JPH0136417Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0136417Y2
JPH0136417Y2 JP1985004940U JP494085U JPH0136417Y2 JP H0136417 Y2 JPH0136417 Y2 JP H0136417Y2 JP 1985004940 U JP1985004940 U JP 1985004940U JP 494085 U JP494085 U JP 494085U JP H0136417 Y2 JPH0136417 Y2 JP H0136417Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
protrusion
mounting plate
operation piece
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985004940U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61121127U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985004940U priority Critical patent/JPH0136417Y2/ja
Publication of JPS61121127U publication Critical patent/JPS61121127U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0136417Y2 publication Critical patent/JPH0136417Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Buckles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は学生鞄などを閉蓋状態に保持するため
用いられている鞄用尾錠の改良に関する。
〔従来の技術〕
この種の尾錠として既に汎用されているもの
は、第3図のaに示す通り鞄蓋部に、その取付基
端aが取着される可撓性帯片bと、鞄本体に取付
けられる締金cとを具備し、上記可撓性帯片bを
締金cの起立軸承片d,d′間に挿入して、同金c
の取付板e上に配した後、当該軸承片d,d′に枢
着した締着操作片fを、同図のcに示す如き起立
解錠状態から、第4図の平伏施錠状態まで回動さ
せることで、上記操作片fの枢着端側に突設して
ある係止突起gを、可撓性帯片bに穿設してある
係止孔h,h′,h″……中所望の孔に係止させ、こ
れによつて閉蓋状態を保持するようにしている。
このため施錠に際し、可撓性帯片bの挿入深度
を加減して、係止突起gが丁度所望の係止孔に刺
入させるようにしなければならず、しかも当該突
起gと係止孔との相対関係が直視し難いため、施
錠に労力と時間をかけなければならないので、こ
れを嫌つて尾錠をかけないこととなり、この結果
走つたりすることで不本意に内容物が投げ出され
てしまうといつたことも多発しがちであり、また
可撓性帯片bには係止孔h,h′,h″……が穿設さ
れ、当該孔縁に可成りの無理な力がかかることも
あるため、当該帯片bが孔縁から破断してしまう
などの欠陥があつた。
そこで、可撓性帯片の係止孔に、締着操作片f
の係止突起gを刺入させるのではなく、可撓性帯
片を締着操作片の回動操作により、可撓性帯片の
裏受材に対し圧潰状態とすることで、当該可撓性
帯片に裏受材からの突起を突き刺してしまうよう
に構成したものも提案されているが、この場合に
も可撓性帯片が上記の圧潰と突刺とにより損傷を
受けることとなり、満足すべき耐久性を得ること
ができない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記従来例の難点に鑑み、可撓性帯片
には孔をあけずに、多数の係止溝を形成するだけ
とし、締金には適所に押圧用空所と係止突起とを
設けておき、締着操作片の操作によつて、その係
止突起により可撓性帯片を押圧用突所に向けて屈
曲させることで、前記係止溝に係止突起を係止さ
せるようにし、これによつて可撓性帯片の不本意
な破断を解消するのは、もちろんのこと施錠、解
錠の操作性を飛躍的に向上させ、かつ可撓性帯片
を合成樹脂製弾体により形成しても、これを極度
に圧潰してしまつて外観を悪くしてしまつたり、
圧潰部からの切断といつたことも生じないように
するのが、その目的である。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するため、鞄本体に
取付けられる締金と、鞄蓋部に取付基端が取着さ
れる可撓性帯片とからなり、上記締金は取付板の
巾方向両端から立設した軸承片に、締着操作片が
長手方向へ回動自在なるよう枢着され、上記の取
付板には、中央部に押圧用空所を形成すると共に
係止突起を設け、前記締着操作片の枢着端側には
押止突部を形成し、前記軸承片間にあつて取付板
上に挿通される前記可撓性帯片には、締着操作片
を起立解錠状態から平伏施錠状態に回動操作する
