JPH0135580Y2 - - Google Patents

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JPH0135580Y2
JPH0135580Y2 JP2639784U JP2639784U JPH0135580Y2 JP H0135580 Y2 JPH0135580 Y2 JP H0135580Y2 JP 2639784 U JP2639784 U JP 2639784U JP 2639784 U JP2639784 U JP 2639784U JP H0135580 Y2 JPH0135580 Y2 JP H0135580Y2
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output
output shaft
gear
washer
synchronous motor
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、扇風機の首振り装置の駆動用等に
使用される小型同期電動機のスリツプ機構に関す
るものである。
周知のように、小型同期電動機は、例えば円周
方向に複数の磁極を設けた永久磁石を回転子とし
て用い、交流による回転磁界によつて回転子を同
期駆動するように構成されてなるものである。そ
して、このような小型同期電動機は、エアコンの
風向きを替えるフイン駆動用、扇風機の首振り装
置の駆動用、測定機の紙送り、各種デイスプレ
イ、自動販売機のプログラムタイマ駆動用等、各
種装置の駆動源として使用されている。
ところで、上記のような小型同期電動機におい
ては、その使用状況により出力側より過大な力が
加えられる場合がある。このような場合、出力側
からの外力により減速歯車群のギヤ部が破壊され
使用不可能になつてしまう。このことを小型同期
電動機を扇風機の首振り装置に使用した場合を例
にとつて具体的に説明する。
第1図は扇風機の要部を示すものである。図中
符号1は扇を回わすモータを示すもので、符号2
はモータ1の回転軸である。上記モータ1の後部
下方には小型同期電動機3が取りつけられてお
り、この小型同期電動機3はモータ部4と減速部
5とから構成されている。減速部5は、複数の減
速歯車から構成されており、端部には出力軸6が
突出している。この出力軸6にはクランク部材7
を介してレバー8が回動自在に取りつけられ、図
示しないが上記モータ1の側部に回動自在に取り
つけられており、上記小型同期電動機3は、上記
レバー8を揺動することによつて上記モータ1の
首振りを行なうようになつている。
上記構造の扇風機においては、外部から手動等
により強制的に首振りをさせられた場合や、正立
状態から転倒してしまつた場合などでは、小型同
期電動機3の出力軸6にレバー8を介して過大な
強制力(回転力)が加わることになる。その結
果、出力軸6を介して減速歯車群に過大な力がか
かり、ギヤ部を破壊してしまうことがある。
従来、上記のような場合を想定し、小型同期電
動機のレバー部に外力を吸収するためのスリツプ
機構を設けたり、小型同期電動機の減速歯車群を
強度の大きい金属材料より構成する等の処置がと
られていた。上記スリツプ機構は、ボールや板ば
ね等から構成されていたため、高価であり、小型
化も行ないにくくなつていた。また、減速歯車群
を金属製にすることもコスト高を招き好ましくな
かつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
構造が簡単で、安価に製造することができ、過大
な外力のみを吸収することのできる小型同期電動
機のスリツプ機構を提供することを目的とするも
のである。
以下、この考案を図面を参照して説明する。第
2図はこの考案の一実施例を示すもので、図中符
号10は小型同期電動機の出力軸を示すものであ
る。この出力軸10は、第3図に示すように、一
体品であり、太径な出力側部11と、歯車取付部
12と、軸受に嵌着される小径な軸支部13とか
ら構成されている。出力側部11には、クランク
部材等の出力伝達部材を取りつけるための切欠部
11aが設けられている。上記歯車取付部12
は、軸支部13より太径で、出力側部11より小
径に形成され、側部には互いに平行な切欠部12
aが設けられている。なお、図中符号14は上記
歯車取付部12と出力側部11との間に形成され
ている段部(以下、係止部と称す)を示すもので
ある。
上記歯車取付部には、上記係止部に向かつて順
次ワツシヤ(摺接板)15−出力歯車16−ワツ
シヤ(摺接板)17−出力歯車18−クラツチ・
ワツシヤ(付勢部材)19が嵌合されている。
