JPH0135978Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135978Y2 JPH0135978Y2 JP1984117171U JP11717184U JPH0135978Y2 JP H0135978 Y2 JPH0135978 Y2 JP H0135978Y2 JP 1984117171 U JP1984117171 U JP 1984117171U JP 11717184 U JP11717184 U JP 11717184U JP H0135978 Y2 JPH0135978 Y2 JP H0135978Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adapter
- shaped
- packing
- plunger
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この考案はプランジヤーポンプ等に使用される
プランジヤーのシール構造に関するものである。
プランジヤーのシール構造に関するものである。
［従来の技術］
従来のこの種のシール構造は第８図に示すよう
に、プランジヤー１とシリンダ２との間に介在さ
れる断面がＶ字形をしたリング状で重層された複
数のＶパツキング３と、これらのＶパツキング３
の尖塔状の一端部が当接支持されるＶ字状の溝４
を有するリング状の雌アダプタ５と、この雌アダ
プタ５を介して前記Ｖパツキング３と前記シリン
ダ２に形成された段部６との間にプランジヤー１
に沿う方向に縮設されるコイルばね７と、前記Ｖ
パツキング３のＶ字形凹状とされる他端部が当接
されるＶ字形の凸部８を備えるリング状に形成さ
れる雄アダプタ９と、前記シリンダ２にねじ連結
されて前記雄アダプタ９を介して前記Ｖパツキン
グ３を押圧する取付け部材１０とが備えられて成
る。
に、プランジヤー１とシリンダ２との間に介在さ
れる断面がＶ字形をしたリング状で重層された複
数のＶパツキング３と、これらのＶパツキング３
の尖塔状の一端部が当接支持されるＶ字状の溝４
を有するリング状の雌アダプタ５と、この雌アダ
プタ５を介して前記Ｖパツキング３と前記シリン
ダ２に形成された段部６との間にプランジヤー１
に沿う方向に縮設されるコイルばね７と、前記Ｖ
パツキング３のＶ字形凹状とされる他端部が当接
されるＶ字形の凸部８を備えるリング状に形成さ
れる雄アダプタ９と、前記シリンダ２にねじ連結
されて前記雄アダプタ９を介して前記Ｖパツキン
グ３を押圧する取付け部材１０とが備えられて成
る。
［考案が解決しようとする問題点］
しかし、従来のシール構造は、以上に述べたよ
うに、プランジヤー１を長時間使用しＶパツキン
グ３が摩耗した際に、コイルばね７によつてＶパ
ツキング３を押し付け、その押圧力によりＶパツ
キング３の開きを大きくし、プランジヤー１とシ
リンダ２との間のシールを保つ方法が採られてい
るため、コイルばね７のスペースを確保しなけれ
ばならず、必要以上にシリンダ２やプランジヤー
１の長さを大きくしなければならず、全体が大き
くなるという問題がある。
うに、プランジヤー１を長時間使用しＶパツキン
グ３が摩耗した際に、コイルばね７によつてＶパ
ツキング３を押し付け、その押圧力によりＶパツ
キング３の開きを大きくし、プランジヤー１とシ
リンダ２との間のシールを保つ方法が採られてい
るため、コイルばね７のスペースを確保しなけれ
ばならず、必要以上にシリンダ２やプランジヤー
１の長さを大きくしなければならず、全体が大き
くなるという問題がある。
［問題点を解決するための手段］
この考案は以上に述べた事情に鑑みなされたも
ので、その目的は、プランジヤーとシリンダとの
間に介在される断面がＶ字形をしたリング状で重
層された複数のＶパツキングと、この重層された
Ｖパツキングの一端部が当接支持されるＶ字状の
溝又は凸部を有するリング状の第一のアダプタ
と、前記Ｖパツキングの他端部が当接されるＶ字
形の凸部又は溝を備えるリング状に形成される第
二のアダプタと、前記シリンダにねじ連結されて
前記第二のアダプタを介して前記Ｖパツキングを
押圧する取付け部材とが備えられるプランジヤー
のシール構造において、前記第二のアダプタは可
撓性材料で中空部を形成されて成ることによつ
て、シール構造のためのスペースをより小さくし
コンパクトにすることができるところのプランジ
ヤーのシール構造を提供することにある。
ので、その目的は、プランジヤーとシリンダとの
間に介在される断面がＶ字形をしたリング状で重
層された複数のＶパツキングと、この重層された
Ｖパツキングの一端部が当接支持されるＶ字状の
溝又は凸部を有するリング状の第一のアダプタ
と、前記Ｖパツキングの他端部が当接されるＶ字
形の凸部又は溝を備えるリング状に形成される第
二のアダプタと、前記シリンダにねじ連結されて
前記第二のアダプタを介して前記Ｖパツキングを
押圧する取付け部材とが備えられるプランジヤー
のシール構造において、前記第二のアダプタは可
撓性材料で中空部を形成されて成ることによつ
て、シール構造のためのスペースをより小さくし
コンパクトにすることができるところのプランジ
ヤーのシール構造を提供することにある。