ことで、前記押止突部が当該帯片を締金の前記押
圧用空所へ押込むことにより、前記係止突起が係
止される係止溝を、長手方向に所要複数だけ離間
横設するようにしたものである。
〔作用〕
本考案では締金の締着用操作片を平伏施錠状態
に回動操作することで、その押止突部により可撓
性帯片を押圧用空所へ押し入れて屈曲させ得るか
ら、これにより締金の係止突起が多数列設された
係止溝に十分係止されることになり、この際丁度
当該両者の係止が得られないとしても、少しだけ
可撓性帯片を引き出すようにすれば、隣装配置の
係止溝に係止することとなる。
〔実施例〕
本考案を図示の実施例によつて詳記すれば、第
1図に示すように鞄本体に取付ける合成樹脂、皮
革等により形成の可撓性帯片1と、鞄蓋部に取着
して使用する金属製などの締金2とを具備してい
ることは、前記従来例と同じである。
ここで先ず同図のa,bに示す通り、上記可撓
性帯片1の表側には図示の場合、巾方向中央にあ
つて帯状の隆起部1aが長手方向に設けられてい
ると共に、裏側には丁度上記隆起部1aと相対応
する位置にあつて巾方向に細長い突出部1b,1
b……を断続的に長手方向へ離間突設すること
で、同部1b,1b……間に多数の係止溝1c,
1c……が巾方向、すなわち横向きに設けられて
おり、図中1dは同帯片1の取付基端1′に穿設
された取付孔を示しており、1a′,1b′が夫々取
付基端1′の夫々表裏に隆設され、前記の隆起部
1a、突出部1b,1b……に連設している肉厚
部を示している。
次に前記締金2は、これまた既知の如く取付孔
2aを穿設した取付板2bにあつて、その巾方向
両側中間位に、軸承片2c,2cが立設され、さ
らに同片2c,2cに穿設した軸孔2dには、締
着操作片2eの軸片2f,2fを嵌挿すること
で、同操作片2eが取付板2bの長手方向に回動
自在なるよう枢着されている。
ここで本考案では、上記取付板2bの中央部位
に押圧用空所2gが形成されており、当該空所と
しては取付板2bを凹設して形成することもでき
るが、図示例では穿設により四角形状の開口を形
成するようにしている。
そして、さらに同取付板には係止突起2hを表
側へ突設するのであるが、図示例では上記開口の
長手方向における対向辺、すなわち上辺部と下辺
部とに曲折加工により、当該突起2hが突出され
ている。
また前記の締着操作片2eには、軸承片2c,
2cへの枢着側である基端部にあつて押止突部2
iが形成されているが、図示例では基端部を内側
に曲成することで突出させるようにしており、こ
の際当該突部2iは前記開口としての押圧用空所
2g直上にあつて、しかも同口に収納可能な寸法
に形成するがよい。
そこで、これを用いるには常法により、先ず鞄
蓋部に取付けられた可撓性帯片1を、鞄本体に取
着の締金2にあつて、軸承片2c,2c間で、し
かも締着操作片2eの押止突部2iと取付板2b
との間隙に挿通させるのであり、この際同操作片
2eは第2図のaに示したように、起立解錠状態
となつていることもちろんである。
次に当該操作片2eを矢印のように回動操作し
て、同図のbに示す通り平伏施錠状態とすれば、
押止突部2iが可撓性帯片1の表面側を押圧し
て、これを押圧用空所2g側へ曲突させることと
なるから、このとき同帯片1の裏側に形成されて
いる係止溝1c,1cに係止突起2hが係嵌され
ることとなる。
この際上記係嵌は、丁度係止突起2hが、係止
溝1c,1cに合致していない状態であれば、少
しだけ可撓性帯片1を引き動かすようにすれば、
隣配の係止溝1c,1cに係止し得る。
そして、このような施錠状態から解錠状態とす
るには、前記締着操作片2eを反矢印方向へ復動
させればよく、これにより押止突部2iによる可
撓性帯片1の押し込みが解除され、係止溝1c,
1cに対する係止突起2hの係止が解かれること
となる。
〔考案の効果〕
本考案は前記のように構成され、上記のように
して具現できるから、締着操作片2eを回動操作
し、必要に応じ可撓性帯片1を引くだけで施錠で
きるので、従来例の如く係止孔に対して係止突起
を差し入れる如き面倒な操作を要せず、その操作
性が改善されると共に、締着操作片2eの押止突
部iが押圧用突所2gに向け同帯片1を屈曲押下
させるので係止突起2hと係止溝2c,2cとの
係止状態が確実に保持され、しかもこの際押止突
部2iによつて可撓性帯片1が押し潰されてしま
うのではないことと、係止孔の穿設もないことに
より同帯片1の不本意な損傷も低減されれ、耐久
性の点でも改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る尾錠を示しaがその可撓
性帯片の平面図でbが同背面図、cがその締金を
示す平面図でdが同側面図、第2図のa,bは同
尾錠の夫々解錠、施錠状態における要部縦断側面
図、第3図は従来の尾錠を示し、aがその可撓性
帯片の平面図、bがその締金を示す平面図でcが
同側面図、第4図は同尾錠の施錠状態における要
部縦断側面図である。 1……可撓性帯片、1′……取付基端、1c…
…係止溝、2……締金、2b……取付板、2c…
…軸承片、2e……締着操作片、2g……押圧用
