JPH0136202B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一対のコネクターパーツ内に並べられ
た複数の端子に複数のワイヤーの両端を接続して
なるモジユールハーネスの製造方法および装置に
関するものである。

従来のハーネス製造方法においては、ワイヤー
供給源から延びるワイヤーの前端を作業ゾーン内
の第１の接続部に位置せしめられた第１のコネク
ターパーツの所定の端子に接続し、そのワイヤー
を前記ワイヤー供給源から更に引き出して所定の
長さのループを形成し、そのワイヤーの後端部を
前記第１の接続部から離れた第２の接続部に持ち
来たし、そのワイヤーの後端部を切断し、その第
２の接続部内に位置せしめられた第２のコネクタ
ーパーツの所定の端子に、前記ループがその第
１、第２のコネクターパーツ間に延びるように、
接続していた。

複数のワイヤーの両端部を、第１、第２のコネ
クターパーツ内の複数の端子にそれぞれ接続する
のに使用される英国特許公報第200268号に記載さ
れている方法においては、両コネクターパーツ
の、同じワイヤーに接続すべき端子が互いに対向
して整列するようにその両コネクターパーツを間
隔を置いて平行に位置せしめ、複数のワイヤーの
先端を端子間隔に対応した等間隔で、ワイヤーの
ループが端子の列に直角になるようにして両コネ
クターパーツの端子に同時に供給する。

したがつて従来の方法においては、機械的なワ
イヤー操作装置を用いて、各ワイヤーの両端を互
いに整列していない端子に接続することはできな
かつた。

このような事情に鑑みて本発明は２つのコネク
ターパーツの互いに整列してない端子にも複数の
ワイヤーの両端を接続することのできるハーネス
製造方法および装置を提供することを目的とする
ものである。

本発明の方法は複数の連続した作業ゾーンを通
つて延びるコネクター供給路に沿つて、対をなす
第１、第２のコネクターを送り、各作業ゾーン内
にコネクター供給路に沿つて直列に並べられた第
１、第２の接続部の、第１の接続部において１本
のワイヤーの前端を第１のコネクターパーツの所
定の端子に接続し、第２の接続部においてそのワ
イヤーの他端を第２のコネクターパーツの所定の
端子に接続するようにして、全てのワイヤーの両
端を両コネクターパーツの所定の端子に接続する
ことを特徴とするものである。

このような本発明の方法によれば、第１、第２
のコネクターパーツの端子の列内において異なる
位置に配された第１のコネクターパーツ内の端子
と第２のコネクターパーツ内の端子に１本のワイ
ヤーの両端を接続することができる。例えば１つ
の作業ゾーンにおいて１本のワイヤーの前端を第
１のコネクターパーツの２番目の端子に接続し、
そのワイヤーの後端を第２のコネクターパーツの
５番目に端子に接続し、次の作業ゾーンにおい
て、次のワイヤーの前端を第１のコネクターパー
ツの１番目の端子に接続し、そのワイヤーの後端
を第２のコネクターパーツの６番目の端子に接続
する。さらに、各作業ゾーンにおいてワイヤー供
給源から引き出すワイヤーの長さを変えることに
よつて長さの異なるワイヤーを備えたハーネスを
製造することもできる。

また各作業ゾーンにおいて複数対のコネクター
パーツにワイヤーを接続することができ、長さお
よび太さの異なるワイヤーを備えたハーネスを短
時間で製造することができる。

本発明のハーネス製造装置は、 間隔を置いて配された第１、第２の接続部、第
１、第２のコネクターパーツを同時に前記第１、
第２の接続部に送るコネクター送り手段、前記第
１、第２の接続部の間を割送りされ、ワイヤー供
給源から延びるワイヤーの前端部と後端部を前記
第１、第２の接続部にそれぞれ位置せしめられた
第１、第２のコネクターパーツの所定の端子に順
に整列させるワイヤー押さえヘツド、前記ワイヤ
ーの前記前端部と後端部を前記第１、第２のコネ
クターパーツの前記所定の端子にそれぞれ接続す
るワイヤー装着手段、前記ワイヤーを前記ワイヤ
ー供給源から前記ワイヤー押さえヘツドを通つて
繰り出し、前記第１、第２のコネクターパーツの
前記所定の端子間に所望の長さのワイヤーループ
を形成するワイヤー繰出手段、および前記第２の
コネクターパーツの前記所定の端子と前記ワイヤ
ー押さえヘツドの間で前記ワイヤーの前記後端部
を切断する切断手段、からなる複数の作業ゾーン
を備え、その複数の作業ゾーンを通つてコネクタ
ー供給路が延びており、前記第１、第２の接続部
がそのコネクター供給路に沿つて直列に並べられ
ており、前記コネクター送り手段が前記第１、第
２のコネクターパーツを前記コネクター供給路に
沿つて縦に並べて前記作業ゾーンから作業ゾーン
へと送るようになつていることを特徴とするもの
である。