［作用］
以下添付図面に基づいてこの考案を説明する。
第１図はこの考案によるシール構造を示す断面
図で、図面中、２０はプランジヤーを示してお
り、プランジヤー２０はシリンダケース２１に形
成されたシリンダ２２内に摺動可能に挿入されて
いる。シリンダ２２の開口端部２２ａには段部２
３を介して大径部２４が形成される。大径部２４
とプランジヤー２０との間には、一番奥の段部２
３に当接されると共に、Ｖ字状の溝２５ａがシリ
ンダ２２の開口端部２２ａ方向に形成されるリン
グ状の第一のアダプタ２５が挿入される。また、
シリンダ２２の大径部２４とプランジヤー２０と
の間には、断面がＶ字形をしたリング状で重層さ
れた複数のＶパツキング２６が、この重層された
Ｖパツキング２６の尖塔状の一端部が前記第一の
アダプタ２５の溝２５ａに嵌合されつつ挿入され
る。前記重層されたＶパツキング２６のＶ字形凹
状とされる他端部には、例えば、第２図に示すよ
うに、このＶ字形凹状とされる他端部が当接され
る断面Ｖ字形の凸部２７ａを備える五角形断面と
されると共に、可撓性材料で中空部２７ｂを備え
るリング状に形成される第二のアダプタ２７が配
設される。なお、アダプタ２７は第３図に示すよ
うに、内周及び外周側面に沿つて周溝２７ｃが形
成されたもの、或いは第４図に示すように、三角
形断面を有するものとすることもでき、更に第５
図から第６図に示すように、Ｖパツキング２６を
逆向きにした場合には、それぞれ溝２５ａ及び凸
部２７ａの代りに、前記第一のアダプタ２５には
凸部２５ｂが備えられ、第二のアダプタ２７には
溝２７ｄが備えられることになり、他の構成につ
いては第２図に示すものと同様であるため同符号
を付してその説明を略す。また、前記シリンダ２
２の開口部２２ａには、前記アダプタ２７を介し
て前記Ｖパツキング２６を押圧するリング状の取
付け部材２８が挿入されると共に、取付け部材２
８はその外縁部に形成されるフランジ２８ａにお
いてねじ２９によつてシリンダケース２１にねじ
結合される。
図で、図面中、２０はプランジヤーを示してお
り、プランジヤー２０はシリンダケース２１に形
成されたシリンダ２２内に摺動可能に挿入されて
いる。シリンダ２２の開口端部２２ａには段部２
３を介して大径部２４が形成される。大径部２４
とプランジヤー２０との間には、一番奥の段部２
３に当接されると共に、Ｖ字状の溝２５ａがシリ
ンダ２２の開口端部２２ａ方向に形成されるリン
グ状の第一のアダプタ２５が挿入される。また、
シリンダ２２の大径部２４とプランジヤー２０と
の間には、断面がＶ字形をしたリング状で重層さ
れた複数のＶパツキング２６が、この重層された
Ｖパツキング２６の尖塔状の一端部が前記第一の
アダプタ２５の溝２５ａに嵌合されつつ挿入され
る。前記重層されたＶパツキング２６のＶ字形凹
状とされる他端部には、例えば、第２図に示すよ
うに、このＶ字形凹状とされる他端部が当接され
る断面Ｖ字形の凸部２７ａを備える五角形断面と
されると共に、可撓性材料で中空部２７ｂを備え
るリング状に形成される第二のアダプタ２７が配
設される。なお、アダプタ２７は第３図に示すよ
うに、内周及び外周側面に沿つて周溝２７ｃが形
成されたもの、或いは第４図に示すように、三角
形断面を有するものとすることもでき、更に第５
図から第６図に示すように、Ｖパツキング２６を
逆向きにした場合には、それぞれ溝２５ａ及び凸
部２７ａの代りに、前記第一のアダプタ２５には
凸部２５ｂが備えられ、第二のアダプタ２７には
溝２７ｄが備えられることになり、他の構成につ
いては第２図に示すものと同様であるため同符号
を付してその説明を略す。また、前記シリンダ２
２の開口部２２ａには、前記アダプタ２７を介し
て前記Ｖパツキング２６を押圧するリング状の取
付け部材２８が挿入されると共に、取付け部材２
８はその外縁部に形成されるフランジ２８ａにお
いてねじ２９によつてシリンダケース２１にねじ
結合される。
［考案の効果］
この考案は以上に述べたようであるから、重層
されたＶパツキング２６をアダプタ２７を介して
取付け部材２８によつて一定圧力で押圧した状態
でセツトすることにより、その圧力が中空部２７
ｂに蓄積され、プランジヤ２０の摺動によりＶパ
ツキング２６が摩耗した際にも、アダプタ２７の
中空部２７ｂの膨張力によつて従来におけるコイ
ルばねの作用をなし、Ｖパツキング２６がより開
かれて、シリンダ２２とプランジヤー２０との間
が水密状態に閉鎖される。また他の実施例では周
溝２７ｃによりアダプタ２７の半径方向の剛性を
高めて形状の保持を確実にすると共に、プランジ
ヤの軸方向の変形能を高め、中空部２７ｂ内部に
おける高い圧力蓄積を可能にする効果がある。し
たがつて、コイルばねを必要としないため、より
コンパクトなものとすることができると共に、コ
ストダウンを図ることができる等の効果を有する
ものである。
されたＶパツキング２６をアダプタ２７を介して
取付け部材２８によつて一定圧力で押圧した状態
でセツトすることにより、その圧力が中空部２７
ｂに蓄積され、プランジヤ２０の摺動によりＶパ
ツキング２６が摩耗した際にも、アダプタ２７の
中空部２７ｂの膨張力によつて従来におけるコイ
ルばねの作用をなし、Ｖパツキング２６がより開
