JPH0135573Y2 - - Google Patents

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JPH0135573Y2
JPH0135573Y2 JP15948184U JP15948184U JPH0135573Y2 JP H0135573 Y2 JPH0135573 Y2 JP H0135573Y2 JP 15948184 U JP15948184 U JP 15948184U JP 15948184 U JP15948184 U JP 15948184U JP H0135573 Y2 JPH0135573 Y2 JP H0135573Y2
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cord
holding plate
clamp
passage groove
connecting piece
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はモータや発電機等の回転電機から引き
出されるコードを固定するのに用いる回転電機用
コードクランプ具に関するものである。
[従来の技術] 回転電機から引き出されるコードとしては、コ
イルの口出し線や、制御ユニツトが設けられる場
合に該ユニツトから引き出されるリード線等があ
る。従来これらのコードを回転電機の筐体に固定
するに当つては、第5図に示すようにゴム等の弾
性部材からなるクランプ材(グロメツト)28の
孔29にコードを通した状態で、該クランプ材2
8を回転電機の筐体30に設けられた切欠部31
に嵌めて固定していた。
このクランプ材28では、その孔29にコード
をきつく通して該クランプ材の弾性による締付け
力でコードをクランプすることにより、外部から
コードに引張り力が作用した場合に、内部の半田
付け部や巻線部に張力がかからないようにしてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記クランプ材28では、孔2
9の径をコードの外径より小さくしておく必要が
あるため、コードを孔29に通す作業が非常に面
倒であり、コード数が多い場合には作業能率が悪
くなるという問題があつた。これに代るものとし
て、合成樹脂からなる類似形状の部品を用いたも
のがあるが、合成樹脂からなるものでは、孔径を
コードの外径より小さくして弾力性によりコード
をクランプする構造をとることができないため、
コードの固定のためには別のクランプ金具を用い
る必要があつた。
本考案の目的は、コードを通す作業を容易に行
うことができる上に、別個のクランプ金具等を必
要としない回転電機用コードクランプ具を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る回転電機用コードクランプ具は、
その実施例を示す第1図AないしCに見られるよ
うに、裏面側にコード通し溝3を備え、取付け孔
4,4を有する張出し部2a,2aを該コード通
し溝の幅方向の両側に備えたクランプ基体2と、
コード通し溝3の幅方向の両端との間にコード挿
入間隙6,6を残した状態で該コード通し溝の入
口を塞ぐように配設されたコード押え板5と、コ
ード通し溝3の幅方向の中間部でコード押え板5
をクランプ基体2に連結している可撓性連結片7
と、コード押え板5の両端からそれぞれコード通
し溝の底部側に突出させて設けたコード脱出防止
突起10,10とにより構成される。ここで可撓
性連結片7は、伸ばされた状態でコード押え板5
の少なくとも一部をコード通し溝3の入口より突
出させるのに充分な長さを有している。
[作用] 上記のコードクランプ具によりコードをクラン
プするに当つては、先ずコード押え板の幅方向の
端部とクランプ基体の張出し部との間のコード挿
入間隙からコードをクランプ基体とコード押え板
の間のコード挾持間隙部に通す。この場合、コー
ド押え板はコード通し溝の幅方向の中間部で可撓
性連結片によりクランプ基体に連結され、しかも
コード押え板の両端にはコード脱出防止突起が設
けられているため、クランプ基体とコード押え板
との間のコード挾持間隙部に通したコードがコー
ド押え板からコード挿入間隙側に脱出するのを防
ぐことができる。従つてクランプ具を支持体に固
定するまでの間にコードがクランプ具から脱落す
るのを防ぐことができ、作業性を向上させること
ができる。
上記のようにコードをクランプ基体とコード押
え板の間のコード挾持間隙部に通した後、コード
押え板側を支持体に当ててクランプ基体の張出し
部に設けられた取付け孔にクランプネジを通し、
該ネジを支持体に締付け固定する。クランプネジ
を締付けると可撓性連結片が撓んでコード挾持間
隙部の間隙幅が狭くなり、コードがコード通し溝