このような本発明の装置においてはワイヤー押
さえヘツドの割送りがコネクター供給路に沿つた
一方向のみであるから、装置が比較的簡単とな
り、したがつて安価に製造できる。各作業ゾーン
をモジユール構造とすれば、異なる大きさの装置
を容易に組み立てることができる。

前記ワイヤー押さえヘツドは、前記コネクター
供給路に対して前記ワイヤー繰出手段と反対側に
半円形のループ形成トラツクを形成するととも
に、前記ワイヤーの前記前端部を、ワイヤーの接
続と繰出に先立つて前記コネクター供給路を横断
して前記ループ形成トラツクの周囲に進めること
のできるループ形成装置を備えており、前記ワイ
ヤーの前端部が前記ループ形成トラツクを通つて
前進せしめられて、前記第１の接続部に位置せし
められた前記第１のコネクターパーツの前記ワイ
ヤー繰出手段に遠い方の側からその第１のコネク
ターパーツの所定の端子に整列せしめられるよう
になつているのが望ましい。

前記ワイヤーの前記前端部の前記第１のコネク
ターパーツの端子への接続中乃至接続後に、前記
ループ形成トラツクを開き、そのワイヤーを解放
して、前記ワイヤー繰出手段が前記ワイヤー押さ
えヘツドを通つて無抵抗でワイヤーを繰り出して
所望の長さのループを形成できるようにする手段
が設けられる。

ワイヤーの前端が接続後にコネクター供給路の
ワイヤー繰出手段から遠い側で第１のコネクター
パーツから離れるように延びていることによつ
て、ワイヤーの繰出しによつて形成されたループ
がコネクター供給路に対してワイヤー繰出手段の
反対側に垂れ下がることになり、ワイヤーの絡ま
るのを防止する上で望ましいことである。同じ理
由でワイヤー供給源や装置の他の作動機構もコネ
クター供給路の前記ワイヤーループと反対側にあ
るのが望ましい。

前記ワイヤー押さえヘツドに前記ループ形成ト
ラツクの出口および入口とそれぞれ整列する第
１、第２のワイヤー接続ラムが取り付けられてお
り、その両ラムが加力部材によつて交互に作動せ
しめられて、前記第１、第２のコネクターパーツ
の前記所定の端子に前記ワイヤーの前端部と後端
部をそれぞれ接続するようになつているのが望ま
しい。

本発明の望ましい実施例においては前記加力部
材はその作用線が前記ワイヤー接続ラムの作動方
向に平行になるようにその両ワイヤー接続ラムの
間に取り付けられており、その加力部材の相対向
する湾曲面に軸方向に延びる垂直部分とその垂直
部分から周辺方向反対側に延びる水平部からなる
一対のＬ字形スロツトが形成されており、前記各
ワイヤー接続ラムから連結ピンが各スロツト内に
延びており、前記加力部材がその作用線を中心と
して前記第１、第２のワイヤー接続ラムの一方を
それぞれ駆動する第１、第２の位置の間を回転す
るようになつており、その加力部材が前記第１の
位置にあるときに前記第１のワイヤー接続ラムの
前記連結ピンが前記スロツトの前記水平部分内に
受容され、その加力部材が軸方向に動いたときに
その第１のワイヤー接続ラムが駆動され、その加
力部材が前記第２の位置にあるときに、前記第２
のワイヤー接続ラムの前記連結ピンが前記スロツ
トの前記水平部分内に受容され、その加力部材が
軸方向に動いたときに、その第２のワイヤー接続
ラムが駆動されるようになつている。

また、本発明の望ましい実施例においては、前
記ワイヤー押さえヘツドは、第１の対と第２の対
のワイヤー押さえあご部材を備えており、その第
１、第２の対のあご部材が前記各ワイヤー接続ラ
ムと前記ループ形成トラツクの入口と出口の間に
それぞれ取り付けられており、その各対のあご部
材がその入口および出口とそれぞれ整列したワイ
ヤー案内口を形成するように互いに接近する方向
に付勢されており、前記第１、第２のワイヤー接
続ラムの接続ストロークの際にそのストローク中
のラムの側の前記あご部材の対が開かれ、ワイヤ
ーの前端部と後端部がそれぞれ解放されるように
なつている。

前記あご部材を開く手段は前記ワイヤー接続ラ
ムの接続ストローク中にその各対のあご部材の間
を動いてその各対のあご部材を開くとともに、そ
のあご部材に押さえられているワイヤーを押し出
すワイヤー当接部材であるのが望ましい。

前記ループ形成トラツクは互いに接近する方向
に付勢された２つの部材から形成されており、前
記加力部材が前記第１のワイヤー接続ラムを駆動
するように動くことによつて前記ループ形成トラ
ツクを開くようにその加力部材にトラツク作動手
段が結合されており、さらに前記２つの部材がラ
ツチ手段によつて開かれた状態に保たれるように
なつており、そのラツチ手段が、前記加力部材が
前記第１の位置から第２の位置に回転するときに
外されるようになつている。