ワツシヤ15,17は所定厚さの円板の中央に
嵌着孔15a,17aを穿設してなるもので、こ
れら嵌着孔15a,17aの形状は上記歯車取付
部12の外形形状と同形状に形成されている。従
つて、歯車取付部12に嵌着されたワツシヤ1
5,17は、出力軸10と一体に回転することに
なる。
また、出力歯車16,18は、上記ワツシヤ1
5,17とほぼ同径で薄肉な中央部16a,18
aと、これら中央部16a,18aの外周部に形
成されている肉厚な歯車部16b,18bとから
構成されている。従つて、出力歯車16および1
8の両側中央には、それぞれ上記ワツシヤ15,
17とほぼ同径の凹部20a,20aおよび21
a,21aが形成されている。これら凹部20
a,21aの深さ寸法は、上記ワツシヤ15,1
7の厚み寸法の半分以下に設定されており、その
ため、上記ワツシヤ15は出力歯車16の凹部2
0aに遊嵌し、上記歯車17は出力歯車16およ
び18の凹部20aおよび21aに遊嵌するよう
になつている。また、上記出力歯車16,18の
中心には丸孔状の嵌合孔16c,18cがそれぞ
れ穿設されており、これら出力歯車16,18は
上記歯車取付部12に回転自在に嵌合されるよう
になつている。
上記凹部20a,21aの深さ寸法は、上記ワ
ツシヤ15,17の厚み寸法の半分以下に形成さ
れている。従つて、出力軸10の出力側部11に
向かつて順次ワツシヤ15−出力歯車16−ワツ
シヤ17−出力歯車18を押圧した場合、出力歯
車16は係止部14にも出力歯車18にも当接し
ないようになつている。
また、上記クラツチ・ワツシヤ19は、中心に
向かつて湾曲した楯状に形成され、上記ワツシヤ
15,17と同外径寸法に設定されており、弾性
材料から構成されている。そして、このクラツ
チ・ワツシヤ19の中央には上記ワツシヤ15,
17の嵌着孔15a,17aと同形同寸法の嵌着
孔19aが穿設されており、そのため、このクラ
ツチ・ワツシヤ19は歯車取付部12と一体に回
転されるようになつている。
上記ワツシヤ15、出力歯車16、ワツシヤ1
7、出力歯車18、クラツチ・ワツシヤ19は、
順次歯車取付部12に嵌着され、クラツチ・ワツ
シヤ19を介して残りのワツシヤ15,17、出
力歯車16,18を係止部14に押圧した状態で
上記歯車取付部12の先端をかしめることによ
り、歯車取付部12に固定される。この時の歯車
取付部12のかしめに伴なつて上記クラツチ・ワ
ツシヤ19は弾性変形を受け、それによつてワツ
シヤ15−出力歯車16−ワツシヤ17−出力歯
車18を一体的に所定の力で係止部14に押しつ
けている。
従つて、上記出力歯車16はワツシヤ15と1
7とによつて、出力歯車18はワツシヤ17とク
ラツチ・ワツシヤ19とによつて所定の力で挾持
されている。そのため、出力歯車6,18にかか
るトルクが上記クラツチ・ワツシヤ19の弾性力
とワツシヤ15,17との摩擦力とによつて決定
される所定量(以下、アツセイトルクと称す)以
下の場合には、上記出力歯車16,18は出力軸
10と一体に回転し、上記トルクが上記アツセイ
トルク以上の場合には、出力歯車16,18は出
力軸10に対しスリツプすることになる。
上記のように構成されたスリツプ機構は、例え
ば、第4図に示すようにして用いられる。図中、
符号22は小型同期電動機のモータ部の駆動歯車
22aを有する回転子を示すもので、符号23,
24,25,26は、上記回転子22によつて順
次回転される減速歯車を示すものである。上記構
成のスリツプ機構の出力歯車16,17は、上記
減速歯車26に噛合している。従つて、モータ部
の回転子22の伝達力は、各減速歯車23,2
4,25,26を介して出力軸10に伝達される
ことになる。そして、出力軸10には図示しない
カム、ギヤ、レバー等の部品が取りつけられ、出
力軸10の伝達力、これら部品に伝達されるよう
になつている。なお、上記構造において、出力軸
10に必要とされる最小トルク、すなわち出力軸
10に取りつけられているカム、ギヤ、レバー等
の部品を作動させるに必要な最小トルクよりも、
上記スリツプ機構のアツセイトルクが当然のこと
ながら大きくなければならない。
上記構造において、出力側より過大な力、換言
すれば、アツセイトルクより大きな力が出力軸1
0に加えられた場合、出力歯車16,18は最終
段の減速歯車26と噛み合つているので、回転す
ることができない。そのため、出力軸10はその
出力歯車16,18に対して回転することにな
る。
このように、アツセイトルク以上の外力が出力
軸10に加えられた場合は、出力歯車16,18
に対して出力軸10が回転するので、外力はこれ
ら出力歯車16,18−出力軸10間において吸
