JPH0136033Y2 - - Google Patents

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JPH0136033Y2
JPH0136033Y2 JP1993884U JP1993884U JPH0136033Y2 JP H0136033 Y2 JPH0136033 Y2 JP H0136033Y2 JP 1993884 U JP1993884 U JP 1993884U JP 1993884 U JP1993884 U JP 1993884U JP H0136033 Y2 JPH0136033 Y2 JP H0136033Y2
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ventilation
porous plate
sound
cylinder
outer cylinders
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JP1993884U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は消音並びに換気筒に係り、詳しくは、
建物等の壁に簡単に取付けられ、壁の内外側にほ
とんど突出させることがなく、消音と換気を併せ
て行なうことができる消音並びに換気筒に係る。
従来から、建物等には屋外側の換気を行なうた
めに壁に換気筒が設けられている。この換気筒は
屋内外間で空気が流通されるため、かえつて、屋
外の雑音や騒音が換気筒を経て入ることになり、
最近は換気筒に消音機能を持たせた消音並びに換
気筒が用いられている。しかし、この消音並びに
換気筒はそれに消音機能を持たすため、内部にグ
ラスウール等を貼り付けた半球状や箱状の消音装
置を従来の換気筒に取付けたものであつて、構造
や機能において問題が多い。
すなわち、第1図は従来例に係る消音並びに換
気筒の一例の配置図であり、消音並びに換気筒は
筒状体1、ガラリ等の多孔板2並びに消音装置3
から成つている。建物に取付けるときには、壁4
に予め換気孔を形成し、この換気孔に対して屋外
側から筒状体1を入れ、屋内側Aの換気孔開口部
は多孔板2を取付ける。屋外側Bでは筒状体1に
消音装置3をビス止め等で固定し、消音装置3は
通常半球状の外匣5の内面に吸音材としてグラス
ウール6aを取付けると共に、筒状体1の内面に
沿つてグラスウール6bを取付けて吸音性能を持
たせている。
この従来例の消音並びに換気筒では屋外側の消
音装置によつて建物の美観が損なわれ、通路に突
き出ている場合は通行に支障があり、生活上の障
害になる。更に、大きな重量と体積を持つ消音装
置が突出していることは、その重量を支えるため
のネジ止め等に支障があり、吸音材がグラスウー
ルであるため、取り入れる新しい空気にグラスウ
ールの微粉が混入し好ましくない。
また、従来例のものは構造的に云つて、ある程
度換気性能をみることができるが、この性質を重
視すると、必然的に消音性等の低下がまぬがれ
ず、両機能を完全に発揮できる消音並びに換気筒
が望まれている。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、具体的には、建物等の壁にあけら
れた換気孔中に差込むだけで取付けることがで
き、換気性能と消音性能とが十分に発揮できると
共に、多孔質板による吸音により換気時の空気の
流通により新しい空気が汚染されることのない消
音並びに換気筒を提案する。
以下、図面によつて本考案の実施態様について
説明する。
まず、第2図は本考案の一つの実施例に係る消
音並びに換気筒の斜視図であつて、符号10はこ
の消音並びに換気筒(以下、単に筒という。)を
一般的に示す。この筒10は内筒11と外筒12
とから成つて、内外筒11,12は軸線X,
X′に対して同心円状に配置され、通常は内外筒
は互いに後記の如く差込自在に構成する。また、
内外筒11,12の横断面においては、第3図に
示す如く、内筒11の中心Xからの一対の放射線
13a,13bと外筒12の内周面の一部とによ
り画成される区域14を占めるよう、複数個の多
孔質板15を長手方向に間隔をおいて取付け、こ
の際、各多孔質板15は後記の如く内筒11に対
して抜差自在に取付ける。
なお、各多孔質板15は第4図aならびにbに
示す如く扇形状に構成するが、各多孔質板15は
金属、セラミツク等の焼結材料から多孔率40%若
しくは内外のものとして構成し、十分に吸音特性
を具えるようにすることが必要である。経済的で
安価でかつ軽量のものとするには、Al若しくは
その合金粉末を還元雰囲気中で板状に焼結すれば
十分であり、耐熱性を付与するのにはステンレス
鋼粉末からつくるのが好ましい。
次に、各多孔質板15は中心軸X,X′に沿つ
て所定の間隔をおいて取付け、この際、内外筒1
1,12間に形成される環状空間に各多孔質板の
一部が突出し、これらの間に螺線通路16が流路
として形成されるよう取付ける。このように構成
すると、この流路16を通つて、新しい空気が屋
内側に入り、これとともに外部からの騒音が侵入
しても、その音が第6図の矢印方向に直進しつつ
内筒11の周囲を回転するため、内外筒11,1
2で音は反射され、多孔質板15間で吸収される
ことになつて、きわめて効果的に消音できる。
また、内筒11への取付時には、通常、内筒1
1の表面に各多孔質板15の取付位置に対応させ
てスリツト状の取付孔を形成し、各取付孔に多孔
質板15を挿入してセツトする。このように構成
すると、後記の如く、現場で容易に組立てること
ができ、内筒11の表面には多孔質板15の一部
が突出し、これら多孔質板15の突出部分によつ
て通路16が第5図に示す如く構成される。螺線
状通路16は何れの態様でも構成することもでき
るが、間隔をおいて取付けられる多孔質板15の
取付位置を第5図や第6図に示す如く中心軸X,
X′を中心として時計方向若しくは反時計方向に
所考の角度ずつずらせて取付けるのが好ましい。
すなわち、第5図は上記筒の一部、つまり、外
筒部分を断面で示す正面図であり、第6図はその
側面図である。この筒10には9枚の多孔質板1
5a〜15iが取付けられて構成されている。こ
の取付時に、入口の第1多孔質板15aは第6図