前記各コネクターパーツは前記コネクター供給
路に沿つて延び、その長さ方向に往復動せしめら
れる複合バーに支持された複数の爪によつて前記
コネクター供給路に沿つて送られるようになつて
おり、その各爪が往動の際に前記各コネクターを
割送りするように前記コネクター供給路内に突出
するようにスプリングによつて付勢されており、
復動の際にはコネクター供給路から外れてコネク
ターの下を通り過ぎるようになつている。

前記各爪は前記複合バーの各部材に交互に支持
されており、その各部材の長手方向の相対位置が
変えられるようになつており、それによつて前記
各爪の間の間隔を変えて長さの異なるコネクター
に使用することができるようになつているのが望
ましい。

各作業ゾーンには、前記コネクター供給路に沿
つて、かつ隣接して往復動するロツドと係合する
カム面を備えたコネクターストツパーピンが配さ
れている。このストツパーピンは前記ロツドの往
復動によつてコネクター供給路内に出し入れさ
れ、各ワイヤー接続部におけるコネクターの位置
決めの精度を高める。

なお本発明には、 半円形のループ形成トラツクを形成するループ
形成装置とワイヤーの前端を前記トラツクを通つ
て進め、ループを形成させる手段からなる、柔軟
なワイヤー用のワイヤー押えヘツドが使われてお
り、 このワイヤー押えヘツドは、前記トラツクが２
つのチヤネル形成部材の間に形成され、その２つ
の部材がワイヤーを完全に封入する閉鎖チヤネル
を形成する互いに隣接した位置と、そのチヤネル
を開き、ワイヤーループを開放し、ワイヤー繰出
手段がワイヤー押さえヘツドを通つて無抵抗でワ
イヤーを繰り出して所望の長さのループを形成で
きるように、互いに離れた位置の間を動かされる
ようになつている。

なお、本発明においてはコネクターパーツをワ
イヤーの接続している間は縦に並べて一体的に結
合した状態で送り、後で切断しても差し支えな
い。

以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。

第１図において、本発明の一実施例のハーネス
製造装置は、複数の作業ゾーンを通つて延びるコ
ネクター供給路１０を備えており、その供給路１
０に沿つて複数対の コネクター１１，１１′，
１２，１２′が縦に並べて送られる。各作業ゾー
ンにおいて、ワイヤー押さえヘツド１４，１４′
が供給リール１６，１６′からワイヤー１５，１
５′を所定の長さだけ引き出してその所定の長さ
のワイヤーの両端を各コネクター対の各コネクタ
ーの一列に並べられた複数の端子のうちの所定の
端子にそれぞれ接続する。ワイヤー押さえヘツド
１４はワイヤー１５の前端を第１の作業ゾーン内
の第１の接続部においてコネクター対１２，１
２′のうちの前のコネクター１２の所定の端子に
接続する。次にそのワイヤー押さえヘツド１４に
対応するワイヤー繰出手段３５（第３図）が供給
リール１６からワイヤー１５を所定の長さ１７だ
け引き出し、さらにヘツド１４が第１の作業ゾー
ン内の第２の接続部に移動してその所定の長さの
ワイヤー１７の後端をコネクター対１２，１２′
のうちの後のコネクター１２′の所定の端子に接
続し、その所定の長さのワイヤー１７を供給リー
ル１６からのワイヤー１５から切断する。このよ
うにしてコネクター対が複数の作業ゾーンを次々
と送られていくうちに、複数のワイヤーの両端を
一対のコネクターの端子にそれぞれ接続してなる
ハーネスが次第にでき上がつて行く。このとき、
その複数のワイヤーは長さや太さが異つていても
差し支えなく、また一対のコネクター内の異なる
位置にある端子にも１本のワイヤーの両端を接続
することができる。

公知の構造のコネクター取出機構２１がコネク
ター供給路１０のコネクター供給端に取り付けら
れており、一対のリール２２に巻かれた一対のコ
ネクター連続体からコネクターを１個ずつ取り出
す。なお、コネクター供給路１０のコネクターの
出口までの間に種々の目的の工程部を取り付けて
もよい。例えば、コネクターのハウジング内に防
水シール剤を注入するシール部１８を設けてもよ
いし、チエツク部１９を設けてもよい。さらに、
各コネクターを必要に応じて切断して小さなコネ
クターモジユールとするコネクター切断部１９′
を設けてもよい。ハーネスの形状の幾つかの例を
第２図に示す。

第３図に示すように本実施例の装置は一対の垂
直部材２８，２８′を有するベースフレーム２６
を備えている。その両垂直部材２８，２８′は横
断部材２９によつて平行に間隔を置いて固定され
ている。片持ばり状ブラケツトアーム３０が立ち
上がり２８の前端から延びており、その上端に細
長いブロツク３１が支持されている。そのブロツ
ク３１は前記コネクター供給路１０を形成すると
ともに、後述するコネクター割送り機構のハウジ
ングを形成している。