収されることになり、減速歯車群にはアツセイト
ルク以上のトルクが加わることなく、その結果、
減速歯車群のギヤ部を保護することができる。
また、上記スリツプ機構は、出力軸10に対す
る出力歯車16,18の摩擦面を増やすという簡
単な構造で目的を達し得ているので、安価に製造
することができ、小型化を図ることができる。
なお、上記実施例において、摺接部材を円板状
のワツシヤとしたが、これら形状に限定されるも
のではなく、同様の働き(トルクの維持)を発揮
するならば、他の形状でもよい。
以上説明したように、この考案に係る小型同期
電動機のスリツプ機構は、出力軸に出力歯車を回
転自在に取りつけるとともに、これら出力軸と出
力歯車間の摩擦面を増やした構造なので、出力軸
に外部から過大な力が加わつても、減速歯車群の
ギヤ部が破損されることもなく、さらに構造が簡
単なので、安価に製造することができ、装置の小
型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は小型同期電動機の一応用例を示す構成
図、第2図および第3図はこの考案の一実施例を
示すもので、第2図は側断面図、第3図は分解斜
視図、第4図はこの考案に係るスリツプ機構の作
用を説明するための構成図である。 10……出力軸、14……係止部、15,17
……ワツシヤ(摺接部材)、16,18……出力
歯車、19……クラツチ・ワツシヤ(付勢部材)、
22……回転子、22a……回転子の駆動歯車、
23,24,25,26……減速歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 小型同期電動機の減速歯車に噛合される複数の
    出力歯車と、複数の摺接板とが中間に係止部を有
    する出力軸にこの出力軸の一端側から順次交互
    に、かつ軸方向摺動自在に嵌着され、 前記複数の出力歯車および摺接板とを一体的に
    前記係止部に向かつて所定の力で付勢する付勢部
    材が前記出力軸の一端部に固定されてなり、 前記出力歯車が前記出力軸にこの出力軸に対し
    回転自在に嵌着されるとともに、前記摺接板が前
    記出力軸にこの出力軸に対し一体に回転するよう
    に嵌着されていることを特徴とする小型同期電動
    機のスリツプ機構。
JP2639784U 1984-02-25 1984-02-25 小型同期電動機のスリツプ機構 Granted JPS60138359U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2639784U JPS60138359U (ja) 1984-02-25 1984-02-25 小型同期電動機のスリツプ機構

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JP2639784U JPS60138359U (ja) 1984-02-25 1984-02-25 小型同期電動機のスリツプ機構

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JPS60138359U JPS60138359U (ja) 1985-09-13
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ID=30522367

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JP2639784U Granted JPS60138359U (ja) 1984-02-25 1984-02-25 小型同期電動機のスリツプ機構

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JP2631842B2 (ja) * 1987-03-30 1997-07-16 三菱電機株式会社 電動式駆動装置
JP2581467B2 (ja) * 1994-09-29 1997-02-12 セイコーエプソン株式会社 発電装置
JP2586358B2 (ja) * 1995-12-18 1997-02-26 セイコーエプソン株式会社 発電装置
JP6061578B2 (ja) * 2012-09-14 2017-01-18 日本電産サンキョー株式会社 フリクションドライブ装置、およびギヤードモータ

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JPS60138359U (ja) 1985-09-13

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