空所、2h……係止突起、2i……押止突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鞄本体に取付けられる締金と、鞄蓋部に取付
    基端が取着される可撓性帯片とからなり、上記
    締金は取付板の巾方向両端から立設した軸承片
    に、締着操作片が長手方向へ回動自在なるよう
    枢着され、上記の取付板には中央部に押圧用空
    所を形成すると共に係止突起を設け、前記締着
    操作片の枢着端側には押止突部を形成し、前記
    軸承片間にあつて取付板上に挿通される前記可
    撓性帯片には、締着操作片を起立解錠状態から
    平伏施錠状態に回動操作することで、前記押止
    突部が当該帯片を締金の前記押圧用空所へ押込
    むことにより、前記係止突起が係止される係止
    溝を、長手方向に所要複数だけ離間横設してな
    る鞄用尾錠。 (2) 押圧用空所が、締金の取付板に穿設された開
    口によつて形成され、係止突起が当該開口の上
    辺部、下辺部の一方または双方から突設されて
    いると共に、締着操作片の押止突部が上記開口
    に収納可能な寸法に形成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の鞄用尾錠。
JP1985004940U 1985-01-18 1985-01-18 Expired JPH0136417Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985004940U JPH0136417Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985004940U JPH0136417Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61121127U JPS61121127U (ja) 1986-07-30
JPH0136417Y2 true JPH0136417Y2 (ja) 1989-11-06

Family

ID=30480992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985004940U Expired JPH0136417Y2 (ja) 1985-01-18 1985-01-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0136417Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7119560B2 (ja) * 2018-05-16 2022-08-17 Dicプラスチック株式会社 サイズ調節バンド用バックル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823067B1 (ja) * 1968-11-25 1973-07-11

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823067U (ja) * 1971-07-24 1973-03-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4823067B1 (ja) * 1968-11-25 1973-07-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61121127U (ja) 1986-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6182482B1 (en) Tamper proof lock assembly and key
JPH0136417Y2 (ja)
JPH01158711U (ja)
USD309899S (en) Combined tape recorder and radio receiver
USD252132S (en) Fastener for parcel strapping
JPH0411954Y2 (ja)
JPS5835049Y2 (ja) 時計バンド用バツクルの係止装置
JPH01143405U (ja)
JP2544768Y2 (ja) スキーケース
JPS6011663Y2 (ja) 被回転部材の枢支装置
JPH0647103Y2 (ja) 鞄の係止バンドの係止具
JP2525838Y2 (ja) バックル
JPH079232Y2 (ja) カセットテープレコーダのカセットエジェクト装置
USD259620S (en) Fastening device for tie down straps on tarpaulins and the like
JPH0211436U (ja)
JPS642233Y2 (ja)
JPS6318329Y2 (ja)
JPH0526206Y2 (ja)
JPS6239706Y2 (ja)
USD251332S (en) Luggage case
JPH0227583Y2 (ja)
JPS628731Y2 (ja)
JPS6170022U (ja)
JPS6216924Y2 (ja)
JPH02109409U (ja)