前記ワイヤー押さえヘツド１４はコネクター供
給路１０の上方に位置せしめられており、その供
給路１０上のコネクター１１上に整列したワイヤ
ー装着ラム３２と切断ブレード３４を備え、更に
供給路１０の前側に配されたワイヤーループ形成
装置３３およびワイヤー繰出機構３５を備えてい
る。そのワイヤー繰出機構３５は供給路１０の後
側に配され、電動モーター３６によつて駆動され
るようになつている。

ワイヤー押さえヘツド１４およびそれに付随し
た上記各機構は前記垂直部材２８，２８′によつ
て支持された平行なレール４０，４０′上を供給
路１０の長さ方向に一体的に摺動的に割送られる
ようにスライドプレート３８上に取り付けられて
いる。そのワイヤー押さえヘツド１４は前記横断
部材２９上に取り付けられたピストン／シリンダ
ー手段３９によつて割送りされる。

以下に詳述するように、ワイヤー押さえヘツド
１４の割送り路内に入つてその割送りを制限する
ストツパープレート４２が上下動自在に取り付け
られ、ラツク４３およびピニオン４２によつて上
下動せしめられるようになつている。

以下第４〜７図を主に参照してワイヤー押さえ
ヘツド１４およびそれに付随した機構について詳
細に説明する。

ワイヤー押さえヘツド１４はブロツク５１（第
５図）を備えている。そのブロツク５１は上部シ
リンダーと下部シリンダーを形成する上下方向に
延びる大径の貫通孔５２とその下方の小径の貫通
孔５３とを備えている。中空円筒状の加力部材５
４がその軸を中心として貫通孔５２内で上下動お
よび回動自在に上下の軸受５５，５６上に取り付
けられている。その両軸受５５，５６は上下の貫
通孔５２，５３内の作動ピストン５７，５８に支
持されている。加力部材５４の一側面には上下に
延びるピニオン歯６０が刻設され、ブロツク５１
に設けられた水平孔５９（第６図）に沿つて往復
動できるように取り付けられたラツク部材６１と
噛合している。その水平孔５９の一端部内に配さ
れた作動ピストン６２が水平孔５９の他端部内に
配された復帰スプリング６３の力に抗してラツク
部材６１を動かす。加力部材５４の相対向する側
面には一対のＬ字形のスロツトが設けられてい
る。そのスロツトは垂直部分６５，６５′および
水平部分６６，６６′をそれぞれ備えており、水
平部分６６，６６′は加力部材５４の周辺方向に
互いに逆方向に延びている。連結ピン６７がその
各Ｌ字形スロツト内に一端を挿入され、他端を、
プレート６８内に固定されている。このプレート
６８はブロツク５１の両側に設けられた凹部内に
固定されたガイドプレート６９，７０および６
９′，７０′の間で上下動自在に取り付けられてい
る。そのプレート６８の下端に設けられたクレビ
ス７１内にワイヤー当接ラム７２が固定されてい
る。そのラム７２はスプリング７６によつて互い
に押圧され、ワイヤー案内口７３を形成している
一対のワイヤー押さえあご部材７４の間に延びて
いる。そのあご部材７４はてこの支点をなすボス
７５を備えており、そのボス７５は凹部７７内に
揺動自在に着座せしめられており、ラム７２が下
動すると、その両あご部材７４が押し開かれ、ラ
ム７２が前記案内口７３内のワイヤー１７に当接
して押し出すようになつている。コネクター供給
路１０と整列したワイヤー装着ラム７８乃至７
８′（図示せず）が各プレートの一端に支持され
ている。プレート６８，６８′はそのラムに隣接
した切断ブレード７９に係合する駆動ピン８０
（第４図）をそれぞれ支持している。カムブロツ
ク９０がその駆動ピン８０と係合しており、下動
の最初の僅かな部分においてのみ駆動ピン８０が
切断ブレード７９に係合するように復帰スプリン
グの力に抗してその駆動ピン８０を押す。

ワイヤー案内ノズル８１がブロツク５１の一側
のプレート８２上に取り付けられている。球留具
９１がブロツク５１内に取り付けられており、プ
レート６８を最高位置にロツクする。

前記ループ形成装置３３は下方に開口したほぼ
半円筒形の凹部９３を有するブロツク５１の前方
への延長部９２からなつている。垂直に切られた
溝９４がその凹部９３の周縁に延びている。下面
に水平に突出するフランジ１０１を備えた半円筒
形のドラム９６が間隔を置いて配された一対のロ
ツド９８，９８′（第４，６図）によつて凹部９
３内に取り付けられている。そのロツド９８，９
８′は前記延長部９２内の座ぐられた開口９９内
に圧縮スプリング９８ａによつて上下動自在に取
り付けられている。そのスプリング９８ａは通常
は前記フランジ１０１を溝９４に接近させ、両者
の間に前記あご部材７４，７４′のワイヤー案内
口７３と整列する入口と出口を備えたチヤネル状
のワイヤー案内トラツクを形成している。

トラツク開きロツド１０２（第５図）が前記延
長部９２とその延長部９２上に固定されたラツチ
ハウジング１０６に設けられた開口を通つて、ド
ラム９６の上面からロツド９８，９８′の間を上
方に延び作動アーム１０４に当接している。その
アーム１０４は前記加力部材５４に固定され、ブ
ロツク５１の前の開口を通つて突出している。ロ
ツド１０２は中間部にラツチ肩部１０３を備えて
いる。

