することにより舵輪の
回転角を指針12にて表示することができるので
ある。
しかしながら、この機構ではシグナル発信器6
を作動させるために計6枚の歯車を必要とすると
共に、指針12を作動させるために更に2枚の歯
車を必要とする等部品点数が多く、したがつて構
成が複雑になると共に組付作業が難かしくかつ原
価高になるという問題がある。また、指針12の
作動にタイミングベルト11を使用しているた
め、ベルトの伸びにより指示誤差が生じあるいは
ベルトが切断して指示不能が生じる等の問題もあ
る。
本考案は以上の点に鑑みなされたもので、構成
部品点数の低減を図ると共に指針駆動のタイミン
グベルトを不要とし、これにより構造を簡易化し
て組立作業の容易化および原価低減を達成する一
方で指針による指示の信頼性を高めることができ
るオートパイロツトの命令舵角発信機構を提供す
ることを目的としている。
このような目的を達成するために本考案は、シ
グナル発信器としてポテンシヨンメータを使用し
かつこのポテンシヨンメータと舵輪とを差動歯車
機構にて連結する一方、指針をこの差動歯車機構
に一体的に取着して作動させるように構成したこ
とを特徴とするものである。
以下、本考案を図示の実施例により説明する。
第2図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、図において20は命令舵角発信機構の基板、
21はその背面にねじ22により固定した背板で
あり、これら基板20と背板21に夫々設けた軸
受23,24により回転軸25を軸転可能に支持
している。この回転軸25はその先端に舵輪26
をキー27を用いて一体に取着し、手動操作され
る舵輪26と共に一体的に軸転される。前記回転
軸25の略中央には摩擦円板28をビス29を用
いて固定すると共に、これと軸方向に対向して歯
車支持板30を遊挿し、両板28,30間に介装
した圧縮コイルスプリング31によつて歯車支持
板30を回転軸25の増径端面25aに圧接する
ことにより歯車支持板30を回転軸25に摩擦的
に結合している。
一方、前記歯車支持板30の軸隣り位置には歯
車32を回転軸25と同軸に配置し、前記軸受2
4にビス33止めして回転不能とする。また、こ
の歯車32と並んで歯車34を同軸配置し、この
歯車34は前記軸受24の外周に回転自在に嵌合
支持している。ここで、固定側の歯車32は歯数
120でモジユールを0.5に形成する一方、可動側の
歯車34は歯数122、モジユール0.5とし、かつ転
位させてピツチ円を歯車32と同一に加工してあ
る。そして、これら両歯車32,34に同時に噛
合する小歯車(遊星歯車)35を前記歯車支持板
の一側に軸転可能に支持し、これら歯車支持板3
0、小歯車35、歯車32と34にて差動歯車機
構を構成しているのである。
更に、前記背板21には少なくとも1個のポテ
ンシヨンメータ(図では2個)36をねじ37に
より固定し、かつその回転軸36aに一体に固着
した歯車38を前記可動側の歯車34に噛合させ
ることにより、歯車34の回転に伴なつてポテン
シヨンメータ36を作動する。ここでは歯車の歯
数を20に設定している。また、前記可動側の歯車
34の背面には半径方向に延長しかつその先端を
略直角に折曲した指針39を取着しており、歯車
34の回動に伴なつて指針39はその先端を目盛
板40上で移動させることになる。
なお、以上の構成の歯車系統を第5図に摸式斜
視図で示す。同図において、各符号は第3図、第
4図の対応する各部の符号と同一の符号を付して
いる。
次に以上の構成になる本実施例機構の作用を説
明する。
船舶操縦者が舵輪26を回転すると、これと一
体の回転軸25および摩擦円板28が回転され、
更に圧縮コイルスプリング31の圧接力により摩
擦円板28と摩擦結合した歯車支持板30が回動
される。歯車支持板30が回動されると、これに
支持した遊星歯車35が自転しながら固定側の歯
車32の周りに公転し、丁度1公転したときに歯
車32と34の歯数の違いだけ可動側の歯車34
を回動する。したがつて、可動側の歯車34は歯
車支持板30の回動に対して差動的に回動し、極
めて大きな減速比で回動される。
因みに、本実施例では(122−120)/120=
1/60となり、歯車支持板30を1回転すると歯
車34は1/60回転する。
歯車34が回動されると、これに噛合した歯車
38が回動し、これと一体のポテンシヨンメータ
36の回動軸が回動され、その回動角に対応した
電気信号を出力する。これと同時に、歯車34の
回動に伴なつてこれと一体の指針39が回動さ
れ、その先端が目盛板40上で移動して舵角を表
示することになる。この場合、舵輪26の1回転
に対してポテンシヨンメータ36の回動角は、歯
車38の歯数が20であるから、360×1/60×
122/20=36.6度となる。また、指針39は360×
1/60=6(度)となる。したがつて、この例に
おいて目盛板の目盛を舵角35゜〜0〜35゜を実用で
40゜と決めれば、ポテンシヨンメータの使用角度
は40×122/20=244゜となり、このときの舵輪の
回転数は(40×60)/360=6.67回転となる。
なお、舵角は面舵、取舵共に35゜以上にすると
危険なので35゜の舵角位置においてシグナル出力
を停止することが要求される。このため、本例で
は第3図に示すように、可動側の歯車34の一側
にストツパねじ41を植設すると共に、このねじ
41に対向する背板21に舵角35゜に相当する歯
車(ストツパねじ41)34の回転位置に夫々ス
トツパ42を設け、ストツパ42とストツパねじ
41との衝接によつて歯車34の回動を係止する
ようにしている。したがつて、舵角35゜以上に舵
輪26が回転されても歯車34はストツパ42と
ストツパねじ41とによりそれ以上回動されるこ
とはなく、ポテンシヨンメータ36から35゜以上