の底部とコード押え板5との間にクランプされ
る。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に説
明する。
第1図A,B及びCに示すように、本実施例の
コードクランプ具1は、全体が合成樹脂で成型さ
れたものであつて、1つの側面が円筒面状を呈す
るほぼ蒲鉾状をしたクランプ基体2を有し、該ク
ランプ基体2の裏面には断面がコの字状を呈する
コード通し溝3が設けられている。コード通し溝
3の幅方向の両側には張出し部2a,2aが設け
られ、これらの張出し部2a,2aにそれぞれ取
付け孔4,4が設けられている。コード通し溝3
の内側には、該コード通し溝の入口の大部分を塞
ぐコード押え板5が配設されている。このコード
押え板5の長さはコード通し溝3の幅寸法より小
さく設定され、コード押え板5の両端とコード通
し溝3の幅方向の両端との間にそれぞれコード挿
入間隙6,6が形成されている。コード押え板5
はコード通し溝3の幅方向のほぼ中間部(コード
押え板の長手方向の中間部)で可撓性連結片7に
よりクランプ基体2に連結され、該連結片7の両
側にコード挾持間隙部8a,8bが形成されてい
る。可撓性連結片7はコード挾持間隙部8a,8
bにコードが挿入されたときに直線状に伸ばされ
るようになつており、このように可撓性連結片7
が伸ばされた状態でコード押え板5の少なくとも
一部が寸法t(第1図A参照)だけコード通し溝
3の入口より突出するように連結片7の長さが設
定されている。この例では、可撓性連結片7が円
弧状に湾曲されて該連結片7にバネ性が付与さ
れ、この連結片のバネ力により、コード押え板5
が常時コード通し溝3の底部側に付勢されるよう
になつている。
コード通し溝3の底部には該溝3の幅方向に伸
びるクランプ突起9が突設されている。コード押
え板5の両端にはコード通し溝3の底部側に向つ
て突出するコード脱出防止突起10,10が突設
されている。またこの例ではクランプ基体2の正
面側に、該基体の円筒面状の側面に沿つて伸びる
フランジ11が突設されている。
第2図及び第3図は本実施例のコードクランプ
具1を用いて回転電機のコードをクランプした状
態を示したものである。この回転電機は磁石回転
子12を備え、該回転子12は鉄板を絞つて形成
した椀状体13と、該椀状体13の内周壁に固定
された環状磁石14と、椀状体底壁中央部に取付
けられたシヤフト15とから成つている。
回転子12の内側にはステータ16が収納され
ている。ステータ16は多極鉄心17と、該鉄心
17に巻装された巻線18とから成つている。ス
テータ16はハウジング19に嵌合固定されてい
る。ハウジング19は一方の端に取付用のフラン
ジ部20を有し、該フランジ部20のほぼ中央か
ら回転子12側に軸受部21が突設された構造に
なつている。軸受部21の外周に多極鉄心17が
嵌着され、軸受部21内にはベアリング22が嵌
合されている。ベアリング22にシヤフト15が
軸支され、シヤフト15は止め輪23によりその
軸方向への移動が阻止されている。
ハウジング19はフランジ0の外周部から軸受
部21側に突出した周壁部19aを有し、該周壁
部19aの一部が切り欠かれてコードクランプ具
挿入用窓部19bが形成されている。ハウジング
19のフランジ部20には制御ユニツト24が固
定されている。この制御ユニツト24は複数の電
子部品を搭載したプリント基板25と、この基板
25から引出されたコード26,26,……とか
ら成り、ハウジング19の周壁部19aに形成さ
れた窓部19b内に配置されたコードクランプ具
1によりコード26,26,……がクランプされ
ている。
即ち、基板25から引出されたコード26,2
6,……は、クランプ具1のコード挿入間隙6を
通してコード挾持間隙部8a,8b内に挿入され
る。コード押え板5の両端にコード脱出防止突起
10,10が設けられているため、コード26,
26,……は間隙6,6側に移動することなく、
コード挾持間隙部8a,8b内に保持される。
コード26,26,……をコード挾持間隙部8
a,8b内に通した後、クランプ具1をハウジン
グ19の窓部19b内に挿入して、該クランプ具
1のコード押え板5側をハウジング19のフラン
ジ部20に当接させる。この状態で取付け孔4,
4に通したクランプネジ27,27をフランジ部
20に螺入し、これらのネジを締付けてクランプ
基体2をフランジ部20に締付け固定することに
より、コードをクランプする。この場合、コード
押え板5の両端のコード脱出防止突起10,10
によりコード26,26,……の間隙6,6側へ
の移動が阻止される。またクランプ突起9がコー
ドの絶縁被覆に食込むことにより、コード26,
26,……の長手方向への移動が阻止される。本
実施例では、クランプ具1をハウジング19に固