前記トラツク開きロツド１０２を通す開口を備
えたラツチスライド１０５はラツチハウジング１
０６内に取り付けられており、そのラツチスライ
ド１０５の前記開口のカム形のエツジ部分１０８
が圧縮スプリング１０７によつてロツド１０２に
押圧されている。そのエツジ部分１０８はロツド
１０２が下動してトラツクを開いたときに前記肩
部と係合してトラツクを開いた状態に係止し、ワ
イヤーを自由に繰り出せるようにする。解除カム
１１０が垂直軸を中心として揺動し得るようにラ
ツチハウジング１０６上に取り付けられ、前記ア
ーム１０４から下方に延びる解除ラグ１１１のパ
ス内に突出している。その解除ラグ１１１の一側
には面取された面１１２があり、加力部材５４が
一方向に動くときに、その解除ラグ１１１が前記
解除カム１１０の湾曲した面を乗り越えることが
できるようになつている。加力部材５４が反対方
向に動くとラグ１１１とカム１１０が係合してラ
ツチスライド１０５をスプリング１０７の力に抗
して押し、ロツド１０２を解放する。これによつ
て前記スプリング９８ａの力によつてドラム９６
が上昇し、トラツクが閉じられる。

第８，９図に示すように、前記コネクター割送
り機構はブロツク３１内に設けられた水平チヤネ
ル１２０内に摺動自在に嵌合した複合バー１２１
を備えている。その複合バー１２１は長手方向に
切られた溝を有する第１のバー１２２とその溝に
沿つて取り付けられた第２のバーからなつてい
る。各バーの互いに当接する側には長手方向に間
隔を置いて複数の凹部１２４，１２４′が設けら
れている。第１のバー１２２の凹部１２４と第２
のバー１２５の凹部１２４′とは位置がずれてい
る。コネクター係合爪１２３，１２３′が凹部１
２４，１２４′内にそれぞれ揺動自在に取り付け
られており、ブロツク３１のスロツト１２７を通
つてコネクター供給路内に突出するようにスプリ
ング１２６によつて付勢されている。またその各
コネクター係合爪は後側にカム面１２８を備えて
おり、複合バー１２１の復動ストロークにおいて
はコネクターの下を通り抜けることができるよう
になつている。複合バー１２１はピストン／シリ
ンダー機構１３１によつてコネクター供給路によ
つて往復動せしめられ、その往動の際にコネクタ
ーを割送りする。また破線で示すラツク／ピニオ
ン機構１３２とピストン／シリンダー機構の組み
合わせによつて複合バー１２１を往復動させるよ
うにしてもよい。第１、第２のバー１２２，１２
３はねじ１３４によつて互いに固定されており、
このねじ１３４によつて両バー１２２，１２３の
位置を長さ方向にずらして爪１２３，１２３′間
の間隔、したがつて割送りストロークの長さを変
えることができるようになつている。したがつて
異なる長さのコネクターにも本実施例の装置を使
用することができる。

コネクターストツパープレート１３５，１３
５′が複合バー１２１の上方にコネクター供給路
の巾方向に取り付けられ、ピストン／シリンダー
機構１４０に作用的に結合された往復動自在の作
動バー１３７に設けられた開口１３６，１３６′
を通つて延びている。そのストツパープレート１
３５，１３５′は作動バー１３７が往復動する際
に前記開口１３６，１３６′の両側線とそれぞれ
係合するカム面１３８′，１３９′をその両側面に
備えており、そのカム面によつてコネクター供給
路に出入りせしめられ、コネクターのオーバーラ
ンを防止したりコネクターの送りを許したりす
る。

櫛状のプレート１４２がスライド部材１４３上
に取り付けられている。このプレート１４２はコ
ネクターストツパープレート１３５，１３５′に
対して長手方向に移動してそのプレート１４２の
開口をコネクターの所望のキヤビテイに整列さ
せ、そのキヤビテイ内に前記ワイヤー装着ラム７
８，７８′を案内する。これによつてキヤビテイ
のピツチの異なるコネクターにも対応することが
できる。ブロツク３１の前面にワイヤー装着領域
を開閉するカバープレート１６０が揺動自在に取
り付けられている。

第３図および第１０〜１２図に示すように、ワ
イヤー押さえヘツド割送り機構においては、作動
ピストン／シリンダー装置３９が前記スライドプ
レート３８に固定されたプレート１５２から下方
に延びるラグ１５１に作用的に結合されている。
ヘツド１４の送りはスライドプレート３８に支持
されているストツパーブロツク１５３が、前記ス
トツパープレート４２乃至４２′の段付面に当接
することによつて制限される。そのストツパープ
レート４２，４２′は前記垂直部材２８の前面に
取り付けられた手回しホイール１５５，１５５′
に作用的に結合されたラツクとピニオン４３，４
４および４３′，４４′によつてヘツド１４の移動
路内に突出せしめられる。このような２枚の段付
プレートを使用することによつて割送りの精度を
上げることができる。

