JPH0135486Y2 - - Google Patents

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JPH0135486Y2
JPH0135486Y2 JP9772283U JP9772283U JPH0135486Y2 JP H0135486 Y2 JPH0135486 Y2 JP H0135486Y2 JP 9772283 U JP9772283 U JP 9772283U JP 9772283 U JP9772283 U JP 9772283U JP H0135486 Y2 JPH0135486 Y2 JP H0135486Y2
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JP
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voltage
transistor
circuit
protection circuit
hfe
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JP9772283U
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 この考案は内外の要因による温度過上昇から半
導体回路素子を保護する過熱保護回路を内蔵した
半導体装置で、詳しくは前記過熱保護回路をその
動作温度のバラツキ幅を狭めて安定した動作を行
うよう改良したパワーIC装置等の半導体装置に
関する。
ロ 従来技術 一般のIC装置は半導体基板に用途に応じた各
種の半導体素子を形成してこれを配線して構成さ
れる。特にカーステレオ用パワーアンプや3端子
レギユラータ(電圧安定器)などに使用されるパ
ワーIC装置においては周囲温度の上昇に加えて
自己発熱による内部要因による温度上昇幅が大き
く、この内外要因による温度上昇では内部の半導
体素子が破壊されることがあるので、これを防止
する過熱保護回路を内蔵させいる。例えば3端子
レギユレータの従来例を第1図に示すと、1は入
力端子、2は出力端子、3はグランド端子、4は
レギユレータ回路、5は過熱保護回路である。レ
ギユレータ回路4は出力段パワートランジスタ
6、アクテイブロード7、電流制限回路8、基準
電圧回路9、誤差増幅回路10他からなり、入力
端子1に入力電圧Vccが印加されるとこれを基準
電圧と比較してその誤差分を出力側に帰還して出
力端子2の出力電圧Voutを一定にする。過熱保
護回路5は内外要因で温度上昇が設定さた動作温
度を超えると過熱制限用トランジスタTrを導通
させてレギユレータ回路4の出力段を遮断して、
全体の保護を図る。
上記過熱保護回路5を第2図の基本的等価回路
から説明する。第2図において、R,Rは高抵抗
値の保護抵抗、ZDはツエナーダイオード、R1
及びR2は第1及び第2分圧抵抗(以下第1、第
2抵抗と称す)、Tr1は過熱制限用第1トランジ
スタ、Tr2は第1トランジスタTr1に連動する
第2トランジスタである。ツエナーダイオード
ZDは入力電圧Vccを定電圧化して第1抵抗R1
の一端A点に付与し、このA点の定入力電圧V1
は直列の第1、第2抵抗R1,R2で分圧され
る。第1、第2抵抗R1,R2の中点であるB点
の電圧V2は第1、第2抵抗R1,R2の抵抗比
で決定され、第1トランジスタTr1のベースに
印加される。第1トランジスタTr1が導通する
ためのベース電圧であるオン電圧VBEは常温時
で、B点電圧V2より少し高く設定され、温度上
昇にてオン電圧VBEがB点電圧V2まで下がる
と第1トランジスタTr1がオンし、これにより
第2トランジスタをオンさせて例えばレギユレー
タ回路4を保護する。
ところで、一般的にトランジスタのオン電圧
VBEは温度上昇によつて2mV/℃の割りで下が
り、またオン電圧VBEはトランジスタのhFE(電
流増幅率)が大きくなると下がり、hFEが小さく
なると上がる特性を持つ。ところが、トランジス
タのhFEは製造条件の微妙な違いで大きく変化す
るため、上記第1トランジスタTr1のオン電圧
VBEが不安定なhFEによつて広範囲にバラツキ、
これがため過熱保護回路5の動作温度が広範囲で
バラツキ、且つ誤動作する可能性が大きくて、信
頼性が悪かつた。
これを具体的に説明する。通常第1トランジス
タTr1にhFEが例えば50〜200の範囲内に入るよ
う設計され、そのオン電圧UBEはhFE100の時で
0.7V,hFE50で0.75V,hFE200で0.65V程度であ
る。一方、第1、第2抵抗R1,R2等は第1ト
ランジスタTr1のhFE100の時の0.7Vのオン電圧
VBEを想定してB点電圧V2が例えば一定の
0.4VになるようV1=6V,R1=5.6KΩ,R2
=0.4KΩに設計される。
いま第1トランジスタTr1のhFEが100の場
合、この第1トランジスタTR1がオンするのは
オン電圧VBEが0.4Vまで下がつた時でこのオン
時までの温度上昇分はオン電圧VBEの温度係数
を−2mV/℃として、(0.7−0.4)/2=150℃で
ある。つまり、これに室温25℃を加えて175℃で
過熱保護回路5は動作する。
しかし、実際は第1トランジスタTr1の
hFE50〜200の範囲内でバラツキがある。従つて、
hFE50の場合は(0.75−0.4)/2=175℃、
hFE200の場合は(0.65−0.4)/2=125℃の温度
上昇分で動作し、これに室温25℃を考慮すると、
第3図に示すように過熱保護回路5は150℃〜200
℃の広範囲の保護動作温度範囲を持つことにな
る。換言すると150℃〜200℃より狭い保護動作温
度範囲を得ることができず、これが製品によつて
動作温度が大きくバラツキ原因となつている。ま
たhFEが50より少しでも小さくなると動作温度が
大幅に高くなつて危険性が増し、信頼性を損なう
原因となつている。
ハ 考案の目的 本考案は保護動作温度の範囲を狭めてバラツキ
を少なくした信頼性の良い過熱保護回路を組込ん
だ半導体装置を提供することを目的とする。
ニ 考案の構成 本考案は過熱保護回路における過熱制限用トラ