かれて、シリンダ２２とプランジヤー２０との間
が水密状態に閉鎖される。また他の実施例では周
溝２７ｃによりアダプタ２７の半径方向の剛性を
高めて形状の保持を確実にすると共に、プランジ
ヤの軸方向の変形能を高め、中空部２７ｂ内部に
おける高い圧力蓄積を可能にする効果がある。し
たがつて、コイルばねを必要としないため、より
コンパクトなものとすることができると共に、コ
ストダウンを図ることができる等の効果を有する
ものである。
第１図及び第５図はこの考案によるシール構造
を示すそれぞれ異なる実施例の断面図、第２図か
ら第４図、第６図及び第７図は同シール構造に使
用されるそれぞれ異なる実施例のアダプタを示す
断面図、第８図は従来のシール構造を示す断面図
である。 図面において、２０……プランジヤー、２２…
…シリンダ、２３……段部、２４……大径部、２
５，２７……アダプタ、２５ａ……溝、２５ｂ…
…凸部、２６……Ｖパツキング、２７ａ……凸
部、２７ｂ……中空部、２７ｃ……周溝、２７ｄ
……溝、２８……取付け部材、２９……ねじ、で
ある。
を示すそれぞれ異なる実施例の断面図、第２図か
ら第４図、第６図及び第７図は同シール構造に使
用されるそれぞれ異なる実施例のアダプタを示す
断面図、第８図は従来のシール構造を示す断面図
である。 図面において、２０……プランジヤー、２２…
…シリンダ、２３……段部、２４……大径部、２
５，２７……アダプタ、２５ａ……溝、２５ｂ…
…凸部、２６……Ｖパツキング、２７ａ……凸
部、２７ｂ……中空部、２７ｃ……周溝、２７ｄ
……溝、２８……取付け部材、２９……ねじ、で
ある。
Claims (1)
- プランジヤーとシリンダとの間に介在される断
面がＶ字形をしたリング状で重層された複数のＶ
パツキングと、この重層されたＶパツキングの一
端部が当接支持されるＶ字状の溝又は凸部を有す
るリング状の第一のアダプタと、前記重層された
Ｖパツキングの他端部が当接されるＶ字形の凸部
又は溝を備えるリング状に形成される第二のアダ
プタと、前記シリンダにねじ連結されて前記第二
のアダプタを介して前記Ｖパツキングを押圧する
取付け部材とが備えられるプランジヤーのシール
構造において、前記第二のアダプタは可撓性材料
で中空部を形成されて成ることを特徴とするプラ
ンジヤーのシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984117171U JPS6132665U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | プランジヤ−のシ−ル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984117171U JPS6132665U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | プランジヤ−のシ−ル構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6132665U JPS6132665U (ja) | 1986-02-27 |
| JPH0135978Y2 true JPH0135978Y2 (ja) | 1989-11-01 |
Family
ID=30676079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984117171U Granted JPS6132665U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | プランジヤ−のシ−ル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6132665U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011017376A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Maruyama Mfg Co Ltd | 流体機械のシール構造 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0229320Y2 (ja) * | 1986-09-10 | 1990-08-07 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP1984117171U patent/JPS6132665U/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011017376A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Maruyama Mfg Co Ltd | 流体機械のシール構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6132665U (ja) | 1986-02-27 |
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