前記ワイヤー繰出機構３５は本出願人の英国特
許第1524788号に記載されているのと同様な公知
の構造のものである。３本のアームを有するベル
クランク１７１（第３図）が１本のアームの一端
に結合されたピストン／シリンダー機構１７３に
よつてピン１７２上で揺動せしめられるようにな
つている。他の２本のアームの一端にはクラツチ
ローラー１７４とブレーキ１７５がそれぞれ取り
付けられている。ワイヤー送り路を挾んでそのク
ラツチローラー１７４とブレーキ１７５にモータ
ー３６によつて駆動されるローラー１７６と、ブ
レーキパツド１７７がそれぞれ対向している。ベ
ルクランク１７１が第１の位置と第２の位置の間
を揺動することによつてワイヤーが繰り出された
り、止められたりする。

運転の際にはワイヤー装着ラム７８′がコネク
ター対の前の方のコネクター１２と整列するよう
にしてワイヤー供給路の上方にワイヤー押えヘツ
ドユニツトが位置せしめられ、ワイヤー繰出機構
３５が作動せしめられて、ワイヤーの前端を前記
ノズル８１、案内口７３を通つて前記溝９４に沿
つて送られ、ラム７８′の下に導かれる。

このとき、前記加力部材５４が前記Ｌ字形スロ
ツトの水平部分６６′内に連結ピン６７′がある回
転位置にあり、この回転位置においてピストン５
７によつてその加力部材５４が下動せしめられ
る。これによつてワイヤー装着ラム７８′および
ラム７２′が下動せしめられてワイヤーの前端が
端子に接続されるとともに前記あご部材７４′が
開かれ、案内口７３′からワイヤーが押し出され
る。加力部材５４の下動によつてさらにワイヤー
案内トラツクが開かれて、そのワイヤー案内トラ
ツクによつて形成されたワイヤーをループの解放
する。

ここで前記ピストン５８によつて加力部材５４
が上昇せしめられ、ラム７８′，７２′も上昇し、
あご部材７４′が閉じるが、前記ラツチスライド
１０５とロツド１０２の係合によつてワイヤー案
内トラツクは開いた状態に保たれる。

ここでワイヤー繰出機構３５が作動して、所望
の長さのワイヤーが繰り出される。その繰り出さ
れたワイヤーはループになつて装置の前面に垂れ
下がり、ワイヤー押さえヘツドユニツトがコネク
ター供給路に沿つて割送りされて、ワイヤー案内
トラツクの入口にある他方のワイヤー装着ラムが
後方のコネクター１２′の所定の端子に整列せし
められる。

次に加力部材５４がラツク６１の作用によつて
回転せしめられ、ピン６７を第６図に示すように
スロツトの水平部分６６内に持ち来たす。（この
とき、前記解除ラグ１１１はカム１１０上に乗つ
ている。）そこで、加力部材５４が再び下動せし
められ、同様にしてワイヤーの後端部をコネクタ
ー１２′の前記所定の端子に接続するとともに切
断し、さらにあご部材７４から解放する。これで
ワイヤーのループはワイヤー押さえヘツドから完
全に解放される。

加力部材５４が上方に復帰すると、ワイヤー接
続ラム７８、切断ブレード７９が上昇し、あご部
材７４が閉じる。そこで、ラツク６１が元の位置
に復帰して、加力部材５４を元の位置に回転させ
る。このとき、解除ラグ１１１が解除カム１１０
に当接して揺動させ、前記ラツチスライド１０５
を押す。これによつて、ロツド１０２とラツチス
ライド１０５の係合が外れて復帰スプリング９８
ａ，９８′ａによつてワイヤー案内トラツクが閉
じられる。