ンジスタのベースに印加される電圧を前記トラン
ジスタのhFEに応じた値に変える手段を付加した
構造のもので、入力端子からの定電圧化された入
力電圧を分圧する第1、第2分圧抵抗と、第1、
第2分圧抵抗の中点を入力端子間に入力端子側に
高抵抗を介して接続したダイオード素子と、前記
高抵抗とダイオード素子間の電圧を分圧してその
分圧電圧を前記過熱制限用のトランジスタのベー
スに印加する第3、第4分圧抵抗で上記手段を構
成した過熱保護回路を有することを特徴とする。
上記ダイオード素子は上記トランジスタと同一の
半導体基板に形成されたIC用ダイオード素子が
使用される。このダイオード素子のオン電圧は上
記トランジスタのオン電圧と比例関係にあつて、
このオン電圧の温度に対する変化により上記トラ
ンジスタのベースに印加される電圧が保護動作温
度範囲を狭めるよう変化し、これにより上記目的
が難無く達成される。
ホ 実施例 第2図の回路に本考案を適用した実施例を第4
図から説明すると、第2図と同一符号を付したも
のは基本的に同一目的で使用されるもので、その
詳細は省略する。相違点は次の例えば2連のダイ
オード素子D1,D2と1つの高抵抗の保護抵抗
R′、2つの第3、第4分圧抵抗(以下単に第3、
第4抵抗と称す)を追加することのみである。ダ
イオード素子D1,D2は第1、第2抵抗R1,
R2の中点であるB点と入力端子1間に入力端子
側に高抵抗の保護抵抗R′を介してB点側を順方
向にして接続される。第3、第4抵抗R3,R4
は保護抵抗R′とダイオード素子D1の中点であ
るC点の電圧V3を分圧するもので、この両者の
中点であるD点の分圧電圧V4が第1トランジス
タTr1のベースに印加される。
2連のダイオード素子D1,D2はIC用構造、
例えば第5図に示すように1つの半導体基板11
に第1トランジスタTr1等と同時に第1トラン
ジスタTr1と同じ不純物拡散構造で形成された
2つのNPN型トランジスタの各ベースとコレク
タを配線して各々がダイオードの働きをする構造
にして形成され、この2つのダイオード素子D
1,D2は共に順方向で直列接続される。従つて
て各ダイオード素子D1,D2のオン電圧Vd1,
Vd2は第1トランジスタのオン電圧VBEと比例
する相関関係にある。
第4図のA点電圧V1′、B点電圧V2′を一定
とした場合、C点電圧V3はB点電圧V2′に各
ダイオード素子D1,D2のオン電圧Vd1,Vd
2を加えたものであり、D点電圧V4はC点電圧
V3を第3、第4抵抗R3,R4で決まり、次式
で表される。
V4=R4V3/R3+R4 =R4/R3+R4(V2′+Vd1+Vd2) ここで第1トランジスタTr1のhFEの100を基
準に各回路素子の定数を定めたとして、第1トラ
ンジスタTr1のhFEが仮に200であるとすると、
そのオン電圧VBEは100を基準として値より低く
なる。ところがダイオード素子D1,D2も第1
トランジスタTr1と同一条件で形成されている
のでこれにオン電圧Vd1,Vd2も始めの基準に
合わせた値より低くなる。従つて上式によりD点
電圧V4が基準時より高くなり、第2図の従来例
に比べて第1トランジスタTr1がオンする動作
温度は高くなる。第1トランジスタTr1のhFE
が50であると上記と逆でD点電圧V4が高くな
り、動作温度は低くなる。
実際、第4図の過熱保護回路5′の保護動作温
度範囲は第1トランジスタTr1のhFEが50〜200
の範囲でバラツキとした場合は第6図に示すよう
にhFE50で下がり、hFE200で上がるため約160℃
〜175℃の範囲に抑えることが可能となり、hFE
が50を割つても200を超えても保護動作温度は小
差しでしか変動せず、動作が安定することが分か
つた。
尚、ダイオード素子D1,D2は必ずしも2連
構造にする必要は無く、1つの或い2個以上を使
用することも可能である。
ヘ 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば過熱保護
回路の動作温度のバラツキ幅が小さくなり、過熱
保護回路を組込んだパワーIC装置などの半導体
装置の信頼性の向上、高性能化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の過熱保護回路を組込んだ半導体
装置の一例を示す回路図、第2図は第1図の過熱
保護回路の等価的基本回路図、第3図は第2図の
トランジスタhFEと保護動作温度の関係図、第4
図は本考案の半導体装置における過熱保護回路の
基本回路図、第5図は第4図要部の構成概略断面
図、第6図は第4図のトランジスタhFEと保護動
作温度の関係図である。 1……入力端子、5′……過熱保護回路、12
……半導体基板、R1……第1分圧抵抗、R2…
…第2分圧抵抗、R3……第3分圧抵抗、R4…
…第4分圧抵抗、R′……保護抵抗、D1,D2
……ダイオード素子、Tr1……過熱制限用トラ
ンジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力端子からの定電圧化された入力電圧を分圧
    する第1、第2分圧抵抗と、第1、第2分圧抵抗
    の中点と入力端子間に入力側に高抵抗の保護抵抗
    を介して接続されたダイオード素子と、前記高抵
    抗とダイオード素子間の中点電圧を分圧する第
    3、第4分圧抵抗と、第3、第4分圧抵抗の中点
    にベースが接続された過熱制限用トランジスタを
    有し、前記ダイオード素子は前記トランジスタと
    同一の半導体基板に形成したものを使用した回路
    構造の過熱保護回路を内蔵したことを特徴とする
    半導体装置。
JP9772283U 1983-06-23 1983-06-23 半導体装置 Granted JPS605150U (ja)

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JPS605150U JPS605150U (ja) 1985-01-14
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