JPH0136257Y2 - - Google Patents

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JPH0136257Y2
JPH0136257Y2 JP6645782U JP6645782U JPH0136257Y2 JP H0136257 Y2 JPH0136257 Y2 JP H0136257Y2 JP 6645782 U JP6645782 U JP 6645782U JP 6645782 U JP6645782 U JP 6645782U JP H0136257 Y2 JPH0136257 Y2 JP H0136257Y2
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JP
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contact
case
spherical
switch
support shaft
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JP6645782U
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JPS58168027U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は工作機械や精密機器類における位置検
出機構に利用される精密リミツトスイツチ、特に
繰り返し精度が極めて高くNC(数値制御)工作
機械の原点確認用として好適な精密リミツトスイ
ツチに関するものである。
この種精密リミツトスイツチは、一般的にケー
ス外へ突出する接触子と該接触子の変位に連動し
て解離する一対以上の電気接点を備えており、例
えばNC工作機械のシグナルゲージ用等として検
出ヘツド部に内装され、該検出ヘツド部のスピン
ドル等の位置計測軸のドグ部が上記接触子に接当
することにより上記接点間の導通が断たれ、その
信号により位置計測軸の基準位置を検出する機能
を持つ。従つて、その繰り返し精度が高いこと、
即ち上記ドグ部等の接触物体が接触子に当接した
位置から接点が開離して信号が取り出されるまで
の接触物体の移動距離の変動幅が小さいことが要
望されるが、従来のものにあつてはその精度は通
常±0.1mm程度であり、より高精度のものは構造
および材料面より非常に高価であつた。
本考案は上述の状況に鑑みてなされたもので、
構造簡単でしかも繰り返し精度を±0.001mm、構
成によつては±0.0001mmの超高精度とすることが
可能な精密リミツトスイツチを提供することを目
的としている。
以下、本考案を図示実施例に基いて説明する。
第1図において、1は略直方体外形を有するケ
ースで、上部に外周囲が隆起状となつた円形開口
1aが穿設され、一側方にはリード導出口1bを
備え、また底部には底板1cがパツキング2を介
してボルト3にて取付けられている。4はケース
1内で支承された略矩形状の開閉子で、一端側上
面に可動電気接点5aが絶縁層6aを介して植設
されると共に、丸軸状の接触子7がその先端をケ
ース1の開口1aより外方へ突出する状態で固設
されている。この可動電気接点5aに対向するケ
ース1内面側には固定電気接点5bが絶縁層6b
を介して植設され、両接点5a,5bに接続する
リード線8はケース1内を上下に区切るように配
設された絶縁板9の透孔9aを通して絶縁板9の
下面側に固着されたプリント基板10に接続され
ている。また接触子7はその先端に球体7aが植
設してあり、接触子7周面と開口1aの内周面と
の間隙は防塵のために可撓性のダストシール11
にて遮蔽されている。
開閉子4の他端側は、ケース1より底板1cと
絶縁板9を外した状態を示す第2図および第3図
にて示す如く、略L字状の取付片部4aの軸孔4
bに丸軸状の支軸12が開閉子4の長手方向に対
して直交する方向に圧入固定され、この支軸12
の一端側には球体12aが一体形成されている。
一方、この支軸12に対向するケース1側には、
球体12aに対応して球体12aの径よりも小径
の開口縁を有する略円錐状の凹所13が穿設さ
れ、該凹所に球体12aが嵌合位置している。ま
た支軸12の他端側の丸軸部12bに対応するケ
ース1内面には2つの球体を小間隔を置いて植設
して構成した半球状の球面突起14a,14bを
設けてあり、両突起14a,14bの間に丸軸部
12bが位置している。開閉子4はこれと絶縁板
9との間に介装されたコイルばね15により第1
図示上方側へ付勢されており、これにより開閉子
4は支軸12とケース1内面との上述接当部を支
点として回動可能であり、常態においては接点5
a,5bが接触状態にある。16は絶縁板9に植
設されて開閉子4の第1図示下方側への回動範囲
を制限するストツパー、17は接点5a,5b間
の導通の微妙な変化を脱幅して検出するための増
幅機構たるIC回路、18は表示出力部(図示略)
に接続する外部リード線19に連絡する端子であ
る。
上記構成の精密リミツトスイツチによれば、例
えばNC工作機械のシグナルゲージの検出ヘツド
部に内装した場合、計測用スピンドルのドグ部
(図示略)が接触子7の先端の球体7aに接当し
た時、その接当圧により開閉子4がコイルばね1
5の付勢に抗して回動し、接点5a,5bが開離
して両者間の電気的導通が断たれ、その信号が出
力表示部(図示略)にて検出されてスピンドルの
基準位置、例えば原点位置を知ることができる。
このとき、スピンドルのドグ部の接当方向は第1
図示側方および上方の何れであつても開閉子4が
回動すると共に、開閉子4の支点が球面枢支で且
つケース1に対してずれる方向の動きが完全に阻
止されているため、回動が極めて正確にしかも円
滑に行なわれる結果、繰り返し精度±0.001mmの
高精度作動が得られる。また、IC回路17にて
接点5a,5b間の導通の微妙な変化を増幅して
検出することにより、繰り返し精度を±0.0001mm
とすることも可能となる。
尚、上述実施例では開閉子4の支点部分を球面