の(x,a,a)位置に取付けられ、その後の第
2〜第9の多孔質板15b〜15iは順次に例え
ば反時計方向にずらせて取付ける。つまり、第2
多孔質板15bは(x,b,b)位置、第3多孔
質板15cは(x,c,c)位置、第4多孔質板
15dは(x,d,d)位置、第5多孔質板15
eは(x,e,e)位置、第6多孔質板15fは
(x,f,f)位置、第7多孔質板15gは(x,
g,g)位置、第8多孔質板15hは(x,h,
h)位置、第9多孔質板15iは(x,i,i)
位置に取付ける。このように多孔質板を取付ける
と、内外筒11,12間の環状通路には第5図に
示す如く螺線通路16が形成され、新しい空気は
矢印方向に沿つて屋内側Aに取入れられ、この間
に騒音は十分に吸収され、更に、取付けが着脱自
在であつて、現場においてきわめて容易に組立て
ることができる。換言すると、現場で内筒11に
多孔質板を差込み、この内筒11を外筒12内に
組込めばセツトできる。
なお、上記の如く、必ずしも、多孔質板は着脱
自在に取付けなくとも、多孔質板は内筒11に固
定的に取付けることもできる。
そこで、上記構成の筒10につきその使用態様
を通じて効果を第1図に示す従来例と対比して説
明すると、次の通りである。
まず、第1図に示す従来例では新しい空気や騒
音はグラスウール構造の消音装置3を経て入り、
壁4に流入と同時に筒状体1の中を直線的に流れ
る。従つて、その部分にグラスウール6aがあつ
ても、ほとんど吸音されず、吸音が行なわれるの
はほとんど外部に突き出た半球状の消音装置3の
みであつて、新しい空気の流れに支障がなくと
も、吸音効果の向上が望めない。
これに対して本考案は、吸音材料が多孔質板1
5であり、しかも、内外筒11,12間にはら線
通路16が形成され、建物等には第7図に示す如
く取付けられている。従つて、新しい空気や騒音
はその一部は内筒11内に入つても多孔質板15
によりその直進は阻害され、むしろ、新しい空気
や騒音はほとんど線通路16に沿つて流れが曲線
的となり、外部の騒音は外壁4より室内に入ると
きに、外筒12や内筒11で無限に近く反射さ
れ、多孔質板15により吸音され、この反射と吸
音とがくり返される。従つて、この吸音作用によ
ると、ちなみに外部の騒音は約8デシベルから15
デシベルの程度に減音できる。なお、新しい空気
もほとんどら線通路16に沿つて曲線的に流入する
が、抵抗が少なく自然換気に支障がない。また、
筒10の屋外側Bは従来通りガラリ等の多孔板2
を取付け、屋内側も防火ダンパー付等の多孔板2
aを差し込むだけで十分である。また、換気性を
更に向上させるときには、第4図Cの如く多孔質
板17の中心軸に相当するところに切欠き17a
を設けることもできる。また、内外筒11,12
の形状は壁の換気口の形状に合わせて構成すれば
良く、角形状や、だ円状その他何れでも良い。ま
た、上記構成の筒は建物以外に何れのところにも
使用でき、とくに、高温、高熱のところでも十分
に耐久性がある。
また、多孔質板としては金属粉末やセラミツク
等を焼結し、その構成粒子間に無限に屈曲した連
通孔を有するものが好ましい。これ以外のもの、
例えば、パンチングメタル等の孔あき板等を併用
しても良く、従来例以上の吸音効果が得られる。
多孔質板は更に扇形状以外に半円状のほか、中心
角θが0〜180゜でなくとも、180゜以上のものでも
良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例に係る消音ならびに換気筒の建
物に取付けたときの配置図、第2図は本考案の一
つの実施例に係る消音ならびに換気筒の組立図、
第3図は第2図に示す内外筒の配置関係の説明
図、第4図a,bならびにcは多孔質板の例の各
平面図、第5図ならびに第6図は第2図に示す消
音ならびに換気筒の一部を断面図で示す側面図と
正面図、第7図は第2図に示す消音ならびに換気
筒の第1図と同様に建物に取付けたときの配置図
であ。 符号10……本考案に係る消音ならびに換気
筒、11………内筒、12……外筒、15……多
孔質板、16……螺線通路、X,X′……中心軸、
13a,13b……放射線、A……屋内側、B…
…屋外側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同心円状に内筒並びに外筒を配置し、これら内
    外筒の横断面において内筒の中心から外筒の内周
    面にまで放射線状に広がる半円状若しくは扇形状
    区域を占めるよう、内外筒の長手方向に沿つて間
    隔をおき複数個の多孔質板を内筒に取付け、これ
    ら多孔質板により内外筒間の環状空間に螺線状通
    路を形成して成ることを特徴とする消音並びに換
    気筒。
JP1993884U 1984-02-14 1984-02-14 消音並びに換気筒 Granted JPS60133334U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993884U JPS60133334U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 消音並びに換気筒

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JP1993884U JPS60133334U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 消音並びに換気筒

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Publication Number Publication Date
JPS60133334U JPS60133334U (ja) 1985-09-05
JPH0136033Y2 true JPH0136033Y2 (ja) 1989-11-02

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JP4807885B2 (ja) * 2007-02-07 2011-11-02 陳 妙生 換気ろ過装置

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