次に、そのコネクター対はコネクター供給路に
沿つて次の作業ゾーンに割り送られ、そこで同様
にして次のワイヤーが両コネクターの所定の端子
に接続される。また、そのときワイヤー押さえヘ
ツドユニツトは元の位置に戻されて次のコネクタ
ー対の前の方のコネクターの端子にラム７８′が
整列せしめられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の装置の概略を説明
するための斜視図、第２図は第１図の装置によつ
て製造することのできるハーネスの３つの例を示
す斜視図、第３図は本発明の一実施例の装置の作
業ゾーンの一部断面側面図、第４図はそのワイヤ
ー押さえヘツドの一部断面側面図、第５図は第４
図とは異なる面でとつたワイヤー押さえヘツドの
断面図、第６図は２つの異なる水平面でとつた、
ワイヤー押さえヘツドの複合断面図、第７図はワ
イヤー押さえヘツドの一部断面正面図、第８図は
コネクター割送り機構の一部の斜視図、第９図は
第８図の一部の正面図、第１０図はワイヤー押さ
えヘツド割送り機構の一部の一部断面正面図、第
１１図は第１０図の一部の背面図、第１２図は第
１０図の一部の平面図である。 １０……コネクター供給路、１１，１１′，１
２，１２′……コネクター、１４，１４′……ワイ
ヤー押さえヘツド、１５……ワイヤー、３３……
ワイヤーループ形成装置、３５……ワイヤー繰出
機構、５４……加力部材、７４，７４′……あご
部材、７８……ワイヤー装着ラム、７９……切断
ブレード、９６……ドラム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 一対のコネクターパーツ内に並べられた複数
   の端子を複数のワイヤーでそれぞれ接続してなる
   モジユールハーネスの製造方法であつて、ワイヤ
   ー供給源から延びるワイヤーの前端を作業ゾーン
   内の第１の接続部に位置せしめられた第１のコネ
   クターパーツの所定の端子に接続し、そのワイヤ
   ーを前記ワイヤー供給源から更に引き出して所定
   の長さのループを形成し、そのワイヤーの後端部
   を前記第１の接続部から離れた第２の接続部に持
   ち来たし、そのワイヤーの後端部を切断し、その
   第２の接続部内に位置せしめられた第２のコネク
   ターパーツの所定の端子に、前記ループがその第
   １、第２のコネクターパーツ間に延びるように、
   接続する方法において、複数の連続した作業ゾー
   ンを通つて延びるコネクター供給路１０に沿つ
   て、対をなす第１、第２のコネクター１１，１
   １′，１２，１２′を縦に並べて送り、各作業ゾー
   ン内にコネクター供給路に沿つて直列に並べられ
   た第１、第２の接続部の、第１の接続部において
   １本のワイヤーの前端を第１のコネクターパーツ
   １１，１１′の所定の端子に接続し、第２の接続
   部においてそのワイヤーの他端を第２のコネクタ
   ーパーツ１２，１２′の所定の端子に接続するよ
   うにして、全てのワイヤー１７，１７′の両端を
   両コネクターパーツの所定の端子に接続すること
   を特徴とする方法。 ２ 間隔を置いて配された第１、第２の接続部、
   第１、第２のコネクターパーツを同時に前記第
   １、第２の接続部に送るコネクター送り手段、前
   記第１、第２の接続部の間を割送りされ、ワイヤ
   ー供給源から延びるワイヤーの前端部と後端部を
   前記第１、第２の接続部にそれぞれ位置せしめら
   れた第１、第２のコネクターパーツの所定の端子
   に順に整列させるワイヤー押さえヘツド、前記ワ
   イヤーの前記前端部と後端部を前記第１、第２の
   コネクターパーツの前記所定の端子にそれぞれ接
   続するワイヤー接着手段、前記ワイヤーを前記ワ
   イヤー供給源から前記ワイヤー押さえヘツドを通
   つて繰り出し、前記第１、第２のコネクターパー
   ツの前記所定の端子間に所望の長さのワイヤール
   ープを形成するワイヤー繰出手段、および前記第
   ２のコネクターパーツの前記所定の端子と前記ワ
   イヤー押さえヘツドの間で前記ワイヤーの前記後
   端部を切断する切断手段、からなる複数の作業ゾ
   ーンを備え、その複数の作業ゾーンを通つてコネ
   クター供給路１０が延びており、前記第１、第２
   の接続部がそのコネクター供給路に沿つて直列に
   並べられており、前記コネクター送り手段１２
   １，１２３，１３１が前記第１、第２コネクター
   パーツを前記コネクター供給路に沿つて縦に並べ
   て前記作業ゾーンから作業ゾーンへと送るように
   なつていることを特徴とするハーネス製造装置。 ３ 前記ワイヤー押さえヘツド１４，１４′が前
   記コネクター供給路１０に対して前記ワイヤー繰
   出手段３５と反対側に半円形のループ形成トラツ
   ク９４，１０１を形成するとともに、前記ワイヤ
   ー１５，１５′の前記前端部を、ワイヤーの接続
   と繰出に先立つて前記コネクター供給路を横断し
   て前記ループ形成トラツクの周囲に進めることの
   できるループ形成装置３３を備えており、前記ワ
   イヤーの前端部が前記ループ形成トラツクを通つ
   て前進せしめられて、前記第１の接続部に位置せ
   しめられた前記第１のコネクターパーツ１２，１
   １の前記ワイヤー繰出手段に遠い方の側からその
   第１のコネクターパーツの所定の端子に整列せし
   められるようになつていることを特徴とする特許
   請求の範囲第２項記載の装置。 ４ 前記ワイヤー１５，１５′の前記前端部の前
   記第１のコネクターパーツの端子への接続中乃至