枢支とするために、支軸12の球体12aに対応
するケース側の係止部として円形開口縁を有する
凹所13を設けているが、この凹所13の代わり
に第4図で示す如く球体の植設等により三角状配
置の球面突起20a,20b,20cとし、この
配置の中央部に支軸12の球体12a等の球面部
を嵌合する構成としてもよい。また、第5図で示
す如く支軸12の両側に球体12a,12cを一
体形成し、ケース1側に穿設した円形開口縁を有
する凹所13a,13bに各球体12a,12c
を嵌合させてもよく、無論これら凹所13a,1
3bの代わりに第4図の如く球面突起を形成して
もよい。因に、本考案構成の如く開閉子4の支点
部分を球面枢支とせず、例えば第6図のように軸
受21a,21bを設けて支軸12の両端を枢支
する通常の手段を採用すると、開閉子4の回動を
円滑に行なわせるには支軸12に対して軸受21
a,21bの軸受孔22a,22bをある程度径
大とする必要があり、そのために軸受部に間隙を
生じてその分だけ回動の誤差が避けられず、繰り
返し精度が悪くなり、逆に上記間隙を極力少なく
すると開閉子4の円滑な回動が困難となる。
以上のように、本考案に係る精密リミツトスイ
ツチは、ケース内部にばね部材を介して支承され
た開閉子の支点側に開閉子の長手方向に直交して
両側へ張出する支軸を固設してなり、該支軸が球
面接触によりケース側の係止部に上記ばね部材の
付勢を受けて接当して開閉子の回動支点を構成し
ているから、開閉子に固設した接触子のケース外
へ突出した先端に所要物体が接当した時、この接
当圧により開閉子が極めて正確に回動して開閉子
先端に固着した可動電気接点とケース側に固着し
た固定電気接点とが開離する。このため、精密リ
ミツトスイツチの繰り返し精度が極めて高いとい
う特徴があり、工作機械や精密機器類における位
置検出機構に好適であり、特にNC工作機械の原
点確認用としての適性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る精密リミツト
スイツチの縦断面図、第2図は同上のケース内部
上方の構造を示す裏面図、第3図は同上の開閉子
の枢支構造を説明する要部斜視図、第4図および
第5図は本考案の他の実施例の精密リミツトスイ
ツチにおける開閉子の枢支構造を示す要部斜視
図、第6図は開閉子の枢支構造の参考例を示す要
部斜視図である。 1……ケース、1a……開口、4……開閉子、
5a……可動電気接点、5b……固定電気接点、
7……接触子、12……支軸、12a,12c…
…球体(球面部)、12b……丸軸部、13,1
3a,13b……凹所、14a,14b……球面
突起、15……ばね部材、17……IC回路(増
幅機構)、20a,20b,20c……球面突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケース内部にばね部材を介して支承された開
    閉子が、その一端側に上記ばね部材の付勢を受
    けてケース内の固定電気接点に対接する可動電
    気接点と先端がケース外へ突出する接触子とを
    備えると共に、他端側に開閉子の長手方向に直
    交して両側へ張出する支軸を固設してなり、該
    支軸が球面接触によりケース側の係止部に上記
    ばね部材の付勢を受けて接当して開閉子の回動
    支点を構成し、接触子の先端に接当した所要物
    体の接当圧により開閉子が回動して上記両接点
    間を解離させる構造としたことを特徴とする精
    密リミツトスイツチ。 2 支軸が少なくとも一端側に球面部を有し、該
    球面部がケース側に形成した円形開口縁を有す
    る凹部に嵌合してなる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の精密リミツトスイツチ。 3 支軸が少なくとも一端側に球面部を有し、該
    球面部がケース側に突設した三角形配置の三つ
    の球面突部の中央に位置して各球面突部に接当
    してなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    精密リミツトスイツチ。 4 支軸は一端側に球面部を有すると共に他端側
    が丸軸状であり、ケース側に該丸軸の周面に両
    側から接当する球面突部が突設されてなる実用
    新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
    精密リミツトスイツチ。 5 両接点間の導通変化の増幅機構がケース内部
    に併設されてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項乃至第4項のいずれかに記載の精密リミツト
    スイツチ。
JP6645782U 1982-05-06 1982-05-06 精密リミツトスイツチ Granted JPS58168027U (ja)

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JP6645782U JPS58168027U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 精密リミツトスイツチ

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JP6645782U JPS58168027U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 精密リミツトスイツチ

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Publication Number Publication Date
JPS58168027U JPS58168027U (ja) 1983-11-09
JPH0136257Y2 true JPH0136257Y2 (ja) 1989-11-06

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