の舵角信号が出力されることはない。このとき、
摩擦円板28と、圧縮コイルスプリング31と、
歯車支持板30との間の摩擦結合においてスリツ
プが生じ、舵輪は空回り状態となつて各部の破損
は防止れる。
以上のように本考案の命令舵角発信機構によれ
ば、シグナル発信器としてのポテンシヨンメータ
を差動歯車機構を介して舵輪に連結しているの
で、要求される減速比を少ない数の歯車で得るこ
とができ歯車およびこれに関する軸や軸受等の部
品数低減を図ると共に機構全体の構造を簡易化
し、かつ組付作業の容易化および原価の低減を達
成することができる。また、本考案では舵角の表
示を行なう指針を差動歯車機構の一部に一体的に
取着しているので、タイミングベルトを使用した
ときのようなベルトの伸びや切断に伴なう指示誤
差や指示不能を防止でき指示の信頼性を高めるこ
とができる。更に、シグナル発信器としてポテン
シヨンメータを使用しているので機構全体を小型
かつ軽量にできるという効果がある。
また、可動側歯車はストツパねじとストツパと
の衝接により所定以上の角度に回転されないよう
に構成するとともに、遊星歯車を舵輪に対して摩
擦結合しているので、舵輪を所定以上の角度で回
転操作した場合でも、可動側歯車の回転を阻止し
かつこの間、遊星歯車は空回りすることになり、
危険な舵角の信号を発生することがなく、安全な
航行を補償できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の命令舵角発信機構の歯車系統を
示す全体構成図、第2図は本考案の機構の正面
図、第3図は第2図の線に沿う拡大断面図、
第4図は第3図の線に沿う断面図、第5図は
歯車系統を示す模式的斜視図である。 20……基板、21……背板、25……回転
軸、26……舵輪、28……摩擦円板、30……
歯車支持板、31……圧縮コイルスプリング、3
2……固定側の歯車、34……可動側の歯車、3
5……小歯車(遊星歯車)、36……ポテンシヨ
ンメータ、39……指針、40……目盛板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 舵輪の回転を減速してシグナル発信器に伝達す
    ると共に同時に指針を駆動させるようにしたオー
    トパイロツト等の命令舵角発信機構において、前
    記シグナル発信器としてポテンシヨンメータを使
    用すると共にこのポテンシヨンメータと前記舵輪
    とを差動歯車機構にて連結してなり、この差動歯
    車機構は同軸配置しかつ同ピツチ円で歯数の異な
    る固定側および可動側の各歯車と、これら両歯車
    に同時に噛合し、前記舵輪の回転に伴つて両歯車
    の周りを自転しながら公転する遊星歯車とを備
    え、この遊星歯車は舵輪と一体的に固定した摩擦
    円板にコイルスプリングの圧接力により摩擦結合
    した歯車支持板の円周一部に支持され、前記可動
    側歯車の一側にはストツパねじを植設するととも
    に、機構の固定側にはこのストツパねじに対応し
    て所定の舵角に相当する円周位置にストツパを設
    け、これらストツパねじとストツパとの衝接によ
    り可動側歯車の所定角度以上の回転を阻止するよ
    うに構成し、前記ポテンシヨンメータは前記可動
    側歯車にて作動されるよう構成する一方、前記指
    針は可動側歯車に一体的に取着したことを特徴と
    する命令舵角発信機構。
JP14425281U 1981-09-30 1981-09-30 命令舵角発信機構 Granted JPS5848597U (ja)

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JP14425281U JPS5848597U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 命令舵角発信機構

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JP14425281U JPS5848597U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 命令舵角発信機構

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Publication Number Publication Date
JPS5848597U JPS5848597U (ja) 1983-04-01
JPH0136719Y2 true JPH0136719Y2 (ja) 1989-11-07

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ID=29937219

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4316192Y1 (ja) * 1965-09-01 1968-07-05

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020556Y2 (ja) * 1979-10-22 1985-06-19 株式会社佐浦計器製作所 操舵管制装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4316192Y1 (ja) * 1965-09-01 1968-07-05

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JPS5848597U (ja) 1983-04-01

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