   接続後に、前記ループ形成トラツク９４，１０１
   を開き、そのワイヤーを解放して、前記ワイヤー
   繰出手段３５が前記ワイヤー押さえヘツド１４，
   １４′を通つて無抵抗でワイヤーを繰り出して所
   望の長さのループ１７，１７′を形成できるよう
   にする手段１０２，１０４が設けられていること
   を特徴とする特許請求の範囲第３項記載の装置。 ５ 前記ワイヤー押さえヘツド１４，１４′に前
   記ループ形成トラツク９４，１０１の出口および
   入口とそれぞれ整列する第１、第２のワイヤー接
   続ラム７８，７８′が取り付けられており、その
   両ラムが加力部材５４によつて交互に作動せしめ
   られて、前記第１、第２のコネクターパーツ１
   ２，１２′；１１，１１′の前記所定の端子に前記
   ワイヤー１５，１５′の前端部と後端部をそれぞ
   れ接続するようになつていることを特徴とする特
   許請求の範囲第３項または第４項記載の装置。 ６ 前記加力部材５４が、その作用線が前記ワイ
   ヤー接続ラム７８，７８′の作動方向に平行にな
   るようにその両ワイヤー接続ラムの間に取り付け
   られており、その加力部材がその作用線を中心と
   して、前記第１、第２のワイヤー接続ラムをそれ
   ぞれ駆動する第１、第２の位置の間を回転せしめ
   られるようになつていることを特徴とする特許請
   求の範囲第５項記載の装置。 ７ 前記加力部材５４が円筒状をなし、その中心
   軸が前記作用線と一致するように取り付けられて
   おり、その加力部材の相対向する湾曲面に軸方向
   に延びる垂直部分６５，６５′とその垂直部分か
   ら周辺方向反対側に延びる水平部６６，６６′か
   らなる一対のＬ字型スロツトが形成されており、
   前記各ワイヤー接続ラム７８，７８′から連結ピ
   ン６７が各スロツト内に延びており、その加力部
   材が前記第１の位置にあるときに前記第１のワイ
   ヤー接続ラム７８の前記連結ピンが前記スロツト
   の前記水平部分内に受容され、その加力部材が軸
   方向に働いたときにその第１のワイヤー接続ラム
   が駆動され、その加力部材が前記第２の位置にあ
   るときに、前記第２のワイヤー接続ラム７８′の
   前記連結ピンが前記スロツトの前記水平部分内に
   受容され、その加力部材が軸方向に動いたとき
   に、その第２のワイヤー接続ラムが駆動されるよ
   うになつていることを特徴とする特許請求の範囲
   第６項記載の装置。 ８ 前記ワイヤー押さえヘツド１４，１４′が第
   １の対と第２の対のワイヤー押さえあご部材７
   ４，７４′を備えており、その第１、第２の対の
   あご部材が前記各ワイヤー接続ラム７８，７８′
   と前記ループ形成トラツク９４，１０１の入口と
   出口の間にそれぞれ取り付けられており、その各
   対のあご部材がその入口および出口とそれぞれ整
   列したワイヤー案内口７３，７３′を形成するよ
   うに互いに接近する方向に付勢されており、前記
   第１、第２のワイヤー接続ラムの接続ストローク
   の際にそのストローク中のラムの側の前記あご部
   材の対が開かれ、ワイヤーの前端部と後端部がそ
   れぞれ解放されるようになつていることを特徴す
   る特許請求の範囲第５項から第７項のいずれか１
   項記載の装置。 ９ 前記あご部材７４，７４′を開く手段が前記
   ワイヤー接続ラムの接続ストローク中にその各対
   のあご部材の間を動いてその各対のあご部材を開
   くとともに、そのあご部材に押さえられているワ
   イヤー１５，１５′を押し出すワイヤー当接部材
   ７２，７２′であることを特徴とする特許請求の
   範囲第８項記載の装置。 １０ 前記ループ形成トラツクが互いに接近する
   方向に付勢された２つの部材９４，１０１から形
   成されており、前記加力部材５４が前記第１のワ
   イヤー接続ラム７８を駆動するように動くことに
   よつて前記ループ形成トラツク９４，１０１を開
   くようにその加力部材にトラツク作動手段１０
   ２，１０４が結合されており、さらに前記２つの
   部材がラツチ手段１０５によつて開かれた状態に
   保たれるようになつており、そのラツチ手段が、
   前記加力部材が前記第１の位置から第２の位置に
   回転するときに外されるようになつていることを
   特徴とする特許請求の範囲第５項から第９項のい
   ずれか１項記載の装置。 １１ 前記コネクター送り手段が、前記コネクタ
   ー供給路１０に沿つて延び、その長さ方向に往復
   動せしめられる複合バー１２１に支持された複数
   の爪１２３，１２３′によつて前記コネクター供
   給路に沿つて送られるようになつており、その各
   爪が往動の際に前記各コネクターを割送りするよ
   うに前記コネクター供給路内に突出するようにス
   プリングによつて付勢されており、復動の際には
   コネクター供給路から外れて、コネクターの下を
   通りすぎるようになつていることを特徴とする特
   許請求の範囲第２項から第１０項のいずれか１項
   記載の装置。 １２ 前記各爪１２３，１２３′が前記複合バー
   １２１の各部材１２２，１２５に交互に支持され
   ており、その各部材の長手方向の相対位置が変え
   られるようになつており、それによつて前記各爪
   の間の間隔を変えて長さの異なるコネクターに使
   用することができるようになつていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１１項記載の装置。