定した状態でクランプ基体2に設けられたフラン
ジ11がハウジング19の周壁部19aと整合し
て、ハウジングの窓部19bを塞ぐようになつて
いる(第3図参照)。
第4図は本考案の他の実施例を示したものであ
る。この実施例では、コード挾持間隙部8a,8
bの幅D1,D2をD1>D2としている。この
ように構成すると、径が異なるコード26を一緒
にクランプすることができる。またこの実施例で
は、第1図AないしCに示した実施例で設けられ
ていたフランジ11が省略されている。
なお、可撓性連結片7が設けられる位置はコー
ド通し溝3の幅方向の中央(コード押え板5の長
手方向の中央)に限定されるものではなく、コー
ド通し溝3の幅方向の中間部(コード押え板5の
長手方向の中間部)であればよい。
上記の実施例のように、可撓性連結片7を円弧
状に湾曲させてスプリング効果が得られるように
した場合には、該可撓性連結片7を伸ばしてクラ
ンプ基体2とコード押え板5との間にコード2
6,26,……を通した状態で、該可撓性連結片
7のスプリング作用によりコード押え板5がコー
ド26,26,……側に付勢されて、この付勢力
によりコード26,26,……がコード押え板5
とコード通し溝3の底部との間に挟持されるた
め、クランプ具が所定の支持体に固定されるまで
の間コード26,26,……がクランプ具に確実
に保持される。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、クラン
プ基体のコード通し溝の底部とコード押え板との
間にコードを挟み、コード押え板側を支持体側に
当ててクランプ基体を支持体にクランプネジで締
付けることによりコードにクランプ基体とコード
押え板とから締付け力を与えてクランプするの
で、別個のクランプ材を必要とせずに確実にコー
ドのクランプを行うことができる。また可撓性連
結片を伸ばしてコード挟持間隙部を広げた状態で
コード押え板の両側のコード挿入間隙からコード
挟持間隙部にコードを挿入することによりクラン
プ具にコードを通すことができるため、コードを
通す作業を容易に行うことができ、作業性を向上
させることができる。
更にコード押え板はコード通し溝の幅方向の中
間部で可撓性連結片によりクランプ基体に連結さ
れていて、該連結片の両側に形成したコード挟持
間隙内にコードを挿入するようにしたので、コー
ドを通した状態で入口が大きく開いてコードが脱
出するようなことがない。またコード押え板の両
端にコード脱出防止突起を設けて、該突起により
コード挟持間隙内でのコードの移動を阻止するよ
うにしたため、クランプ具を支持体に取付ける迄
の間コードをクランプ具に確実に保持することが
でき、作業性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図AないしCは本考案の一実施例の構成を
示したもので、第1図A及びCはそれぞれ正面図
及び底面図、第1図Bは同図Cの左側面図、第2
図及び第3図はそれぞれ本考案に係るコードクラ
ンプ具の使用状態の縦断面図及びコードクランプ
具取付け部分の側面図、第4図は本考案の他の実
施例の縦断面図、第5図は従来のクランプ材の斜
視図である。 1……コードクランプ具、2……クランプ基
体、2a……張出し部、3……コード通し溝、4
……取付け孔、5……コード押え板、6……コー
ド挿入間隙、7……可撓性連結片、8a,8b…
…コード挾持間隙部、9……クランプ突起、10
……コード脱出防止突起、26……コード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 裏面側にコード通し溝3を備え、取付け孔4,
    4を有する張出し部2a,2aを該コード通し溝
    の幅方向の両側に備えたクランプ基体2と、 前記コード通し溝3の幅方向の両端との間にコ
    ード挿入間隙6,6を残した状態で該コード通し
    溝の入口を塞ぐように配設されたコード押え板5
    と、 前記コード通し溝3の幅方向の中間部で前記コ
    ード押え板を前記クランプ基体2に連結している
    可撓性連結片7と、 前記コード押え板5の両端からそれぞれコード
    通し溝の底部側に突出させて設けたコード脱出防
    止突起10,10とを具備し、 前記可撓性連結片7は、伸ばされた状態で前記
    コード押え板5の少なくとも一部を前記コード通
    し溝3の入口より突出させるのに充分な長さを有
    していることを特徴とする回転電機用コードクラ
    ンプ具。
JP15948184U 1984-10-22 1984-10-22 Expired JPH0135573Y2 (ja)

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